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2017年03月21日
積丹の春はまだ遠し!!
トラウトとホッケの岸寄り遅れる
日本海は、サクラマスとアメマスの活性が進む季節を迎える。ただ、島牧から北方面の道央圏は、未だショアトラウトの岸寄りが遅れて、アングラーの低空飛行が続いているようだ。3月18日の約一月ぶりの東積丹釣行によって、それをまざまざと実感した。
今年に入ってからの積丹釣行は、西積丹を含めて4回目。いずれも「今日こそは」と意気込むものの、小さな魚信すらない状況が続いた。
こんな状況なので、積丹よりも北の浜益海岸で釣果が得られる筈もないことが分かっていた。それにも関わらず、3月中旬に2度に渡る浜益釣行を実施して、あえなく撃沈した。
そこで再度、「最低でもホッケぐらいは」という願いで、今回積丹への釣行を決めた。
札幌を3時に出発、仮眠を取るために駐車した野塚海岸には、5時を少し回った時間に到着した。野営場の駐車場にはすでに先行車が1台、車中で海岸に降りる準備をしていた。
そこにもう1台が加わり、キャップライトを装着した3人組がまだ暗闇の支配する海岸に降りていった。
今日の野塚海岸は、この時期としては風もなく穏やかな波が月明かりに照らされて、絶好の釣り日和となる予感がした。ただ、自分の目的地は野塚の隣の来岸漁港の磯。そこで、きびなご餌のウキ釣りとルアー釣りを計画した。
きびなごによるウキ釣りは、アメマスやホッケが回遊していれば、直ちに反応する敏感な魚群センサーの役割を果たす。ウキ釣りに魚信があれば、岸寄りが進んできたと判断できるが、今年ここまでの釣行では、まだ一度もヒットしてはいない。
防波堤横のテトラポットを降りて、波間に顔を出す岩場から竿を出したのは、それだけ今回の釣行に寄せる期待の高さから。いつもは、防波堤の上から外海に向かって竿を出している。
まず、ウキ釣り用ラインを潮通しのよい流れに乗せて様子を伺う。その横でルアーを遠投。ミノーからジグ、スプーンの動きを試す。これまでの例から、回遊していればウキの引き込みが激しくなり、忙しい思いをするが果たしてどうだろうか。
竿を出してから1時間が経過、陽はまだ山の向こうに隠れているが、春の季節を感じさせる青空が広がっていく。と、ここまでは、アタリがなくてもまだ景色を見る余裕があった。しかし、さすがに2時間が経過して焦りが募ってきた。そして、この時期ホッケ釣りで賑わう外防波堤には、土曜日にも関わらず釣人の姿はない。
ルアーには一度もアタリはなく、それよりもウキがピクリともしない。ホッケが岸寄りしていれば、そのいずれに何らかの反応があるはず。
ということは、アメマスだけではなく、ホッケの岸寄りも遅れているということなのだろう。釣人のいない原因はそこにあった。
岩場に降りてから3時間が経過した段階で、諦めて移動をすることにした。次に向かったのは、余別漁港の内防波堤先端。余別川の流れ出しがブレイクする場所にあたり、ここではもっと遅い時期に、ルアーとウキ釣りで何度か大型アメマスをヒットさせた経験がある。
周りを見渡すと、余別川河口の砂浜にアングラーの姿は見えるが、人気の外防波堤に人影はない。内防波堤の上には、こぼれて乾燥したサビキ釣り用のまき餌の跡が点々と残っている。ということは、前回ここでホッケの餌釣りが行われたのだろう。「その時はホッケがヒットしたのだろうか」と、考えながら来岸と同じようにウキ釣りとルアーのロッドを揃える。
そして1時間が経過。余別川河口の砂浜に陣取っていたアングラーが帰り、替わって別の2組のアングラーが竿を出していたが、あまり芳しくない様子。当然こちらも厳しい状況に変わりはなく、それから一度のアタリもこなかった。
帰りしなに各海岸を見て回った。西河海岸、野塚海岸には、早朝とは別の数組のアングラーの姿を確認したが、ヒットさせた気配は感じなかった。積丹の春はまだ先のようだ。
写真は、珍しく穏やかな積丹・来岸海岸の様子。山陰から陽がさして幻想的な景色に。下は余別漁港内防波堤から見た余別川河口
日本海は、サクラマスとアメマスの活性が進む季節を迎える。ただ、島牧から北方面の道央圏は、未だショアトラウトの岸寄りが遅れて、アングラーの低空飛行が続いているようだ。3月18日の約一月ぶりの東積丹釣行によって、それをまざまざと実感した。
今年に入ってからの積丹釣行は、西積丹を含めて4回目。いずれも「今日こそは」と意気込むものの、小さな魚信すらない状況が続いた。
こんな状況なので、積丹よりも北の浜益海岸で釣果が得られる筈もないことが分かっていた。それにも関わらず、3月中旬に2度に渡る浜益釣行を実施して、あえなく撃沈した。
そこで再度、「最低でもホッケぐらいは」という願いで、今回積丹への釣行を決めた。
札幌を3時に出発、仮眠を取るために駐車した野塚海岸には、5時を少し回った時間に到着した。野営場の駐車場にはすでに先行車が1台、車中で海岸に降りる準備をしていた。
そこにもう1台が加わり、キャップライトを装着した3人組がまだ暗闇の支配する海岸に降りていった。
今日の野塚海岸は、この時期としては風もなく穏やかな波が月明かりに照らされて、絶好の釣り日和となる予感がした。ただ、自分の目的地は野塚の隣の来岸漁港の磯。そこで、きびなご餌のウキ釣りとルアー釣りを計画した。
きびなごによるウキ釣りは、アメマスやホッケが回遊していれば、直ちに反応する敏感な魚群センサーの役割を果たす。ウキ釣りに魚信があれば、岸寄りが進んできたと判断できるが、今年ここまでの釣行では、まだ一度もヒットしてはいない。
防波堤横のテトラポットを降りて、波間に顔を出す岩場から竿を出したのは、それだけ今回の釣行に寄せる期待の高さから。いつもは、防波堤の上から外海に向かって竿を出している。
まず、ウキ釣り用ラインを潮通しのよい流れに乗せて様子を伺う。その横でルアーを遠投。ミノーからジグ、スプーンの動きを試す。これまでの例から、回遊していればウキの引き込みが激しくなり、忙しい思いをするが果たしてどうだろうか。
竿を出してから1時間が経過、陽はまだ山の向こうに隠れているが、春の季節を感じさせる青空が広がっていく。と、ここまでは、アタリがなくてもまだ景色を見る余裕があった。しかし、さすがに2時間が経過して焦りが募ってきた。そして、この時期ホッケ釣りで賑わう外防波堤には、土曜日にも関わらず釣人の姿はない。
ルアーには一度もアタリはなく、それよりもウキがピクリともしない。ホッケが岸寄りしていれば、そのいずれに何らかの反応があるはず。
ということは、アメマスだけではなく、ホッケの岸寄りも遅れているということなのだろう。釣人のいない原因はそこにあった。
岩場に降りてから3時間が経過した段階で、諦めて移動をすることにした。次に向かったのは、余別漁港の内防波堤先端。余別川の流れ出しがブレイクする場所にあたり、ここではもっと遅い時期に、ルアーとウキ釣りで何度か大型アメマスをヒットさせた経験がある。
周りを見渡すと、余別川河口の砂浜にアングラーの姿は見えるが、人気の外防波堤に人影はない。内防波堤の上には、こぼれて乾燥したサビキ釣り用のまき餌の跡が点々と残っている。ということは、前回ここでホッケの餌釣りが行われたのだろう。「その時はホッケがヒットしたのだろうか」と、考えながら来岸と同じようにウキ釣りとルアーのロッドを揃える。
そして1時間が経過。余別川河口の砂浜に陣取っていたアングラーが帰り、替わって別の2組のアングラーが竿を出していたが、あまり芳しくない様子。当然こちらも厳しい状況に変わりはなく、それから一度のアタリもこなかった。
帰りしなに各海岸を見て回った。西河海岸、野塚海岸には、早朝とは別の数組のアングラーの姿を確認したが、ヒットさせた気配は感じなかった。積丹の春はまだ先のようだ。
写真は、珍しく穏やかな積丹・来岸海岸の様子。山陰から陽がさして幻想的な景色に。下は余別漁港内防波堤から見た余別川河口