春がまた来るたび ひとつ年を重ね目に映る景色も 少しずつ変わるよ。
信じられない速さで時が過ぎ去ると知ってしまったら、どんな小さな事でも覚えていたいと心が言ったよ。
満開の桜をこの先いったい何度見ることになるだろう。
I SAY IT'S FINE TO BE 60・・・・
竹内まりやの「名曲」(なんか最近テレビの音楽番組でやたらと名曲、名曲って言ってるのが凄く安易に聞こえるんですけど、この曲こそ「名曲」って言っていいんじゃないかと)人生の扉です。
自分の人生も後半にさしかかってきて、映画「最高の人生の過ごし方」じゃないけれど、死ぬまでに行ってみたいところいくつかを考えて始めております。
その中のひとつは既に実現しておりまして、その時のお話しはこのブログでも書いております。
じゃあ次はどこへ?と思い立って、この春は桜を観に行くことに。
どこへ?
そう、吉野の千本桜です。
以前そら吉野の桜はすごいでっせ〜って関西の知り合いの方に言われてからずっと行きたいと思っておりました。
実は10年前に一度 吉野へ桜を観に行こうって計画したことあったんですが、直前に東日本大震災が起きて、それどころじゃなくなっちゃった。
それがこの春やっと実現する事となりました。
今回のコロナ禍のせいで、昨年秋の出張帰りの京都の例にもある様にインバウンドの旅行客が激減している事も今回実行した理由であります。
奈良県中部に位置する吉野は奈良市内からも結構遠いんです。電車で1時間半もかかります。京都からは2時間以上。
東京から行くんだったら前泊が必須。そこで吉野の手前で宿を探していると、近鉄吉野線の市尾という駅近くに素晴らしい古民家宿が見つかりました。
BOOKING.comに出てきたこの「勝右衛門」については、次のブログで書いてみたいと思います。
翌朝、宿から約40分の吉野に向かいます。
「吉野の千本桜」は実際には1万3千本くらいあるそうですが、麓から下千本、中千本、上千本、奥千本の順に咲いていきます。今年の春は異常なほどの暖かさのせいで開花も例年になく早く、吉野山も下の方は既に桜は散って葉桜になってるとのこと。
実際、こんな感じでした。でもこれはこれで綺麗ですけどね。
そこで今が満開の奥千本に行くことに。
上千本までバスで一気に上がり、そこから奥千本に向かって息が切れるほどの急坂を登ること約20分。
するとこんな素晴らしい景色が眼前に広がります。
しかし正直言うとここも数日遅かったかな?って感じだったのと、杉や檜への配置植林と自然災害によりかなり桜の本数が減っているらしく、想像していた「あたり一面の桜の咲き乱れ」ほどではなかったです。
この写真をご覧頂くと分かるかもしれませんが、献木を募り植樹をして回復を図っているそうです。
上千本でも結構葉桜になっていましたね。でも遠目に見るとより色濃く感じます。
帰りは再びバスに乗り、中千本から下千本に向かってひたすら歩きます。
これは一本の木から3色の花が咲く桃の木「源平桃」です。
そろそろお腹が空いてきました。
地元名物 葛うどん。美味しかったですよ。
こちらは葛切り。氷で冷やして黒蜜につけていただきます。
さらに下ると・・・
金峯山寺蔵王堂 東大寺の大仏殿に次ぐ大きさの木造建築だそうです。
下千本のあたりでも垂れ桜はまだ満開で、八重桜は今が見頃でした。
そしてようやく近鉄吉野駅にたどり着き、宿泊地市尾まで戻ってきました。
今回は異常ともいえる気候のせいで本来ならば千本桜のジャストタイミングだった筈が、盛りが過ぎてしまったのが正直ちょっと残念でした。
でも今回の経験でどう言う道筋で回るべきかもよく分かったので、宿泊場所も合わせてベストなタイミングでまた近い将来訪れてみたいと思っております。
君のデニムの青が褪せてゆくほど
味わい増すように
長い旅路の果てに輝く何かが
誰にでもあるさ
2021年04月07日
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