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2018年03月21日

【資金管理】資金を守る盾を作ろう。

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資金管理は相場という戦場で戦うための盾です。
身を守る方法を知らずに戦うのは勇気ではなく愚かなだけです。

今回紹介する資金管理のルールを徹底し、理解できれば相場に対する恐怖心は無くなるはずです。
投資というとリスクをイメージする方も多いと思いますが、それは脆い盾で投資しているからです。


最初に大切なのは、学びながら生き残るという事

負けないトレードとは言い換えると、生き残るトレードです。
FXの参加者70%が最終的に退場していくと言われています。
70%が退場と聞くと、誰しもが避けたくなります。
私個人の主観ですが、FXは誰でも自由に参加できる為、ギャンブルトレードや資金管理を考えず投資する人が70%いるだけの事だと感じます。

退場せずに生き残る方法さえわかれば、たとえ時間はかかっても常勝トレーダーの仲間入りができるということです。


ビジネスや受験勉強でも同じことが言えますが、諦めないことが何よりも大切です。
しかし、ビジネスやFXは資金が尽きれば、諦めたくなくても、諦めなければなりません。
そうならない為にも、資金を極端に減らすことだけは避けねばなりません。

初心者の心構えとしては『多少の出費で勉強させてもらっている』と考えるといいです。
資金管理さえしっかりやれば、資金をさほど減らさずに勉強できる時間が充分とれます。


テクニカルという剣で攻め、資金管理という盾で防衛

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誰でも勝つことばかりに意識がいきますが、それと同じくらい重要なのは資金を守ることです。
資金管理の知識はテクニカルとは違い、一度覚えてしまえば使えることなので、是非この機会に身につけてください。
テクニカルはどれだけ勉強しても100%勝てるわけではありませんが、資金管理のルールを守れば退場という最悪の事態は避けれるはずです。


弾切れにならない適正なポジションサイズでトレード

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1回の損切りは資金の2%までです。

初心者の方は資金の1%にしてください。


損切りは単にピプスで決めるのではなく、資金量と平均損失ピプスから計算します。

平均損失ピプス=合計負けピプス÷負けトレード回数


仮に、平均損失ピプスを10ピプスとすると以下の表の通りになります。

無題.jpg

資金である弾が尽きないようにするには、資金量によってポジションサイズ(建玉)を調整するしかありません。
プロスペクト理論というものがあって、ただでさえ利益確定は早く、損切りは遅くなりがちなので、メンタル崩壊せずに常に落ち着いてトレードするには無理なポジションは絶対に禁物です。


デイトレードやスキャルピングに適した通貨ペアは、ドル円、ユロ円、ユロドルの3通貨です。
これらの通貨はスプレッド(証券会社の手数料)がだいたい1.0ピプス以下なので短期売買にオススメです。
ポン円などはドル円に比べてボラが大きく、損切りも10ピプスで収まらない可能性があります。
それに加えて、スプレッドも1.5ピプス程あるので短期売買には不利な通貨といえます。


デイトレやスキャルピングのように多くの回数をトレードする場合、スプレッドの額は決してバカになりません。
例えば1日に平均10回トレードする人なら、一ヶ月に計200回エントリーすることになります。
1万通貨で1エントリーにつき1ピプスのスプレッドが発生するとなると、計100ピプスがスプレッドとして勝敗に関係なく消えていきます。
これは、ドル円なら1万通貨のポジションサイズで1万円、10万通貨でトレードすれば10万円に相当します。


資金を守る3つの数字

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勝率= 勝ちトレード数 ÷ 総トレード数

PF(プロフィットファクター)= 総利益ピプス ÷ 総損失ピプス PF=1なら±0の成績

R倍数= 平均利益ピプス ÷ 平均損失ピプス


無題2.jpg

勝率=0.5 PF=1 R倍数=1を基準(±0成績)として目指してください。

現在1Rに達していない方は、1Rを達成することが急務となります。
勝率を上げるのは、なかなか大変ですが、R倍数はエントリーの方法次第でコントロール可能です。
1Rを越えるようになれば、勝率50%でも確実に利益が残ります。


損小利大 リスク・リワードの考え方

リスク1対リワード2

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リスク1対リワード2以上確保できる場所でのみエントリーするというルールを作ったとします。
この場合、勝率が50%あれば2Rとなり確実に利益が残せます。
いわゆる損小利大というやつです。
この条件だと仮に途中で波がヘタって目標到達前に利食いをしたとしても、半分のリスク1:リワード1くらいのトレードになるはずです。


リスク1対リワード1

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リスク1対リワード1のエントリーでは、勝率50%で1Rとなり、成績はトントンです。
それも目標で利食いできての話です。
実際には目標に届かないことも多いので、結果的に損大利小になってしまいます。
慣れてくれば、こういう場所でも臨機応変にエントリーできますが、それは損大利小をわかってやっているわけで、闇雲にエントリーしているのとは違います。


リスクリワード1:3以上というのは、デイトレやスキャルではあまり現実的ではないですが、リスクリワード1:2なら多くのチャンスを拾えます。
あとは精度にこだわって勝率を上げていけばいいです。


まとめ

資金管理をせずに市場に参加するのは、命綱の結び方を知らずにエベレストに登るのと同じくらい危険です。
命にかかわるくらい重要なことなので、ぜひ、あなたのトレード成績で検証してください。
先に述べた、70%の退場者はこの知識を得ずに市場参加してしまった人達だと思っています。
まずは、直近のトレード20回~100回分のデータを分析してR倍数や勝率を出してみてください。


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posted by うさ at 03:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 資金運用
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