2018年03月30日
【テクニカル】反転バイーンを逃さない。長期足ロウソク1本から利益を出す
デイトレやスキャルといった短期売買は相場に「勢い」がなければ難しいトレードとなります。
後から見て無駄だったと感じるトレードは、勢いのない中途半端なポイントからのエントリーだったりします。
相場に勢いが出やすい時間帯
通貨ペアによって取引量は異なります。
一日の取引量の目安は以下になります。
ドル円:日本市場【953億ドル】 イギリス市場【2308億ドル】 アメリカ市場【1396億ドル】
ユーロドル:日本市場【87億ドル】 イギリス市場【2670億ドル】 アメリカ市場【1557億ドル】
ユーロ円:日本市場【226億ドル】 イギリス市場【609億ドル】 アメリカ市場【303億ドル】
取引量でみると日本市場が圧倒的に少ないです。
日本市場での大きな値幅はなかなか狙いにくいです。
1日の中で一番相場に「勢い」がでるのは、日本時間20:00〜25:00でロンドンとニューヨークの市場が重なってオープンしている時間帯です。
また、各市場のオープンとクローズ、仲値決め(9:55)、ロンドンフィックス(0:00)、NYオプションカット(0:00)
これらの時間帯でも取引量は一気に加速します。
詳しくは過去記事【時刻がもたらす優位性】で参照ください。
相場の勢いと流れがわかれば無駄なトレードが減る
効率的なトレードを行うには、相場の流れと勢い、この2つの把握が大事です。
流れとはシナリオのことで、A地点を過ぎればB地点に向かうだろうというような、相場全体を俯瞰した作戦で、勢いとはタイミング、相場がグングン伸び始めるポイントのことです。
トレンドラインや移動平均線の角度でも、相場の勢いを測れますが、今回の勢いとは、ローソク足が完成する時の流れを、人の人生を反映させて見ていきます。
ロウソク足の初めと終わりはヒゲになる
ローソク足陽線を例に取ると、始値→安値→高値→終値の順で波をつくります。
そこでローソク足の一生を人間のそれと同じように5期に分けてみました。
勢いは若い方が強く中年になってくると衰え始め、老年になると目に見えて弱々しくなります。
少年期
始値から安値は本来向かうべき方向に抗うことが多いです。
人間も非行少年よろしく、反抗期を迎えた幼い少年は大人の社会に逆らいます。
青年期
進路も決まり、大人社会の仲間入りを果たし、長いものには巻かれろという言葉の意味を理解します。
壮年期
結婚して守るものもでき、働き盛り、体力もあり、まだまだエネルギッシュに動ける時期です。
中年期
歳を取るにつれて体力の衰えをヒシヒシと感じます。
仕事でも上司と部下の板挟みレンジ相場で上にも下にもいけません。
老年期
気持ちだけは若くても、寄る年波には勝てません。強気のレジスタンスで跳ね返されます。
オーソドックスなローソク足なら上下にヒゲを出すことがほとんどです。
慣れてくれば少年期の下ヒゲでエントリーが出来ます。
しかし、老年期はエントリーを控えたほうがいいといえます。
波で見ると少年期と老年期は「頭と尻尾はくれてやれ」の頭と尻尾の部分になるわけで、よくヒゲでやられる人は意識しておくといいです。
1時間足などをよく観察すると上昇トレンド中なら、1本前のローソク足終値を越えて陽線になり始めたくらいから急に伸び始めることが多くあります。
こういうポイントでエントリーするとストレスなく利益を伸ばすことができます。
トレンド継続中に出現するフラッグなどのチャートパターンも、時間足の切り替わりによく起こります。
上位のローソク足を見ると上ヒゲと下ヒゲでラインが引けるのが確認できます。
過去チャートを見て是非、検証してみてください。
相場はフラクタルな構造です。
日足など上位ローソク足1本の中に、トレードしている時間足の波も包括されています。
上下ヒゲ部分はダブルトップやダブルボトムなので反転チャートパターンをつくり、ローソク足実体の中では時間足の切り替わりでフラッグなどのトレンド継続チャートパターンが出現しています。
まとめ
ロウソク足は日本人が開発したツールらしいですが、これを考えた人はホント凄いです。
私も相場環境やエントリーの判断にヒゲをよく見ますが、ロウソク足はシンプルかつ4本値を通じて重要な情報を提供してくれる最強のテクニカルツールです。
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