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バース_ローマ人の作った大浴場

 風呂を意味するBathの語源となった所で有名。ストラトフォード同様、エイボン川のほとりにある。

 イギリスでも昔は、日本の銭湯のように、大勢でお風呂に入る習慣があったが、今ではその習慣はなくなってしまった。

 資料によるとローマ人の英国侵入は、紀元43年に始まり、数年の内にこのバースの温泉を発見したとある。

 大浴場は公開されていて当時の様子を知ることができるが、当時は神殿(スリス・ミネルバ神殿)が隣に建てられていたという。スルス(Sulis)はケルトの、ミネルバ(Minerva)はローマの女神の名前だそうだ。はじめ、この場所にはケルトの神殿があったのだが、後に侵略してきたローマはそれを破壊せず、自分たちの女神、ミネルバと同一視するという扱いをした。女神なのに神殿に刻まれたシンボルはなぜか男の神の顔をしている。これは、ケルトや、古来からの宗教の影響を受けた「誤解」からそのような姿になったと考えられている。

 ローマ人の作った遺跡は、規模、様式ともどれもすばらしいが、これはローマを支えた大軍隊に、戦争がないときにも適度に仕事を与えるために、侵略していった土地にローマ風呂などを建設したためらしい。侵略した土地の人の反感を押さえるためにも好都合で、まさに一石二鳥というわけだ。

 遺跡の中心をなす大浴場と呼ばれるものは、底には鉛が敷き詰められている。その東側と西側には、それぞれ小さな部屋に区切られた浴場跡がある。トルコ風蒸し風呂、床下暖房の跡などを見ることができる。現在でも温泉が湧き出しているが、浴場に入ることは禁止されているので、浴衣で桶を持ってきてもどうしようもない。

 西側の浴場には、冷水浴場もあり、なぜかコインが投げ込まれている。泉からはローマ時代のコインも見つかったというから、トレビの泉じゃないけれど、泉を見るとなぜかコインを入れたくなるのは、古今東西、一貫した習性らしい。かく言う私も、謎の遺伝子情報の命令には逆らうことのできない一人であった。

 ローマ人退却とともに、神殿と大浴場は崩れたものの、12世紀に王の浴場、18世紀には鉱泉を飲むためにパンプルームが建てられ、社交の場となった(今でもコップに注いだ鉱泉を売っている)。ローマ風呂の遺跡が発見されたのは、1850年代になってからだというから、温泉を中心に、図らずもこの土地は社交の場として2度発展したわけだ。

 神殿と大浴場がどのように破壊されたのかは、今となってはよく分からない。ただ、発掘により、何段階かに分けて破壊が繰り返されてきたことが分かっている。キリスト教の伝来など、宗教的な理由、侵略者、支配者による政治的理由、鉄や鉛の再利用や、近くに建てたバース寺院の材料にするなどの経済的理由によって破壊されてきたと思われる。

 ローマ風呂だけではなく、近くにはバース大聖堂(BathAbbey)、橋の両側に店が並ぶパルティニィブリッジ、美しい風景のエイボン川があり、ぶらぶら歩いて観光してみたい土地だ。

川のほとり。左右に商店が並ぶ中世の橋(バルトニー橋)が見える。左側がローマンバスの遺跡につづく。


聖なる泉。42度のお湯が沸いている。


テラスから見たローマンバス上部の彫刻群。1897年のローマンバス博物館オープンに先立って、1894年に製作されたもの。ローマンバスの遺跡は半ば地中に埋まっている。ローマンバスはその上部が、ちょっとだけ地面から出ている程度なのだ。


ローマ時代の寺院。地上にあるバース寺院とは、まったく別に、この場所には、女神、スリス・ミネルバ(=女神アテナ)を祭る寺院があった。

イギリスで発見されたローマ時代の寺院は二つしかなく、ここバースの寺院はそのうちの1つである。


ローマンバス博物館の周りには、いろんな屋台が並ぶ。

イギリスの民宿B&B

イギリスに赴任した直後、住む家が見つかるまでの2週間、B&Bに泊まった。当時、一日17ポンドだから4000円ぐらい。普通のビジネスホテルが2万円弱したのに比べると、かなりお安い。

B&Bというのは日本でいう民宿のようなもの。基本的には民家が空き部屋を賃貸しする。

B&Bは漫才コンビじゅなくて(古い)ベッドアンドブレックファストの略。どんなに安いところでも、寝るベッドと朝食は付いている。イギリスの朝食には、トースト(ホワイトとブラウンがある)、目玉焼きとベーコン、またはソーセージが必ず出るから、結構なボリュームだ。

だが、それ以外はほとんどないと思ったほうがいい。

風呂、トイレは共用。部屋にシャワーが付いてたらラッキー。私が泊まったB&Bは共用のバスタブに、なぜかゴム栓がなくて、お湯を張るのに、足のかかとで栓をしなければならなかった。

ただ、この方法だとお湯が貯まる前に風邪をひきそうになるので、やむを得ず次からは、シャワーを使うことにした。

一方で、洗濯物は、「袋いっぱいで何ポンド」という料金でやってくれるので助かった。そのほか、部屋には一応、テレビなども置いてある。

基本的に、民宿なので、朝食を作ってくれるのもその家の人。ご主人と奥さんが、毎日交代で作ってくれた。パンはホワイトかブラウンか、など聞いてくるので、自然に話しが始まり、いろんな話題になる。

こっちは赴任してきてすぐなので、いろんなことを知りたい。パンの種類がなぜ二つあるのか、なぜ牛乳は3種類もあるのか?生卵って食べられるの?という基本的な疑問から、バスの乗り方、買い物の仕方や、お勧めの店などの情報など、なんでも聞いてみる。

イギリス人のライフスタイルを垣間見ることもできる。

責任感や約束のあいまいさ(?)など、イギリス人の家に住んでこそ、なぜそうなるのか、どこが日本と優先順位が違っているのか、ということを肌で感じることができるのだ。

イギリス人との交流を体験したい人には、B&Bはお勧めだ。

私の先輩などは、すっかりB&Bが気に入って3ヶ月も泊まっていた。

ある週末などは、家の人がみんなで旅行に行くので「留守番」を頼まれたそうだ。ここまでくればもう、アットホームという範囲を、やや逸脱しているともいえる。

中にはそういうことには巻き込まれたくない、面倒だ、という人もいるだろう。

この場合、少々高くてもホテルを利用すべきだ。ホテルの従業員は、あらゆる客に対応する訓練をしていて、こちらが何を望んでいるか、瞬時に理解してくれるだろう。

B&Bは基本は民宿だが、ベッドアンドブレックファストであれば、形式にはこだわらない。

昔、貴族のお屋敷だったようなところでも、朝食付きならB&Bと表示している。立派なホテルでも、「朝食付きです」という場合には、この表記を使うこともある。

朝食付き: bed and breakfast

二食付き: half board

三食付き: full board

{a8.net http://item.rakuten.co.jp/book/1530648}

イギリスウェールズ思い出し笑い_英国の文化、習慣
忙しい人の5分間英語
英語上達の近道!
英検1級単語対策

ミス・ポター_ビアトリクス・ポターとイギリス湖水地方

 ピーターラビットの作者で知られる、Beatrix Potterは、イギリスの環境保護団体、The National Trustに貢献したことでも知られている。ピーターラビット他の著書で得た資金で、湖水地方の農地、牧草地を購入し、絵本で描いたままの状態で保存できるよう、買い取って寄付したのだ。絵本の成功後、ベアトリクス・ポターは、牧羊農家、地主として活躍した。  1866年、ロンドン生まれ。裕福なポター家は、夏休みをスコットランド、湖水地方で過ごすのが常だった。このときの自然や動物とのふれあいが、後に彼女を突き動かす原体験となっていく。  27歳になって、かつて家庭教師をしていた少年、ノエル・ムーアにあてた、ウサギの絵を描いた手紙が、後にピーターラビットの物語の原型となる。  映画では(まだ見てないけど)、彼女の才能を見出した、唯一の出版社、フレデリック・ウォーン社の担当編集者、ノーマンとのかなわぬ恋が中心に描かれると思うが、実際には、イギリスで初めて成功した絵本ともいうべき、「ピーターラビット」の物語で得た資金で、ヒルトップという、湖水地方の小さな農地を購入した。購入に当たっては、詩人、キャノン・ロウズリーなる人物がかかわっている。  ヒルトップの購入は、彼女にとって、手堅い投資でもあった。その後、彼女はヒルトップの風景を絵本の世界に投影して、美しく活き活きした世界を表現していくことになる。  1913年、47歳で弁護士のウィリアム・ヒースリーと結婚する。結婚までに、ポターは農場をあと二つと、数多くのコテージを購入している。ウィリアムはその後も彼女の土地の購入に際して、援助を惜しまなかった。結婚後は、湖水地方の羊の飼育にも積極的に取り組んだ。亡くなるまでに、購入した農地、牧草地を、ナショナルトラストに寄付し、その美しい風景、豊かな自然を永遠のものとした。 イギリスウェールズ思い出し笑い {a8.net http://shoppingfeed.jp/seiyoitiba.ir/item_page.cgi?ITEM_NO=am_beatrix_05}
   
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