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2018年03月21日
【資金管理】資金を守る盾を作ろう。
資金管理は相場という戦場で戦うための盾です。
身を守る方法を知らずに戦うのは勇気ではなく愚かなだけです。
今回紹介する資金管理のルールを徹底し、理解できれば相場に対する恐怖心は無くなるはずです。
投資というとリスクをイメージする方も多いと思いますが、それは脆い盾で投資しているからです。
最初に大切なのは、学びながら生き残るという事
負けないトレードとは言い換えると、生き残るトレードです。
FXの参加者70%が最終的に退場していくと言われています。
70%が退場と聞くと、誰しもが避けたくなります。
私個人の主観ですが、FXは誰でも自由に参加できる為、ギャンブルトレードや資金管理を考えず投資する人が70%いるだけの事だと感じます。
退場せずに生き残る方法さえわかれば、たとえ時間はかかっても常勝トレーダーの仲間入りができるということです。
ビジネスや受験勉強でも同じことが言えますが、諦めないことが何よりも大切です。
しかし、ビジネスやFXは資金が尽きれば、諦めたくなくても、諦めなければなりません。
そうならない為にも、資金を極端に減らすことだけは避けねばなりません。
初心者の心構えとしては『多少の出費で勉強させてもらっている』と考えるといいです。
資金管理さえしっかりやれば、資金をさほど減らさずに勉強できる時間が充分とれます。
テクニカルという剣で攻め、資金管理という盾で防衛
誰でも勝つことばかりに意識がいきますが、それと同じくらい重要なのは資金を守ることです。
資金管理の知識はテクニカルとは違い、一度覚えてしまえば使えることなので、是非この機会に身につけてください。
テクニカルはどれだけ勉強しても100%勝てるわけではありませんが、資金管理のルールを守れば退場という最悪の事態は避けれるはずです。
弾切れにならない適正なポジションサイズでトレード
1回の損切りは資金の2%までです。
初心者の方は資金の1%にしてください。
損切りは単にピプスで決めるのではなく、資金量と平均損失ピプスから計算します。
平均損失ピプス=合計負けピプス÷負けトレード回数
仮に、平均損失ピプスを10ピプスとすると以下の表の通りになります。
資金である弾が尽きないようにするには、資金量によってポジションサイズ(建玉)を調整するしかありません。
プロスペクト理論というものがあって、ただでさえ利益確定は早く、損切りは遅くなりがちなので、メンタル崩壊せずに常に落ち着いてトレードするには無理なポジションは絶対に禁物です。
デイトレードやスキャルピングに適した通貨ペアは、ドル円、ユロ円、ユロドルの3通貨です。
これらの通貨はスプレッド(証券会社の手数料)がだいたい1.0ピプス以下なので短期売買にオススメです。
ポン円などはドル円に比べてボラが大きく、損切りも10ピプスで収まらない可能性があります。
それに加えて、スプレッドも1.5ピプス程あるので短期売買には不利な通貨といえます。
デイトレやスキャルピングのように多くの回数をトレードする場合、スプレッドの額は決してバカになりません。
例えば1日に平均10回トレードする人なら、一ヶ月に計200回エントリーすることになります。
1万通貨で1エントリーにつき1ピプスのスプレッドが発生するとなると、計100ピプスがスプレッドとして勝敗に関係なく消えていきます。
これは、ドル円なら1万通貨のポジションサイズで1万円、10万通貨でトレードすれば10万円に相当します。
資金を守る3つの数字
勝率= 勝ちトレード数 ÷ 総トレード数
PF(プロフィットファクター)= 総利益ピプス ÷ 総損失ピプス PF=1なら±0の成績
R倍数= 平均利益ピプス ÷ 平均損失ピプス
勝率=0.5 PF=1 R倍数=1を基準(±0成績)として目指してください。
現在1Rに達していない方は、1Rを達成することが急務となります。
勝率を上げるのは、なかなか大変ですが、R倍数はエントリーの方法次第でコントロール可能です。
1Rを越えるようになれば、勝率50%でも確実に利益が残ります。
損小利大 リスク・リワードの考え方
リスク1対リワード2
リスク1対リワード2以上確保できる場所でのみエントリーするというルールを作ったとします。
この場合、勝率が50%あれば2Rとなり確実に利益が残せます。
いわゆる損小利大というやつです。
この条件だと仮に途中で波がヘタって目標到達前に利食いをしたとしても、半分のリスク1:リワード1くらいのトレードになるはずです。
リスク1対リワード1
リスク1対リワード1のエントリーでは、勝率50%で1Rとなり、成績はトントンです。
それも目標で利食いできての話です。
実際には目標に届かないことも多いので、結果的に損大利小になってしまいます。
慣れてくれば、こういう場所でも臨機応変にエントリーできますが、それは損大利小をわかってやっているわけで、闇雲にエントリーしているのとは違います。
リスクリワード1:3以上というのは、デイトレやスキャルではあまり現実的ではないですが、リスクリワード1:2なら多くのチャンスを拾えます。
あとは精度にこだわって勝率を上げていけばいいです。
まとめ
資金管理をせずに市場に参加するのは、命綱の結び方を知らずにエベレストに登るのと同じくらい危険です。
命にかかわるくらい重要なことなので、ぜひ、あなたのトレード成績で検証してください。
先に述べた、70%の退場者はこの知識を得ずに市場参加してしまった人達だと思っています。
まずは、直近のトレード20回~100回分のデータを分析してR倍数や勝率を出してみてください。
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2018年03月05日
【雑談】スキルの収益化 このブログで目指していきたいもの
私がブログでの情報発信を始めた理由は、生まれながらにある才能を目覚めさせることなく埋もれている人が多いと感じた事と、日本の不自由な社会の仕組みに一石を投じたいという想いからでした。
最近ではマネー主義における独占文化は崩壊し、シェア文化が中心となる新たな価値観が広まってきている気がします。
GoogleやFacebookなど誰でも簡単に扱う事の出来る、海外のプラットフォームの登場でそれは一気に加速していると思います。
過去の歴史をたどれば、黒船襲来・太平洋戦争等、日本の歴史は海外からの圧により変わってきています。
今の日本ではネット業界の外圧は非常に強く、ビジネスにも大きな変化をもたらしています。
侍がちょんまげを捨てたように、今までの常識を捨てる日はそう遠くはないと思っています。
今の時代ではスキルを手にしたものが、安定を手にする。
質問
今日、クビと言われたら明日から何をして生きていきますか?
あなたはいったい何が出来る人ですか?
もし、この質問に即答できれば、あなたは既に十分これからの時代を生き抜く力をもっているでしょう。
「自分はこれが出来るから大丈夫」
これが本当の安定と言えるでしょう。
著書「21世紀の資本論」トマ・ピケティ
「格差問題」を取り上げています。
この本にどんなことが書いてあったか簡単に紹介します。
良く28の法則とかパレートの法則とか言われますが、結局資本主義というのは、労働階級と支配階級で分類されます。
世の中の80%のお金をたったの20%の人が所有して、残りの20%のお金を労働階級の人たちで分けているといったものです。
それが、どんどん格差が出ている状況です。
アベノミクスも簡単に言うと、支配階級の方へお金を流し、更に豊かにする。
それによって労働階級へお金を降らせていくという政策ですが、
結局、お金持ちが更にお金持ちになったとしても、そのお金は投資や家族・身内で回している事が多いのが現状です。
労働階級の方へは大したお金は降ってこず、消費税の増税や物価上昇で実質的には下がる現状があります。
労働階級の方はこの社会構造を自分自身で変えれるかというとこれは革命でも起きない限り難しいと思います。
自分では変えれないですから「自分が変わる」しかありません。
では、どう変わればよいのか?
そこで今回のテーマでもある「収益化できるスキルを身に付ける」です。
これさえあれば、資本主義のピラミッドから抜け出せる事が出来ます。
「スキル」訓練によって得られる、特殊な技能や技術(辞書的意味)
収益化できるスキルとできないスキルがあります。
例えばコミュニケーションできるスキルがあったとしても補助的なスキルであって、それ自体での収益化は難しいです。
今後、需要のあるスキルを身に付ける事が重要だと思います。
時代の流れによる価値観の変化
今までは、優秀な従業員が評価され年功序列システムにより安定した生活が保障されていました。
しかし、高度経済成長も終焉を迎え、日本人に対して製品を大量に供給しても需要がそれほどありません。
物が売れなくなると、経済は停滞しますが、それは日本人の価値観が物質的な豊かさから、精神の豊かさにシフトした結果であり、マイナスな事ではありません。
今は「個の時代」へと移行してきています。
大量生産、大量消費が終焉を迎え、大企業などを支えていた下請け企業なども廃業の危機にあります。
しかし、人の役に立つスキルを持つ個人にとっては、またとないチャンスに溢れる時代の到来です。
前述した通り、ネットで情報発信するプラットフォームは全て揃っていて、しかも無料です。
個人がビジネスで成功するための必要十分な条件がすでに存在しているのです。
コミュニティ社会の中であなたは何が出来る人ですか?
日本人の発想は余分なものを省くことに移行しています。
それが断捨離やシェアという新たな価値基準です。
コミュニ ティをつくり、お互いの不要品を交換するサービスなどが、すでに欧米では始まっています。
日本でもメルカリ等のフリマアプリが大流行しており、そのコミュニティの中で個人売買がすでに始まっています。
今後、世界中でコミュニティ化が進み、その中で経済が回るようになるでしょう。
そうなると、ますます大企業への依存がなくなり社会構造も激変するはずです。
「個の時代」で価値があるのは勤務している会社の実績よりも「何ができる人かということ」です。
何もできない人は、コミュニティの中で何の役にも立ちません。
オールラウンダーよりも特化型人間になる
仕事は、会社員・経営者・投資家・専門家のタイプに分ける事が出来ます。
どれが良い・悪いというものではありません。
会社員(仕ゴト):仕える事で収益を出す。職歴・学歴
会社員は安定しているよう見えますが、それは企業が安定していればの話です。
そして、年齢制限があり20代の内には方向性を決めておかないと成功は難しいです。
経営者(使ゴト):人を使う事で収益を出す。管理能力・マネジメント力
アルバイト数人を抱えた、居酒屋の店長も何千人という社員を抱えたCEOもここにあたります。
私は一番リスクが高いと思います。
お金のリスクとともに、自分自身の時間と労働力もリスクにさらします。
投資家(資ゴト):資本を使って資本を増やす。お金に働かせる。資金力
自分の持つお金に働いてもらう。ここで物を言うのは資金力です。
リスクが高いイメージがあるが、リスクのコントロールは可能、負債の分量もコントロールできる。
専門家(士ゴト):士業とも言い、専門知識を使って収益を出す。Youtuber・スポーツ選手
圧倒的に多いのが会社員です。
原因は戦後の学校教育にあります。
当時は優秀な国家公務員や企業戦士を多く出すための教育が必要だったのです。
しかし、人にはそれぞれ個性があるので、会社員に向かない人もいます。
それに気づいた一部の人達が経営者などになっていったわけです。
今の時代、会社員の需要は少ないです。
とうに経済成長を終えた日本においては会社員の数はそこまで必要ないのです。
専門知識 や技術を生業にする専門家は、これから時代にオススメの分野です。
自分の得意分野を開花させ、人の役立つものにして提供できればスキルを収益化することができ ます。
会社員や経営者は組織が必要ですが、投資家や専門家は個人で成立できます。
過去に何をやってきたかも問われないので、今までのキャリアや学歴に自信のない人でも起死回生を狙うことができます。
専門スキル+ウェブ集客スキル
何らかの専門家になるなら、ウェブ集客スキルは絶対に身につけなければならない必須スキルです。
あなたのスキルをウエブ上で発見してもらい、コンタクトをとってもらわなければ、スキルは宝の持ち腐れになります。
しかし、心配いりません、一昔前ならホームページ制作などを業者に依頼すると数十万円かかりましたが、最近では簡単にハイクオリティなホームページが制作でき、情報発信可能なプラットフォームが用意されています。
あなたはそれらを組み合わせるだけで情報発信できるようになっています。
好きなことを収益化するのは難しい。
好きなことで稼げれば最高です。
しかし、現実はそう上手くいきません。
あなたの趣味が需要のない分野のスキルであれば、いくら磨いたとしても収益化は難しいです。
また、需要の少ない分野に対して供給が多ければ競争も激しくなり、生き残れるのは僅かな人たちだけです。
好きなことを収益化できる条件は2つだと思います。
1.今までにない新たな需要を作り出すことで、アップル社のiphoneのような新発明がこれになります。
2.自分の好きなことが偶然に需要>供給だった場合
あなたの才能が、お金に直結しにくい場合、かなりの創意工夫が必要になります。
お金儲けと価値創造を分けて考える
自分の好きなことを収益化するのが難しいなら、お金儲けと、専門家として価値を創造することを分離して考えればいいのです。
トレードスキルを習得すれば短時間で収益を得ることができます。
お金と時間があれば、自分の才能を活かした創作活動に没頭することができます。
FXのスキルは世界中どこにいても収益化が可能です。
何度でもチャレンジが可能な社会を作る
このブログでFXのスキルをお伝えする目的は、過去のキャリアや年齢を問われずに、自分の未来を創造できる仕組みや社会をつくることです。
FXのスキルにはそれを実現させる力があります。
人生は意外に短いものです。
今までの常識で生きていたら年齢とともにチャンスが拾えなくなっていきます。
チャンスはチャレンジした回数分しか訪れません。
1回の人生に数回しかないチャンスなら、拾うのは至難の業です。
しかし、経済と時間の呪縛から開放されれば無制限にチャレンジできるのでチャンスを拾える可能性も格段に増えます。
今まで考えもしなかった新たな人生を進むことだって可能なはずです。
何度でもチャレンジできる社会をつくる。
FXは単なるお金稼ぎのスキルではなく、私はそうなる為の一つの手としてFXがあると考えています。
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2018年02月24日
【今週のチャート解説】ドル円 2月19日〜2月23日
ドル円ペアでの今週のチャート考察です。
相場では勝つ人もいれば、その分負ける人もいます。
損した人のお金が、得した人に流れます。
同じチャートを見ているのに双方に分かれるのは、真逆の発想をしているからです。
今週のドル円チャートは売りたい人が多くいたはずです。
しかし、どこのラインで戻り売りが入るかは別の問題です。
損する人は、せっかちで、早く売りたいから、ネックラインを割るのを待てずにショートしてしまう。
そういうところをロングで狙えるのが得する人です。
今週のドル円はせっかちになると損をする
ドル円日足チャート
昨年の安値更新を日足レベルで確認できます。
しかし、一昨年以降に作られた緑内のレンジブロック上限に差し掛かり、今後どうなるかは現段階ではわかりません。
4時間足チャートに週足ロウソク表示
赤のラインが日足のレジスタンス
戻り売りを狙うのであれば、赤のレジスタンス付近でWトップ確認後で良いので、値頃感や焦って売りを入れないように注意
1時間足チャートに日足ロウソク表示
事実1 戻り売り失敗
戻り売りの候補になり得る高値がいくつかあるポイント
Wトップは作ったが、いずれもWトップのネックラインを下に抜けれなかった。
ここで焦って、売りを入れてしまうと、上昇波の推進力にされてしまい損切りになります。
事実2 日足のレジスタンスラインでのWトップからネックライン割れ
日足のラインとなる付近でWトップ形成後、ネックラインを下に割ることに成功(緑○)
ネックラインの割れ方が微妙であったが、天井の試し失敗を確認後、売りを入れることが出来る。
事実3 上昇波の半値攻防
先週の安値からの買いと、日足のライン108.00からの戻り売りが攻防する。
こういう半値のゾーンはレンジを作りやすく、値動きが読めなくなることをあらかじめ想定することが重要
日ごとのポイント
19日(月)
15分足チャートに日足ロウソク表示
東京〜ロンドン時間
先週大きな下降の事実から、106.00のキリ番から安値更新を狙ってショートしてくる。
これに対して、先週安値と日足のサポートを根拠にロングも集まる。
こうなると売りと買いの攻防は読むことが出来るので、どちらか決着がつくまで待てばよい。
結果的に金曜日の高値を上にブレイク
青1で小競り合いを上に抜ければロング出来る。
目標となる利食いポイントは青ラインの1時間足レジスタンスまで。
ロンドンからNY時間
目標としていた青の1時間足レジスタンスから売りが入ってくる。
NY時間に黄○を上抜いたことで、ダウが上目線になったが、1時間足レジまでの値幅がないため、見送り。
20日(火)
ZONE1
1時間足の高値と106.50付近の青ネックラインでのレンジ形成
レンジ内の値幅は約26pipsしかないので、手出しは無用
どちらかに抜けてからポジションを取ればよい。
ZONE2
東京時間で、1時間足の高値と前日高値を上抜けしたことで、トレードゾーンが一段上がった。
青1の切り上げラインを抜ければロング出来る。
※大きな流れは強力な下降トレンドの為、戻り売りが所々で入るが、ロングトレーダーの餌食になった。根拠の弱い逆張りはこういう局面では不要。
21日(水)
前日の終値付近にショートポジションがたまっている。
青1で5分足レベルで陰線と陽線で行って来いの形を見て、ショートが逃げ始めるところをロング。
目標利食いは次の1時間足高値まで。
東京時間1時間足高値である、107.90付近で天井を形成。
ロンドン時間に入り、初動で天井を試し、騙しとなった赤1でショートできる。
このショートを逃した人は、青ネックラインを下に抜いた赤2でもショートできるが、値幅は限定的となりスキャルピングになる。
上昇トレンドはまだ継続しているので、上昇波半値付近の緑ブロックから押し目買いが入ってくる。
結果、押し目買いは失敗したが、上昇トレンドラインがすぐ迫っているので、ショートは危険。
前日の終値で反発して、黄○で押し目買いが入ったが、V字で戻らない限りは、1時間足高値からの戻り売りに巻き込まれるので注意。
前日終値のレンジと日足ラインでサポートされれば、1時間足高値を更新するかレンジ形成になる。
22日(木)
15分足チャートに日足ロウソク表示
前日の終値を紫○で試して、青のネックラインを抜きました。
赤1の天井試し失敗からショート
このショートは下のネックラインを抜くショートなので、抜いて伸びたところで利食い
東京時間の終盤に騙しとなる赤2を確認して、ショートしましたが、フラッグの下限を下に抜けなかったので、黄○で逃げる。
ロンドン時間に入ってから、107.50でショートをした、ストップ狩り青1を見てロングで乗っかる
下降フラッグの上方ブレイクを失敗、赤3で小競り合いをしだしたのでショート。
この時、下降フラッグを下にブレイクするのを待ってもよいが、その場合は赤3まで反発する可能性も頭に入れておきましょう。
上から売りを入れれなかった人は、NY時間に入ってからレジスタンス赤4を試してからのショートでも間に合う。
前日の動きを分析すると、"戻り売りの為の天井を作っている”
そうなるとすれば、この上昇波の半値まではショートで利を伸ばせる。
23日(金)
この日は上昇波半値戻しが完了し、売りと買いの攻防。
事前にこうなることを想定できていれば、そのように戦略を立てれる。
50pips程の値幅があるので、レンジの下限からロング、上限からショートの考え方で問題ない。
レンジが苦手な人はスルーして良い。
雑談
「逆転の発想」この言葉の意味を知らない人はいないくらい常識的です。
もはや、ビジネスや勝負事で逆転の発想をしない人はいないでしょう。
最近、車を運転していると、道を横切る年配の方にヒヤッとします。
本人は当たらないつもりで出でくるんだろうが、こちらとしては当たりたいのではないかというタイミング出てきたりする。
特に日が暮れると目が見えにくく、洋服も背景と同化している。
当然、運転側もそこを気を付けていなくてはいけないのですが、危ないなぁと思っている。
海外の年配の方は、明るいカラーの洋服を身に着けているイメージだが、日本の場合はどうも地味な色ばかりな気がする。
なので、年配の方向けに、明るいカラーに反射で文字が光る広告や企業のマークが入った洋服を作り、年配の方へ無償で配ればどうだろうか?
これなら、企業の広告にも繋がり、年配の方の危険回避にも繋がる。
WINWINの関係である。
流行りはしないだろうが、これこそ逆転の発想かなと思う。
FX会社ランキング
2018年02月22日
【FX雑談】FXはどう学べばよいのか?勝ち組と負け組では学びが違う
相場に勝ち組と負け組がいるのはなぜなのか?
それはやっていることが明らかに違うからです。
聖杯とは自分で作り上げる物
トレードも運転やスポーツと同じです。
どんな技術でも言えますが、頭で理解しただけでは絶対に上手くなれません。
頭と体が繋がり、感覚で体が動くようになって初めてモノになります。
トレードを始めると多くの人がまず最初に必勝法などの聖杯を探し始めます。
そして皮肉なことに聖杯など無いことに気が付いた人から勝ち組への道を歩み始めます。
情報は断捨離、不要な知識は捨ててしまう。
無料や有料を問わず、ネット上には様々な情報が溢れています。
この情報過多のせいで聖杯探しの旅が無限ループします。
いろんなインジケーターをこねくり回し、数万円もするような情報商材に手を出したり、エントリーを教えてくれるサインツール、果てには高額なセミナーにも参加します。
しかし肝心のトレードは一向に勝てず資金はどんどん減っていきます。
もしあなたがそれに似たような状況だとしたら、情報の断捨離をおすすめします。
FXは受験勉強と違い、知識の量で勝つものではありません。
たったひとつの優良な知識とその知識を技に変えるべく経験を積むことが勝つコツです。
トレーダーのタイプもいろいろですが、得意パターンひとつあればそれしかやらない方が、結果として勝ち続けられる傾向があります。
戦術ばかりに気を取られると戦には勝てない
ネットで手に入る情報のほとんどが戦術レベルのものです。
戦術とは武器の使い方や戦い方のことで、これを知ったからといって勝てるようになるわけではありません。
必要なのは戦略を立てる力、つまりはシナリオ力です。
シナリオ力を身につけるにはチャート上にラインを引く訓練をするしかありません。
移動平均線のゴールデンクロスやMACDなどのインジケーターに頼った、〇〇手法は、あくまで戦術なので、エントリーのタイミングを量る程度のものでしかありません。
これらの〇〇手法は、初心者に勝てると思わせる事がたやすくできるので、商材としては売りやすいです。
ですが、それを買った人が勝てるようになるわけではありません。
正直、手法などいくらでもつくれますし、完璧な手法など存在しません。
相場は波のターンするポイントを予測するゲームなので、どんな手法でエントリーするにしても、思惑の方向へ順行すれば勝ちで、逆行すれば負け、ただそれだけの話です。
必要最低限の知識さえ知れば、あとは習うではなく慣れる
インジケーターを多数表示している人は、まずはシンプルに考えることです。
一度チャートからインジケーターをすべて消して裸にしてみてください。
デイトレなら1時間足〜日足のチャートに止まりそうなレジスタンスラインとサポートラインを引いて、その間をトレードするだけです。
1時間足にトレンドが出ていれば、押し目買いのポイントを予測して待ち構え、ノントレンドなら様子見すればいいです。
50ピプス以上のレンジならレンジの下限でロング、レンジの上限でショートです。
チャートをシンプルにすると、今まで見えなかったものが見えてきます。
自転車を操作するのに必要なのはペダルとハンドルとブレーキの3つです。
チャートを読むのに必要なのはローソク足、波の把握、水平線の3つです。
余計なものをくっつけすぎると見えるものも見えなくなってしまいます。
まとめ
トレードはギャンブルではなく技術です。
技術と捉えたなら、勝てるようになるまで負け続けることを覚悟しなければなりません。
相場は億万長者から貧乏人まで同じ土俵で勝負することができるハンデのない世界です。
ハンデをくれないことは初心者にとって、とても厳しくもあります。
プロと同じ土俵に上がったからには、プロのマインドと技術が無ければ、あっという間に資金がなくなります。
ギャンブル感覚、生半端な覚悟で相場に挑むと大けがをします。
勝ち続けるにはプロと同じ知識とそれを身に着ける努力を絶え間なく続けていかなければなりません。
しかし、いつか必ず報われる日が来ます。
その日を迎えたあなたは、ケガ、老後、いつ何時でもお金を得る技術を習得します。
働けない環境下でもFXは頭と体が動く以上、資金調達可能なスキルです。
それはたとえ10年かかってでも手に入れる価値はあるスキルだと思っています。
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2018年02月20日
【雑談】気づき力があり、自己信頼が強い人ほど上手くいく。
自己信頼が出来ている人は、未来を切り開く「力」となり、若さを保つ上でも優位。
いつまでも若く見られる人は、良い意味でナルシストなのかもしれない。
何事も自己信頼の強い人がうまくいく
青春 ~Youth~
(一部引用)
人は信念と共に若く、疑惑と共に老ゆる。
人は自信と共に若く、恐怖と共に老ゆる。
希望ある限り若く、 失望と共に老い朽ちる。
サミュエル・ウルマン
これは「青春」という詩の一部です。
ここに、信念や自信を持つことがアンチエイジングの秘訣とあります。
確かに、信念も自信も持たない人が若く見られることは無いかなと思います。
信念や自信を自己信頼と置き換えれば、「なんとかなる、自分ならやれる」みたいな予感のことです。
私の経験上ではありますが、この予感みたいなものが、挑戦する始めから有るか無いかがとても大事な気がします。
「自分を好きになる」ことで自己信頼が生まれてきます。
成功者の中で自分のことを忌み嫌っている人なんていないはず...そう考えると、世の成功者はみんなナルシスト気質かもしれませんね。
自分を好きになり、自己信頼を築くにはどうすればいいか。
その答えは多くの「気づき」を得ることだと思います。
自分を嫌いになってはいけない
自己信頼の反対は自己嫌悪、自分を嫌う感情です。
自己嫌悪は、真面目で向上心が強く完璧主義者ほど、芽生えやすいものです。
この感情の根本には、より良い自分になりたいというポジティブな感情があります。
もっと良くならねばと強く思う半面で、それが出来ない自分が許せなくなります。
私もどちらか比較すると、自己嫌悪感を抱きやすいタイプなので、それを避ける方法をとっています。
それは、明らかに人より劣っている分野には一切手を出さないようにしています。
努力をして苦手な分野で人並になったとしても、それ以上の成果は望めそうにないからです。
芸は人を助けるとも言われますが、そこまで努力をしなくても、センスや経験で自然にできてしまう事が誰にでもひとつやふたつはあるものです。
向上心→同じ失敗をする→自己嫌悪→挫折してあきらめる
多くの人がこの流れで駄目になります。
向上心→同じ失敗を繰り返す→自己嫌悪→感情を切り離す→自分を許す
こちらの流れにするだけで自己嫌悪を抱きにくくなります。
自分を良くしたいという表側の感情に対して、自分を許すという裏側の感情で対応するのです。
同じ失敗を繰り返すことは正常なことです。
もちろん、人によって10回で同じ失敗をしなくなる人もいれば、50回失敗を繰り返しても治らない人もいます。
でも、100回ならどうでしょう、100回、同じ失敗を繰り返して治らない人は見たことがありません。
ただし、ここで大事なのは、同じ失敗を繰り返している自覚があるかどうかです。
どういう種類の失敗なのかわからない失敗は何回しても意味がありません。
例えば、値幅20ピプス程度のレンジブレイクを狙って飛び乗り逆行して損切りになったとします。
その瞬間の感情をノートに記しておくのです。
失敗して損したという感情が強すぎて、失敗の前触れの感情なんか忘れてしまうものです。
ここで大切なのは失敗する前触れの感情を記憶する事です。
これをするだけで、次に失敗しにくくなります。
同じ失敗を繰り返したからといって、あなたが駄目人間ということにはなりません。
同じ失敗は、「失敗に至った問題はそこだ気づけ!」と言ってくれていると思ってください。
人間は2種類のタイプに分かれます。
「失敗と成功を繰り返しトータルで成功する人」と「失敗も成功もしない残念な人」です。
失敗ばかりしていている人が駄目人間ではありません。
本当の駄目人間は一回も失敗したくないと思っている人です。
気づきの質と量
新しいことを始めたら、まず最初に気づきの量を増やすことが大事です。
それには数をこなし、「稽古」するしかありません。
単純に接触頻度を増やすと、何でも好きになってくるものです。
もし、好きな人がいれば、会う理由がなくても、なるべく毎日会うようにすれば、自然に自分のことを好きになってくれる可能性があります。
トレードでも週一しかチャートを見ない人と、短時間でも毎日チャートを見る人とで比較をすると、チャートとの接触頻度が変わってきます。
当然、毎日チャートと触れ合っている人の方が、チャートの事が好きになります。
チャートを毎日見ることは、それを通じて自分自身とも触れ合っていることになります。
これは、昨日までの自分に、今日の自分が会っている感覚で、昨日の自分の感情と今日の自分の感情の微細な変化を感じてきます。
そうする事で、徐々にチャートに向き合う自分が好きになり、自己信頼が深まります。
気づきの質には、知る、わかる、できるの3段階があります。
知るとは単純に知識に出会うこと、わかるとは、複数の知識を関連付け知恵として活用できる状態のことです。
例えば5W2Hを知った所で、それを実務と関連付けて自分の知恵で考えてみなければ、5W2Hを知ったとしても実践まで至りません。
大事なのは5W2Hとは何なのか知る事ではなく、それを今までの自分の考動とリンクして活用できる段階まで知恵を振り絞り考えなければ無意味です。
ここまで来れれば、気づきの質は「できる」という次の段階に進みます。
リアルでも結果が出せるようになるでしょう。
ですが、この「できるという段階」での一番の収穫は、「できる自分に気づくこと」です。
この自分自身への気づきが自己信頼をさらに深くします。
これこそが本当の答えであり、他人に教えられた答えなど単なる知識でしかありません。
私がこのブログでお伝えできるのは、知るとわかるという2段階までです。
最後のできるという階段は検証や実践という体験をしながら自らの力で上げるしかありません。
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2018年02月08日
【雑談】自己啓発本を読んでも夢が叶わないのはなぜか?
今更ながら水野敬也著書の「夢をかなえるゾウ」を読んでみました。
170万部の大ベストセラーだけあって、小むづかしい自己啓発を面白おかしく紹介されていて読みやすかったです。
頑張れる人と頑張れない人の違いはマインドにある
「夢をかなえるゾウ」は売上170万部のベストセラーですが、この本を読んで夢が叶った人がどれくらいいるでしょうか。
おそらく、多くの人が「ためになった」で終わっているでしょう。
これは本のせいではありません。
自己啓発に限らず、ダイエットでもなんでも、やる気になっても長続きしないのが普通の人です。
世の中には頑張る気になっても、頑張れる人と頑張れない人がいます。
つまりプラスの感情が行動に結びつく人とそうでない人がいます。
もちろん、圧倒的に行動できない人の数の方が多いです。
普通の人なら頑張れない
自己啓発の本は昔から書店の売れ行きコーナーにあります。
ほぼ毎月のように切り口を変えては出版されています。
新しいダイエット法の流行なんかと同じです。
結局、行動し続けることができないので、成功しないし、痩せないといったところです。
作者が成功してほしいと願って書いた本でも、読者が行動に移せない限り成功しません。
トレードの世界も、普通は勝てるようになる前にあきらめます。
頑張れないのが普通だし、今の生活に不満がなければ現状維持というのが一番楽だしストレスもありません。
でも、あなたがもし現実を変えたいなら、今までの「普通」を捨てなきゃいけません。
以下のようなタイプは普通の人です。
インプット人間
日本の学校教育はインプット型です。
子供の頃から情報の仕入ればかりをやらされます。
テストという大人の考えたクイズに答えるために、ひたすら教科書や問題集を暗記し、答案用紙に覚えたことをそのまま記入するだけです。
こんなことを20年も続けていれば、完全なインプット人間になれます。
事務処理能力だけを求められる職種なら、これでも問題は無いわけですが、起業するなら自分で問題を創り、自分で答えを出す創造性が求められます。
世の中、答えがひとつとは限りません。
いや、むしろ複数の似たような答えからひとつだけを選ばないといけないことだらけです。
答えのないことだってあります。
インプットするだけでいい成績がとれるのは、学生時代で終わりでしょう。
サラリーマン気質
日本人のほとんどは自分の時間を投資して収入を得ています。
時給、日給、月給と収入形態はいろいろですが本質は一緒です。
投資した時間=お金 サラリーマン気質な人は、こう考えます。
トレードの勉強でも、本、教材、セミナーで情報を仕入れ、3ケ月位やってダメだと、テキストのせいにしてすぐにやめてしまうのです。
これは、その3月がタダ働きと思っているからです。
「やってみたけどダメだった」サラリーマン気質の人の決まり文句です。
雇われ人のマインドだと、結局、何をやっても長続きしません。
普通じゃない人は頑張り続ける
一部に頑張り続けれる人がいます。
それだけでも貴重な存在なんで、あなたがもしそうなら、結果はどうであれ、自分を褒めてあげるべきです。
アウトプット人間
アウトプット人間は情報を仕入れたあと、実際に行動することで、それを自分仕様にカスタマイズします。
料理で例えるならば、情報はあくまで食材です。
アウトプット人間は、自分でレシピをつくることに価値を感じます。
自分の性格に合った食材を選び、オリジナル料理を試行錯誤しながら生み出します。
トレードでいえば、自分の性格に合ったテクニカルツールを選びトレードルールをつくるのと同じです。
アウトプット人間は、インプットがそのまま自分の答えにならないことを知っています。
また、彼らは問題解決能力に長けていて、問題を発見して解決するというコンサルティングを自分自身に対しても行ってます。
起業家・職人気質
創造という価値がお金になることを知っています。
言い換えれば、完成するまではお金にならないことを知っています。
サラリーマン気質の人のようにタダ働きという概念はあまりなく、お金にならない期間も建設中や修行といったマインドなので、途中で諦めることをしません。
アウトプット人間、起業家気質。
もし、あなたが、このマインドに共感できるなら、すでに「普通の人」とは違うでしょう。
いい意味でも悪い意味でも普通じゃない未来があります。
普通の人はこれらを共感しません。
成功する人は頑張っているではなく、夢中になっている
頑張れる人も、努力する人と夢中になる人に分かれます。
努力する人とは〜しなければならないという義務感や理屈で動く人。
こういう人は挫折する可能性が高いです。
夢中になる人は〜したいという欲求で動く人。
うまくいく人は皆この夢中になる人のタイプです。
人の意識の中にはアクセルと潜在意識であるブレーキがあります。
ダイエットで例をあげると
痩せたい=食べたいだと
あなたが痩せたいとアクセルを踏むと、潜在意識が食べたいとブレーキを踏みます。
綱引きが始まり大抵は痩せたいが負け現状維持に終わります。
痩せたい>食べたいだと
食べたい欲求よりも、痩せたい欲求が明らかに大きくなれば、確実に痩せる行動をとり続けれます。
もし、医者から余命3ケ月の宣告を受けたら
死にたくない>食べたい
自分の死をイメージしたあなたは、食欲を失うでしょう。(まだ死んでないのに)
まだ現実化してないのに実感が湧いている。
この実感という欲求こそ、潜在意識にあるブレーキを乗り越える唯一の方法です。
実感の湧くやりかたを見つける。
これができれば、現実という名のレンジ相場を一気にブレイクして、上昇トレンド発生させることができます。
しかも、努力感なしです。
トレードルールには個性が出ます。
あなたの性格にマッチしていて、これを繰り返せばうまくいきそうな予感がするもの。
そういうものを見つけさえすれば、半分成功したようなものです。
まとめ
ブログを始めて半年経過しました。
今でも、そこそこの時間と労力をかけています。
そして、このブログでの収益などほとんどありません。
しかし、こうやってブログを書いていても、苦労してやっている感覚は全くないです。
いつか、読者の方一人でもトレードで成功できればと、ひとり勝手にニヤニヤしてます。
まだ、そうなってないのに…そういう実感が湧くから、これまで続けてこれたのだと思います。
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2018年02月07日
【雑談】ポジポジ病克服と情報商材の闇 私のFXの考え方
人間の三大疾病であるガン・心疾患・脳血管疾患の原因の多くは生活習慣と言われています。
食生活、運動不足、ストレス、タバコなどが原因で血圧が上がったり、ガンの素になる異形細胞ができたりします。
ポジポジ病も高血圧みたいなもので、軽く考えているといつの日か命を奪われることになります。
トレード回数が多いと必然的に負けやすくなる
商売では次の公式が当てはまります。
利益=(客数×客単価)−経費
商売は、薄利で多売し「客数」を増やすか、限られた客に「客単価」を高くして売るかです。
トレード利益=(ピプス×枚数)ー経費(損切り+トレードコスト)
トレードという商売はピプスで稼ぐか枚数で稼ぐかです。
デイトレーダーがピプスで稼ぐには基本的にトレード回数を増やすしかありません。
しかし、トレード回数を増やせば、それだけ負ける回数も増え、メンタル負荷がかかります。
トレードスタイルが決まらない初心者がこれをすれば、負けまくるのは目に見えています。
私は当初5枚でトレードしてましたが、エントリー1回のスプレッドを250円とすれば、一日20回のトレードでエントリー手数料として5,000円を毎日業者に納めていた計算になります。
これを20日間にすると、なんと10万円が手数料です。
トレード回数が増えると、それに伴って「トレードコスト」も跳ね上がります。
それに、人の集中力なんて、もって90分程度です。チャート監視時間が長いことで、かえってミスをする確率も上がります。
1時間に1トレード 時給で考えていませんか?
トレードは1時間働いたから、いくら貰えるというものではなく、時給感覚で利益を得ようとするとポジポジ病になります。
良く動く日もあれば、チャンスが全く訪れない日もあります。
数ピプスを狙うスキャルならともかく、デイトレなら、リスクとリワード比を1:2として損切り10ピプス、利確20ピプスは狙いたいですが、20ピプス伸びるチャンスなんてそうそうないです。
東京時間のレンジブレイクを何度も狙って負けるなんて愚の骨頂です。
それに対してロンドン市場、ニューヨーク市場のオープン時刻はよく動きます。
検証してみれば相場が動く時間帯も限られているのがわかるはずです。
専業になったからといって一日中トレードできるわけじゃないです。
私の感覚では4時間に1回くらいチャンスがあればいいと思っています。
サラリーマンの方が帰宅後にするトレードなら1回チャンスがあれば上等です。
「チャンスなんて日に3回もあれば上等」ぐらいの気持ちで丁度いいです。
メンタルで都合のよいトレードをしていませんか?
「早くトレードしたい」「負けたまま終わりたくないこんなメンタルだと、不思議と自分に都合のいいチャートに見えてきます。
過去チャートはテクニカル分析できても、未来となると「ワタシ基準分析」になってしまうのはメンタルが深く影響しているせいです。
未来となると「今のメンタル」がサインを出しまくって、常に「今」がチャンスに見えてしまうわけです。
過去も未来も自然なメンタルでテクニカル分析しないといけません
その向上心は本物のポジティブ思考ですか?
トレードでのポジティブは自己規律を守ることだけです。
それ以外のポジティブは全て「ポジティブモドキ」のネガティブ思考です。
「トレードしたい」「負けを取り戻したい」「もっと知識が欲しい」これらの感情は一見ポジティブですが、全部、ポジティブモドキです。
ポジティブモドキな人がかかる病気が「ポジポジ病」です。
向上心が無ければそもそもトレードなんてしないので、ほぼ全員ポジポジ病の遺伝子を持っているといえます。
ポジティブモドキな姿勢はトレード回数やチャート監視時間にそのまま比例しますが、それが努力だと思うのは大いなる勘違いです。
トレードを厳選して規律を守り「鳴くまで待とう」とすることがことが本物のポジティブ思考であり、やるべき努力です。
ポジティブモドキから本物のポジティブ思考にスイッチするのは自分のスタイルを決めるしかありません。
フランス人は服を10着しか持たないらしいですが、自分らしさを知って、スタイルが確立できていれば必然的にそうなります。
あれこれ手法を漁ったり、インジケーターを試したりしているうちは、流行のトレンドに踊らされているだけで、スタイルが確立されていません。
手法ではなくスタイルが大事。
情報商材の闇
手法なんて服の数ほどありますし、多くは無料で手に入ります。
試しに海外の「フォレックスファクトリー」というサイトを覗いてみて下さい。
何千種類と無料で公開されています。
グーグル翻訳すればだいたい内容もわかるはずです。
ぶっちゃけますと、国内で数万円で販売されているFX情報商材も、ここを日本語化しただけのコピーだったりします。
もともと無料のものを何万円も出して買っているわけです。
最近、情報商材のオファーのメールが来るようになりました。
会社名はなく、ハンドルネームです。
価格設定は、なぜかどこも3万円前後でこの内、2万円が私の取り分だそうです。
おそらく、購入後にコンサルやセミナーなどで高額なバックエンドオファーを仕掛けるつもりでしょう。
これが情報商材業界の実態です。
この手の業界はグーグルの広告審査が通らない為、アフィリエイターを使って売らせるのだと思います。
怪しげなサプリメントを売るマルチ商法と同じ匂いがします。
まともな商材もあるでしょうが、自分を信頼してくれている人に売るというのは、例えお金に困っていてもできることではありません。
たとえ誇れる事がなくとも、自分の子供に語れないようなことはしたくないです。
FXで自分のスタイルを確立する
スタイルを5W1Hで定義するとこんな感じになります。
When(いつ)=曜日、時間帯、市場
Where(どこで)=通貨ペア・ボラタリティ
Who(だれが)=裁量、EA
What(何を)=波のサイズ、値動き
Why(なぜ)=環境認識
How(どのように)=エントリー手法
ほとんどの人はHow(どのように)ばかりに気を取られますが、それでは無冠で鼻高々いい気分になっている裸の王様と同じです。
エントリー手法は、あなたのスタイルの一部であって全部ではありません。
スタイルとは、あなたの資質や性格でカスタマイズされたオンリーワンなもので、どこにも売っていません。
私のFXに対する考え方
FXを始めた頃、私は1分足と5分足で数ピプスを抜くスキャルピングをしていました。
一日のトレード回数は20回程度、多い日は40回を越える日もありました。
最初は夢中になってやっていましたが、結局、この手法は数ケ月で捨てました。
理由は一日の大半の時間をトレードに費やさないといけないことが性に合わなかったからです。
私にとって、FXは手段であって目的ではありません。
短時間で生活できるお金が稼げれば、あとの「自由時間」で遊びや仕事のアイデアを練れると思いました。
私は投資をお金目当てでやっていません。
ある程度の資金を得たそこの先に私は目標があります。
極端に言うと、お金はどうでもいいです。目標達成できるならお金はいりません。
生活費ぐらいなら、働けばなんとかなりますが、お金と時間を両方を得るには、レバレッジの効く分野で勝負しないと無理です。
だからこそ、少ない労働時間で稼げるFXは魅力でした。
たとえ、ひと月に100万円稼げたとしても、一日中チャートに張り付いていては、一部上場企業のサラリーマンが朝から晩まで働いて100万円稼ぐのと変わりません。
賛否両論あるかもしれませんが、私はトレード回数を増やして良いことはひとつもないと思っています。
トレードは手段か目的か。
人は生まれながらの才能を活かし、人に感謝され、自分らしく生きることが一番楽しいはず。
”貧しい人とは、何も無い人ではなく、欲しがる人のことを言うんです。
ムヒカ 前ウルグアイ大統領”
彼の言葉を借りるなら、トレードはお金持ちになるためではなく、幸せになるためにすべきです。
お金や権力がステイタスだった時代から、「幸せのセンス」が問われる時代に移ろいつつある気がします。
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2018年02月02日
【FX雑談】チャートの未来は市場心理で決まる
マーケット分析にはテクニカル分析とファンダメンタル分析の2種類があると言われています。
しかし、私の考える重点はそこではありません。
そもそもマーケットは市場参加者の心理で動いている為、テクニカルもファンダメンタルも心理を動かす材料にすぎません。
そう仮説すると、サイコロジカル(心理)分析がチャートを動かす本質的な部分だと言えます。
市場心理で相場は動く
水平線とロウソク足を使ったシンプルトレードでは、シンプルな分「市場心理」を細かく観察する事ができます。
インジ類を多くチャートに表示すると市場心理の分析を邪魔します。
私は、心理分析を用いてトレードしているので、ロウソク足と水平線があれば大丈夫で、難しいインジ類など不要です。
テクニカルであれば「レジサポライン、キリ番、移動平均線」ファンダメンタルであれば「雇用統計、FOMC」
これらは所詮、市場心理を動かす材料であって、実際にレートを動かすのは市場心理の意思決定です。
自分ではなく、他者がどのように意思決定するのか、その成り行きを見てトレードするという「俯瞰目線」を持つことで、ひとつ上の次元に身を置いてトレードすることができます。
過去の歴史は繰り返す
ある事実が起こったときにトレーダーのとる投資行動は3つしかありません。
@買う
A売る
B何もしない
この3つだけ。
その中のひとつを一貫性や自信をもって選べるようになるために、トレーダーは日々検証、練習しています。
マーケットの構造や大まかなパターンも知らずに、リアルトレードはできませんので、初心者の方は、いきなりトレードなどせずに、まずは最高の教科書である、過去チャートから学ぶべきです。
教材や書籍を買うと有料ですが、FX口座を開設してチャートを眺めるのは無料で一番の教材となります。
私はFXを始めた頃、誰もが一度は通るであろう手法探しに走りました。
しかし、手法は無数にあり、インジを用いた手法の根拠がどうしても理解できませんでした。
いかにもインチキ染みている物が大半で....。
結局、自分が腑に落ちる手法などありませんでした。
そこで、私はロウソク足の動き方に注力し、なぜそういう動きになるのか。
そういう視点で、ひたすら過去チャートを解釈していました。
それこそ吐きそうになるくらいです。
そうすることで、上位足との関連性、天底のパターン、レンジ化しやすい場面などを知る事が出来ました。
静止している過去チャートで値動きの解釈ができないレベルの人が、動いているリアルチャートで未来を推し量ることなんてできるわけがありません。
FXの上達の順序として、
@過去チャートでしっかりと検証
A動いているデモチャートなどでエントリーの練習
この流れがベターだと思っています。
過去チャートを見て、自分なりに考えて「解釈」をつける行為そのものに学びがあるわけで、思惑通りになったかどうかに意味があるのではありません。
確実性のない相場の中で、自分が納得してエントリーして負けるのと、根拠のない手法でエントリーして負けるのは大きく意味合いが変わってきます。
もし、すべての値動きがランダムなら、過去チャートを解釈する意味は全くありません。
でも、もしそうなら、なぜ毎回のように、ダブルボトムやダブルトップというような同じパターンが繰り返されるのでしょう。
値動きがランダムではないから、次に起こることを予測して、シナリオにのっとったトレードができるわけです。
馬鹿と天才は紙一重
紙一重の差で、マーケットは上に入ったり下に行ったりします。
ある事実に対して、次に起こる事実が「売り」だと確信して、実際にそうしても、そうならないこともあります。
しかし、確信があるからこそ、そうならなかったときは「逃げるが勝ち」という素早いアクションを起こすことができます。
ここでいう確信の正体は「データ」であって、そうならないことも、データに含まれているからです。
確信しているからこそ、あきらめも素早いわけです。
データに裏付けされてないエントリーだと、逃げ遅れたり、場合によっては、損切りすらできません。
感情をトリガーにしたトレードでは、すべてがおぼろげで平常心を保てません。
急いでは事を仕損じる
負けてる人のエントリーは早すぎるか、遅すぎるかです。
よくある負けパターンは、押し目買いや戻り売りで、戻ってくるのを待てない、もみ合いの最中にトレードする。
レンジブレイクの騙しでヒゲになり狩られる。
私も散々やりました。
初心者がどういうところでエントリーするのか熟知している逆張りトレーダーからすれば、こういった行動は絶好のカモです。
@しっかり戻ってから入る
Aもみ合いは手を出さない
Bレンジブレイクしても飛び乗らない
この3つを厳守するだけで成績はかなり向上します。
高見の見物、長いものには巻かれろ。
ある事実の背景にある、もっと大きな事実を利用するためには、上位足の環境認識が肝になってきます。
人は熱くなってくると近視眼になり近くの物しか見えなくなります。
そうなると目先の動きだけで、売り買いをしてしまうことになりかねません。
熱くなってると感じたら
@マウスから手を放す
Aモニターから2mほど離れる
Bチャートを見ない
冷静を取り戻した後に
地図のように俯瞰、上空からドローンで空撮するようなイメージで見るようにする。
上位足のパワーは下位足よりも強いというのが相場のセオリーです。
上位足の目線やレジサポに逆らわないことを意識するだけで、トレードは改善されます。
火のないところに煙は立たない
現在のチャートは過去チャートと強い因果関係があります。
言い換えれば、チャート左を見れば、チャート右を予測可能だということです。
ロウソク足にはヒゲがありますが、その長さや出現頻度を見るだけでも大きなヒントになります。
今起こっているプライスアクションの理由が、過去にあるとすれば、過去を見ることがどれだけ重要かわかるはずです。
太いロウソクを表示している方がいますが、あれでは過去情報が不足します。
チャート画面設定では、ヒゲが確認できるレベルで、なるべくロウソク足を細く表示してください。
その方がより多くの過去情報を表示できます。
インジを増やすくらいならロウソク足の情報をより多く表示すべきです。
チャート右側には全画面の20%程度にスペースを空けて設定して下さい。
こうすることで、未来をよりイメージしやすくなります。
火の無いところに煙は立たない、過去チャートにくすぶる炎の痕跡を見つけることです。
まとめ
トレードにはあなたの個性が出ます。
だからこそ強みを活かし、弱みを改善する必要があります。
負けトレードを分析すれば、弱みがわかります。
弱みが特定できれば、そのパターンを見送るルールがつくれます。
勝ちトレードを分析すれば、強みがわかります。
強みから得意なパターンのルールをつくれます。
弱みを見せず、強みで勝負していれば、確信に満ちたトレードができ、負け続けるほうが難しいです。
「自問自答」
上達に必須なのは、自分の頭で考えること。
自分で問題を考えて、自分で答えを見つけのが検証や練習の目的です。
はっきり言って真剣にやると吐きそうになります。楽ではありません。
「他問他答」
他人に聞いて、他人に答えてもらう、上達しない理由はこれに尽きます。
インジケーターに走る理由は、自分の頭を使わなくてよさそうに見えるからです。
これでは、いつまでたっても、問題を見つける能力が養われません。
ブログ、教材、高額な塾に行っても、勝てるようにはなりません。
トレードが難しいのではなく、今までのモノの見方や考え方を変えるのが難しいだけです。
水平線とロウソク足というシンプルなツールを使い、まずは、ひとつの仮説を立て、自力で考えて、自力で解いてみて下さい。
このブログでも勝てるようになる手助けをと思い書いているだけで、これを読んだから勝てるというものではありません。
FX会社ランキング
2018年02月01日
【テクニカル】究極奥義は基本にあり
押し目買い・戻り売りは、トレードの基本にして奥義でもあります。
今回は、押し目買い・戻り売りについて改めて考察しました。
実際にやってみると意外に難しい、押し目買い・戻り売り
その理由は、やはり、波をイメージする必要があるからではないでしょうか。
押し目買いは基本であるが究極の奥義
押し目買いのイメージはテニスに似ている部分があります。
ワンバウンドしたボールを相手コートに打ち返す。
このグランドストロークができないとテニスになりません。
トレードなら、押し目買い・戻り売りです。
押し目打ち・戻り打ちと言い換えてもいいかもしれません。
テニスでは相手プレイヤーが打ち返した位置から、ボールの勢いや落下点を推測して、先回りしてラケットを構えておかないと、振り遅れや、手打ちになったりします。
波のイメージができないトレード初心者にも、これと同じことが起こります。
テニスなら、コート上で使える道具がラケットしかないので、頭より、身体で覚えることを覚悟する為、相手プレイヤーの動きをよくみて動こうと努力できます。
ところが、相場になると、コートである「場」の空間認識と、相手プレイヤーの動きを、多々ある道具に頼ろうとします。
本来、身体で覚えるべきことを、頭や小手先のテクニックでなんとかしようとするから、余計に難しく感じるのではないでしょうか。
トレードとは、為替相場というコートの中で、ロングとショートという二人のプレイヤーが、ボールを打ち合いしてるだけのゲームです。
そのゲームの流れが把握できてないから、ネットに近づきすぎたり、ムダに動いてスタミナ切れしたり、慌ててボールに手を出したりしてしまうのです。
ネット際のボレーやドロップショット的なプレーもありますが、まずは、グランドストローク(押し目買い・戻り売り)ができるようになるべきです。
ツーバウンドを打ち返す
相場の波動はN字のスイングしかありません。
このNスイングに合わせてラケットを振り出すわけですが、波のイメージができない初心者のタイミングは、早すぎて、遅すぎます。
YからZへの戻り中適当な逆張りをしたり、推進波が弱まったY近くから、追っかけてエントリーしたりします。
テニスはワンバウンドで打ち返しますが、トレードは早くてもツーバウンド、つまりWボトム・トップを待って、しっかり勢いが殺されてから打ち返します。
ただし、YからZへの下降中にも小さなWボトムはできるので、押し目買い候補Zを、フィボナッチやレジサポ水平線で測っておいて、Wボトム+他の条件(短期足下降トレンドラインのブレイクなど)と合わせてロングします。
押し目買いのスキルは、普通にボールを打ち返すことができるという基本スキルです。
これが理解できていないのに、手法・商材・インジに気をとられているのはおかしいです。
天底でのプレイヤー形勢逆転
天底ではプレイヤーの形勢逆転が起こり、Nスイングが崩れ、Wトップ・ボトムが出現しますが、これもNスイングが派生した現象です。
二人のプレイヤーがお互いネットでプレーし始めるとレンジ(持ち合い)になりますが、これも、Nスイングから派生したものです。
赤太ラインのような強力な上位足のレジスタンスがあれば、そこを起点に波が転換します。
このときの、私の感覚としては、青Zからチャンスボールが上がって紫Xでボールが静止したようにみえて、スマッシュしたくなります。
ただし、青Yのレジスタンス根拠が弱かったり、自信がなければ、青Zを下抜くまで待って、赤Zから普通にストロークします。
その「カタチ」ではなく、その「場」がどうなっているかを認識するほうが大切です。
Wボトムやトップというカタチは、テニスならワンバウンドしたら打つんだよというレベルの話でしかありません。
もし、赤太レジスタンスがなければ、この紫Xスマッシュは、相手プレイヤーに打ち返されるリスクが高くなります。
まとめ
押し目買いは基本にして究極の奥義です。
トレードを始めた段階で、だれもが最初に知るものが、実は「奥義」だったわけです。
相場がNスイングの繰り返しでできているなら、この原理に沿って、波を打ち返すのは理にかなっています。
これにさらに、ブレイクアウトを覚えれば、もう完璧です。
でも、なぜか、多くの人が、この奥義に、ふ〜んと素通りして、インジケーターに走ります。
もっと、しっかり球をみればいいだけなのに…
FX会社ランキング
2018年01月28日
【テクニカル】初心者が負けやすい3大相場 守りながら攻めていく
攻撃力と防御力が備わって戦に迎えます。
まずは防御力、弱肉強食である相場の世界で、守りを知らないと、ただ喰われるだけです。
守りに美学を持つ
相手の隙をつくのが攻撃の要。
相場での攻撃手法は一つ二つあれば良しです。
接近戦に近いデイトレやスキャルピングなら、攻撃よりも守りを固めないとやる前にやられてしまいます。
「守り」は「攻め」より臨機応変さが求められるので難しいです。
深い傷を負うのは、決まって隙を見せたときなので、極力、隙を見せないようにしたいものです。
守るスキルもいくつかあって「資金管理力」は決めてしまえばいいことですが、「環境認識力」は経験から身につくものなので時間がかかります。
身につくまでは、ほぼ無防備なので、小ロットでトレードするなど資金管理面での工夫が必要です。
どう考えてもトレードは守る(待つ)時間の方が長いはずなので、チャートを見ると速攻をかけたくなる人は、まず、己の守りの固さの方を意識するといいと思います。
攻めて(負け)、攻めて(負け)、攻めて(負け)、攻めて(負けがチャラ程度)、このリズムで成績がトントンなら、守って、守って、守って、攻める、というリズムに意識して変えればいい。
初心者が負けやすい相場
1.ヒゲで狩られる
私も初期の負けトレードは、ほとんどコレでした。
1分足や5分足を、ガン見、ブレイクアウトへの身勝手な期待感が高まるとこうなります。
今もし、あなたがそうなら、三大市場の特徴をよく分析するといいです。
私の主戦場は東京とロンドンですが、自分の主戦場の市場を検証すれば、相場が動意づく(ブレイクアウト)に対する答えが見つかると思います。
東京時間の仲値決め(午前10時頃)を挟んで前後の値動き
ロンドン市場オープン(夏時間ならば日本時間の午後4時、冬時間なら午後5時)
ロンドンフィックス(夏時間ならば日本時間の午前0時、冬時間なら午前1時)
などは、それぞれが特徴的な動きをします。
市場参加者の数が少なければ動かず、多ければ動くという、極めて単純な理屈で相場が動いていることに気づくだけでも意味があります。
東京時間は市場参加者が少ないので、単純にブレイクアウトをフォローする人数も少ない。
故にブレイクが成功しにくい。
アホみたいに簡単な答えだが、当たり前すぎて意外に見落としがちなものです。
Case1(5分足)
上図の1〜5番は東京時間の昼間なのでブレイクできないと想定し見送り。
5番くらいの時間帯から準備する。
5番のブレイク失敗(ロンドンオープンには早い)によってショートを損切りさせてから、ロンドン市場オープン付近で一気に下落した。
私は「日本殺し」と呼んでいます。
値動きも検証するとパターンが見えてきて6番でショートできるようになります。
東京時間は逆張りカウンタートレーダーの主戦場。
彼らは東京時間ではブレイクしにくいことを前提に、水平線をただの線としか認識できない初心者トレーダーを狩りにきます。
Case2(5分足)
ロンドン市場オープン後も、せめて、5分足実体が抜けるまでは待つと良いです。
1番周辺でのブレイク失敗はそうしていれば防げたはずです。
上を試してだめなら、今度は下を試すので、目線が上なら2番はロングのポイント、上図ではニューヨーク市場オープンをきっかけに上昇しました。
2.大きな時間足のトレンド転換
1時間足以上の比較的大きな時間足の押し目、戻り目、天底、こういった転換相場は難しいです。
特に大きな時間足の天底になると、長時間、相場に方向感がなくなることがあります。
そのスケールサイズは5分足では認識できないので、短期足しか見ないトレーダーは負けまくります。
「転換相場は売り買いが両方入る相場」という認識が大切で、買い転換なら売り手の諦めを確認してから買う、売り転換なら買い手の諦めを確認してから売るほうがうまくいきます。
Case 4時間足
上図は4時間足の押し目がABCと失敗、Dで成功したケース。
ABCの押し目は失敗したが4時間足なので利益は問題なく出せる。
4時間足のA箇所を5分足で見る
1番のネックライン付近で最後の売りと買いが攻防しています。
このモミ合いには、利確、建値撤退、損切りなどの思惑と決断が混在している為方向感が出ず、トレードはできません。
過去チャートからダブルボトム、かつ安値を切上げているという情報が読み解ける為、1回目の売りが崩れてネックラインまで上昇してきているのでここをブレイクすれば買える。
ダウ理論なら、最後の戻り高値を上抜いて、上目線になった最初の押し目が2番。
この2番を待って買うとより良いでしょう。
4時間足B箇所を5分足で見る
明確な売りで安値を試す動きがなく入れない。
4時間足C箇所を5分足で見る
安値を試しダブルボトムとなり、ネックライン付近で、最後の売りが失敗してからのロング。
4時間足D箇所を5分足で見る
ネックラインをブレイクして、最後の売りを受けても、戻り高値で押さえられることがある。
3.半値の衝突
Case日足
赤の下降波と青の上昇波が半値でぶつかり合っている相場。
内部はレンジ化しやすいので、中途半端なところからはエントリーはNG。
安いところから買い、高いところから売る。
4時間足で見てみる
上目線なら、なるべく安いところから買う。
レンジ真ん中ではトレードしない。
これを決めておくだけでも隙を防ぐことができる。
15分足で見てみる
赤の下降波と青の上昇波が半値付近(61.8%)で衝突している事がわかる。
1番の38.2%から高値を更新したが、その後、61.8%を試してから再上昇。
こういう相場も、2つの交錯する波の意識があれば目線が泳がないと思う。
まとめ
高校時代、柔道の授業で最初に学んだのが「受け身」だった。
受け身とは大怪我をしないための技術ですが、地味だけど本当は凄い技術だと思う。
怪我をしにくい人は、体が柔らかい。
体が柔らかいと相手の技を受けるのに変な力が入らないので、衝撃を分散できるのだろう。
トレードでも守りの固い人は、頭が柔らかいかもしれない。
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