2017年01月13日
今季最強の寒波 週末は数年に1度の寒気 | 嫌な奴(冬将軍)の到来(13日午前1時更新)
私、東北出身ですが、寒いのは大の苦手です。1月10日の夜から急に冷え込むとのことです。この寒気ですが、1週間ぐらい日本に居座るようです。
【今回の記事の目次】
・1.はじめに
・2.雪が降る目安(上空の気温の状況)
・3.現在(1月12日時点)で出されている気象情報
・4.大雪に対する国土交通省緊急発表について
・5.仙台は宮城県の東部、西部のどちらの天気を参考にすべきか
雪が降る目安について、少し調べてみました。おおよその目安として以下の3つの条件が揃うと雪が降ります。
・上空5,000mの気温が-30℃以下
・上空1,500mの気温が-6℃以下
・地上の気温が3℃以下
以下に北半球の5,000mにおける気温分布を示します。青く囲った範囲が-30℃以下の範囲です。先日、イタリアでドカ雪が降りましたが、北極からの寒波の影響です。トルコのイスタンブールでも結構積もったようです。イタリアのイメージは年中暖かい印象を受けますが、今年は寒いとのことです。
で、この寒波が東アジアにもやってくるようです。すでに、東日本の上空は-30℃の寒気に覆われています。
次に、上空1,500mの気温の状況です。東アジアの分布を以下に示します。
1月10日の午前中の状況ですので、まだ仙台以北が-6℃以下の範囲です。図中の斜線の部分は「湿潤(雨や雪が降る場所)」です。
予報によると、このラインが日本の南まで南下するとのことです。ここ仙台では、17時〜21時に一気に冷える予報となっています。21時の予報は3℃です。上記の3つの条件全て当てはまるので、天気予報は雪の予報となっています。
ちなみに、豆知識として、天気予報における最低気温と最高気温の定義は下表のとおりです。最低気温は、翌日の0時〜9時までの最低気温、最高気温は9時〜18時までの最高気温を示します。
現在(1月12日時点)で発表されている気象情報は以下のとおりです。余りよろしくない情報です。
大雪と暴風雪及び高波に関する全般気象情報 第7号平成29年1月12日16時54分 気象庁予報部発表
(見出し)
13日にかけて、北日本や東日本の日本海側を中心に、大雪や高波に警戒してください。14日から15日頃にかけて、北日本から西日本の日本海側を中心に大雪となり、猛ふぶき、海は大しけのおそれもあります。また、太平洋側の平地でも大雪となるおそれがあります。
(本文)
[気圧配置など]
北日本の上空約5000メートルには氷点下36度以下の寒気が流れ込み、日本付近は北日本を中心とした強い冬型の気圧配置となっています。
この冬型の気圧配置は13日も続き、さらに14日から15日頃には、北日本の上空約5000メートルに氷点下42度以下、東日本と西日本にも氷点下30度以下の強い寒気が流れ込み、北日本から西日本の広い範囲で冬型の気圧配置が強まる見込みです。
[防災事項]
<大雪>
北日本や東日本の日本海側を中心に大雪となっているところがあります。
13日にかけて、北日本と東日本の日本海側を中心に大雪となるところがあるでしょう。その後、14日から15日頃にかけて、北日本から西日本では、日本海側を中心にさらに積雪が増え、太平洋側の平地でも局地的に大雪となるおそれがあります。
13日18時までの24時間に予想される降雪量は、多いところで、
北陸地方 80センチ
東北地方 70センチ
東海地方 60センチ
関東甲信地方 40センチ
北海道地方、近畿地方 30センチ
中国地方 20センチ
14日18時までの24時間に予想される降雪量は、多いところで、
北陸地方 80から100センチ
東海地方 60から 80センチ
関東甲信地方 50から 70センチ
東北地方、近畿地方、中国地方 40から 60センチ
北海道地方 20から 40センチ
の見込みです。
大雪による交通障害に警戒し、なだれに注意してください。
<暴風雪・暴風・高波>
北日本では海上を中心に強い風が吹き、海は大しけとなっているところがあります。13日にかけて、北日本や東日本の日本海側を中心に雪を伴った強い風が吹き、ふぶきとなるところがあるでしょう。海は大しけとなる見込みです。
13日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
北海道地方、東北地方 18メートル(30メートル)
13日にかけて予想される波の高さは、
北海道地方、東北地方 6メートル
北陸地方 5メートル
の見込みです。
13日にかけて、北日本や東日本の日本海側を中心に、高波に警戒し、ふぶきや吹きだまりによる交通障害、強風に注意してください。
その後、14日から15日頃にかけて、全国的に再び風が強まり、北日本から西日本の日本海側の海上を中心に、雪を伴って非常に強い風が吹き、猛ふぶきとなり、海上は大しけとなるおそれがあります。
出典:気象庁
詳細は以下のサイトをご覧下さい。画像をクリックすると、気象庁のサイトが開きます。
国土交通省から「大雪に対する緊急発表」がありました。国土交通省がこのような発表を行うことは余りないので、本ブログにもその内容を掲載します。内容は、今週末にかけての大雪に備え、ドライバー等の皆様への呼びかけについてお知らせです。
○北日本から西日本にかけての日本海側を中心に、15日頃にかけて大雪が継続し、猛吹雪となるところがある見込みです。また、14日から15日にかけては、東海や近畿等、西日本から東日本の太平洋側の平野部でも局地的に大雪となるおそれがあります。
○大雪や猛吹雪による立ち往生等に警戒が必要です。
○不要不急の外出は控えるとともに、やむを得ず運転する場合には、冬用タイヤやチェーンの早めの装着をお願いします。
○大雪が予想される地方整備局においては、道路交通の確保ができる対応を24時間体制で行う予定です。
今季は結構な雪が降りそうです。以下のような商品を揃えておく必要があります。
コレはいつも悩むことですが、私は仙台市街(国道4号バイパスより西側)であれば、宮城県西部の天気を参考にしています。
もっと顕著な差が出るラインは、東北自動車道です。この道路を境として天気が異なります。また、八木山や中山等、標高が高い場所は、仙台市中心部が雨でも雪の場合が多いです。
気象庁正式な区分は以下のとおりです。
・東部:仙台市青葉区(宮城総合支庁管内以外)、太白区(秋保総合支庁管内以外)、若林区、宮城野区
・西部:仙台市青葉区のうち宮城総合支庁管内、太白区のうち秋保総合支庁管内、仙台市泉区
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