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シュミルソン
達郎マニアであります。ついにサンソン超常連になりました。カジュアル、シューズ、コスメ等を扱う小さな広告会社やってます。ゴルフは竹林隆光さんにクラブセッティング90点いただきながら未だに100叩いたりしてます。ハワイでゴルフしてシャワー浴びてビール飲むと寿命が5年延びるというのが持論です。オオーベイベー!
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2021年12月25日

クラブセッティングのあーだこーだ

まったく久しぶりのゴルフネタ投稿です。昨年7月の「なんと小金井でゴルフしちゃった」以来であります。
その前も19年の6月だから、ゴルフネタ極端に減っています。
コロナ禍でラウンド数そのものが減ったせいもあるし、スコア的にも非常に不本意なラウンドが続いたせいもあります。それゆえ取り立ててゴルフについて書きたくなるネタもなくなっていました。

年齢を重ねるにつれ、やはり飛距離は落ちます。基礎体力に加え、身体の柔軟性が明らかに落ちているが故、ヘッドスピードの低下は飛距離に直結します。
さらにラウンド回数も激減(最盛期に比べ1/3以下)した事でアプローチの精度も落ちます。練習場も最盛期には、ラウンドのない毎週末の土日どちらかには必ず行ってたんですが、今年は年間で5回も行ってません。
そりゃスコア良いわけありませんよね。

飛距離の低下、ショットの不安定解消にはもう道具に頼るしかありません。
先ずはドライバー。3年間使い続けたPING G400MAX 45.75インチで301g 今となってはちょっとヘビー。
かといって闇雲に軽くすればいいってもんじゃありません。
以前にも書いたかもしれませんが、自分の打ち方のせいで凄くシャフトがしなっちゃうんです。だからある程度手元がしっかりしたシャフトは必要です。得てして軽いドライバーってシャフトもフニャフニャで、さらに手元が柔らかいシャフトであることが殆どで、自分が打つと右へ左へととっちらかります。
で、色々と調べた結果、行き着いたクラブがこれ。
13275_1のコピー.jpg

近くのGOLF5でし試打させてもらうと、なかなかいい計測数字が出たのでこれに決定。でもそこで買わずにヤフオクで中古買う奴(笑)
Callaway MAVRIK FAST DRIVER 10.5° シャフト:DIAMANA S 45.75インチ 重量は超軽量の273g とカタログには書いてありますが実際測ってみると・・・
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こりゃいくら何でも って言えるくらいの軽さですが、意外なほどしっかりしています。
G400MAXと比較して同じ長さで30g以上軽いので、ヘッドスピードは恐らく1.5~2m/sくらい速く、10yくらい飛んでるんじゃないでしょうか?と言うより2年前の飛距離に戻った感じがします。
ただ、ショットの安定度合いはG400MAXが上の様です。あとはMAVRIK FASTをどれだけ打ちこなせるか?です。上手く打てたときは中弾道のいいドローボールが打てます。その頻度をどれだけ増やせるか・・・。
あとはこのクラブ、打感が頼りない、というか「打った感じがしない」んですよね。マーベリックってこれ以外のモデルも2種類くらい打ったことありますが、これは共通する打感だと感じました。クラウンがカーボン製だからと思いますが、400MAXとは真逆であります。

さて、以前からこのブログでも書いてますが、この私特にアイアンが下手くそです。とにかく当たりが薄い。
もう何十年もずっとです。
その原因は分かっているつもりです。
テイクバックで伸び上がって前傾角度が変わるから、アドレスで構えた位置にクラブヘッドが戻ってきません。
なんで伸び上がるかって言うと、無意識に飛ばそうとテイクバックで身体が過剰反応するためと思ってます。
バックスウィングで右足の付け根が構えたところから角度が変わってしまう=上体の位置が高くなる。
そのままでダウンスウィングするものだから、当然構えた位置より数センチ高いところにクラブヘッドが下りてくる。
結果、トップになるんですね。
この写真ご覧頂くとお分かりだと思いますが、構えとインパクトの瞬間では前傾角度が明らかに違います。
IMG_5115.jpgIMG_5116 2.jpg

これを解消するために、いろんなことを試してきました。
・テイクバックで右足の付け根を伸ばさないように、そこに体重を乗せる。
・背骨を反らせて胸を開いて構える。
・テイクバックを小さくして伸び上がる前にダウンスウィングに入る。などなど
でも練習行って反復練習していて出来るようになっても、コース行っての一発のショットになると結局は元に戻っちゃう。
ところが今年何がきっかけだったかは分かりませんが、ある日突然気づいたことがありました。
それは手=グリップの位置がアドレスに比べインパクトでは高くなっていると言うこと。
そんな単純なことにずっと気づいていなかったんですね。

だったら、ダウンスウィング時に手を極力低い位置に戻してくればいいんじゃないか?
こうすれば、たとえテイクバックで身体が伸び上がってもクラブヘッドはアドレスと同じ位置に戻ってくるじゃないか?
とにかく手を低い位置に振りだせばいい。
凄く単純。
これだったらコースでも出来るんじゃないか?
で、結果こんな感じになりました。
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前傾角度は相変わらず保てていませんが、大分低い位置にクラブが下りてくるようになりました。

しかしそれよりもスコアアップのためには、下手くそなアイアンショットをいかに上達させるか?ではなくって、その前にやらなくてはいけないことがありました。
それはいかにアイアンを打つ回数を減らすかと言うこと。
特に難しいミドルアイアンは端からゴルフバッグに入れない、5番6番アイアンをクラブセッティングから外す事です。もっと言えば7番も外す、アイアンは8番からにするって事です。
じゃあ、140〜150yはどうするの?(自分の最近の飛距離で6~7アイアンの距離)

そのためにこんなクラブを入手しました。
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ロフト30度のハイブリッド(ユーティリティ)があったんです。

アイアンに比べてずっと難易度が低いハイブリッドクラブは、20年前程から自分の従来の打ち方でもなんとか打てていたのでテイラーメイドのレスキューデュアルというクラブを使用しておりましたが、昨年入手したPING G410の22度、そして今年中古で買った26度はその直進性能が非常に優れて、クラブの進化を感じていました。
じゃあ、その下もハイブリッドにしましょう、って事で今回PING G425 30度を購入しようとしたのですが・・・。

やはりここまで大きなロフトのハイブリッドは需要が少ないらしく、日本には在庫がなくヘッドを米国本社から取り寄せ、それを日本で組み立てて・・・。
結局注文から一ヶ月半以上もかかってやっと届きました。

打った感じ、変な表現ですがとても上方向の捕まりが良いです。捕まっても左には行きません。
ついつい、従来の癖で右に打ち出したくなりますが(右に打ってドローで戻す)、真っ直ぐ構えて真っ直ぐ打ち出せば良いのです。(まあそれが出来るかどうかは別問題として)

で、来年はこのセッティングで、3年前くらいのスコアで楽しくラウンドできればいいなか?
なんて思っています。
しかし、数字が付いているアイアンが8番と9番の2本だけなんて、3年前は想像も出来ませんでした。
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DRIVER:Callaway maverick fast 10.5° S
FW3 : Callaway epic star S 15°
FW5 : HONMA TW737 S 18°
FW7 : YAMAHA inpresX D 21°
U4 : PING G410 22°SR
U5 : PING G410 26°SR
U6 : PING G425 30°SR
IRON : PING G30 8,9,W R
WADGE: PING glide 47°ss 52°ss 58°es
PT : PING KARSTEN ANSER5









2021年11月28日

記念投稿 祝!YS20年ぶり日本一

昨晩の日本シリーズ第6戦は、痺れましたねぇ。
6時のプレイボールから5時間 延長12回に及ぶ熱戦に、片時もテレビから目が離せずと言った状況でした。
昨夜はビジターゲームゆえ、同点で9回から延長12回まで毎回サヨナラ負けが脳裏にちらつきましたが、マクガフくんよく頑張ってくれました。なんか彼が打たれて負けた過去2回とは全然勢いと言うか、気合いが違うのがテレビからもすごく伝わってきて、あ今日は大丈夫かも、と思っておりました。結果・・・
お見事!2回2/3投げきりました。毎回マウンドに向かう彼の姿からしてそう思わせてくれました。
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そして川端です。やってくれそう感 満々で彼独特の胸をストレッチするポーズを見て、多分打つだろうなと思ったら、その通りやってくれましたね。
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そして塩見のヘッスラ・・・
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MVPが中村悠平になるだろう事は、私は第6戦開始前に予想していました。
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今回NHK-BSの解説は藤川球児さんが担当する試合が多かったのですが、彼の一球ごとの投球予測、結果解説は、いかにキャッチャーの配球が試合を支配しているかを改めて我々に示してくれました。そういった意味で中村捕手の攻守に渡る活躍は、正に今シリーズを支配していたと感じました。

某セリーグの在阪チームは、相手チームの選手に「ボケ、アホ」って怒鳴り散らす輩より、藤川球児を監督にした方が一層成績あがるんとちゃいますか?
でも、そうするとスワローズファンとしては困りますが・・・(笑)


6年前にこのブログを始めて、その第3回目が2015年スワローズ14年ぶり優勝間近の話題でした。

思い起こせば自分がスワローズのファンになったのは、小学生時代叔父に連れられ神宮球場に行った際でした。当時の「サンケイ アトムズ」の応援席で応援団長から野球帽に付けるマークをもらったのがきっかけでした。アトムズ側に子供がいたのが珍しかったのかも(笑)
王、長嶋の時代、小学生が被っていた野球帽は100% YGマークでしたが、子供の頃から一寸ひねくれていたマキノ少年は、自分の野球帽の”YG”マークを応援団長にもらったアトムズの”a”マークに付け替えて学校に被って行った覚えがあります。
とは言ってもサンケイアトムズ〜ヤクルトアトムズ〜ヤクルトスワローズは好きになったけど、弱小チームだったがゆえ、それ程入れ込むことはなかったのが正直なところですね。

その後、高校生〜大学生時代になるとスワローズの戦力も整ってきました。
投手 松岡、安田、浅野、会田、西井。野手 若松、大矢、福富、船田、杉浦、大杉、ロジャー・・・
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ロジャー・レポーズ  神宮で生で見たホームランは今でもはっきり覚えています。

そして1978年初優勝時には、ヒルトン、マニエル、角、水谷、渡辺、永尾、伊勢、八重樫、鈴木康二郎、梶間、井原、倉田 ・・・
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梶間健一 安田投手からのYS技巧派左腕は梶間投手を経て現在も石川投手に引き継がれています。

確かに凄い選手、いい選手が揃ってました。
大学の帰りにお茶の水から総武線乗って信濃町で下りて、何度も応援に神宮に行きました。

今回、野村監督黄金時代については割愛するとしますが、自分がずっとスワローズファンである理由は、チームカラーが「ファミリー」「家族的」で、どこかの球団の様に横暴かつ権威主義でないこと。そこに集うファンも大人で家庭的な人が多いこと。どこかの球団のファンの様に「贔屓の引き倒し」する人がいないこと。

「ファミリーなチームカラー」というのは、最近すごく増えたプロ野球OBのYoutubeチャンネルでも、どのOBも口を揃えるところです。
例えば・・・
https://www.youtube.com/watch?v=ZfOnPBv5eRI デーブ大久保/広澤克実 2:20~
https://www.youtube.com/watch?v=2sdDpXuC3L0 デーブ大久保/宮本慎也 5:50~
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デーブ大久保チャンネル めっちゃ面白いです!

現在のチームカラーもそんなスワローズの伝統が引き継がれています。山田哲人村上宗隆も。もちろん高っちゃん(昔からのファンは親愛の情をこめてこう呼びます)も。
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そして個人的に今回のシリーズで最も心を打たれたのはこの人。
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正に強打者を「手玉に取る」といった表現が相応しいチーム最高齢41歳の投球術は、見ていて痛快かつ感動的でもありました。石川雅規、ストレートの球速は130km/h前半であります。
日本シリーズ第4戦 石川の全76球がYoutubeに載ってます。是非ご覧頂きたいと思います。
https://youtu.be/KVyadxzUPk8

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こんなシーンプロ野球で初めて見ました。でもスワローズならではと思います。

VIVA! YAKLUT TOKYO SWALLOWS!















2021年11月14日

26年愛用のROLEXを売ったお話し

数ヶ月前の事ですが、知り合いに頼まれて親の遺品整理の金無垢ロレックスを処分したいとのことで上野はアメ横の中古ロレックス専門店に相場を聞きに行きました。

70〜80万って買い取り価格で、なんだ意外と安いのねと思って店内を見回すと・・・。
自分が持っているモデルのロレックスが、どれも100万以上の価格で売られているじゃないですか!
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その時はその26年前に買ったロレックスをしていなかったので、後日改めて鑑定してもらいに行きました。

そのROLEX GMT MASTER 2 BLACK/REDは、確か1995年12月に青山のエバンスや銀座モンデールと言ったロレックス専門店で値段を比較して一番安かったヨドバシカメラ上野店で新品税込み¥292,000+ゴールドポイント7%還元で実質27万円!で購入しました。そして日本ロレックスの正規価格より何故か安かったと思います。(調べてみると43万円。ちなみに現行モデルは¥1,072,500)

当時、最初はEXLORER2の購入を考えていたのですが、店頭で実物を見ると GMT MASTERの方がベゼルの周囲がキラキラ光って格好よかったので、急遽変更した覚えがあります。
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外箱、化粧箱、国際保証書、自分の手首のサイズに合わせるために外したステンベルトのコマ、購入翌年のカレンダーカードに加え、保管しておいた過去3回行ったのオーバーホール時の伝票までアメ横の某ロレックス中古ショップに持参しました。
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今回もし100万円で売れるなら考えてみようかな?

店の奥のアメ横にしては仰々しい個室で対応した店員が提示した買い取り価格は、80万円
う〜ん微妙。

じゃあ、ってことで別のお店に行ってみました。
こちらはレジカウンターで係のお兄さんがその場でパッと見て出した金額が・・・
なんと135万円!「今日だけですよ!」<こういうのって明日も同じですよね、きっと(笑)>
よし売った!
それで商談成立。
するといきなりカウンター下から万札が出てきて、ポータブルマネーカウンターでバラバラバラって勘定。
数え終わった135枚をどこかの銀行の封筒に入れて渡されました。こちら側としては免許証を提示〜コピー取らせて終わりです。
そんなんでいいんでしょうか?そんなモノなんでしょうね、中古ショップって。

係のお兄さん曰く
ベゼルの赤/黒の日焼け感がいい感じ。
シングルバックルであること。
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インデックス(文字盤についているマーク)の蛍光塗料が「ルミノバ」じゃなくて「トリチウム」に価値あり。
「トリチウム」って聞き覚えがありませんか?
そう、311震災の福島原発事故で話題になりましたよね。
ロレックスではそのトリチウムが蛍光塗料として1997年まで使われていて、これが人体に悪影響があるとの事で、それ以降使用されていないのだそうです。(かといって古いロレックスが人体に害がある訳ではないとのことですが)
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この"SWISS-T<25"がトリチウム使用の表示
それに対して
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この98年以降モデルは"SWISS MADE"表示。
そんなこと全く知らなかったですが、こう言った拘りがマニアには響くんでしょうね!

と言う訳で、26年前に購入した、しかもずっと使用していた中古品が、購入価格の5倍近い金額で売れた事にビックリ!でも結構名残惜しかったですけれどね。

聞くところによると、現在世界的にロレックスの特にスポーツモデルはバブル状況だそうです。
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GMT MASTER 2の取引価格

その数週間後、その店のショーウィンドウに飾ってあった私が売ったROLEX GMT MASTER U ref.16710には、¥1,750,000の値札が付いておりました。






































2021年10月14日

nothing but STEELY DAN

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今回は1973年に初めて聴いてから半世紀近くずっとファンのスティーリーダンについて、私的思い出を述べてみたいと思います。

先月に新譜として彼らのライブアルバム「Northeast Corridor: Steely Dan Live!」更にドナルド・フェイゲンの歴史的大傑作 THE NIGHTFLYを曲順もそのままに全曲演奏した「The Nightfly Live」が発売されたことで、このタイミングで書くことにしました。
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しかし、これがいきなりサブスクで聴けちゃうって、いいんでしょうかね?

彼らの音、そして名前を初めて聞いたのはその1973年1月の事だったかと思います。当時ラジオ関東(現在のラジオ日本)毎週土曜日の22時から25時まで放送されていた「全米トップ40」というビルボード上位40曲を全曲紹介するアメリカの番組でのこと。その日本版のDJは湯川れい子さんでした。

当時、洋楽一辺倒な高校生だった自分にとって、シンガーソングライターやハードロック以外にソウルミュージックもなかなかシブいな(シブいって表現が結構はやってて、単に格好いいんじゃなくって一癖あるのがいいんだよね、って感じ)と思い始めた頃。カーティス・メイフィールドのSUPER FLYやテンプテーションズのPAPA WAS ROLLING STONE、ビル・ウィザース LEAN ON ME などなど。
そこに スティーリーダン DO IT AGAIN と言う曲が出てきました。曲調と歌声からてっきり黒人(グループ)だと思い込んでたのです。
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偶然保存していた1973年1月第1週のランキング表

それこそ、なかなかシブい曲だよねな〜んて思っていたらチャートをどんどん上昇して、結局デビュー曲にしてベスト10ヒット(最高6位)になりました。
ちなみに、後々サンソン(山下達郎のサンデーソングブック)でエレキシタール特集が組まれた際、このDO IT AGAINこそ世界初のエレキシタールによる間奏ソロが奏でられた曲として紹介されました。

で、次のシングルReelin' in the Years(邦題:輝く季節)で、あら彼らって白人のロックバンドだったのね!って気づいた次第であります。複雑なリズムにコーラスが絡み、ツインリードギターのハーモニーなどなど、粋がって複雑な音を欲していた高校生にとって、正にジャストミートの音楽でした。

この2曲が収録されたアルバムCan't Buy a Thrilllの次作 Countdown to Ecstasy(なんて意味深なタイトルでしょう)が、自分にとって初めて手に入れたSTEELY DANでした。
実は以前のブログでも書いたとおり、自分の父親はレコード会社の洋楽部に勤めていて、STEELY DANの所属レーベルであったABCレーベルの販売権を獲得を試みていたらしく(結局契約には至らず)見本盤として家に持ち帰ったモノを息子が気に入ってずっと聞いていた次第でありました。
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ところでこのロンTいいでしょう?アメリカから通販で買ったんです。

その後、シングルカットされてヒットしたリキの電話番号を含むPretzel Logic (しかしなんでこの日本タイトルが「爽やか革命」なのでしょう?)、Katy LiedThe Royal Scamと どんどんロックミュージックとしてハイブロウになっていきました。
従来のロックミュージックの域を超えたアレンジ、複雑なリズムパターン、ジャジーなギターなど、モダンジャズは敷居が高くて踏み出せなかった高校生にとっては、ちょうどいい背伸び具合だったのです。そうやって考えるとこの数年後に流行するクロスオーバー、フュージョンを先取りしてたんですね。

そして大学生になってリリースされたのが、今に至ってもロックミュージックの最高傑作の一枚として、その録音技術を含め評価され続けているこのアルバムでした。お遊びで所属していた音楽サークルでは、ライブハウスに出演していた先輩方の間でもこのアルバムの話題で盛り上がっていた記憶があります。
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聞き手の音楽ファンも含めてですが、ポピュラーミュージックの作り手側として、このアルバム以前と以後では音作りの意識が変わったとさえ言わしめたアルバムでした。
自分も初めて聴いた時、こりゃ完璧だ!もうなんも言えね〜!って思いましたもの。

その次のアルバム Gauchoはちょうど発売時期にLAに遊びに行くことになっていたので、折角だから日本にはまだなかったTOWER RECORDで買おうとサンセットまで行ったものの、レーベルの契約の関係上(だと店員は説明してくれた、と思う)ここでは売っておらず、帰ってから新宿のディスクユニオンで買ったと記憶しています。

先ほどのajaでも書いた様に、この頃のスティーリーダンが作る作品のクオリティは他の追随を許さず、その一例として録音技術を含めたサウンド面で、このGauchoに納められているTime Out of Mindとこの4年後に出たマドンナのLike a Virginを聞き比べれば良く理解できると思います。

まあ、私が評論家みたいな事をくどくどと書いても、スティーリーダンは日本でもあまりにも有名で、かつ絶大な人気があるのであまり意味ないと思います。なので彼らの音楽の内容はこのくらいにして、来日公演に行った際の思い出を少し書いてみようと思います。

最初にライブを観たのは、1994年代々木第一体育館、初の日本公演でした。この時はスティーリーダンとして活動休止から10年以上ぶりに再開したライブツアーの一環で、この時はドラムがWEATHER REPORTのピーター・アースキンだったことがとても嬉しかった覚えがあります。これでギターがラリー・カールトンだったらなぁ、なんて無茶な事思ったりしてました。
演奏された全曲知っていて、演奏力には全く不満はないというか、非常に上手いので大いに楽しめました。

次回は96年の日本武道館。この時の印象はあまり無いって事は94年とあまり内容変わらなかったのかな?

私が体験した彼らのライブでなんと言っても最高だったのは、2007年のBillboard TOKYOこけら落とし公演。
Billboard TOKYOにいらした事ある方ならお分かりでしょうが、ここは食事しながらライブを観る形なので、席ではなくテーブルで予約します。
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2日目の8月19日公演をごく普通に電話で申し込み、会場で席に案内されてびっくり。
なんと真ん中の一番前、ドナルド・フェイゲンから1m! 席に座ったまま手を伸ばせば彼の弾くRhodes Pianoに触れてしまう距離。ご一緒した方、そして同じテーブルになった男性とは「ありえねー」を連発。その男性の連れの若い女性は「そんなに凄い事なんですか?」なんて言ってましたが、我々3人「これ大変な経験なんですよ!」正に猫に小判 状態(笑)
ちなみにチケット代2万6千円! でもスティーリーダンここで観れるなら十分リーズナブルと思いましたけど。

さあ演奏始まりました。殆どの観客は演奏される複雑なリズムに合わせて自身の太ももを叩きます。アレンジがほぼレコード通りで演奏され、どこでブレイクが来るか、どこでリズムが変わるか分かっているので、みな同じように体を叩き、揺らします。
自分はドナルド・フェイゲンをステージが近すぎるがため45度の角度で仰ぎ見ながら、腕達者達の最上級の演奏に乗った彼のボーカルを堪能しました。もう一人のウォルター・ベッカー(彼も5mくらいの距離)はギターを演奏しつつ曲とメンバー紹介といったスポークスマン的な役割でしたが、一曲Hitian Divorceを唄ってくれました。
そういえばこの公演の5日前、ajaジャケットを飾る世界的ファッションモデルの山口小夜子が亡くなりました。そのことに対してのコメントがあるかな?と思っていましたが、それはなかったですね。
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今回、このブログを書くにあたって、STEELY DAN 色々と聞き直しましたが、デビューアルバムから7年でこれだけのアルバム出して、更にどのアルバムも独自のカラーを持ち、そのどれもが今聴いても古くさくないどころか、特にajaやGauchoなどは現時点でもし新譜としてリリースされても最新のサウンドとして受け取られるでしょう。

得てしてその時代のトレンディ(死語)なサウンドは、その後の新しいトレンド、流行に追い越される為にある、トレンドなものほど陳腐化が早い、と言われます。
しかし、70年代に当時の最新のサウンドとして多くの支持を得ていた彼らの音楽が、今現在としても最新であり続けるのは、STEELY DANは決してトレンディでは無かったのでしょう。


2021年09月14日

府中 is GOOD CITY for WALK AND RUN

27年に渡って住んでいる府中はとても暮らしやすい街です。
街中に緑が多かったり、大きな公園がいくつもあったり、収容人数2000人規模の多目的ホールがあったり、公共交通のインフラも整っていたり・・・。
行政サービスも他の市区町村よりはだいぶ上いっているんじゃないでしょうか?
図書館の利用率が市区町村別で全国一、という話も聞いたことあります。

そんな中でも私が特に素晴らしいと思っているのは、遊歩道(緑道)が数多く整っている事です。
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とかく運動不足になりがちな昨今、様々なウォーキングコース気軽に歩き回れるのはナイスだと思います。

総延長がどのくらいあるのかは、調べても出てきませんでしたが、30キロはあるんじゃないでしょうか?
市内四方八方に敷設されています。
自宅からも約100M行ったところに「下川原緑道」が通っています。
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ここはかつて国鉄下川原線(国分寺〜東京競馬場前:日本一長い駅名)の線路跡です。
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この時期は百日紅の花が咲き誇っています。
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6月はこんな具合
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ここは南部線を跨いでいます。
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ここ更に進むと多摩川に突き当たります。
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この遊歩道、上流方面に向かえば昭島まで、下流方面は二子玉川辺りまで続いています。

ところで「府中」に住んでます、って話すと「競馬場」「刑務所」が有るところですね、って言われる方が多いですね。
そしてあまりにも有名なあの曲で唄われたのも私のウォーキングコースに有ります。
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右に見えるここと

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左は・・・ですね。

余談ですが、先にあげた「2000人規模の多目的ホール」府中の森芸術劇場のこけら落としはユーミンだったんです。

更に最近と言うかコロナの前年にはこれで盛り上がりました。
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日本を代表する2チームが市内、しかも比較的近距離にあります。
(あ、フラッグ左のASTROSは日曜劇場で大泉洋が監督やってたチームですね。なかなかシャレが効いてます)

そしてモンゴリアスのグラウンドも遊歩道沿いに有ります。
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ちなみにブレイブルーパスは自宅から見えるここ。
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自転車乗ったリーチ・マイケルと自宅前ですれ違ったことありますよ。
日曜劇場ノーサイドゲームのロケもここで行われました。

そして府中 今年の話題にはこれ
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武蔵国の総社 大國霊神社(おおくにたまじんじゃ)の参道 欅並木から鳥居をくぐり、境内をオリンピック男女ロードレースが走り抜けました。
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ここも普段は府中市民の定番ウォーキングコース。

今回は街の中心から南方向でしたが、北、東、西 各方向にもナイスな遊歩道が整っているのが府中のいいところです。私も週一ペースですが、東西南北iPodでサンソンエアチェック聴きながらちょっと走って、殆ど歩いてます。(笑)

2021年08月15日

極私的 Apple Music プレイリスト Grooving Rock'n Roll 編

今回の"凝れば凝るほど”は、前回に引き続き「超私的Apple Musicプレイリスト」を作ってみたので、その紹介をしてみましょうか。

前回はソフトサウンディング中心の、心に響くHert Warming Musicのプレイリストでしたが、今回は打って変わってロックンロールミュージックのマイフェイバリットリストです。ロックンロール、その中でも特にグルーヴが強く感じられる曲をピックアップしました。

今回もApple Musicサブスク契約なさっている方限定ですが、しばしお付き合いいただければ幸いです。


グルーヴ:GROOVEって何でしょう?以前このブログでも書きましたが、自分的にはサウンドにおける「アフタービートのノリ」と解釈しております。

そして今回のセレクトも前回同様、60〜70年代中心になってしまうことを予め言っておきます。でも自分の耳に聞こえてくる最近の楽曲って、グルーヴ感があるサウンドが洋邦問わずあまりと言うか、全く無んですよね。

では、曲順に従って解説というには口憚れますが、極私的な感想を書いてみたいと思います。
題して、シュミルソンがお勧めするグルーヴ感いっぱいのロックンロールサウンド集

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CLICK HERE↓
https://music.apple.com/jp/playlist/shumilssons-recommended-groovin-rockn-roll/pl.u-pVdMIWbV4N

今回も基本 あまりベタな選曲は避けたつもりですが、前回と比べると聴く人によっては有名曲もまあまあ入ってるかな?その辺りは太く鷹揚にご容赦願います。

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アラン・メリル AUTOMATIC PILOT
アラン・メリルをご存じない方に説明するとアメリカ生まれのロックミュージシャンですが、日本で活動していた期間が長く、かまやつひろし等とウォッカ・コリンズというバンドで70年代初期はテレビに出演したりして人気がありました。このオートマチックパイロットという曲も本来ウオッカコリンズがオリジナルだと思います。演奏的にはこっちの方がいいのでこのソロバージョンにしました。かまやつさんが亡くなった際に放映されたドキュメンタリーで、ロンドンでこの曲を二人で歌っていたのを見て、APPLE MUSICで探したところ、このグルーヴ感に溢れたバージョンを発見。一発で気に入りました。聴いていただければお分かりかと思いますが、このサウンドってT-REXですよね。でも演奏はこっちの方がずっと上手い(笑)
そのアラン・メリルも昨年コロナで亡くなりました。ちなみに彼の母親は「ニューヨークのため息」と言われた超有名ジャズボーカリスト ヘレン・メリルというのはあまりにも有名なお話し。

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ジョニー・リバース MEMPHIS TENNESSE
チャック・ベリーのヒット曲ですがサウンド的によりハイファイなこっちを選びました。ハンドクラップがグルーヴ感を一層強調しています。間奏のギターソロもグルーヴィですね!

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ZZ TOP CEAP SUNGLASSES
お次はZZトップ チープサングラス ZZ TOP 嫌いじゃないんですけど、まだ勉強不足で有名曲しか知らないんです。自分知ってる中で一番アフタービートな一曲がこれ。他にグルーヴ感いっぱいの曲があったらご教示宜しくお願いします。

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THEM (ヴァン モリソン) GLORIA
イントロからずっと流れているギターカッティング自体はそれ程グルーヴ感ないんですが、シンプルなドラムとベースとヴァン・モリソンのボーカルが重なるとえも言われぬグルーヴの塊になります。

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トニー・ジョー・ホワイト POLK SALADA ANNIE
映画フォードvsフェラーリのタイトルソングにも使われたこの曲は、もう最初のギターの1フレーズからグルーブの極地。エルビスも歌ってますが断然こっちを選びます。

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ドゥービー ブラザーズ NEAL'S FANDANGO
カントリーテイストってことで、今回の選曲で一番異色かもしれませんが、なんと言ってもドゥービーズならではのツインドラムスのグルーヴ感は思わずカラダが動いてしまいます。右耳と左耳のドラムが別々であることに注力してお聴き頂ければと思います。

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The Who REAL ME
アナログ盤としたらここからがB面
ROLLING STONE誌が選ぶ歴代ロックベーシストとドラマー、それぞれ1位(ジョン・ウエントウィッスル)と2位(キース・ムーン)が何故1位と2位なのかは、この曲聴くと分かります。このタイム感、痺れます。

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イアンギランバンド MAD ELAINE
DEEP PURPLE脱退後のイアン・ギランが作ったグループは、意外にもリズムセクションがファンキー路線で、ハードファンクロックと言った趣でした。そんな中でも一番グルーヴィな一曲。武道館に観に行きましたけど、変にパープル引きずらず好感が持てました。

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ザ・キンクス SHE'S GOT EVERYTHING
最近KINKSがお気に入りで、探せば探すほどいい曲が発見されます。前回のTHERE'S NEW WORLDもそうでしたが、独特の世界観にツボってます。それらの中で一番グルーヴィな曲です。

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クリーデンス クリアウォーター リバイバル COMMOTION
グルーヴィなナンバーが多いCCRから何か一曲と考えたとき、ベースラインが印象的なこの曲を選びました。ジョン・フォガティのワンマンバンドと思われがちかもしれませんが、リズムセクションが地味ながらいい味出しているんです。

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CHAR STREET INFORMATION
ギターリフからしてCharのキャラクターがとても良く出ている曲ですね。このバージョンのドラムはジェフ・ポーカロなのかな?ジョニーとルイズルイスのバージョンなかったけど、独特のグルーヴ感がいかにもって感じです。

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デイブ・メイソン FEELIN' ALL RIGHT
Grooving Rock'n Roll 最後を飾るのは、デイブ・メイソンのライブレコーディング。ドラム、ベース、ギターのイントロでもう決まりですね。ミュージシャンが実に気持ちよさそうに演奏していることが、音だけからでも目に浮かびます。


今回、候補曲を色々考えているとまだまだ色々出来てきましたが、前回にも書いた様にアナログ盤のスタンダードである12曲縛りにしたかったので、落とした曲結構ありました。
I GOT THE NEWS / STEELY DAN STANGE KIND OF WOMAN / DEEP PURPLE TAKE MONEY AND RUN / STEVE MILLER BAND START ME UP / ROLLING STONES WHEELS OF FORTUNE. 誕生 / SUPERFLY などなど

懲りずに全曲お聴きいただいた方、いかがでしたでしょうか?
今回も、どれか一曲でも「あ、この曲結構いいかも」そして「グルーヴがあるってこういう事なんだ」って
感じてもらえれば嬉しいです。

どの曲も聴くと無意識にカラダ動きませんか?





















2021年07月20日

極私的 Apple Music プレイリスト HeartWarming 編

今サブスクで音楽聴いている人って日本でどのくらいいるんでしょう?
ある調査によると昨年末で2390万人で、うち有料会員が1310万人とのこと。
いくつもある定額制音楽配信サービス利用者に、一番利用頻度が高いサービスを挙げてもらったところ「Amazon Music」と回答した人が最も多く(34.1%)、次いで「Apple Music」(26.9%)、「LINE Music」(14.4%)、「Spotify」(9.0%)だそうです。Amazon Musicはプライム会員についてくるので、純粋な音楽サブスクとしてはApple Musicがシェア一位ではないでしょうか?これはiPhoneのシェアが圧倒的な日本では、必然なのでしょうね。

かくいう私もApple Musicのサブスク愛用者です。
使い始めてもう5年くらいになったでしょうか。

Apple Musicには自分でプレイリストが作れて、自分もiTunesの時代からいくつもリストを作っていました。
例えば雨の歌ばかりを集めた「RAINY DAY」とか、ノリのいい曲の「GROOVIN' ROCK'N ROLL」朝の気分に合う「IN THE MORNING」アーティスト別には「STEELY DAN」「DOOBIES」とか。ハワイに行った時に夕陽を見る時に聴く「SUNSET MUSIC」なんてのまで作っています。

で、いつから始まったか不確かですが、最近はその個人プレイリストを公開出来るんですね。

公開したからと言って、当然Apple Musicサブスクに契約していないと聴けないわけですけど、自分の周りにも結構契約している方結構いいらっしゃいますし、このブログネタにもなるなって思い、今回公開用にリストを作ってみました。
今回のリストは、題して「Shumilsson's Recommended Heartwarming sound
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https://music.apple.com/jp/playlist/shumilsson-s-recommended-heartwarming-sound/pl.u-E17YuD0Wa6

ハートウォーミング つまり心が温まる音楽、心臓にジーンとくる楽曲リストです。
結果的にコーラスが美しい60〜70年代のソフトサウンドが殆どとなりました。
どちらかというと、それぞれのミュージシャンにとって代表作とは言えない「隠れた名曲集」的プレイリストに
なりました。
曲数は12曲。何故かというとポピュラー音楽のアナログレコードは、A面6曲、B面6曲と相場が決まっていたから。それにあまり多いと折角シェアしても途中で飽きられちゃいますからね。

まずはお聴き下さい。いつもの様な能書きは後ほどで。
シュミルソンがお勧めする心にジーンとくるサウンド集

歩きながら、通勤途中で、本読みながら、LINE書きながら、ベッドの中で 何でもいいです。
その時流れてきたサウンドで、「おっ!」って気が引かれる曲がひとつでもあったら、これから載せるジャケ写と文章読んでみて下さい。
そして、そのアーティストのこと興味持ったとしたら、「アルバムを表示」して別の曲聴いて、更に気に入ったら「そのアーティストのその他の作品」もお聴きになったらいかがでしょう?
こういうことが出来るのもApple Musicのいいところですから。

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The Cyrcle (ザ・サークル) THE VISIT
1966年〜68年に活躍したアメリカ東海岸のいわゆる「ソフトロック」グループ。ブライアン・エプスタイン(ビートルズのマネージャー)に見いだされ、他にもこの手のコーラスが美しい曲が沢山あります。実は私自身このグループのことサンデーソングブックで今世紀になって紹介されるまで、その存在さえ知りませんでした。

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Roger Nichols and The Small Circle of Friends Always You
日本では「渋谷系」の人たちに熱狂的に支持されたロジャニコことロジャー・二コルスは、本当に綺麗なメロディに琴線に響く「あ、そこがたまらない」という一捻りを加えた曲を作る人で、一番有名なのは、カーペンターズでお馴染みの「愛のプレリュード」でしょう。全世界で200曲からのカバーがあるそうです。もう「たまらない」曲いっぱい有って今回どれにしようかと迷いましたが、主メロから「たまらない」展開を見せるこのALWAYS YOUにしました。

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The Lovin' Spoonful COCONUTS GLOVE
60年代中期から末まで活躍したニューヨーク出身のフォークロックグループ。日本でもCMソングで数曲取り上げられているなど、結構人気があるグループです。このココナッツグローブは彼らの中でも「隠れた名曲」だと思います。バックの控えめなギターと彼らの多くの楽曲で使われているオートハープの音色が和みます。

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The Monkees I WON'T BE THE SAME WITHOUT HER  
あのモンキーズであります。
僕自身モンキーズの中で一番好きな曲です。既に人気が凋落し始めていた頃で、ピーターが脱退して3人になってから出したアルバムに収められていた一曲です。キャロル・キングの作曲で、もうたまらないメロディ。主メロもいいし、サビのメロディーに入ったところで更にグッときます。コーラスのアレンジも素敵です。ボーカルはマイケル・ネスミス。この曲知っている人 あまりいないんじゃないかな?

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The Carpenters Road Ode (明日への旅路)
お次は誰でも知ってるカーペンターズ。その中でも最も売れたアルバム「A SONG FOR YOU」に収められていた一曲ですが、実はこの曲も私自身2〜3年前まで知りませんでした。カレンのアルトはどの曲も心に響きますが、この曲は特に出だしのI've been on this lonly road・・・から直接私の心臓に入り込んできます。また途中でアフタービートのコーラスになるところなんて最高です。リチャードのアレンジの才能を改めて思い知らされます。

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Nilsson Caroline
今回のブログテーマを思いついたとき、この珠玉の名盤 「ニルソン ランディ・ニューマンを唄う」から何か一曲は絶対に選ぼうと思ったのですが、ちょうど今読んでいるニルソンの伝記「ハリー・ニルソンの肖像」にこのキャロラインがニルソンのための書き下ろしだと知って、この曲を選びました。69年当時この一人多重コーラスはさぞかし録音とミキシングが大変だったことでしょう。更に極々シンプルかつハッとさせるアレンジと高校生の私にも理解できた歌詞が相まって当時とても感動した覚えが有ります。
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Barry Manilow A Little Traveling Music,Please
アナログ盤で言えばB面一曲目はちょっと意外なアーティストかもしれません。この曲をサンデーソングブック「トラベルでひとつかみ」で聴くまで、バリー・マニロウってラスベガスのカジノのショーで聞く様なエンタティナー的歌手だと思っていて、全く興味なかったのですが、いやぁこれはいい曲だ。アレンジもいいし、なにしろバリー・マニロウ歌が上手い!

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Nilsson LIFE LINE
ニルソンがイラスト動画まで自身で作ってテレビで放映された「オブリオの不思議な旅」は、彼がロック志向になる以前の最後のアルバムで、シンプルなアレンジのファンタジー感にあふれた可愛い曲がニルソン自身の語りとともに納められています。その中でこの曲は、主メロのIs anybody eles hear?とサビの I'm so afraid of darkness・・・ってところがもうたまりません。

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The Beach Boys The Warmth of The Sun
いきなり聞こえてくるブライアン・ウィルソンのア〜ア〜ア〜でもうノックアウトされちゃいます。THE WARMTH OF THE SUN〜ってところの後追いのコーラスも実に和みます。自分にとってのビーチボーイズはコーラスグループの意味合いが一番強いですね。今でこそ日本でもファンは多いですが、40年くらい前はその存在と一部のヒット曲は知られていても、それ程の人気を博していたわけではなかったかと思います。自分の思い出としてこんなことがありました。大学生当時通っていた英会話スクールでオハイオから来た音楽好きの教師とレコード屋に行った時、彼ブルース・ジャクソンは、なんでビートルズはLPが30枚以上売られているのに、ビーチボーイズは3枚しか在庫がないんだ?と驚いていたことがとても印象的でした。アメリカではたとえカリフォルニアでなくてもビーチボーイズはビートルズに匹敵する、あるいはそれ以上の存在だったのですね。

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The Singers Unlimited London by The Night
今でこそ誰でも知っている「アカペラ」という言葉を知ったのはこのアルバムでした。1971年のこと。前回のブログで書いたテイチク洋楽部がリリースしていて、親父が持って帰ってきたテスト盤で初めて聴きました。4人組でかつ多重録音によるハーモニーは当時ジャズ系ならではの大人の音楽を感じましたが、今聴くとなんと言ってもソプラノの紅一点ボニー・ハーマンの声が抜群に素敵です。そして多重録音ならではの彼女の声に包み込まれる感覚が味わえます。それにしてもなんて魅力的な声なんでしょう。

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The Kinks    There's a New World
今回で一番異色な選曲だと思います。ユー リアリー ガット ミーを始めとするヒット曲がたくさん有る60'sロックンロールグループのキンクスですが、こんな空気感を持つスローナンバーがありました。ローファイだからこそこう言った雰囲気が出るのでしょうか。何か60年代の映画の1シーンにかかるサウンドトラックの様にも聞こえます。

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Michael Nesmith & The First National Band The Crippled Lion
B面最後の曲は、私の「ハジレコ」つまり人生で初めて買ったレコードです。マイケル・ネスミスのモンキーズ脱退後初アルバム Magnetic SouthのA面4曲目。もう最初の4小節でやられちゃいました。こういう「泣き」のフレーズに弱いですね。マイクは元々カントリーミュージックの要素が強い人で、この曲もペダルスティールが使われたりとあまり日本人好みのサウンドではないかもしれませんが、このメロディーは何物にも代えがたいものがあります。

と言うわけで、今回のマイ プレイリストの解説は終わりですが、もし最後まで聴いていただいた方は如何に思われたでしょうか?
もちろん音楽は聴かれる方の趣味趣向、好き嫌い、年齢よる要素等がが大きく、このプレイリストがつまらないと感じる方もたくさんいらっしゃるのは百も承知です。
ヒップホップ命の人に受け入れられるわけないし、打ち込みにファルセットでいきなり1オクターブ上がっちゃうJポップばっかり聴いてる人には退屈この上ないかもしれません。
でも、どれか一曲でも「あ、この曲結構いいかも」って感じてもらえれば嬉しいです。
更には、単にスローで優しいメロディだけの曲は、このリストには一曲も無いって感じてもらえれば更に嬉しいです。
次回はGROOVIN’ ROCK'N ROLLをやってみたいと思います。
これも一筋縄ではいかない曲ばかりになる予定です。乞うご期待!(誰も期待してないか









2021年06月19日

SO LONG DAD

以前から自分の父親の話を書こうかな?なんて思っていたんですが、不特定多数の目に触れるブログでプライベート過ぎる事はさすがに躊躇いがあります。
でも、今日は父の日。それと先々週の山下達郎サンデーソングブックで「BJトーマス追悼で棚からひとつかみ」が放送された事もあって、このタイミングでブログに載せることにします。

まず、何故ラジオ番組のBJトーマス追悼特集が父とどう関係あるのか?

BJトーマスはディストリビューターがセプターレーベル、そして当時のセプターはテイチクが日本でディストリビュートしておりまして、テイチクはイマイチ洋楽のプロモーション力が弱いという・・・」という私にとっては全くもって予想通りのコメントが山下達郎氏の口から放たれました。

それは今を去ること6年前の同番組「逝ける南部人を偲んで」でもこう言った発言がありました。

「日本ではその当時セプターはテイチクから発売されておりましたが洋楽の力が弱くてポピュラーになりませんでした」

その事に対して私は以下の様なコメントを葉書に託したところ、光栄な事にほぼ全文放送でご紹介いただきました。

「BJトーマスが売れなかったのは当時セプターが洋楽が弱かったテイチクだったせい。そして以前にかかったジャッキートレントが売れなかったのもパイ レーベルが洋楽が弱かったテイチクだったせい。達郎様のご発言、ごもっともでございます。何故って当時のテイチクの洋楽営業部長って僕の親父だったんですもの(笑)洋楽を聴き始めた中学生の頃、ラジオからは親父がやってた曲なんて全然聞こえてこなかったです。が、それも当然。なんか地味な曲、歌手ばっかりだったんですから。一番はやったのってジグソーのスカイハイだったのかな。
でもサンソンでは結構かかりますよね、セプター、モニュメント、パイ、アメリカンデッカ。何か一曲セプターから達郎さんお勧めのナンバーかけてください、宜しくお願いします。」

これに対して達郎さんは
「しみじみしたお便りですね。セプターからお勧めのと言っても、セプターって素晴らしいレーベルなんですよね。特集やってもいいですけどね。シュレルス、ディオンヌ ワーウィック、BJトーマス、ベバリー ブレーマースとか沢山ありますからね。」
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父は大正15年東京大久保生まれ。
なんとか戦火から、そして学徒出陣から免れたと聞いています。
映画が好きで日大芸術学部映画科を卒業後、映画会社を経てテイチクに入社。

こんなものが出てきました。終戦直後だから卒論も大学ノートにインクペン書き
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自分が生まれた時はセールスマンだったのかな?

断片的にしか覚えていないけど、酔っ払うと色々と話してくれました。
当時のテイチクレコードっていうと、石原裕次郎、田端義夫、アイ・ジョージとか人気歌手が揃っていて、その1番手は誰がなんと言っても三波春夫先生。
浪曲歌謡は右に出る者がいない大歌手だったですが、こんな曲も大ヒット。
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この曲と、続く1970年の「世界の国からこんにちは」で「国民歌手」なんて呼ばれておりました。
もう売れに売れて「プレスが間に合わない」状態。
レコード会社のセールスマンってのは、担当地区のレコード屋に自社レーベル歌手のレコードを売り込むのが仕事だけど、売れ過ぎちゃってレコード屋に納品できず一升瓶持って謝りに行った、なんて話も聞いたことありました。(ちなみにそのレコード店って今でもアメ横のガード下にある「リズム堂」だったかと思います)

かと思うと、テレビの加山雄三ショー観てて怒られたこともありました。「おまえは三波春夫や石原裕次郎のお陰でご飯が食べられているんだ」なんて言われて。

洋楽部に移ってからはブレンダ リーとかディオンヌ ワーウィックとかをリリースしていたと思いますが、先ほどの達郎さんとのやり取りの通り、自分の中高生時代の深夜放送でかかるロックやポップスは殆ど無かったですね。でもジャズでオリコンのアルバムランクトップ3獲ったり、結構実績は残していたんじゃないでしょうか?

その後邦楽の制作担当になってジョニー吉長のソロアルバムや山根舞衣とかやってまして、自分が大学生の頃はレコーディングスタジオに遊びに行かせてもらったりしましたね。

そして社会人になったの際のエピソードは以前このブログに書いた通りです。

でもほぼ毎日終業時間30分前にはオフィス出て、新橋で呑みに行ってたとは当時の部下だった方の証言。
よく酔っ払ってタクシーで帰ってきたよな。その時の酒臭さは今でもはっきり覚えています。
結構お気楽な性格(の様に自分には見えました)

その後定年前にテイチク辞めて、西荻の家売り払って鎌倉に引っ越しちゃった。
バブルの2〜3年前。そのくらい待てば随分財産も増えていたと思うけど・・・。
せっかちなんですよ。

その父ももうなくなって17年が経ちます。
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2021年05月29日

超私的 竹内まりや ライブ配信速報解説

2015年9月に始めた私のブログ「凝れば凝るほど」も今回で100回を迎えることになりました。
で、ちょうど100回目何を書こうかと思っていたところ、今晩竹内まりや初のライブ配信が行われたので、それについてのレポート/コメントを書き記すことにしました。
今まで、まりやさんについては2回書いていて、ライブのレポートは達郎さんで3回ほど書いておりますが、そのいずれもPV数多いので、いち早くアップしてみることにしました。

今回のライブ配信は、本来今年4〜5月に予定されていた彼女の7年ぶりのアリーナライブツアーがコロナ禍で中止になったものの代替で行われるもので、(正に本日5/29は横アリでの開催日だった)その前2019年に発売されたアルバムとシングルの購入者に対する応募抽選特典として企画されたライブイベント『LIVE Turntable』が、これも新型コロナウイルスの感染拡大により開催不可となったため、代替案として企画された当選した2000人のみが視聴できた今回の本編プレミア映像にいくつかのオマケをつけて配信されることになったと言う、正にコロナに翻弄されたまりやさんのライブイベントであります。
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本編はZepp Tokyoで昨年11月に事前収録された無観客ライブ、それに2010年、2014年のツアーからの5曲と、2012年の“SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2012”にて、山下達郎のステージにサプライズ出演した際の「家(うち)に帰ろう 」の全6曲が加えられています。


曲目毎の私的インプレッションを述べる前に、この配信方法について一部から批判が出ている事柄について書いてみたいと思います。
その批判というのは大きく分けて2つ有り、1つめは何故リアルのライブ配信ではないのか?2つめは何故見逃し配信=アーカイブが行われないのか?であります。
これについて、本企画のプロデューサー山下達郎氏が説明をしております。

達郎さんは自身のライブ配信、昨年2回行っておりますがどちらもリアルのライブ配信ではなく、さらにアーカイブなしとなっています。その理由は、まずは音を現在配信で行える最高音質とすること。そして演奏と歌のバランスを完璧にするためにはミックスダウンが必要なこと。そして配信の送出は音の圧縮がマストでリマスタリングも必須。そのためには事前のチェックが必要だから。お金取って観客にコンテンツを提供するのだから、そういった準備無しに不安定なネットの世界に事故覚悟で音楽を送出するわけには行かない、とのことです。
これ納得じゃないですか?

見逃し配信、アーカイブがないことについては、ライブは一期一会でネットで流されても実際のライブ会場を訪れて一定の時間にライブに集中してもらうのと同じにしたいから・・・なのだそうですが。
でもその時間仕事とかの都合でどうしてもその日に観られない人に対して、2回くらいは流してくれてもいいんじゃないかな?って思います。サンプラザだって一回のツアーで4日くらいやってるでしょう?達郎さん

と思ったら配信終了後に!
https://www.oricon.co.jp/news/2194932/full/
3日間のアンコール配信決定ですって!

今回は9時スタートの本編の前に約20分間音声だけで「達郎 まりやの夫婦放談出張編」が行われました。
ライブ配信について、いつも通りのヤマタツ立て板に水トークが炸裂しました。
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さあ、いよいよ『LIVE Turntable Plus』の開演です。
2020年11月20日 ZEPP TOKYOで収録された音声映像です。

1.瞳のささやき
自分の世代には懐かしいクリスタル・ゲイルのDon't make my brown eyes blueは、一昨年まりやさんが38年振りにミュージックフェアに出演した時に歌いましたね。

2.アンフィシアターの夜
アルバム バラエティ収録のこの曲は、2000年2010年2014年のライブ3回ともオープニングを飾った曲。ドラムに続く最初のギターのイントロは達郎さん自身お気に入りらしく、サンソンのギター絡みの特集時に良くかかります。自身のイントロから佐橋佳幸さんのリードギターに繋がるところで、カポタストをパッと外す早業にはびっくり。そして 過去3回のライブの時よりまりやさんの声は明らかに高いというか太くなく軽快に感じました。
ギターソロの前には、今回もまりやさんの「え〜いサハシ!」てのが聴けました

3.マージービートで唄わせて
この曲も2010,14年と歌われた曲でイントロの12弦ギターが耳に残ります。14の時もそうでしたが柴田俊文さんのキーボードソロの際の表情が音と合っていなくて笑えます。
ところで今回の小笠原拓海さんのドラムのセッティングがいつもの達郎ツアー、そしてまりやさんの2010,14年とは違っていたことが目につきました。ドラムの専門的なこと分かりませんが、達郎さんとやる時は地面と水平に四角い支柱が渡してあってそれにタムがついているのが、今回は違っていて、ジャズ系のライブの際の並べ方に見えました。
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4.待っているわ
今回の選曲の特徴として独身時代の曲が多かったですね。このロッカバラードもその一曲。
このあとメンバー紹介に続きますが、紹介の順番はドラム、ベースから始まるところは達郎さんと同じですが、次がキーボード2人が先に来てギターがあとになっていた理由はなんでしょうか?納涼夫婦放談にハガキ出して聴いてみよう(笑)

5.元気を出して
2015年に達郎バンド女性バックコーラス2人が変わりましたが、まりやさんのバックとしては今回初めてです。
ハルナさんENAちゃん実にチャーミングな歌声で、バンドサウンドが若返りました。特にハルナさんのソプラノがとても可愛い声で、この曲の最後のららら〜は素敵でした。
そして達郎ー佐橋のアコギのアンサンブルは完璧でしたね!

6.September
元々バンドが上手いと分かっていても、こう言うミドル〜アップテンポの曲を演奏されるともう関心するしかありません。達郎さんのリズムギターのタイム感がたまりません。また難波弘之さんのピアノのリフは以前はこんな感じには聞こえてこなかった気がします。この曲のコーラスも本当に綺麗で素晴らしいですね。

7.五線紙
2000年のライブに行った際初めて聴いて印象にずっと残っている曲で、宮里陽太さんのソプラノサックスの音色が実に綺麗でした。この曲松本隆作詞だったんですね。
ところでベースの音が聞こえてるのに演奏メンバーが乗ったレコード盤を形取ったステージの上に伊藤広規さんが居なかったのは何故ゆえ?

8.悲惨な戦争
老眼鏡掛けた達郎さんがずーっと楽譜とにらめっこしてたのが微笑ましかったですね(笑)
もう一人の男声コーラス三谷泰弘さんはいつもの手振りをしながら余裕の暗譜でした。

9.天使のハンマー
この曲知りませんでした。達郎さんのこう言う低いコーラスパートって珍しいですね。

10.Oh No, Oh Yes
この曲はライブ初出です。自分にとっては一番新鮮でした。演奏難易度がとても高そうな曲に感じましたが、実際にバンド活動やっていらっしゃる方にはどう聞こえるのでしょう? 

11.Natalie
竹内まりや音楽指向の一つはこう言ったカントリーテイストの曲ですね。それは独身時代から最近(と言っても 10年は経ちますが)の人生の扉までずっと保ち続けています。

12.静かな伝説(レジェンド)
この曲も同じ傾向でしょうか。まりやさんが贔屓のザ・バンドの影響にも聞こえます。
ブレイクのところ「ラララ〜ララ」を観客と一緒に歌える日が早く来ることを待ち望みます。

13.幸せのものさし
この演奏はもうスタジオで録ったカラオケ音源じゃないの?って思えるほどの完成度。
CAN'T YOU SEE? CAN'T YOU SEE? YOU CAN CHOOSE YOU CAN CHOOSE
余談ですが、この曲は2014年のライブの際に演奏されてボクも武道館で聴きましたが、天海祐希は客席におらず米倉涼子がいて、2010年には天海祐希がいたのに演ったのは「天使の前髪」だったんです。ってわかります?
そういった意味では「天使の前髪」やって欲しかったですね。ハラ坊のパートをハルナさんとENAちゃんがハモって歌ったらどれだけ素敵だったでしょうか?
TAKE YOUR CHANCE MAKE YOUR CHOISE

14.Sweetest Music
この曲演ってくれて凄く嬉しい。まりやさんの歌声がとても若々しく、佐橋さんのギターソロもカッコ良かったですね。2014年のライブの際に演奏されたのはその佐橋さんの提案だったとは、個人的にお会いした時に小笠原さんから伺ったお話。リードギター弾きまくりたかったからじゃないのかな(笑)ドラムスもめっちゃかっこいいなぁ!その2004年にこの曲が演奏された時、武道館の客席で観ていたSuperflyがいたく気に入ってカバーしました。

15.All I Have to do is Dream
タツロー、まりやのエバリーブラザーズ デュエットは、私の知る限り3曲あって、お馴染みのLET IT BE ME,そしてDEVOTED TO YOUとこの曲。過去何度かサンソンでかけられていますが、一度東京FMのある番組に2人でゲスト出演した際、2人ともギターを弾きながら生放送でデュエットしたことがありました。まりやさんが2コーラス目の出だしの歌詞を間違えた事に「これが生放送のいいところ。録音だったらやり直しできちゃうでしょう?」とは達郎さんの弁。
 
16.すてきなヒットソング
本編最後、締めくくりに相応しい曲。このピアノの弾き語りも初期、それもデビューアルバムからの選曲でした。 

2012年 夏フェス「SWEET LOVE SHOWER in 山中湖」
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17.家に帰ろうMy sweet home
山下達郎が夏フェスに出演した際のシークレットゲストとして登場。この時はこのあとに「元気をだして」も歌われたようです。ちなみに達郎の次の出番はパフュームだったそう。

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18.みんなひとり(2010年)
松たか子に書いた曲のセルフカバーのこの曲を達郎さんがアレンジをする際、影響されたくなかったので他の人がアレンジした松たか子バージョンを事前に絶対聞かなかったそうです。達郎さんが編曲したまりやさんのCDではバックコーラスにその松たか子が参加していますが、今回のライブでは女性コーラス2人が素晴らしいハーモニーを聞かせてくれました。
ちなみに今回も含め、2000年以来まりやさんのライブでずっとギター弾いているのは松たか子のご主人です。

19.(2014年)
この時も実際に武道館で観てましたが、4年前より声が良く出ていた様に感じました。小笠原さんにお聴きしたところ、この時まりやさんボイストレーニングに相当励んでいたそうです。
しかしバラードなのにこのグルーヴ感って一体何なん?自分は客席でひとり身体を揺すっていました。

20.プラスティックラブ(2014年)
ある意味この曲が今夜のハイライトだったと思います。この配信でも観客の歓声が聞こえましたが、3コーラス目に達郎さんがボーカルを取った時ボクも武道館のアリーナ席で「ウォー」って叫んで思わず立ち上がりました。
ここで達郎さんにボーカル変わるのはツアーの途中からだったそうで、どこかの公演でまりやさんが歌詞間違えて演奏し直した時、突然達郎さんから「途中からオレが歌うから」って耳打ちされたそうです。
まりやさん曰わく「結局達郎がおいしいとこ持っていくのよね」
しかし、この演奏もう鬼ですね。ギター、ベース、ドラム、ピアノ・・・完璧なアンサンブルと超絶グルーヴ感。特に広規さんのベースだけ集中して聴くのにもう一回4500円払う価値があると思いますよ。
このバージョン、もしオフィシャルでYouTubeにあがったら世界的に大きな話題になること間違い無しですね。
 
21.人生の扉(2010年)
2007年にアルバムDENIMの中の1曲としてリリースされたこの曲が、NHKの「SONGS」という音楽番組の第一回の主題になり、まりやさんが少ないながらもテレビメディアに出始めたのはこの曲がきっかけでした。
まりやさんが五十路になって、この先いったい何回この満開のさくらを見られるのでしょう?と歌ったこの曲も、まりやさんも、達郎さんも、そして自分もIT'S FINE TO BE 60になりました。

22.いのちの歌(2014年)
締めくくりは一昨年の紅白で歌われたこの曲でしたね、やっぱり。

と言う訳で約2時間、配信料¥4,500の LIVE TURNTABLE PLUS は終了です。

次は山下達郎PERFORMANCE 2019 お願いしますよ!達郎さん

 







2021年05月04日

古民家の宿

前回の投稿「人生の扉を実践してみた」で予告しましたが、先月吉野の千本桜を観に行った際に素晴らしい宿に宿泊しました。
今回せっかく奈良に行くのだからシティホテルとかじゃ無く、和風旅館がいいかな?なんて思っていたところ、Booking.comでこんな宿泊施設を発見しました。
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ゲストハウス 古民家の宿
面白そう。
口コミを見るととても高評価!
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しかも海外それもヨーロッパからのコメントが多い。
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コロナ以前は宿泊客の7割は海外からのお客さまだとか。
1日1組限定と言うことですが、ちょうど予定していたスケジュールに空いていて、即予約。

さて、宿泊当日。
東京から京都で近鉄に乗り換え、西ノ京薬師寺、唐招提寺を拝観してからこの宿がある御所市に向かいます。
一時間に数本しか走っていない単線の近鉄吉野線市尾駅には家主の中嶋さんが軽自動車でお出迎え。
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駅からほんの数分で古民家の宿 勝右衛門に到着します。
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勝右衛門はこの集落の奥に位置します。
江戸時代から変わらないと思われる路地を進むと・・・

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本宅が文政7年(1824年)に建てられ、ゲストが宿泊する「離れ座敷」は大正3年(1914年)に増築された書院造りの二間であります。部屋の障子の外は硝子戸に仕切られた縁側になっていて、子供の頃に住んでいた日本家屋を思い出させます。
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床の間にしろ、掛け軸にしろ、襖絵にしろ、欄間にしろ、それらは元々ここにずっとあり続けたもので、観光用の演出でない事が世界中を旅してきた人々の最高の賛辞になっているのだと実感できます。

食事は、夕食は近隣の食事処に連れて行っていただくか、仕出しを頼むか。
我々は仕出しの一番安いコース(3000円)でしたが、超満腹でした。
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ちなみに朝食は和食、洋食共に500円!

と言うわけで、今までに経験したことのなかった古民家の宿で素晴らしいひと時を過ごせました。
女将の松本さん大変お世話になりました。

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