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2016年12月21日

【7SEEDS】マンガ 感想&あらすじ 文明が崩壊した未来で目覚めた少年少女たちの冒険と成長を描いたSFサバイバル

別冊少女コミック→月刊フラワーズ。2001年11月号より連載中。既刊31巻
作者:田村由美
他作品:BASARA



あらすじ

両親と弟とペットのネコと一緒にいつもと何も変わらない日常を過ごし、自分の部屋で眠りに着いた16歳の岩清水ナツ。しかし、ベッドの上にいたはずのナツが目を覚ますと、そこは見覚えのない荒れ狂う海に浮かぶ船の上。自分がどうしてこんな所にいるのか、何が起こっているのか、何も分からない状況に戸惑うナツ。ナツは自分と同じように船に乗せられていた少年の嵐や蝉丸たちと行動を共にすることになる。

――あたしたちは、どこに来てしまったんだろう?

近い将来巨大な隕石が地球に衝突することが判明し、人類を含むあらゆる生命が滅亡すると学者らによって予測された。各国で人類を未来に残すために多くのプロジェクトが考えられるなか、政府は未来へ希望を繋ぐ『7SEEDS』計画を打ち立てた。

登場人物

・ 岩清水 ナツ
高校1年生。16歳。夏のBチーム。内気で大人しい性格の少女。意思表示も苦手で暗く見えることから、学校ではいじめに合い、登校拒否状態。一緒の班になり、優しく何度も助けてくれた嵐に好意を寄せていました。この極限のサバイバル生活を送る中で次第に逞しさを身につけ、仲間のピンチを救うまでに成長していきます。視力が高い。

・末黒野 花
高校2年生。17歳。春のチーム。嵐の恋人。正義感が強く、行動力もある気の強い少女。父親譲りの高いサバイバル能力の持ち主。仲間の危機には臆することなく行動に移し、チームを牽引していくが、その行動力と正義感が災いして自身を危険に晒してしまう事態も引き起こします。恋人である嵐との再会を生きる希望にしています。

・新巻 鷹弘
高校2年生。冬のチーム。50年に1人のピッチャーと評されていた高校野球のヒーロー。嵐や花も彼のファン。冷凍睡眠から目覚めるも、仲間は次々と命を落としたことにより、冬のチーム唯1人の生存者。北海道で野犬たちを飼いならし、夏のBに出会い、春のチームに合流するまでの15年間を1人で生き抜いていました。

・安居
夏のAチーム。この世界で生き抜ける人材を育成するための施設で育ち、過酷な訓練を受け高い能力を有している少年。その過程で多くの仲間を失っており、当時のことを今なお引きずっています。花とはまったくそりが合わず、そのことからある事件を起こします。基本他人を見下し

・青田 嵐
高校2年生。17歳。夏のBチーム。春のチームの花とは恋人関係。正義感が強く、まっすぐな性格をした優しく爽やかな好青年。花のことを何よりも大切に想っており、彼女同様再会することを強く望んでいます。水泳でオリンピックを目指していたことから泳ぎが得意。虫が大の苦手。

・麻井 蝉丸
18歳。夏のBチーム。水商売をしている母と2人暮らしの母子家庭。不良少年で口も態度も悪いが、明るくチームのムードメーカー的存在。何かとナツに絡み、最初はうじうじした彼女にちょっかいを出し遊んでいたが、次第に異性として気にするようになります。意外と面倒見が良い。虫が苦手。




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感想

巨大隕石の衝突によって災厄に見舞われた未来の地球で、人類滅亡を防ぐために冷凍睡眠されていた少年少女たちが長い眠りから目覚め、過酷な環境と化した日本列島で仲間たちと生き抜くために手を取り合って奮闘する物語。
近未来の地球を舞台にしたSFサバイバル作品。著者はSFファンタジー作品『BASARA』を代表作に持つ田村由美さんです。SF、サバイバル、恋愛友情など、少女マンガでありながら男性にも好まれそうな設定で、性別問わず広い年齢層が楽しめる作品になってます。

圧倒的な迫力と、リアリティも感じられる終末的な世界観と設定が素晴らしいですね。災厄以前の文明を思わせる場所はほとんどなく、奇妙な生態を持つ植物や生物も誕生しています。
タイトルの『7SEEDS』とは、隕石衝突による人類滅亡を防ぐためのプロジェクト名です。健康体を持つ優秀な若者を冷凍睡眠を用いて保存し、地球が再び人間が生存しうる環境に戻った時に目覚めさせるという計画。各国ごとに執り行ない、日本では7人のチームを春・夏A、B、秋、冬の5チームを編成しました。それぞれ各分野に秀でた人物を集めていますが、夏Aと夏Bだけは少し毛色が違うメンバー選出が成されています。
夏のAに関しては生まれる前から選別が始まっていて、優秀と判断された精子と卵子の掛け合わせにより誕生し、幼い頃から各種英才教育を受けてきたサバイバルのプロフェッショル。全チーム中最強ですが、他チームとはギスギス状態。
夏のBは別段飛び抜けて優秀というわけではなく、簡単に言ってしまえば、真っ当に育った人間では過酷な環境での生存が不安だから念のため問題児も入れてみよう、という保健的考えから選出された落ちこぼれ集団。他チームよりお気楽なところが目立ち、笑顔も多く、能力的には最弱でもチームのメンタルはある意味最強。重くなりがちなところ、このチームの存在が他チームにとっても読者にとっても良い緩衝材になってますね。危なっかしいところはありますけどなんか安心させてくれます。

また、それらチームごとのt登場人物たちが一人一人個性が立っていて魅力的。
各チームごとにナツや花などの主人公的ポジションにいるキャラはいますが、登場人物総勢約30名そのほとんどがメインキャラみたいなものだと思ってます。これだけ多いのにごちゃごちゃさせずにストーリーを組み立てられるのは凄いですね。人の繋がりの中から生まれる友情、恋愛、対立など様々な人間ドラマを覗けるのも面白い。
なかでも私が好きなのはナツですね。基本何かしらに秀でた優秀な人たちばかりのなかにあって、彼女はいたって平凡で、能力的には下手したら平均以下の女の子。それ故、最も成長著しいのも彼女ですね。内気で頼りなく、いつもオドオドしていたナツが、誰かに身を預けるだけではなく自分で判断・決断し、行動に移し、踏み出した1歩で地固め出来たらまた1歩先に進むを繰り返し、少しずつ成長していきます。最も危なっかしいからという理由もありますが、自分の殻を破っていく彼女は応援したくなりますね。

直面する様々なトラブル、問題、ピンチに挑む彼等の姿から目が離せません。
登場人物は多いのに必要のない子が1人もおらず、誰かに頼ってばかりではいられない環境・状況も起因し、成長していくなかでそれぞれが役割を見つけて行動してます。持ちうる知識、知恵、技術を出し合い、自分でやれることは自分で、1人で出来ないことはチームで、1チームで困難ならその場にいる皆で考え、今どうすべきか、何が最適かを真剣に模索しながら乗り越えようと奮闘しています。
自分達で決め、責任を持って行動するというのは本来なら当たり前ではあるけど、それが出来てるかと聞かれると私は少し自信ないです。彼女彼等の行動からはその責任も強く現れていて、その姿を見てると考えさせられますね。

アニメでもなんでも映像化されたらとても映える面白い作品になりそうですが、世界観もストーリーも壮大過ぎて厳しいでしょうね。少なくとも日本での実写化はまず不可能として、アニメ化するにしても中途半端なところまでだと意味がない作品なので、最後まで作るとしたら一体何クールになることやら。1年通したとしても足りそうにないですね。でも、観てみたい気持ちは消せません。

世界観・ストーリー共に緻密で素晴らしく、キャラクターは多くてもそれぞれに魅力的な個性があり、絵はとても綺麗。ただ、絵に関しては好き嫌い分かれそうではあります。進めば進むほど面白くなるので長編であっても飽きることなく読むことが出来る作品。
恋愛の行方も目が離せませんね。その方面では主に花、嵐、新巻さんの話が目立ちますが、私はやはりナツに注目してます。蝉丸の真剣なアプローチによりナツも意識するようになってきました。個人的には蝉丸×ナツも良いカップルになりそうですけど、安居×ナツもアリなのではと思ってます。ただ、安居×ナツは兄妹の関係にも見えるんですよね。今後の動向に要注目。
私の中では傑作。単純に漫画として面白いというだけでなく、強いメッセージ性も含まれた作品です。面白いのでよければ読んでみてください。自信を持っておすすめさせていただきます。



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2016年12月02日

【私がモテてどうすんだ】マンガ 感想&あらすじ 美少女へと変貌した腐女子の逆ハーレム作品

別冊フレンド。2013年5月号より連載中。既刊10巻
作者:ぢゅん子



あらすじ・概要

BLをこよなく愛するポッチャリ系女子高生の芹沼花依(せりざわ かよ)。2次元3次元問わず男同士の絡みに妄想を膨らませ、「王子様の隣には王子様」とまで豪語する生粋の腐女子。
ある日、愛するアニメキャラクターが死んでしまったことに強いショックを受けた花依は、1週間ものあいだ学校を休み、その間一切の食べ物を口にしないまま、部屋に閉じこもって塞ぎ込んでいた。その結果、1週間ぶりに姿を見せた花依の体重は激減し、肥満だった体型もまるで別人のように痩せ細り、麗しいほどの美少女へと変貌。
久々に登校した学校でもあまりの美しさに周囲からの注目を一身に浴び、さらにBL妄想の対象だったイケメン男子4人から同時に好意を寄せられることになる。
しかし、このくしくも訪れた逆ハーレム状態は、腐女子の花依に数々の試練を与えることになるのだった。

主要登場人物

・芹沼 花依
主人公。高校2年生。保険委員、史学部所属。BLをこよなく愛する腐女子。元々は肥満な体系でしたが、愛するアニメキャラクターの死にショックを受け、1週間絶食したことで体重は激減し美少女へと変貌。5人に想いを寄せられているが、突然のモテ期到来に本人は困惑気味。

・五十嵐 祐輔
高校2年生。花依のクラスメイト。サッカー部所属。背が高く、女子からの人気も高い爽やか系イケメン。誠実そうに振舞ってはいますが、基本的に1番手が早い。七島とは中学時代のチームメート。美少女に変貌した花依に一目惚れ。

・七島 希
高校2年生。花依のクラスメイト。元サッカー部所属。少しチャラく見えるイケメン。口は悪いけど根は純粋。花依が引き込もる原因となったアニメキャラにそっくりな容姿をしています。美少女に変貌した花依に一目惚れ。

・六見 遊馬
高校3年生。花依も所属している史学部の部長。背が高く、穏やかで寛大、天然なところもあるけど怒らせると一番怖い人。変貌を遂げた花依を当たり前のように一目で見分けた唯一の人であり、変わらず接してくれる癒し。

・四ノ宮 隼人
高校1年生。花依と同じ保健委員。ノルウェー人とのクォーター。王子様というよりお姫様のようなツンデレのドジっ子イケメン。美少女に変貌した花依に一目惚れし、釣り合う立派な男になろうとしています。学業の成績は優秀。

・二科 志麻
高校1年生。同人作家「横縞」として活動。女性でありながら男性以上に凛々しく、同性のから人気も高い女子高生。花依とはコミケで出会い、横縞のファンということから意気投合し、腐女子仲間になります。花依のことを恋愛対象として見ているような言動・行動をとります。花依のファーストキスを奪った人。




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感想

いつも友人とBL談議に花を咲かせている肥満体型の腐女子が、体重を激減させ美少女になったことをきっかけに、何人ものイケメンに想いを寄せられ、自分の人生で全く想定していなかった逆ハーレム状態に困惑する話。
少女マンガの腐女子ラブコメです。アニメ化も果たし、2016年10月より放送されました。著者のぢゅん子先生は元々BL作品を手掛けていたことから、腐女子描写は妙に生々しいものがあり、若干引く・・・。

少女マンガの中でも異色と言っても差し支えない設定の作品だと思います。冴えない少女がある理由から美少女に変身するという展開はベタではあるのですが、主人公キャラの強烈過ぎる個性、秀逸なギャグとノリによって、他の少女マンガでは味わえない面白味がありますね。
あらすじでも書いた通り、主人公の芹沼花依は物語開始時は肥満体型の女子高生。2次元のBL作品を楽しむなんてことは当然として、3次元の男同士が仲良くしている姿を見てカップリング、絡んでなくても果てしなき妄想力でカップリング、スキあらばカップリングする生粋の腐女子です。

愛してるアニメキャラがお亡くなりになったことに大ショックを受け、食べ物も喉を通らず部屋に引きこもります。そして1週間ぶりに外へ出てきた花依を見た家族は驚愕、自分の姿を鏡で見た花依も動転、そして読者である私は絶句。美しいにもほどがある変貌を遂げました。
太っていた人が痩せたら美人に変身したなんてことは漫画のみならず現実でも起こりうることですが、花依に関しては容姿のみで言えば以前の面影は全くなく、「誰だよ!?」と漫画につっこみを入れそうになるほどの別人ぶり。

そして花依は様々なイケメンから想いを寄せられることになり、乙女ゲーのようなハーレム状態に突入。最初は4人のイケメン男子、そして凛々しい女子も1人加わり、その後にも・・・。
男性陣の反応はあからさま過ぎるため、何事もなかったかのように見抜いて態度も変わらない六見先輩意外最初は良い印象持てませんでしたけど、内面だけでなく外見もやっぱり重要ですし、なにより大事なのは気になり始めてからどうするかです。その後も外見しか見ない人達なら男でも女でも全く好感なんて持てず、延いては作品自体読む気にはならなかったと思いますけど、花依と接していくうちに、彼らは彼女の内面を見てそこに改めて惚れていく様子は確かに見て取れました。外見で気になり、内面に惚れるというのは悪くないと思います。

面白いのはここからですね。誰もが振り向く美少女になろうとも、イケメンが周りに集まってこようとも、花依の腐女子魂には一切の陰りも濁りもありませんでした。
言い寄ってくる男同士で妄想を膨らませるなど、モテてる状況にあっても思考に変化なく、彼女の胸を熱くさせるトキメキは脳内のカップリングにあります。ただ、妄想してるときの表情は残念でならない。
むしろモテるといういまだかつて想像したことも体験したこもない現状には喜ぶよりも困惑気味。

最初は良い印象もてなかったイケメン勢にも次第に好感持てるようになっていき、むしろ彼等の努力が空振りしすぎて同情さえしてしまいました。惚れた相手がやっかい過ぎましたね。
カミングアウトされたBL趣味に毎回付き合う4人には賞賛を送りたい気分です。アニメキャラの仏壇に皆で手を合わせ、受け攻め論議に巻き込まれ、声優のライブへ皆でお出かけ。好きな子が喜んでくれるために空振りしてもがんばる彼らは素晴らしいです。
一貫してブレない花依ではりますが、少女マンガらしい展開も次第に増えていきます。本気の想いを受けていくなかで、BL一色に染められていた花依の心にも変化が訪れ出します。この辺りのギャップも面白いところですね。普段はBLによって情緒を失う花依と、巻き込まれる彼らとの賑やかな光景を描きながら、少女マンガらしく真剣な想いにトキメク少年少女の恋愛描写も描くといったように、緩急あるストーリー展開が作られていました。

ストーリーに暗く重すぎるシリアス展開がないので読みやかったですね。普通にギャグマンガとしても楽しめるので、男性でも気軽に読めるんじゃないかと思います。キャラもそれぞれ個性がしっかり立ち、次から次へとキャラ増えていく作品ではないので、立ち位置がわかりやすいのも良いところです。
花依が今後自分の恋愛にどう向き合い、そして誰を選ぶことになるのかはとても気になるところ。果たして誰とくっつくことになるか。
比較的ペタでシンプルな設定でありながら、花依のキャラとこの作品特有のギャグやノリによって他にはあまりない新鮮さを演出しています。腐女子の生態を見る楽しさもあり、あまり人を選ばない作りにもなっているので、よければ読んでみてください。



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2016年11月11日

【スキップ・ビート!】マンガ 感想&あらすじ 芸能界へ足を踏み入れた少女の成長と恋を描いた物語

花とゆめ。2002年3号より連載中。既刊39巻
作者:仲村佳樹
他作品:東京クレイジーパラダイス



あらすじ・概要

中学卒業後すぐに幼馴染と一緒に上京し、高校に通うこともなく、年頃の女の子のようにお洒落を楽しむでもなく、バイトに明け暮れる日々を送っていた最上キョーコ。同居してる幼馴染のミュージシャン・不破尚を支えるため、健気に尽くして青春の全てを彼に捧げていた。

ある日、尚ちゃんに会うためテレビ局に潜り込んだキョーコは、彼の口からショッキングな話を聞かされ、奈落の底へ突き落とされれてしまう。
自分はただの家政婦として連れてこられたことを知ったキョーコは、尚に言い寄るもあっさり捨てられてしまい、健気で純朴だった少女の心は復讐で真っ黒に染まることに。

復讐の鬼と化したキョーコは芸能界入りを決意し、大手プロダクションLMEのオーディションに挑む。執念と根性で二次審査へ進出したキョーコだったが、お題とされた「愛する心と愛されたいと思う心」が理解できず、無念の落選。
しかし、秘めた才能を見抜いた社長によってキョーコは見い出され、欠けてる心を補う目的で発足された「ラブミー部」への所属が決まる。

かくして、ピンクつなぎから始まるキョーコの芸能生活の幕が今上がった。

主要登場人物

・最上キョーコ
主人公。LME芸能プロダクション所属のタレント。芸名「京子」。自分を都合よく使い捨てした不破尚への憎しみから芸能界入りしました。すっぴんは地味だけど化粧映えする顔立ち。純粋で決めたことには一生懸命取り組み、彼女の努力と根性には狂気を感じるほど凄まじい。女優としての才能を発揮し、演技の楽しさに目覚めていきます。妖精を本気で信じ、プリンセスに憧れを持つメルヘン思考の持ち主。

・敦賀蓮
LME芸能プロダクション俳優部所属。端正な顔立ち、恵まれたスタイル、優れた演技力を持つ芸能界一の人気俳優。当初は復讐という理由で芸能界に入ってきたキョーコに冷たく接していたが、彼女の真剣な姿勢に惹かれ、少しずつ認めていくようになります。仕事を愛し、プロ意識は高いが、食に関しては絶望的に無頓着。実は幼い頃のキョーコと面識あり。

・不破尚
アカトキエージェンシー所属のビジュアル系歌手。本名「不破松太郎」。実家は京都の老舗旅館。容姿端麗、音楽センス抜群、派手好きのナルシスト。キョーコとは幼馴染の間柄であり、家出同然に上京する際家政婦として彼女を連れ出しました。芸能人としてもキョーコのことに対しても、敦賀蓮をライバル視しています。

・琴南奏江
LME芸能プロダクション所属の女優。あだ名「モー子さん」。キョーコと同じオーディションを受けた女優志望の少女。黒髪ロングヘアーが特徴的なクールな大人びた美しい容姿。キョーコ同様愛の欠落を見抜かれ「ラブミー部員2号」へ。本人は否定しているが、キョーコの親友。

・ローリィ宝田
LMEプロダクション社長。常にハイテンションに振る舞い、派手なコスプレ衣装を着飾ることも多い騒がしい人。一見ふざけてるだけの人物にも見えるが、勘は鋭く、人を良く見ているため、キョーコとモー子さんの才能や蓮の弱点にも逸早く気づくなど、人の本質を見抜く確かな眼を持っています。



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感想

上京した幼馴染のミュージシャンを支えるため献身的に尽くすも、酷い裏切りを受けた健気な少女。復讐のために足を踏み入れた芸能界で様々な人や仕事と出会った彼女の、演技の魅力に目覚めて女優として奮闘しながら成長していく姿と、少女の恋模様を描いた物語。
芸能界へ飛び込んだ少女の華麗なるSHOW-BIZチャレンジ漫画。2002年から連載開始され、今現在も続いている長期連載ということもあり、刊行数はかなりのボリューム。2008年には全25話でアニメ化にもなった作品です。確か台湾で実写ドラマ化もされていましたね。

男女間での裏切り・復讐とありますが、決してドロドロした人間関係を描いたシリアス重視の物語ではありませんのでご安心を。
芸能や演技を題材にした作品と言えば『ガラスの仮面』が代表的ですが、本作はあの作品よりもキャラクターや日常パートをコミカルに描いている内容です。少女マンガですので当然恋愛もあり、登場人物それぞれの過去や人間関係からくる葛藤・トラウマを描いたシリアスな展開もあり、演技に情熱を燃やして立ち塞がる壁を根性と熱血で乗り越えるスポ根的な面白さもありました。

この作品1番の魅力はなんといっても主人公・最上キョーコというキャラクターにあると思います。
天使と悪魔が共存する女です。物語冒頭で登場したときのキョーコは好きな子のために一生懸命がんばる地味だけど健気な少女だったんですが、自分が裏切られていたことを知った彼女は涙し落ち込む・・・・なんてことにはならず、「おーほっほっほ」と不気味な笑いと憎しみの炎を燃やす復讐の鬼へと変貌を遂げました。
この時キョーコのパンドラの箱(?)が開かれ、この先多くの被害者を出すことになる「怨霊キョーコ」が解き放たれてしまいます。怒りや憎しみが湧きあがると出現する怨霊です。(「怨霊キョーコ」効果:金縛り、時々物理攻撃。ある人物を除いてほぼ無敵な存在。)
復讐心から入った芸能界での仕事ぶりはいたって真面目。元来の粘り強さと集中力の高さ、そして素直な性格もあり、どんな困難にぶちあたっても努力と根性と狂気じみた執念で乗り越え、その姿を見た共演者やスタッフからの印象・評価も高い。たまに恐れ戦く人もいますけどね。
最高なのが彼女の変身っぷりです。黒髪から茶髪に染めてからも地味な印象は拭えずにいたんですが、女優業でメイクさんに化粧してもらい、演じる役の衣装に着替えた彼女は「あなた誰?」と言いたくなるほどの変身を遂げます。もはや別人。CMで天使を演じた時の彼女の息を呑む美しさ、あれは忘れられませんね。
怨念放ちまくってるくせに、17歳になった今でも妖精の存在を本気で信じてるメルヘン思考も爆発させてます。

個人的には芸能界での仕事の話が特に好きです。1つの題材としてさわり程度に芸能や演技についての描写があるわけではなく、メインと言っても差し支えないほどがっつり描かれてます。『ガラスの仮面』ほどではないにしろ、それに近しいものはあるんじゃないでしょうか。
キョーコが役者モードに入り、役柄のスイッチが入ったときの演技は鳥肌もの。天才的な演技者としての才能を花開かせていく様は気持ちよく、熱くさせられ、次はなにをやるのかというワクワク感もありましたね。
ドラマやバラエティでキョーコが共演する役者やアイドルも多く登場し、ライバル心を燃やしてる人や、彼女の仕事ぶりに惹かれていく人、彼女の演技に飲まれてしまう人など、様々な展開があり面白いです。

登場人物たちの成長や心の葛藤について重点を置いているためか、恋愛面での展開は少しゆっくりめです。キョーコの恋愛不信やその方面に対しての鈍感さも原因になっていると思われます。
恋愛面ではキョーコ、蓮、尚の三角関係をメインに展開していき、なかなか進まずモヤモヤすることもあるんですが、ゆっくりなゆえか、ささいなやりとりや少しの変化や進展からでもドキッとさせられる甘酸っぱさがありますね。終始イチャイチャしている甘すぎる恋愛漫画が苦手な人にはこのぐらいが調度いいかもしれません。

蓮と尚、どちらとくっつくことになるのかも今後の大きな見所ですね。
今のところ蓮の方が先を走ってる感じでしょうか。同じプロダクションに所属していることからも、キョーコにとって仕事面での大きな支えになっており、さらに蓮の過去を知ったことで距離をどんどん縮めてるように見えます。ちなみに、彼は怨霊キョーコを浄化してしまう唯一の人です。私的にはこの人とくっついてほしいなと思っています。
尚に関しては、なくしてから大切さに気づくというあれですね。物心つく頃から一緒にいたせいもあるんでしょうけど、一度傍から消えたことで、さらに他の男(蓮)と一緒にいるところを度々目撃したこと、仕事場での今まで見たことのない彼女の姿を目にしたことで異性として意識していくことになります。自覚してからは結構面倒くさい人になってる気がするんですけど、蓮にはない無謀さや真っ直ぐな正直さもあり、長く一緒にいたからこそちょっとした変化にも気づくなど、まだまだどうなるかは分かりませんね。

少女漫画の中では特に好きな作品の1つになってます。魅力溢れるキョーコを見てると元気を貰えるので何度も読み返してしまいますね。
キョーコや蓮、尚以外にも個性的で面白いキャラクターが揃っているのも魅力の1つです。特にプロダクションの社長・ローリィ宝田のインパクトの強さはメインを喰う勢いと濃さがあります。
キョーコが女優として今後どんな役を演じ、どう成長していくのか、そして彼女に想いを寄せる2人の男性との結末はどこへ着地することになるのか、とても気になります。
少女漫画ではありますけど、男女問わず楽しめる内容と展開をみせてくれるので、よければ読んでみてください。自信を持って強くおすすめさせていただきます。


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2016年08月12日

【女王の花】マンガ 感想&あらすじ 身分違いの2人の絆と切ない恋を描いた歴史ロマン大作

ベツコミ。2007年11月号から連載中。既刊14巻
著者:和泉かねよし
他作品:メンズ校

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あらすじ・概要

古代の国「亜」の女王が自分の墓に添えられることを願ったと言われる「女王の花」。千年に一度だけ花を咲かせ、どんな願いも叶える力があるとされていた花。女王の願いとは何だったのか。それを知る者は誰もいない・・・。

亜国・黄国・土国・曾国、各国が勢力を争う群雄割拠の時代。亜国で正妃の娘として生まれた亜姫だったが、強い後ろ盾を持つ第二王妃の土姫によって、母・黄姫ともども宮殿の隅に追いやられていた。
ある日、亜姫は金の髪と天の色の眼を持つ胡人・薄星と出会う。亜姫に救われた薄星は「おれの一生はあんたのものだ」と忠誠を誓う。
母のことを想う亜姫はなんとか父の目を引こうと奮闘するが、その行いは逆に不信を買うことになり、さらに支えであった母を土姫によって毒殺され、亜国から黄国へ人質として追い出されることになってしまった。
心が折れかけた亜姫だったが、薄星の励ましを受け、いつか必ず力をつけ亜国へ戻ってくることを誓うのだった。

主要登場人物

・亜姫(あき)
亜の国の姫。正妃である黄姫の娘。聡明で利発、美しい容姿を持つ少女。不器用で若さゆえ思慮に欠ける行動をとることから失敗することもありますが、いくら倒れても起き上がる強い信念を持っています。薄星のことを大切に思っており、彼を守るためにあえて突き放す態度をとるようになります。

・薄星(はくせい)
金髪碧眼の胡人。亜姫に「天の色の眼」と誉められ、命も救われたことから忠誠を誓います。体格に恵まれ、武芸にも優れ、亜姫を支え守る存在。願いが叶う「千年の花」のことを亜姫に教えたのは薄星。

・土妃 (どひ)
亜の国の第二王妃。土の国出身の姫。美しく派手に着飾っており、権勢への欲が非常に強い人物。自分の気に入らないものは容赦なく切り捨てる冷酷非情な女性。黄姫を毒殺し、自身と息子の立場を磐石にしようと画策。

・曾王子(そうおうじ)旦 (たん)
曾の国の第一王子。傲岸不遜な性格ですが、部下からの人望は厚い。策士家であり、背は低いものの武術にも優れてています。亜姫のことを気に入り、幾度となく求婚しては振られています。

感想

姫として生まれながら母と共に冷遇され、国まで追われた姫が、母を殺し他国へ追いやった第二王妃を倒し、亜の国の女王に即位するべく奮闘する姿を描いた物語。
古代の中国を思わせる国を舞台にした歴史ロマン大作。亜姫と薄星の身分違いの愛と絆を描いた物語でもあります。1巻の時点でもう判明してることなので言ってしまいますが、主人公が女王になることは確定してるようです。

1巻冒頭から既に不穏な空気が漂ってましたね。
たとえ わずかなときでもいい 年老い 皺深くなった この手に
もう1度 あの星が 還るなら 何も惜しくはない
もう なにも いらない
これを誰が語っているのか予想はできても定かではありません。1巻だけではなく、毎巻冒頭は何者かの希望の見えない語りで始まり、悲劇的な結末を予感させられます。物語を読み進めていくと亜姫や薄星に愛着が湧いてくるので、この嫌な予感だけは外れて欲しいと切に願ってるんですが、どんどん不穏になっていくので不安は拭えません。私が見たい結末はもしかしたらないのかもしれませんが、結末が非常に気になる作品ですね。もちろん希望は皆無ではないと信じてます。

亜姫と薄星のお互いを想い合う姿は美しくもあり切なくもあります。亜姫の女王になる決意は揺るぎないもので、それゆえ身分が違いすぎる胡人で元奴隷の薄星とは一緒になることは難しい状況。どう考えても2人が手を取り合えるとしたら、全てを捨ててしまう以外なさそうなんですが、亜姫がそれを選ぶとも思えません。
亜姫は戦が始まると薄星の身を案じ、自分から遠ざけようとしますが、気丈に振る舞っていても身を切られるように辛い気持ちは伝わってくるので、とても切ない気分になりますね。薄星も亜姫のためなら自分の命も名誉をも厭わない覚悟ですし、いくら亜姫が戦から遠ざけようとしても離れようとは決してしません。ある人物が薄星を旅に誘ってくれましたが、そこには姫がいないからという理由で断ります。冒頭の件にしろ、この恋愛模様にしろ、明るい未来を見るのは難しそうではありますが、2人には幸せになってほしいと切に願ってます。

亜姫と薄星の恋だけではなく、この作品には悲恋が多く語られているので切なくなりますね。亜姫の母・黄妃(こうひ)と、青徹(せいてつ)という亜姫と薄星の師にあたる人物の恋。詳しくは伏せさせてもらいますが、この2人の関係は亜姫と薄星の関係に近く、主従を超えた深い絆で繋がっています。しかも想い合ってるのに報われないところも似てますね。想う気持ちを言葉にして伝えたいけど伝えられなず、差し伸べられた手が目の前にあるのに相手を想うばかりにそれを握ることはできない。この青徹には黄妃とのエピソードだけでなく、亜姫とのエピソードでも泣かされてしまいました。
他にも曾の国の元第一王子・光(こう)とその護衛をしている翠蝉(すいせん)の話も胸が痛い。翠蝉の光を想う姿は薄星に通じるものがりました。ほんとに誰も彼も素直な想いを口にすることがなかなかできず、もどかしい限りです。

どのエピソードも切なくて悲しい気持ちにさせられるので、読んでて胸が痛くなります。それでも、続きと結末が気になって読み進めてしまう魅力がある作品です。恋愛模様だけでなく、古代中国を思わせる壮大な世界観は素晴らしく、戦記モノとしても楽しめます。相手の策を読み合う交渉や戦はなかなか見応えありました。
ただ、やはり一番きになるのはメイン2人の行く末ですけどね。亜姫と薄星の結末は大方の予想通りに進んでしまうのか、それとも救いがあるのかを見届けずにはいられません。悲しく切ない話が多めですが、大きな感動もあるストーリなのでぜひ読んでみてください。おすすめさせていただきます。
あと、この作者さんはちょっとおふざけなところもあるようで、ある巻の巻末に挿し込まれていた美少女戦士土妃ちゃんには唖然とさせられました。

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2016年08月03日

【LOVE SO LIFE】マンガ 感想&あらすじ 可愛い双子とのふれあいと、年の離れた恋愛を描いた物語

花とゆめ。2008年5月増刊号から2015年16号まで連載。既刊17巻
著者:こうち楓



あらすじ・概要

施設育ちの女子高生・中村詩春。憧れの保育士になるという夢を抱く彼女は、放課後になると保育所で毎日アルバイト三昧。
ある日、その保育所で預かっている松永茜と葵の双子の保護者である政二から、ベビーシッターとして家に来て欲しいと頼まれる。実は、天使のように可愛い双子だけど自宅では猛獣のような暴れっぷりに困り果てていて、さらに政二は人気アナウンサーという立場もあることから多忙な毎日。そんな事情から、双子を任せられるベビーシッターを捜していたということだった。
そんなこんなで、施設の園長から無事許可を貰えたことで、詩春の可愛い双子とイケメンアナウンサーに囲まれながらのベビーシッタ生活が始まった。

登場人物

・中村詩春
主人公。16歳の女子高生。両親を早くに亡くし、身寄りもなかったことから児童福祉施設「ひまわりの家」に預けられた女の子。性格は前向きで明るく、いつもニコニコしている面倒見の良い優しい子。子供が大好きで将来は保育士になることが夢。勉強はちょっと苦手。

・松永政二
茜と葵の叔父。25歳。失踪した双子の父親に代わって保護者をしてます。TV局に勤務する人気アナウンサー。職場と家ではオンとオフの差が激しく、家にいるときはTVに映る爽やかなイメージとはだいぶ変わります。エンジン切れでぐったり。

・松永茜
二卵性双生児の姉弟で茜は女の子です。2歳。とても明るく活発な子でとても食いしん坊。食い意地がはっているせいで葵と喧嘩することもしばしば。葵共々詩春にべったりですね。

・松永葵
男の子です。2歳。自分のことは「あおくん」と呼んでます。性格は茜と正反対で大人しくてだいぶ甘えん坊な子。ただ、キレると茜以上の猛獣へと変貌。何かに集中すると他が見えなくなるタイプ。

感想

両親のいない明るくて健気な主人公・詩春と、天使のようであり猛獣のようでもある可愛い双子の姉弟とのふれあいと同時に、年の離れた政二との恋愛模様を描いた物語。
ほのぼのとしたハートフルな話なので和ませてもらえる作品です。

詩春が本当にいい子だったので、こんな娘が傍にいたら惚れるのもうなずけますね。純粋で他人を思いやる気持ちが強く、茜と葵のことも優しく包み込む温かさもあります。その温かさに癒されているのは年上の政二もでしょうね。
家事スキルは非常に高く、感情にまかせて叱りつけるなんてこともせず、上手にあやしながら双子をお世話してました。これでまだ16歳の少女だからすごい。彼女が持つ根っこの部分にある優しさと、児童福祉施設でずっと小さい子の面倒を見てきた経験から培ってきたものでしょうね。助けてもらえているのは何も松原家一行だけではなく、詩春自身も双子と政二がいる空間に心地良さを感じてるようです。

可愛過ぎる双子の姉弟も魅力のひとつ。見た目はそっくりでも性格は全然違うのでそれぞれの個性が面白く、言動や行動がとにかく可愛すぎるので見ていると癒されますね。しかも、この双子が毎回キュートな服を着てるせいで可愛さが倍増してしまい、詩春や政二たちと同様にこちらまでノックアウトさせられそうになるから危ない。動物やイベントの衣装は反則です。
普段ははしゃいで暴れまわったりもしていても、詩春や政二が疲れてぐったりしてる時や辛そうにしてるときは、寄り添いながら小さな手で頭をなでなでしてくれたりもする優しい子たちです。

あと、何と言っても詩春と政二の恋模様も見所のひとつ。ピュアで恋愛ごとに慣れていない詩春が政二のことで顔を赤く染めてる姿は可愛く、大人の政二が年下の少女に動揺させられている姿を見てるのも面白いです。詩春に対して思わずとってしまった自らの行動に「はっ」と我に返り、恥ずかしがりながら悩む姿はニヤニヤさせられました。16歳と25歳ですからね、そりゃ悩みも多いですよね。
ただ、双子とのふれあいが中心の作品だったので仕方ないのかもしれませんが、もう少しだけ2人の恋愛描写を多くしても良かったんじゃないかなとは思ってます。双子の可愛さを削られるのはイヤですけど・・・。

温かな愛情を強く感じさせてくれる素晴らしい作品でした。最終巻は感動でホロリ。双子にもう会えなくなるのは悲し過ぎることですが、とても良い終わり方だったと思います。その後のエピソードを描いてもらえたら嬉しいですね。
少女漫画であっても恋愛が中心の内容ではないので男性でも楽しめる作品だと思います。私はもう少しその辺の要素を濃くして欲しかったですけどね。茜と葵の双子は天使のように可愛く、いろいろなことを学んで少しずつ成長していく姿を見守っていると、まるで我が子のように愛おしくなってきますね。
子育てと言ってもリアリティを追求した作品ではありませんが、子を持つ親も、これから親になる人も、もちろん私のように相手も予定もない人にも読んでもらいたいです。あと、癒しが欲しい方にも強くおすすめできる作品ですので、是非読んでみてください。


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ハネ吉
とにかく漫画が大好きです。愛してるといっても過言ではありません。どんなジャンルにも手を出しますね。正直、文章力にはあまり自信はありませんが、なるべくうまく伝えられるようにがんばります。ちょっとだけでも読んでもらえたらうれしいです。 ちなみに、甘い物とネコも大好きです。
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