2014 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
ソフト情報
■リリース:
発売:NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
時間:124 min
レーティング:PG-13
発売日:2014年4月9日
■映像:
コーデック: MPEG-4 AVC 23.976Hz
解像度: 1080p
アスペクト: 2.35:1(シネマスコープ)
■オーディオ:
English:DTS-HD Master Audio 7.1ch 48khz 24bit
Japanese:DTS 5.1ch 48khz
■字幕:
日本語、英語
■ディスク:
Blu-ray Disc
片面2層 (2 BD-50GB)
■リージョン:
Region Free
■最大ビットレート(おおよそ)(MPEG-4 H.264上限:54Mbps):
42Mbps
■平均ビットレート(おおよそ):
34Mbps
■映画用フィルム / データのマスタ:
Digital Intermediate (2K)
※RAWデータ:F65 RAW (4K) 、Redcode RAW (5K)
■映画マスタリング(DI(Digital Intermediate)、マスタリング):
Technicolor
■映画音響スタジオ(Sound Mix / Re-recording)(サウンドトラック除く):
Skywalker Sound
■制作背景
制作予算は約120億円/100円換算の大作予算で、世界興行収入は286億円のヒット作です。
撮影は、アイスランド、アメリカ(ニューヨーク、ハワイ、ルイジアナ、カリフォルニア)です。
★その他:
14の賞にノミネート。
キャスト情報
■監督:ジョセフ・コシンスキー(トロン: レガシー)
■出演者:
・トム・クルーズ / Tom Cruise
・モーガン・フリーマン / Morgan Freeman
・オルガ・キュレンコ / Olga Kurylenko
公式動画
☆『オブリビオン』特報90秒
クオリティ・レビュー総評
【画質】
■映像マスタ:
Digital Intermediate (2K)を使用していますが、元のRAWデータは4Kと5Kを使用しているため、2K以上のクオリティが感じられます。
Technicolor社のDIですが、珍しく高画質です。
あっさり目の画質は、DeLuxe社とはやはり違いがはっきりしますが、それでも優秀です。
Technicolor社の数少ない傑作の1つかと思います。
■映像総評:
一見してわかる高画質HD映像です。
2KマスタDIでも、オリジナル素材が4K、5K、IMAXであれば、高画質になりえるという証明をしたBD作品。
55インチのTVではほぼ完ぺきな映像で、120インチスクリーンでもほぼBDソフトのトップ画質です。
精細感がすごく、きめ細かな表現です。
Blu-Rayのほぼ最高画質かと思います。
・解像感:
120インチスクリーンを3m離れた位置でも、全く劣化することなく精細感を持ったまま表現しています。
一時停止をしてスクリーンに近づくと、1920×1080ピクセルの1つ1つ程度の大きさでジラジラとしています。
これはもうピクセル単位「つぶ」の話なので、BDの限界ですが、そういう部分はあります。
この「つぶ」ですが、他の高画質BDではもっと揺れていて、このBDは「つぶ」が至近距離で見える程度なので、気にする必要はありません。
普通の視聴距離と動画ではまずわかりません。
4Kか8K解像度のピクセルになると、静止画でもほとんど気にならない世界なのかと思っています。
・ノイズ感:
フィルムグレインはなく、デジタルノイズもほぼありません。
・鮮度感:
空気感や透明感は十分で、生々しさすら感じます。
・階調性:
暗部を含め無限階調です。
粗探しをすると、地下の廃墟でのシーンで、暗部階調が弱くつぶれ気味に感じる部分がありますが、まず普通の視聴をしてわかるとは思えません。
・カラー:
カラーグレーディングで加工し、灰色〜白をかぶせて表現し、無機質な感覚になる色調です。
色調加工している関係で、色の純度が目立つことはないのですが、意図した色調表現はクリアです。
よくあるベタ塗り風の透明感のないシーンは一切ありません。
Technicolor社の最高傑作の1つで見直しました。
管理人の中では、Technicolor社は全くダメだとそれまでは考えていました。
【音質】
■音響マスタ:
劇場公開はDolby Digital、Dolby Atmosでしたが、BD用は新たにDTS-HDMA 7.1chに制作したと思われます。
■音響総評:
外れることがない「Skywalker Sound」謹製の高音質サウンド。
DTS-HDMA 7.1ch仕様で、24bitとスペックだけでも高音質です。
転送レートも高めです。
マルチチャンネルの見本のような作りで、丁寧なチャンネルミックスによる7.1chのサラウンドが見事です。
音のキレや移動感、音圧、要所の重低音などどれも映画サウンドそのものです。
特にドローンのSE音と銃声は完璧で、キレもある大迫力のサウンドです。
ライフル電子銃(?)の音(「ピュう」という感じのゲーム風)は、擬似音声でいかにも未来の銃の音なので残念な点です。
まあこれはBDとかの話ではなく、元のサウンドデザインの問題ですね。
また、芝居部分の情報量が普通レベルで、克明な生々しさまでは表現していません。
そういう意味で、全体を通じて、「凄い音だった!」というところまでは感じませんでした。
全体を通じて、「迫力のある音だな」「ドローンがすごかったな」という印象かと思います。
クオリティ・レビュー詳細
・ダイナミックレンジ(広さと偏り):
とても広く細かい音から大音量の音まで鳴り響き、レンジ感で気になることはありません。
・バランス(チャンネルと音域):
要所の音圧はすごく、高域から低域まで良く伸びるバランスです。
上品さ、すら感じます。
・情報量(台詞、SE音、音楽):
音楽が何も邪魔することなく鳴るバランスの良さは、特筆する点です。
それでいて、広い帯域できれいに鳴っています。
こういう見事なバランスだと、普通に聴いている分には、全く気にならない(音楽が印象に残らない可能性すらあります)と思います。
台詞はクリアでレンジ感も十分ですが、喉の動きや舌使いまで判るほど克明ではありません。
また芝居での物を触る音や衣ずれのような克明さや情報はあまりありません。
これはBDのせいではなく、元々映画として必要とせず、情報を入れていないためだと思われます。
・鮮度感(音像感と音場感含む):
台詞と同様1音1音の粒立ちや伸びを解像感豊かに表現する方向ではないため、芝居部分や環境音の鮮度感は普通です。
音像感と音場感は両方ともあり、フロントスピーカーは広い音場とキリッとした音像で迫ってきます。
・サラウンド(移動感含む):
SE音や環境音をマルチチャンネルに配置してあり音量は十分です。
移動感やキレもあり、包囲感を含め優秀なデザイン配置です。
低音も結構鳴りますので、サラウンドスピーカーの実力が求められます。
環境音は少なめです。
★総合クオリティ :95点
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
最新映画らしい精細なHD映像ですが、解像感が甘いのはオリジナルアスペクトレートではないトリミングの影響かもしれません。
鮮度感はあり、色の純度もあるため、解像感の甘さをカバーしている印象です。
音声は、期待した銃撃音やキリキリとした緊張感のある鋭い音声ではありませんでした。
ドローンの完璧なサウンドが脳裏に焼き付く印象です。
★映像クオリティ :97点
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
解像感 :97点
ノイズ感 :98点
鮮度感 :97点
階調性 :95点
カラー :96点
★音声クオリティ :93点
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
ダイナミックレンジ :95点
(広さと偏り)
瞬発力・量感 :97点
(キレと強さ)
情報量 :88点
(台詞、SE音、音楽)
鮮度感 :90点
(音像感と音場感含む)
サラウンド :95点
(移動感含む)
レビュー基準についてはこちら
商品ソフト紹介
■通常版
オブリビオン [Blu-ray] | ||||
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■初回生産限定版
オブリビオン (サントラ・ショートエディションCD・eCOPY付き)(初回生産限定) [Blu-ray] | ||||
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■4KUHD版
オブリビオン (4K ULTRA HD + Blu-rayセット) | ||||
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■DVD版
オブリビオン [DVD] | ||||
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■オンライン
オブリビオン (字幕版) | ||||
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