｢1を聞いて10を知る｣といったことわざにもあるように
同じものを認識したときにも
ある人と別の間では違った認識が生まれることがありますよね。
読解力と言われる技術の中にも
どんな切り口で情報を取り入れようとするのか、という
自分がどんな意志を持って、何を観たいのかという想いがあるからこそ
言葉の裏側にあるものを浮かび上がらせることにも繋がります。
アインシュタインの言葉にも
｢想像力は、知識より大切だ。知識には限界がある。
想像力は、世界を包み込む｣というものがあります。
自分にはまだ見ぬ世界があって
まだまだ認識を深めていくことが出来るのではないか、と
良い意味で決めつけを持たない柔軟な気持ちを
持ち続けることの大切さを感じさせられる言葉です。
１つのことを掘り下げていくときにも
自分がどんな問題意識を持ち続けているのか、によって
解釈から得られるものも変わってきます。
それは必ずしもスキルによるものではなく
どんな視座で問題意識を持てるのか、という点も
大きな役割を果たしてくれることもあります。
｢初心忘るべからず｣のことわざにもあるように
世阿弥の｢花鏡｣では初心について
このように触れられています。
｢是非の初心忘るべからず。時々の初心忘るべからず。老後の初心忘るべからず。｣
成長していくたびに
自分がどんな想いで成長してきたのか、というプロセスにある
その時々にあった問題意識に立ち返ることが出来ることも
何かに行き詰まったときに、気付きを与えてくれるための
きっかけになり得るところもあります。
専門性や能力が高まってきたと感じられるときにこそ
初心に立ち返ることが出来なくなっているかもしれません。
過去の延長線に未来があるわけではありませんが
自分は何の為に頑張っているのだろうか？と行き詰まったときには
自分の心を動かしてきたものが何であったのか？というところに
立ち戻ってみるのも良いかもしれませんね。
毎日の中で緊張感を感じられなくなってきたときにも
初心のときの真っ白な気持ちを持てるように意識出来ることが
これからの未来を切り開いていくための力に繋がっていくはずです！
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