2018年01月28日
【テクニカル】初心者が負けやすい3大相場 守りながら攻めていく
![knights-armor-142694_640.jpg](/365yukyu/file/knights-armor-142694_640-thumbnail2.jpg)
攻撃力と防御力が備わって戦に迎えます。
まずは防御力、弱肉強食である相場の世界で、守りを知らないと、ただ喰われるだけです。
守りに美学を持つ
相手の隙をつくのが攻撃の要。
相場での攻撃手法は一つ二つあれば良しです。
接近戦に近いデイトレやスキャルピングなら、攻撃よりも守りを固めないとやる前にやられてしまいます。
「守り」は「攻め」より臨機応変さが求められるので難しいです。
深い傷を負うのは、決まって隙を見せたときなので、極力、隙を見せないようにしたいものです。
守るスキルもいくつかあって「資金管理力」は決めてしまえばいいことですが、「環境認識力」は経験から身につくものなので時間がかかります。
身につくまでは、ほぼ無防備なので、小ロットでトレードするなど資金管理面での工夫が必要です。
どう考えてもトレードは守る(待つ)時間の方が長いはずなので、チャートを見ると速攻をかけたくなる人は、まず、己の守りの固さの方を意識するといいと思います。
攻めて(負け)、攻めて(負け)、攻めて(負け)、攻めて(負けがチャラ程度)、このリズムで成績がトントンなら、守って、守って、守って、攻める、というリズムに意識して変えればいい。
初心者が負けやすい相場
1.ヒゲで狩られる
私も初期の負けトレードは、ほとんどコレでした。
1分足や5分足を、ガン見、ブレイクアウトへの身勝手な期待感が高まるとこうなります。
今もし、あなたがそうなら、三大市場の特徴をよく分析するといいです。
私の主戦場は東京とロンドンですが、自分の主戦場の市場を検証すれば、相場が動意づく(ブレイクアウト)に対する答えが見つかると思います。
東京時間の仲値決め(午前10時頃)を挟んで前後の値動き
ロンドン市場オープン(夏時間ならば日本時間の午後4時、冬時間なら午後5時)
ロンドンフィックス(夏時間ならば日本時間の午前0時、冬時間なら午前1時)
などは、それぞれが特徴的な動きをします。
市場参加者の数が少なければ動かず、多ければ動くという、極めて単純な理屈で相場が動いていることに気づくだけでも意味があります。
東京時間は市場参加者が少ないので、単純にブレイクアウトをフォローする人数も少ない。
故にブレイクが成功しにくい。
アホみたいに簡単な答えだが、当たり前すぎて意外に見落としがちなものです。
Case1(5分足)
![hige1.png](/365yukyu/file/hige1-thumbnail2.png)
上図の1〜5番は東京時間の昼間なのでブレイクできないと想定し見送り。
5番くらいの時間帯から準備する。
5番のブレイク失敗(ロンドンオープンには早い)によってショートを損切りさせてから、ロンドン市場オープン付近で一気に下落した。
私は「日本殺し」と呼んでいます。
値動きも検証するとパターンが見えてきて6番でショートできるようになります。
東京時間は逆張りカウンタートレーダーの主戦場。
彼らは東京時間ではブレイクしにくいことを前提に、水平線をただの線としか認識できない初心者トレーダーを狩りにきます。
Case2(5分足)
![hige2.png](/365yukyu/file/hige2-thumbnail2.png)
ロンドン市場オープン後も、せめて、5分足実体が抜けるまでは待つと良いです。
1番周辺でのブレイク失敗はそうしていれば防げたはずです。
上を試してだめなら、今度は下を試すので、目線が上なら2番はロングのポイント、上図ではニューヨーク市場オープンをきっかけに上昇しました。
2.大きな時間足のトレンド転換
1時間足以上の比較的大きな時間足の押し目、戻り目、天底、こういった転換相場は難しいです。
特に大きな時間足の天底になると、長時間、相場に方向感がなくなることがあります。
そのスケールサイズは5分足では認識できないので、短期足しか見ないトレーダーは負けまくります。
「転換相場は売り買いが両方入る相場」という認識が大切で、買い転換なら売り手の諦めを確認してから買う、売り転換なら買い手の諦めを確認してから売るほうがうまくいきます。
Case 4時間足
![tenkanh4.png](/365yukyu/file/tenkanh4-thumbnail2.png)
上図は4時間足の押し目がABCと失敗、Dで成功したケース。
ABCの押し目は失敗したが4時間足なので利益は問題なく出せる。
4時間足のA箇所を5分足で見る
![tenkanA.png](/365yukyu/file/tenkanA-thumbnail2.png)
1番のネックライン付近で最後の売りと買いが攻防しています。
このモミ合いには、利確、建値撤退、損切りなどの思惑と決断が混在している為方向感が出ず、トレードはできません。
過去チャートからダブルボトム、かつ安値を切上げているという情報が読み解ける為、1回目の売りが崩れてネックラインまで上昇してきているのでここをブレイクすれば買える。
ダウ理論なら、最後の戻り高値を上抜いて、上目線になった最初の押し目が2番。
この2番を待って買うとより良いでしょう。
4時間足B箇所を5分足で見る
![tenkanB.png](/365yukyu/file/tenkanB-thumbnail2.png)
明確な売りで安値を試す動きがなく入れない。
4時間足C箇所を5分足で見る
![tenkanC.png](/365yukyu/file/tenkanC-thumbnail2.png)
安値を試しダブルボトムとなり、ネックライン付近で、最後の売りが失敗してからのロング。
4時間足D箇所を5分足で見る
![tenkanD.png](/365yukyu/file/tenkanD-thumbnail2.png)
ネックラインをブレイクして、最後の売りを受けても、戻り高値で押さえられることがある。
3.半値の衝突
Case日足
![hanned1.png](/365yukyu/file/hanned1-thumbnail2.png)
赤の下降波と青の上昇波が半値でぶつかり合っている相場。
内部はレンジ化しやすいので、中途半端なところからはエントリーはNG。
安いところから買い、高いところから売る。
4時間足で見てみる
![hanne-h4.png](/365yukyu/file/hanne-h4-thumbnail2.png)
上目線なら、なるべく安いところから買う。
レンジ真ん中ではトレードしない。
これを決めておくだけでも隙を防ぐことができる。
15分足で見てみる
![hanne-m15.png](/365yukyu/file/hanne-m15-thumbnail2.png)
赤の下降波と青の上昇波が半値付近(61.8%)で衝突している事がわかる。
1番の38.2%から高値を更新したが、その後、61.8%を試してから再上昇。
こういう相場も、2つの交錯する波の意識があれば目線が泳がないと思う。
まとめ
高校時代、柔道の授業で最初に学んだのが「受け身」だった。
受け身とは大怪我をしないための技術ですが、地味だけど本当は凄い技術だと思う。
怪我をしにくい人は、体が柔らかい。
体が柔らかいと相手の技を受けるのに変な力が入らないので、衝撃を分散できるのだろう。
トレードでも守りの固い人は、頭が柔らかいかもしれない。
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