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2009年02月06日
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 居車喬編 part1
「やっほー♪ みんな元気?
私は熱で頭が朦朧としてるけど、
がんばってUP!しちゃうね。」

 変なテンションな私ですが、どうぞスルーで。昨日、霊狐の親様のSSで予告していた、いなづ様のSS 『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』の第4話をUPしようと思います。

いなづ様、今回も差分画像ありがとうございます。私的に、翔儀天使アユミの中で今のところ、1番気に入った作品です。毎回堕ちた後のキャラクラターの体の変化が違ういなづ様のSSは、本当に素晴らしいです。

 まだお読みになっていない方、
覚えておられない方は、以前にUPした
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』
2話目の桂川圭編
3話目の飛天龍華編
をお読みになることをオススメします。

それではどうぞ♪







注意! この文章と画像には官能的表現が含まれております。
(ご覧になる方は、自己判断でお願いします。)




はっきり言って天童学園はマンモス私立校だ。敷地は無駄に広いし各施設もやたらと充実している。
前述した剣道部などは男女別々に道場が建てられてたり、校庭とは別にフィールドトラック、理系部活には研究棟、茶道部には専用の茶室、などなど過剰ともいえるほど設備投資をしていたりする。
学園理事長の考えもあるのだろうが、ここまでくるとパラノイヤと疑われてもおかしくはないだろう。
そして、そうでなければわざわざ屋根付き温水プールなど作りはしない。
この、一学校としてはあまりに壮大且つ無駄とも思える設備は普段は夏場しかできない水泳をほぼ一年中行うことを可能にしていた。
もっとも、体育の授業で水泳が行われることは他の学校と変わらず夏しかないので、それ以外の季節にこの施設を利用するものは水を使う部活動に携わる人間、もしくはよほどの水泳好きに限られていた。勿体無い話である。

そういうわけで、この天童学園には他の学校ではあまり聞かない水泳系部活動が存在しており、そのうち高等部では水泳系部活は大別して2種あった。
一つは水中ダンスを中心に行っている水泳部。もう一つは体育会系のノリで動く競泳部である。
水泳部のほうは年に1回、市民プールなどで発表会を行ったりして地域の知名度もそれなりにあり結構な部員数がいるのだが、競泳部のほうは練習量の割りに弱く大会でも殆ど名を残すことはないのでマイナーの域を離れることが出来ず、部員も引退した三年合わせて10人いるかどうかのものだった。
そんな中、もういい加減に受験勉強を始めなければいけない時期にさしかかっているというのにいまだに放課後になるとプールに通い続ける引退したはずの三年生がいた。
今日も今日とて学校支給のスク水に身を包み、プールサイドでこきこきと準備体操をしている…居車喬である。




2009年02月06日
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 居車喬編 part2

翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 居車喬編

いなづまこと様作


居車喬は泳ぐのが好きだ。とにかく泳ぐのが好きだ。三度のご飯より泳ぐのが好きだといってもいい。











「ボク、実はお魚の生まれ変わりなんだ」











小学4年の時つい周りにこぼしたこんな与太を、クラスメート全員が信じて疑わなかった。それほど喬は泳ぐことが大好きだった。
夏休みになれば市民プールに毎日通い、夏休みが明けても市民プールに行った。
おかげで肌の色は年がら年中真っ黒け。親からは女の子なんだからもう少し自重しなさいと何度も言われたがそんなことは関係ない。むしろ喬にとって日に焼けた肌は勲章だった。
進学先を天童学園に決めたのも、ここが一番施設が整ったプールがあったからである。はっきり言って小学六年中盤での喬の学年レベルでは、天童学園を合格することは限りなく無理なものだったが、そこは四当五落どころか三当四落ぐらいの猛勉強で、見事天童学園に合格することができたのだ。
そして、泳ぐというより水の中でダンスをするというような水泳部など眼中無しに、喬は弱小を以って知られる競泳部に入ったのだ。
真っ黒な肌と引き締まった四肢。見るからに泳ぎが速そうな喬に競泳部の担任は気色ばんだ。とうとううちに救世主が現れた。と。

ところがどっこい。そうはならなかった。
喬は泳ぐのは大好きだったが、『速く泳ぐ』ことはそう得意ではなかったのだ。確かに一般平均よりは速いのではあるが、飛びぬけて速いというわけではないのだ。はっきり言って競泳部員の中に喬より速い人間は何人もいた。それを知った担任の落胆は相当なものだった。
でも、やがて喬は競泳部にはなくてはならない存在になった。確かに泳ぎは速くはないのだが、誰よりも楽しく水泳に勤しむ姿は他の人間も見ていて気持ちのよいものだったし、喬本人の裏が全くない底抜けに明るい性格は敵を誰も作らなかった。


結果、競泳部のムードメーカーとして喬はその位置を確保し、一応平均以上の速さは持っているために大会にも顔を出すようになった。
そして、二年の二学期以降は競泳部の主将となり、引退した今でも放課後になるとプール通いを続けているのである。

そして、喬は競泳部元主将という顔のほかにもうひとつの顔を持っていた。
彼女は正義の意思キングジェネラルに選ばれた翔儀天使の一人であり、この世界の平和を乱す異世界の侵略者の魔の手から仲間と共に戦ってきたのだ。
もっとも、それも先日悪の権化の玉王が滅ぼされ一時的な休業状態になっていた。
このことは喬にとって世界に一時的な平和が来た喜びより、水泳にかける時間がたくさん増えたことへの喜びのほうが大きかった。なにしろ、玉王がいた時には泳いでいる真っ最中に呼び出しがかかることもあったからである。








「喬ちゃん。今日もプールに寄って行くの?」














隣のクラスで同じ翔儀天使である歩美が、着替えを持ってプールに急ごうとする喬に呆れたように話し掛けた。
「私たち、一応受験生なんだから…。いくらここが中高一貫校だといっても、高等部へ行くにはちゃんと受験があるんだよ?」
「大丈夫大丈夫!ボクは一夜漬けは得意なんだから、やばい時になったらちゃんと勉強するよ」
さすがに付け焼刃で猛勉強して実際に中学受験を突破しただけはある。喬は訳の分からない自信で胸を張った。
「勉強は夜でも出来るけど、プールに入れる時間は今しかないんだ。ボクは一日でもプールに入れないと、もう気分がたまらなくなっちゃうんだからさ」
うずうずと体を震わせる喬は、今すぐにでも話を切り上げてプールに直行したがっているように見える。
ここまでくると、もう立派な中毒だ。








「ねえ、歩美も一緒に行かない?泳ぐのはとっても気持ちいいよ?なんなら、水着も貸してあげるからさ」












果たして彼女は学校に何着も水着を持ってきているのだろうか?
この申し出に、歩美はすこし躊躇いを見せた。
「え……、いいの……?今、プールは競泳部とかが使っているんでしょ?」
この時期のプールはもう一般開放されておらず、部員以外の生徒が使用することは原則として禁止されている。
だから、歩美が入ることは規則上出来ない事になっている。歩美の懸念はもっともなことだ。
だが、喬はあくまでも能天気に笑いながら答えてきた。
「大丈夫大丈夫!それを言うならボクだって本当はもう部員じゃないし、それでも毎日泳ぎに行っているんだから。
いざとなったら元部長権限で通しちゃうから問題なし!」
まあ、確かに喬は部を引退しているから部員ではないといえるが、それにしても酷い屁理屈ではある。
「ねえ、行こうよ。受験勉強ばっかりしていたら気分もどんどん萎えてきちゃうよ?
ちょうどいい気分転換になると思うし。ね?」
ぐいぐいと袖を引っ張る喬に、さすがに歩美は困った顔をしていたが、
「まあ…、ちょっとぐらいならいいかな……」
と、ついつい同意をしてしまった。
「よしっ!じゃあ早速行こう!今行こう!すぐ行こう!!」
意気揚揚と歩美を引っ張りながらプールへと駆けて行く喬の後姿を見ながら、歩美は心の中でほくそ笑んだ。








(まあ、ちょうどいいかもね。今頃、プールでは風子が……)













歩美が浮かべた薄ら黒い笑みは、喬には死角になっていて見えることはなかった。

2009年02月06日
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 居車喬編 part3
更衣室で慣れない他人の水着に歩美が難儀し、『先に行ってていい』と言われた喬は一人で先に屋内プールへと出てきていた。
そこでは多数の競泳部員や水泳部員が、あるものは大会のため、あるものは自己鍛錬のために泳ぎ回っていた。
もう初冬に入り始めているというのに、こうして寒さを気にせず泳ぐことが出来る学園の温水プールを喬はいたく気に入っていた。


ここに来れば寒さも何も気にせずいつまでも泳ぐことが出来るのだ。喬自身は別に寒かろうがどこだろうが泳ぐのだが、流石に雨や雪が降っていたりしては泳いだ後に風邪を引いてしまう。









「あっ、先輩が来たわよ〜〜。みんな寄って〜〜〜!」












後輩の誰かが気がついたのか、喬の顔を見た途端プールの中にいる競泳部員達に声をかけた。
ただ、全部で6コースあるプール内で競泳部に割り当てられているのは半分以下の2コースである。
競泳部の弱小ぶりが見て分かるであろう。ちなみにいる部員はたったの5名だ。
その2コースで練習している部員達が、一斉に片側1コースによりもう片方のコースを丸々空けてしまった。
これは勿論、喬が泳ぐのを邪魔しないためである。
本当ならもう部外者である喬にここまでやる必要はないのだが、大きな大会はもうないのでそれほど身を粉にして練習に励む必要がないのと、それだけ喬が部員達に慕われていることの証明でもあった。








    「みんな、ゴメンね〜〜〜」














入念にストレッチを終えた喬は部員全員に向って頭を下げると、飛び込み台からザブン!と水に飛び込んだ。
綺麗なフォームでクロールを掻き、ぐんぐんと進む喬はさすがに泳ぎ慣れしているだけあって部員達の目を釘付けにするほどの艶やかさがあった。これでもう少し速ければどっかの有名大学のスカウトが将来の勧誘に来てもおかしくはないのだが、残念ながら喬にそこまでの速さはなかった。
でも、それも喬にとってはよかったのかもしれない。喬は速くなるために競泳部に入っているのではなく、ただ泳ぐのが好きだから競泳部に入っていたのだ。他人より速く泳ぐことを目的にしなければならない大学の競泳は、喬から泳ぐ楽しみを奪っていくに決まっていたろう。
気持ちよく泳いでいる最中、喬はまわりから発せられる憧憬の視線をズバズバと感じていた。
正直、それほど速くもない自分がこうまで注目されると気分がくすぐったくなってくるのだが、ボク言葉で面倒見がよく、陽気な性格で敵を作らない喬は競泳部のみならず中等部の後輩に絶大な人気を誇っていた。
部活のロッカーや靴棚に同性からのファンレターのみならず、本気のラブレターが入っていたことも一度や二度の出来事ではない。
もっとも、喬自身は同性に恋愛感情を抱くことはなかった(というか、異性にも)ので、そう言ったものには全部丁寧にお断りを入れていった。
今の喬にとっては、水こそが友人であり恋人だったと言ってよかった。そこに割り込める輩など、いはしなかったのだ。

喬はたちまちのうちに往復50mを泳ぎきり、プールサイドに腰を下ろした。
「あ〜〜っ。やっぱり泳ぐのって気持ちいいな〜〜!」
何度水の中に身体を漬けようが決して飽きることがない。泳いでいると世の中の何もかも忘れ、ただただ水と一体化している自分を感じることが出来る。









       「………でも」













ただ、だからと言ってこのままずっと泳ぐのに没頭していくわけにもいかない。
さきほど歩美にも指摘されたが、喬は来年高等部へ進まんとしてる受験生なのだ。もしこのまま天童学園に残りたいならばしっかりと受験勉強をこなし高等部へ進学しなければならない。
もちろん私学である天童学園にはスポーツ推薦という進学方法もある。だが、主将を務めていたとはいえたいした成績を持っていない喬にスポーツ推薦での進学は不可能だった。
となると、貴重な時間を割いて勉強に回さなければならない。喬の両親も一応現時点では黙認しているが、再来週の模擬テストの成績次第ではプール通いを禁止される可能性もあるのだ。
「…このままじゃ、しばらくおおっぴらに泳げなくなっちゃうかなぁ……」
喬にとって、一日でも泳げないことは筆舌に尽くしがたい苦痛ではあった。が、泳ぎたいがために勉強をおろそかにして来年からここで泳げなくなるというのは想像すらしたくない。
「泳ぎたいけど、泳いでいると泳げなくなり、泳げなくなるといやだら勉強して、
でもそうするとその間泳げなくて、泳げないと泳ぎたく………」
足を水につけたままプールサイドでじっと固まる喬の頭からプスプスと煙が立ち昇り始めている。元々物事をあまり深く考えない性分なので、思考の袋小路に入ると頭の回線がショートしやすい性質なのだ。



ボン!

そして、遂に喬の頭が大噴火を起こした。







「あーーっ!!もう、後のことは後で考える!今は泳いで何もかも忘れるんだ!」














もはやにっちもさっちもいかなくなり、遂に逆切れした喬はそのままプールから上がって飛び込み台の方に進むと、何も考えずに頭からドブン!と飛び込みメチャクチャに進みだした。
(今は何も考えたくない!泳いで泳いで泳ぎまくって、泳ぐだけしか感じなくするんだ!)
多分に現実逃避的な考えだが、追い詰められて視野狭窄になった喬にはこれしか取り合えずの気を休める方法が思いつかなかった。
そして、周りを全然気にできなかったからこそ喬は気づかなかった。
さっき、競泳部と水泳部あわせて20人以上いたプールに入っている人間が、ただの一人も水面から顔を上げていなかったことに。

何か心にむしゃくしゃした気持ちを残したまま、喬はただがむしゃらに前へ前へと泳ぎ続けた。
(なんだろ…全然楽しくない……)
泳げばこの鬱屈した気分も晴れると思ったのだが、むしろ泳げば泳ぐほど心の中に『泳げなくなる』
という気持ちがめらめらと燃えあがってきて喬の心にますます暗い影を落としていく。
(こんな気分で、ボクは泳ぎたくないのに……?!)

ガッ!

2009年02月06日
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 居車喬編 part4
何か無性に腹が立ちながら、それでもザバザバと泳ぐ喬の脚が何者かに掴まれたのはその瞬間だった。








     「うわガボッ!!」














突然脚を掴まれたため、喬はビィン!と脚の筋を伸ばしてしまいその場につんのめってしまった。
そして、脚を掴んだ何かはそのまま喬の体を水面下へと引きずり込んできた。
(うわ〜〜〜っ!だ、誰だこんないたずらをするの〜〜〜〜っ!!)
息を吸い込む暇もなく水の中に引っ張り込まれたので、喬は憤慨しながら犯人を見ようとした。
が、その暇もなく今度は喬は勢いよく今まで泳いできたほうとは逆方向に引っ張られ始めた。
(ム、ムググ〜〜〜〜っ!!)
その速さたるや、喬が水面で泳ぐスピードより明らかに速く、水の抵抗などお構い無しに喬の体はぐいぐいとなすがままに引っ張られ続けている。
(こ、こんなに水中を速く泳げる子っていたっけ?!)
いや、ただ泳いでいるわけではない。『喬の脚を掴みながら、喬より速いスピードで泳いでる』のである。
そんなことは普通に考えても中学生で出来ることではない。
だが今の喬にそんなことを考える余裕はない。なにしろ自分の命の危機なのだから。
喬を引っ張るもののスピードは全く緩むことなく。もはやコースを無視してプールいっぱいに喬の体を引っ掻き回し続けている。しかも全く水面に上がることなく。
このままでは冗談抜きで溺死してしまいかねない。
(ダ、ダメだ!なんとかしなきゃ、なんとかしなきゃボク死んじゃう!)
息苦しさと水圧で歪む喬の視界に、水面に浮かぶコースロープが僅かながら入ってきた。









      (!アレを掴めば!)













正直、物凄い勢いで引っ張られているので腕を動かすのも、ましてや物を掴むなんてことは相当な困難が伴うことだ。
だが、それをしなければ死んでしまう。できなかったら喬は死ぬのだ。
(やるしか、ない!)
喬は懸命に手を動かし、迫ってきたコースロープに手を伸ばし…思いっきり手を弾かれた。
喬の振り回される速度が速すぎて掴みきれなかったのだ。


(うわっ!ま、まだだ!あきらめるものかぁ!!)
幸い喬は今プールを横断するような方向で進んでいる。すぐに次のロープが控えているのだ。
だが、これを過ぎたら暫くロープはない。競泳部が借りているコースは2コースだけであり、ロープは2本しか使ってないからだ。
(今度は…、しくじるものか!!)
喬が今度こそはと渾身の力をこめて伸ばした右手は…、水面に浮かぶコースロープをしっかりと握り締めていた。
(やった…うわっ!)
ロープを掴めたことで歓声を心の中であげた喬だったが、その次の瞬間物凄い力が掴まれている脚にかかった。
考えてみれば、むこうは喬が止まることなど想定していないのだ。喬の止まろうとする力と掴んでいるものの引っ張ろうとする力が喬の脚にかかり、まるで千切れそうな激痛が喬の脚を襲っていた。
(うわぁぁぁっ!!い、いたぁい!!)
骨が抜けてしまいそうな痛みに、喬は思わずロープを掴んだ手を離そうとしてしまった。そうすれば、少なくとも脚の痛みは消え去る。
が、それをしてしまってはおしまいだ。痛みはなくなるが自分が痛みも苦しみもない世界に行ってしまっては意味がない。
(うぎぎぎ〜〜〜っ!負けるものかぁ〜〜〜!)
喬は右腕に必死に力をこめ、なんとか顔を水面から上げようとした。まずはなによりも新鮮な空気を吸わないとこれ以上もちそうにない。
そして、ぐいぐいと引っ張る力に全力で抗い…、とうとう喬は水の中から顔を出すことが出来た。
「プハーッ!ハアッハアッハアァッ…!!」
喬は待ちに待った空気を思い切り吸い込むと、残った左手も何とかロープを掴みまた引きずり込まれないようにとぐるぐる巻きつけた。
喬の体がびくとも動かなくなったからか、やがて引っ張るほうも力を緩めてしまった。








「ハアーッ、ハアーッ、ハアーッ…!!
だ、だれだこんなことする奴は!絶対に許さないぞ!!」













まだ呼吸が落ち着かないまま、喬は水中にいる犯人に激しい怒りをぶつけた。もう後輩だろうとなんだろうと関係ない。徹底的にボコらなければ気がすまなかった。










「ホラ、もう観念して水から出てこ………?!」













いまだに自分を掴んでいる手に向って喬は怒鳴ろうとして…絶句した。



喬を掴んでいるのは手ではなかった。
喬の足首には、桃色と紫色をあわせてマーブル模様にしたような奇怪な肉触手が絡み付いており、プールの中をうねうねと長く伸びていたのだ。
「な、なに。これ……」
つい今まで燃えあがっていた怒りの気持ちなど一瞬で吹き飛び、喬は触手の根元がどこにあるのか目で追ってみた。
それはプールの中をつらつらと、水泳部側のプールサイドまで延びており、そこには触手と同じ色をした肉色の固まりが、プールの中に沈んでいた。
「だ、誰だ?!お前は何者なんだ!!」
多少の怯えを含んだ今日の叫びに反応したのか、肉隗がざばりと水面に浮かんできた。

2009年02月06日
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 居車喬編 part5
「えっ……?!」
水から上がってきたその姿を見て喬は驚愕した。
その顔は間違いなく、競泳部の後輩の一人であり自分の後に部長となった林葉直美だったからだ。
ただ、その姿形は確かに直美のものではあるのだが、細部に相当な違いが見られる。
直美の全身は喬を掴む触手と同じ紫とピンクのマーブルに彩られ、腕はぶよぶよの触手状に変化して十数メートルの長さに伸び、喬の脚を拘束している。








    「うふふ……せんぱぁい……」














直美が淫欲に囚われただらしない笑みを浮かべ、喬を悩ましい視線で見つめている。べろんと伸びた舌は毒々しい紫色に染まり、別の生き物のように蠢いている。
その姿は、どう見ても人間のものではなかった。
「あ、ああ…。ど、どうしたんだ林葉ぁ……。その、すがた……」
喬はロープに捕まりながら震える声で語りかけた。考えてみれば、喬も翔儀天使として異形の化物とは何度も戦った経験があるし、これ以上の見た目化物な相手とも組み合ったことがある。
だが、今目の前にいる林葉直美はそんなものとはまったく別の違和感と恐怖心を喬に与えていた。
なにしろ、全く見たことのない化物と対峙しているのではなく、自分が良く知っている人間が化物になって自分を捕まえているのだ。恐ろしくないわけがない。
「せんぱぁい…。何をそんなに恐がっているんですかぁ……?ああ、私のこの姿ですかぁ……?
どうです?素晴らしいと思いませんか?玉王様の肉人形である、この私の姿……」
「玉王ぅ?!」
聞きなれた、そして決して聞きたくない単語に喬は目を見開いた。
確か玉王は歩美の目の前で爆散して果てたはずだ。それが、なぜ。
「玉王だって?!林葉、キミは玉王に……?」
「はい〜。玉王様じきじきではありませんが、玉王様の偉大な力をこの身に受けて素晴らしい体に生まれ変わらせていただいたんですよぉ……」
直美は自分の体を愛しそうにくねらせ、喬に見せ付けるように動かした。それは自分が玉王の肉人形になったことを心底悦んでいるように見える。
「く、くそっ!玉王め、生きていたのか!だったら今度こそ容赦しないぞ!」
玉王本人がどこにいるか分からないが、とにかくまずは目の前の直美をどうにかしなければならない。
あそこまで変化しきった肉人形を元に戻せるかは分からないが、翔儀天使の聖なる力を注ぎ込めばこれ以上事態が悪化することは避けられるだろう。
「はあぁぁっ!!」
気合の雄叫びを込めた喬の体が聖なる光に覆われ始めている。その身に込められた力を開放し、翔儀天使に変身しようとしているのだ。だが、

ビュルン!

喬の後ろから突然別の触手が現れ、喬の首に巻きついてきたのだ。
「?!ぐはっ!!」
突然息が詰まってしまい、集中心が失われた喬の体からフウッと光が拡散していく。変身しかけた体は再びただのスク水少女へと戻ってしまった。
「ううぅ…はなせ林葉!ボ、ボクはキミを助けようと……」
「なぁ〜に言ってるんですか先輩?私は何もしていませんよ〜〜〜」
「なに……?」
ケラケラと笑う直美の横からまた何かが競りあがってきた。
それは直美と同じ格好をした別の肉人形で、その延びた腕触手は喬の首に巻きついているものだった。
そしてその肉人形の顔は、さっき喬が来たからプールをあけるように言った競泳部の後輩だった。
しかも、肉人形はそれだけではなかった。
「くすくす……」
「うふふふ……」
「きゃはははは……」
喬を中心にして、プールのいたることろからざばり、ざばりと肉人形が顔を出してくる。
それは10体ではきかずさらに数を増し、喬を中心として30体はあろうかという数にまでなり、いずれもがマーブル模様の体をして水面から腕触手をバチャバチャと跳ね上げていた。

2009年02月06日
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 居車喬編 part6
「な、なんだって……」
その数の多さに喬は身を凍らせ、次にその数について恐ろしい推測が浮かんだ。
競泳部の部員数は三年生が抜けた時点で5人。隣の水泳部は20人超といったところだ。
つまり、さっきこのプールにいた競泳部員、水泳部員の全てが玉王の肉人形に変化していたと考えられるのだ。
「ど、どいうことなんだよこれ…。なんでみんな、肉人形に……」
喬には目の前に起こった事が信じられなかった。ついさっきまで、皆で仲良く泳いでいたのに。
泳ぐことが大好きで集まった仲間といたと思っていたのに、その全てが人ならざるものに変わっていたなんて。
「あはぁぁ…、先輩の体おいしそぉ……」
「先輩も、私たちと一緒になりましょうよぉ…」
喬を物欲しげに見ていた一体の肉人形の腕触手が水飛沫を上げて跳ね飛び、喬の右腕に絡まってきた。
それを拍子に、喬の周りに腕触手がわらわらと飛び交い喬の体を拘束していった。








「うわぁぁーーーっ!!
やめろぉーーーーっ!!」













喬は何とか触手から逃れようと体を捩ったが、すでに右足と右腕を捕られているので効果はなく、たちまちのうちにその全身を触手に絡め捕られてしまった。
「くそぉーっ!離せ……ひゃぁっ!!」
ほぼ身動きできなくなった体で何とか抵抗しようともがいていた喬から突然搾るような悲鳴が上がった。
絡まってきた触手の一本が、喬の股の間に入り込み下腹部をすりすりと擦ってきたのだ。
「バ、バカやめろーっ!変なところ触るな…あひぃっ!」
喬が止めさせようと怒鳴っても、それを聞く前にまたすりすりと動く。
しかもそれだけに終わることなく、ある触手は腋の下をぐりぐりと、またある触手は臍の辺りをぐにぐにとある触手は足の下をこちょこちょと、まるで喬の体を嬲るようにいじくりまわした。
そして動くたびに粘液がぐちょぐちょと喬のスク水を濡らし、喬の皮膚や粘膜に染みこんでいく。
その粘液は、喬にぴりぴりとした痛痒感と共に玉王の力までも送り込んできた。
「ひゃふっ!あうぅ!!や、やだやめぇぇ〜〜〜〜っ!!」
もどかしさとむず痒さとくすぐったさが同時に襲ってきて、喬は笑っているのか苦しがっているのか自分でもよくわからなくなってきていた。
喬だって年頃の女の子だから、性に関することにそれなりに関心はあるし自慰だって人目を忍んでしたこともある。
だが、喬には水泳というそれ以上に興味があることがあったので同年代の子よりそちらに対しては淡白であった。
だから、この全身をくまなく襲う快感は過去に全く経験しことがなかったものだった。それだけに、それから逃れる術を喬は持っていなかった。
全身に纏わりつく触手が与えてくる快楽を、喬の体はそのまま全身で感じ全てを神経を通して脳へ送り届けていた。
そして、快楽と共に送り込まれる玉王の力は確実に喬の思考を狂わせていっていた。









「ひぃやあぁっ!ボ、ボクおかしくなっちゃう!こんなことされたら、変になっちゃうよぉ〜〜っ!」











もう変身しようとか逃げ出そうとかいうことを考えることすら出来なかった。
喬の頭は次々に流れ込んでくる快感で飽和状態になり、それ以外の思考をすべて奪ってしまっていた。
(乳首をくりくりされるのが気持ちいい。お股をごしごしされるのが気持ちいい…)
(腋をちゅるちゅるされるのが気持ちいい!お口でちゅぽちゅぽするのが気持ちいい!!)
肉触手から与えられる快感に喬の顔はとろんと蕩け、最初の頃はさんざんに嫌がっていた触手に次第に自分から求めるようになってきていた。
目の前でゆらゆらしている触手に手を伸ばし、水と粘液で濡れた手でにゅるにゅると扱き、口に含んでちゅうちゅうと吸い、くちゅくちゅと舐と触手から分泌されているのか甘ったるい味が口一杯に広がっていく。
それだけで気持ちが異様に昂ぶり、もっともっと触手を味わいたいと心の奥が求めてくる。








(もっと欲しい!もっと欲しい!!もっともっともっともっとぉ!!)













これ以上体で触手を感じたいならば、帰結するところは決まっている。
普通なら、そこを一番最初にこんな触手のために使うのには躊躇いが出るだろう。喬だって、自分がそこを初めて使うのは、自分に本当に好きな人間ができた時だと心に決めていた。

だが、触手のもたらす快楽に完全に心が支配されてしまった喬にそれを思い出すことは出来なかった。
(あそこを使えば……もっと気持ちよくなれる!)
喬は躊躇うことなくナイロン製のスク水の股下をめくり、自分のサーモンピンクの穴を露出させた。
冷たい水に火照った陰唇が直接あたって最高に気持ちいいが、喬が求めている快楽はそんなものではない。
「い、入れて!ボクの中にそのぶっとい触手を入れてぇ!誰でもいいから触手挿してぇ!
ズボズボって挿してガンガン突いてぇ!!ボクをもっともっと気持ちよくさせてよぉぉ!!」
触手が絡まった腕で秘部を左右に広げ緩んだ顔でおねだりをする姿は、普段の快活な喬からは想像もできないほど卑猥でいやらしいものだった。
そんな喬の願いを聞き届けたのか、プールの中を喬の腰目掛けしゅるしゅると延びてきた触手があった。
「あっ!あっ!!来て。来て来て!ボクの中にぶっすりして!
腰が抜けるほどガンガン突いて、ボクの頭バカになるくらい気持ちよくしてぇ!」
自分の股下にゆるゆると迫って来る触手を、喬は獣欲に興奮しきった瞳でじぃっと見つめていた。これが自分に刺さったら、どれだけ気持ちいい思いが出来るのだろう。
処女を失うとか、化物に犯されるとか、そんなことは喬には考慮の外だった。
とにかく全身で触手を受け入れ、触手で全身を外も内も嬲られたい。そんな破滅的な欲望に支配されていた。
喬に寄ってきた触手が、喬の下の口にチュッと触れた。
「ひゃあぁっ!!」
それだけで、喬の腰には刺すような鋭い快感が走り、あまりの心地よさに一瞬気が遠くなってしまった。
(ち、ちょっと触っただけでこんなに気持ちいいなんて!これで挿れられたりしたら、ボク狂っちゃうかも!)
でも、それに対する恐怖はない。むしろ狂いたい。おかしくなりたい。よけいな思考なんかすべて無くしてしまって、ただ獣のように快感だけを感じてセックスしたい。
喬としては、ここで一気に触手が自分を貫いて肉の感触を味わえると期待していた。
が、触手は喬の秘部をぐりぐりと擦るだけでなかなか入ろうとしてこない。
「な、なんでぇ?!なんで犯してくれないのぉ〜〜っ?!」
ここまで来ての焦らしに、喬の心の昂ぶりはどんどんと高まっていく。
「はやくぅーっ!はやく挿れてぇーっ!いじわるしないで、一思いにボクを犯してぇーっ!」
喬は泣き叫びながらなかなか入ろうとしない触手を鷲掴みにし、自分から手を取って膣内に押し込もうとした。
ズニュウゥとした圧迫感が膣口に走り、喬の中を押し広げていく。









「うあーっ!凄い!気持ちいい〜〜〜っ!触手きもちよすぎる〜〜〜っ!」












自分からズルズルと触手を入れていく快感に、喬の理性はどろどろに崩れていっていた。
が、ある程度挿した時点で触手は先へと進まなくなった。それ以上は先が非常に狭くなっており触手の侵入を阻んでいる。
「う〜〜っ!うぅ〜〜っ!もっと、もっとぉ〜〜〜っ!!」
喬は触手の侵入を邪魔する処女膜を破らんと、触手を持つ手にさらに力を込めた。これを破らない限り
子宮の奥の奥まで触手で埋めることが叶わないからだ。
ぎりぎりと力を入れ触手を押し込むことで、膣の奥からみちみちという肉が裂ける音が感じられる。プールの水の中に下腹部から出てきた血がうっすらと混じり始め、赤色の糸を伸ばしている。
「も、もう少し。もうすこしいぃぃっ!!」
痛みとも歓喜ともつかない表情で、喬はその瞬間を心待ちにしていた。あと少し力を入れれば、自分の
邪魔な処女膜は破れ、この体を触手に委ねることが出来る。
その一突きを、今正にしようとした時、










       「そこまでよ」

2009年02月06日
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 居車喬編 part7
プールサイドから聞こえたその声に反応したのか、喬の手の中の触手はちゅるりと音を立てて喬の中から出ていってしまった。
「ああっ?!
誰だ!ボクの気持ちいい思いの邪魔をした奴は!絶対に許さない……」


その様に絶望に似た悲鳴を上げた喬は、自分の快楽を邪魔したプールサイドの声の主を憎悪の目で睨みつけた。
が、その顔を見た瞬間その声は急速に力を失っていった。







「何言ってるのよ喬ちゃん…。ていうか喬ちゃん、それどうしたの…?」














プールサイドに立っていたのは、着替えがすまないので遅れてきた歩美だった。歩美は触手に絡め捕られても抵抗せず、全身を赤く火照らせ歓喜の笑みを浮かべていた喬を呆然と見ている。
「あ…歩美ぃ……?!」
歩美の姿を見て、喬の淫欲に支配され光を失っていた瞳にみるみる光が戻り、触手からもたらされた快感に蕩けていた理性が戻ってくる。翔儀天使という立場にありながら、玉王の肉人形にいいように嬲られた挙句、それから与えられる快楽に溺れ処女すら捧げようとしていたはしたない自分が非常に情けなく思えてくる。








「あ…歩美!きちゃダメだ!早く逃げろ!!」














正気を取り戻した喬は、肉人形の巣窟になった室内プールから歩美に逃げるよう指示した。
たった二人でで20体以上いる肉人形を相手にするのはさすがに少し骨が折れる。しかも、自分は捕まった状態であり全く戦力にはならない。
「早く逃げて、先輩やみんなを呼んで!!このプールは今、玉王の肉人形でいっぱいなんだ!!」
ここは自分が囮になって、その間に他の翔儀天使を全員集めるほうがいい。鶴花先輩や琴ちゃんは肉人形になった人間を元に戻すのが得意な能力を持っている。自分以外の全員で当れば、肉人形になった皆を元に戻すことはすぐに出来るだろう。
ただ、その間自分は間違いなく肉人形達に犯される。前の穴も後ろの穴も犯され、皆がつく頃には壊れてしまっているかもしれない。
でも、ここまで来たらそれ以外に選択肢はない。いくら歩美でもたった一人で自分を助け出すことは絶対に不可能だからだ。むしろ、ミイラ取りがミイラになりかねない。
だから喬は歩美に逃げろといった。が、歩美はその場に留まっていた。
「そんな…。私、喬ちゃんをおいて出て行くことなんて、出来ないよ……」
「出来なくてもなにも!このままじゃ歩美まで肉人形の餌食にされちゃう!ボクのことはどうでもいいから、はやくここから出て皆を呼んできて!!はやくぅ!!」
喬は金切り声を上げて歩美に出て行くよう促した。が、歩美はやはり動こうとしない。
「出来ないよ。出来るわけないじゃない!だって、だってそんなことをしたら……」









喬ちゃんを餌食に出来ないじゃないの















「え……?」
後半の声を、喬はよく聞き取れなかった。いや、聞いてはいるがそれを理解したくはなかった。
理解したくはなかったが、理解せざるをえなかった。
(そう言えば…、触手に『そこまで』って言った声、歩美の声にそっくりだった…)










「せっかく喬ちゃんが自ら罠に飛び込んできたんですもの。私だけここから離れるなんて勿体無さ過ぎるよ…」











喬の見ている前で歩美は性戯使徒の本性を表した。燃えるような赤い髪と瞳が着ているスク水に妙にマッチしている。
口元からは自慢の舌触手がにゅるにゅると伸びて、別の意思を持っているかのように歩美の口元でぐにぐにと蠢いている。
「あ、歩美ぃ…。なん なの、そのすがた…」
「うふふ、ごめんね喬ちゃん。私、ずっと前から玉王様の下僕になっていたんだよ。人間の生気を吸い取って自分の力にし、肉人形にして操る力を持つ素晴らしい性戯使徒にね……」
舌触手を揺らめかせながら喬に向ける歩美の微笑みは、喬が知っている元気一杯の歩美からは想像も出来ないほど淫靡で禍々しいものだった。
「性戯、使徒……?!玉王の下僕…?!な、何言ってるんだよ歩美…、ボクたち天使だろ?
この世界を悪から守るために選ばれた、翔儀天使じゃないか……。そうだろぉ?」
喬は引きつり笑いを浮かべながら歩美に話し掛けたが、歩美は首を横にふるふると振った。

2009年02月06日
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 居車喬編 part8
「違うよ。私は性戯使徒。下らない天使という蛹を破り、生まれ成った私の本当の姿。
使徒になって私はやっとわかったの。天使の、人間の愚かさと玉王様の素晴らしさが…
喬ちゃんだってわかったでしょ、玉王様の素晴らしさが。だって今までずっと、玉王様の御力を持った肉人形に嬲られて、ヒィヒィよがっていたんだから…」
「あっ…」
図星をつかれ、喬はカァッと顔が赤くなった。
「本当は、もっと早く出てきたかったんだけれど、喬ちゃんがあんまりにもいやらしいものだから、 物陰からこっそりと覗いていたんだ…。ホント、喬ちゃんったら翔儀天使とは思えないくらい好き者なんだから…。見ているだけで濡れてきちゃったよぉ……」
太腿をもじもじさせている歩美のスク水は、よく見ると股間のところがべったりと黒く濡れており、粘液が糸を引いて垂れてきている。もともと性欲に餓えている性戯使徒の歩美にとって、さっきの喬の乱れ具合は最高のオカズだったのだろう。
「肉人形達の触手で全身を粘液塗れにして、いやらしく音を立てて口に含みながら、手はおまんこをぐちゅぐちゅと弄って…。本当、すごかったよねぇ…
喬ちゃんも素質あるよ。いやらしくて淫らで残忍で、人を食べて悦ぶ性戯使徒の素質がね!」
「ち、ちがう!ボクは天使だ!翔儀天使だぁ!!玉王の使徒なんかじゃない!!」
喬は金切り声を上げて歩美の言い分に反論した。必要以上にムキになったのは、心のどこかで歩美の言っていることを認めてしまうようなおぞましい自分の存在を察知したからだ。
だが、歩美はそんな虚勢を張る喬を鼻で笑った。






「なぁ〜に言ってるのよ!触手に巻かれて悦んで、自分のまんこに自分で触手突っ込もうとする天使がどこにいるのよ!もう喬ちゃんの体には隅から隅まで玉王様の御力が染み込んでいっているのよ!
もう喬ちゃんの体は玉王様のものになっちゃってるんだ。玉王様には逆らえない体になってるんだよ!」









「ひぃっ?!」
歩美から絶望的な現実を突きつけられ、喬は絶望で顔を強張らせた。
歩美は喬の心の中にある、玉王を崇め奉る喬の存在を察知していたのだ。










「そ、そんなことない!ボクは、ボクはぁ……」













「もう、いい加減認めちゃいなさいよ。玉王様の御力を注ぎ込まれて抵抗できた人間はいないんだから。
ほら、みんなだって喬ちゃんが仲間になるのを待っているんだからさ!」
ニィィと笑った歩美が手を振った瞬間、喬のすぐ前の水面からなにかがぬぬぬっと競りあがってきた。









    「やっほー。喬さぁん」













水の中から浮かび上がってきたのは、歩美と同じく緋色の髪と瞳をした歩美の妹、風子だった。
「ふ、風子ちゃん?!」
不気味にクスクスと笑う風子を見て反射的に飛びのこうとした喬だったが、不意に後ろからがっちりと肩を羽交い絞めにされてしまった。









「ふふふ…風子だけじゃない。私もだ」













喬の耳元から聞こえた声は、間違いなく先輩の龍華のものだった。もっとも、その声は毅然としていた龍華からはそう想像できないほど気だるく、首筋から流れ落ちている龍華の髪はやはり真っ赤な色をしている。
「り、龍華先輩…。あの龍華先輩まで、使徒に……」
「さっき言ったじゃない。『私だけ』ここから離れるなんて勿体無いって。
本当は圭ちゃんもいるんだけど、圭ちゃんには今ここに人間が入らないようにして外に出てもらっているんだ」
「圭ちゃん、まで……?!」
歩美がさりげなく言った言葉は、喬に非常な驚きをもたらしていた。
歩美、圭、龍華の翔儀天使3人。そして風子をあわせて4人がいつの間にか玉王の下僕に変えられていた。
正に、青天の霹靂といえる事態であろう。
「喬さん…。喬さんの体、なんておいしそうなのぉ……」
風子が喬の下半身を舌なめずりしながら見ている。触手に巻かれ、水面から強引に浮かび上がらされた喬の下腹部は、さっきまでの愛撫によりどろどろに濡れている。

2009年02月06日
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 居車喬編 part9






「フフッ、喬ちゃん。風子はね、圭ちゃんと龍華先輩を使徒にする時生気を吸えなかったから、喬ちゃんを使徒にする時は絶対に吸わせてくれって私に懇願してきたのよ。
だから、さっき喬ちゃんが自分で自分を犯そうとしたとき、待ったをかけたってわけ」



















「そうしないと、喬さんの処女の生気を吸う事が出来ませんからね。お姉ちゃんも圭さんも吸えたのに私が吸えないなんて不公平ですもの」












風子の舌触手がもの欲しそうにパクパクと口動かしている。







「私だって、喬の生気が欲しくて欲しくてずっとここにいたんだからな。まあ、辛抱できなくて風子と一緒にここにいた人間全ての生気を吸って肉人形にしてしまったわけだが……
面白かったぞ。私がちょっと淫気を発したら、全ての人間がたちまち肉に溺れ、列をなして私に犯されるのを待ったのだからな」









龍華はまるで自慢するかのように喬に水泳部、競泳部の部員全てを餌食にしたことを語った。そこには人間的な気持ちの部分は全く感じ取れない。
「さあ、喬さんも素晴らしい世界を見てみましょう。玉王様を讃え、人間を弄んで愉しむ使徒の世界を」
風子の舌触手が喬にぬるぬると寄ってくる。ある程度正気を取り戻しているとはいえ、淫気に爛れた喬の目には、それがたまらなく魅力的なものに見えてくる。
「あ、あぁ……」
外に聞こえるのかと思うくらいの音で、喬はゴクリと喉を鳴らした。さっき自分が入れようとした触手よりアレを入れたほうがよっぽど気持ちいいのが見て取れる。
(ああ…、入れて欲しい。入れてもらいた…。ダ、ダメだ!ボクは、ボクは人間だ!人間なんだ!!)
だが、それをすんなり受け入れるほど喬の理性は崩壊してはいなかった。アレを入れてしまったら間違いなく自分は人間を止めてしまうだろう。それほどの快楽が体を侵しぬいてしまうだろう。
入れて欲しいとも欲しくないとも答えられずえぐえぐと泣く喬を見て、スク水をまくり今にも突っ込もうとしていた風子は舌触手の動きを止め、喬を上目遣いに見た。
「どうしました喬さん。これを入れて欲しいんじゃないですか?
入れてください。犯してくださいって言ってくれたら、気が済むまでこれをぶっ挿してあげますよぉ?」
本当は風子もすぐに挿したいのだが、泣きじゃくる喬を見て嗜虐心が湧いたのか舌触手を喬の膣口に触れるか触れないかのところで止め、軽くつんつんと小突いてくる。







「ひゃああぁっ!!や、やだぁ〜〜っ!気持ちいいけど嫌だぁ〜〜っ!!
ボクは、ボクは天使だ。人間なんだぁ〜〜っ!!気持ちよくなりた、なりたくなんかないぃ〜〜〜っ!!」











もう体はおろか心も屈服しかけているにも拘らず、喬は頑なに触手を拒み続けた。ここまで抵抗をしてこれたのはただ一つ『自分は人間だ』という思いからだった。
だからこそ、そこを突いていけば崩壊は早いものだった。
「どうして?どうして人間にこだわるんですか?使徒に成ればこんなに気持ちよくなれるのに。
毎日毎日、欲望のままに暮らせるというのに……。勉強なんか、しなくても済むのに……」
「べ、べん きょ……」
この言葉に、喬はビクッと反応した。勉強がしなくてもいい。しなくてもいい?!
「おいおい、使徒に成ったら人間の理なんか関係ないだろうが。お前も使徒に成れば、毎日いつでも水の中に篭ることが出来るようになる。勉強なんか気にせず、永遠にな…」








「え、永遠に、泳げる……?!ボクが、ずっと……」













それまで懸命に抗ってきた喬の瞳に、極めて危険な光が宿った。それほど龍華が語ったことは喬には魅力的なものだった。
「そうだ。文句を言う人間なんか肉人形にしてもいいし殺してもいい。お前は誰にも邪魔されることなくいつまでもいつまでも泳ぎ続けることだって出来るようになるんだ。使途に成ればな」
「お、泳ぐ…、泳ぐぅ……。永遠に、永遠にぃ……」
そんなことは想像もしなかった。確かに今のままでは自分は勉強か水泳かの二択を迫られることになる。
だが、使徒に成ってしまえば勉強なんかしなくてもいい。いつまでもずっと、好きな水泳をし続けていられるのだ。
「さあ喬さん、どうします?使徒に成りたいですか?それとも、人間でいたいですか?」
その問いかけに、さっきまでの喬なら迷わず後者を選んだであろう。さっきまでなら。

2009年02月06日
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 居車喬編 part10
だが喬はさっき自らが悩んでいた答えを見つけてしまった。勉強をとるか水泳をとるか。将来と趣味の狭間で揺れた喬の心は、人間としての『将来』を捨てるという選択を取ることで、永遠に『趣味』の世界に生きるという道を開いてしまった。
「……して」
もう、喬の心に迷いはない。





「して!犯して!ボクを風子の触手で犯して!そして玉王の…ううん、玉王様の力をたっぷりと注いで!
そしてボクを使徒に生まれ変わらせて!いつまでも泳ぎ続けることの出来る使徒に成らせて!!」












喬は両手を太腿に回すと、風子の目の前で太腿をがばりと開いた。風子の目の前に左右に引っ張られうっすらと開いた陰唇が、熱く潤みながら奥から愛液をどぼどぼと吐き出している。
その瞳は決意に熱く輝いていたが、理性の光は完全に失われていた。









「フ、フフフ!そうよ喬さんそれでいいのよ!いいわ、約束どおりたっぷりと犯してあげる!!」














ついに喬から堕落の言葉を聞いた風子は満面に黒い笑みを浮かべると、膣口目掛け舌触手をぶっすりと刺し貫いた。
ビチビチィッと処女膜が破られる感触が喬の神経を流れるが、それを喬は痛みではなく腰が抜けるような快感に捉えていた。








「うあーーっ!!ボクの、ボクの処女膜ぶち抜いて風子ちゃんの触手がぁーっ!き、気持ちいいぃーーっ!!」













それまで肉人形に散々責められ、二人の使徒からは焦らされた挙句の果ての処女喪失に、喬は壊れんばかりの嬌声を上げ風子の触手の感触に酔った。
一方、風子もようやっと味わうことが出来た翔儀天使の生気に顔を興奮で真っ赤に染めていた。









「あっあっ!喬さんの生気、すっごいおいしい!やっぱ人間と天使じゃ味が全然違うよ!!さいこぉ〜〜っ!」












風子はよっぽど喬の味がお気に召したのか、口を陰唇とピッタリ密着させて舌触手全部を喬の膣の中に収め口をもごもごと動かしながら子宮の隅まで味わい、しゃぶり、舐り、吸っていた。
そして、舌触手が動くたびに喬も体をビクビクと震わせてその快感を味わっていた。
「ああーっ!風子ちゃん、もっと触手動かして!ボクの中を蹂躙して………?!」
霞む瞳に嬉し涙を浮かべ風子の為すがままにされている喬のお尻に、なにかぴとりと触れるものがあった。
「ふふ…。二人がそんなに乱れた姿を見ていたら…、私も我慢できなくなってしまったよ……」
喬の後ろから熱に浮かされたような笑みを浮かべた龍華が、股間から隆々と起立した陰核触手を喬の肛門にあてがい、くりくりと弄繰り回している。
「喬、私も自慢の剣でお前の中をかき回してやるよ。前と後ろからお前に、玉王様の御力を注いでやる…」
「あぁ…、先輩も私に御力をくれるんだね?!ちょうだい、ちょうだい!!玉王様の御力、もっとボクに頂戴!」









「言われなくてもくれてやる!そぅら!」













龍華は壊れた笑みを浮かべる喬に、容赦なく陰核触手を突き刺してきた。ピッ!と何かが裂けた様な音がしたが構わず龍華はずぶずぶと触手を埋め込み、根元までずっぷしと入れてしまった。
「あひぃぃ〜っ!せ、先輩の触手もすっごく熱いぃ〜〜っ!!お、お腹が火傷しちゃうよぉ〜〜っ!」
「う、うおぉっ!これが天使の生気か!!な、なんという心地よさか!体が力で満ち溢れてくるぞ!」
まるで串刺しのようにされた喬だったが、すでに玉王のエキスで人間の体ではなりかりかけている喬の体はなんなく龍華を受け入れ、凄絶なまでの快楽に変換していた。
一方龍華の方も、風子と同じくはじめて味わう天使の生気に正体を無くし、欲望の赴くままに喬の腰を掴みながらずぷずぷと抽送を繰り返していた。

2009年02月06日
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 居車喬編 part11

「あぁん!喬さんの体最高!いつまでも犯していたいよぉ〜〜っ!」
「前も、後ろも気持ちいいぃ!ボク、ボクもうダメになっちゃう!あぐぅーーっ!!」
「ふんっ!ふんっ!!こ、腰が止まらないぞぉ〜っ!!」
三者三様、快楽を求めるままにグチャグチャに乱れる中、事を見守っていた歩美がプールの中に入ってきて前後を挟まれてアヘ顔を晒す喬の顔を両手で掴んだ。
「さて、お楽しみの所悪いけれどそろそろこっちもいただかせてもらうね」
くわっと開いた歩美の口から、舌触手がにゅるにゅると伸びて喬の口元へと伸びていく。








「この舌触手で喬ちゃんの天使の力を貰うわ。喬ちゃんの力を吸う事で、また一歩玉王様の復活が近づくことになるのよ」













涎が流れて半開きになった喬の口に、歩美の触手がずぶずぶと潜り込んでいく。


「んぶっ…、ぶうぅん……」
歩美の触手を通じて自分の中から天使の力が吸われる様を、喬は力なく見つめていた。それと同時に喬の体内には痺れる様な快感と共に天使を使徒に成らせる玉王の力が入り込んでいっているのだが、それまでに散々犯し嬲られた喬に、それにまで反応するような気力はもう。残ってはいなかった。








「んぐっ、んぐっ……。あふわぁ…、きもひいいぃ………」













上と下の口、そしてお尻を貫かれている喬はもう完全に脱力し、虚ろな笑みを浮かべたまま歩美、風子、龍華の動きにただ身を委ね、糸の切れた操り人形のように体を揺らしていた。
「うふふっ!もう身も心も蕩けてしまったみたいね。龍華先輩、風子、そろそろ喬ちゃんの中へぶち撒けちゃいましょうね!」

「うん!うん!!私出すよ!出しちゃうよ!喬ちゃんの膣内に、出しちゃんだよぉ!」
「ああっ!喬、受け取れ!私の熱い滾りを!お、おおぅーっ!!」

ドピュ!ドピュピュピュピュゥ!!
ドクンッ!ドプウゥゥッ!
ビュッ!ビュルルルルッ!!!

歩美が、風子が、龍華が、それまで堪えに堪えた欲望の迸りを口腔に、子宮に、直腸に思い切り噴射した。
「あっ!あぶぅぅぅぃぃぃっ!!」
その熱さに喬は一際大きく吼え、収まりきらないエキスが口からも膣口からも肛門からも派手に噴出してきた。
「ん、おおおぉぉ……」


そして、精根尽き果てた喬が気を失うと共にその髪の色が毒々しい赤へと変化していき、胸に『杏』の文字を崩したような使徒の印が浮かび上がってきた。
「ふふふ…。これで5人……」
全身を粘液塗れにして堕ちた笑みを浮かべる喬を、歩美は冷たい視線で見下していた。
その胸の谷間には一際強く『玉』の字が輝いていた。

2009年02月06日
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 居車喬編 part12
「うああーっ!あひーっ!」
「いいーっ!気持ちいい〜〜っ!」
だだっ広い室内プールの中に、多数の少女の嬌声が上がっている。
数多くの肉人形がプールの中に群がって淫欲の赴くまま互いの肉を貪りあい、絶えず分泌されている粘液で水面はまるでワインのように澄んだ真っ赤に染まっている。
そして多数の肉人形の中心に、無数の触手を伸ばしている性戯使徒となった喬が佇んでいた。

                                       ↑アナザーフォーム

喬の腹の臍はまるで口のようにパクパクと開閉し、それを中心に大量の触手がわさわさと茂っている。
その様は、まさにイソギンチャクの口盤のようであった。
その喬の触手に絡まれ宙に浮いた少女が穴という穴を触手に蹂躙され、甘い悲鳴を上げているのだ。
2年生の小堺雪菜もその一人だった。
彼女は学校も終り家に帰ろうとしたところ、突然漂ってきた匂いに惹かれ、まるで操られるかのようにふらふらと室内プールへと入ってきてしまい、とても現実とは思えない空間に引きずり込まれてしまった。
そしてそのまま雪菜を捕らえた喬は、来ている服をすべて剥ぐと前も後ろの穴も全て触手によって貫いてしまった。
「いや……。もう、許してぇ……」
ズップズップと抽送される触手の感触のおぞましい快感に、雪菜は悦びとも苦痛とも取れる泣き顔で許しを請い続けた。
だが、雪菜のかぼそい声などまるで聞こえない、と言うかのように喬は雪菜の全身を責め続けていた。
「…何を言ってるんだい?ボクはキミを気持ちよくしてあげようとしてるだけなのに…」
そう言っている喬だが、その目はどうみても少女を蹂躙しようとしているようにしか見えない。








「…そうか、こんなものじゃ全然足らないって言うんだね?
じゃあ、もっともっと気持ちよくしてあげるよ。気持ちよすぎて、人間なんかやめたくなるくらいにね…」












雪菜に向けてニィッと笑った喬の腹部の巨大な臍がグバッっと開き、中から多量の触手がドドドッと飛び出してきた。
「きゃ…」
それは動けない雪菜にわらわらと纏わりつき、たちまちのうちに絡めとってしまった。
そのまま喬は臍触手を手繰り寄せて雪菜を臍まで導いた。そして、雪菜をぱっくり開いた臍で頭からぐぶりと飲み込んでしまった。
「ん?!んぐぐ〜〜っ!」
雪菜も全身をばたつかせて抵抗するがろくなことは出来ず、そのままずぶずぶと飲み込まれてしまった。
どう考えても喬の容積では雪菜を飲み込めるはずはないのだが、使徒の力なのか喬の外見は全く変わっていない。
「ヒ、ヒヒヒ!どうだいボクの腹の中は。とっても暖かくて気持ちいいだろ?でも、これからが本番だよ!」
雪菜をぱっくりと飲み込んだ喬がお腹をさすった時、僅かに開いている臍口からくぐもった悲鳴が漏れてきた。
「ん!んん!!んおおおぅ〜〜〜〜〜っ!!」
喬の中に飲み込まれた雪菜はぶよぶよ肉の檻に放り込まれ、次の瞬間全身の穴どころか体中に肉触手をずぶずぶと刺し貫かれてしまった。
本来ならばショック死しかねないほどの激痛なのだが、触手の効果か異様な空間のせいなのか雪菜の体には痛みは全く走らず、代わりに脳が蕩け堕ちるような快感に全身を包まれた。
「んうーっ!んぐーっ!!」
雪菜はどうやら中で相当暴れているようだが、喬は平然とプールの中で佇んでいる。その顔は、何かおいしいものでも食べているようにうっとりと緩み、満足そうにお腹をスリスリと擦っていた。
そしてそのうち、腹の中に響く悲鳴も暴れる感触もなくなった。どうやら、雪菜の体の生気の全てを吸い尽くしたようだ。
「あはぁ…。やっぱり人間は丸呑みに限るよ。全身から生気を吸い取れるし、余計な邪魔もされないし…
キミも、ボクの力になれて幸せだろ?使徒に直接力を吸われるなんて、誰にでも出来ることじゃないんだから」
喬はお腹の中の、もう反応すら帰って来ない雪菜に嫌みったらしく呟いた。いや、これは偽りのない本心なのだろう。
「じゃあ、もう出てきてもいいよ…。んっ…」
喬がお腹に力を入れるとプチュっと臍口から粘液が飛び、その後にぬぬっと粘液に塗れた雪菜が飛び出てきた。

その全身は周りにいる肉人形と同じピンクと紫のマーブル模様となっている。


「ヒヒヒッ!また新しい肉人形の誕生だよ!人間を肉人形にするこの感覚、癖になっちゃうよ!!」
喬が使徒に成った時、外にいた圭が一匹の人間を連れてきた。それの生気を一口吸ってみたら、あまりのおいしさについ喬はその人間全てを吸い尽くしてしまった。
そして、より吸いやすいように喬の体は変化を起こし、人間を捕らえる無数の触手と人間を食らう第二の口を形成し、まるでイソギンチャクのような体を手に入れたのだ。
この姿を、喬はまさに自分に相応しい体だと思った。水の中に住み、生き物を捕食するイソギンチャク。
これから自分が生きようとしている姿に、なんと似合っているのだろうか。







「もう勉強なんかしなくていいんだ。こうして好きなだけ水の中にいていいんだ。
邪魔する奴はみんな食べてやる。父さんも母さんも兄ちゃんも…、みんな肉人形にしてやる!イヒヒヒヒ!!」











快活だった彼女からは想像も出来ない暗い笑みを喬が浮かべている中、今産み落とした雪菜がざばりと立ち上がり、喬に向けて虚ろな笑みを浮かべた。
「……アハ。アハハハァ………」
乾いた笑い声を上げる雪菜の腕がぶよぶよと不定形にわなないたと思うと、みるみるうちに枝分かれして無数の触手へと変わっていく。

「うふふ、これでキミもボクの仲間だ。玉王様のために存在し、玉王様のために生きる存在になったんだ」
「アハァ…嬉しいですぅ……」
雪菜が完全に肉人形と化したことに満足した喬は、そのまま雪菜を肉人形の群れへと放り込んだ。
そのまま雪菜は腕触手を伸ばして他の肉人形との饗宴に加わり、生まれ変わった体を存分に使って肉の交わりをかわしていく。
それを見ながら喬は、触手でいたぶっていた少女をまたひとり目の前へと下ろしてきた。
「…さあ、次はキミだ」
色黒の顔を淫らに歪めた喬の下の臍口が、涎をだらだらと流しながらくぱぁと開かれる。
「…そう恐がることはないんだ。キミもすぐ、他のみんなと同じになる。
体中から触手を生やして気持ちいいことしか考えられないいやらしい肉人形にね!ヒヒヒヒヒ!」
性戯使徒・キョウは怯える少女の顔を無理やり掴むと、そのまま臍口へとあてがいずぶずぶと飲み込んでいった。
仲間を増やす快感を、今ひとたび味わうために






今日はここまでです。
性戯使徒となった喬、良いですね〜♪ 私のツボにドンピシャ!です。
某スレにあったアナザーフォームの画像も追加しときました。
何か変更点があれば、コメントにどうぞお書きください。
できれば作者様にご感想があれば、コメントにお書きください。
作者様も、ご感想のお返事をだしてもらってもかまいません。

by ホロ



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