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SEという仕事 その4

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。「よそじSE」でございます。

30歳になるまで、汎用機、CS/S、Webシステムと順調にステップアップしてきた私ですが、上司の
「〇〇の販売・在庫管理と会計のシステム開発、プロジェクト立ち上げるからリーダーになってくれない?」
という一言で、大きいプロジェクトを任されることになりました。

その時の上司が言った

「オマエの中で(今回のプロジェクトは)いい経験になるよ。」

という一言が忘れられません。いま思えば、本当にいまの自分の血肉になった経験でした。

その時の私はIT技術のスキルは順調に磨いてきたものの、販売管理、在庫管理、会計管理のシステムはそれ独特のビジネススキルが必要になる事は自分なりに理解していました。
その分野とはまったく関わって来なかった私を見かねた上司がある社外研修を薦めてくれ、私は1週間の研修で東京に赴きました。

その時の1週間というのは、専門学校時代にオマケのような簿記の授業と、ついでに取っておいた簿記3級はまったく無力である事を私に思い知らせるには充分でした。
研修内容はまるで「チンプンカンプン」教えられる内容のどこが分からないのか分からない。要するに全部分からない。なんて自分はまだ未熟なんだと思い知ります。

札幌に戻った私は焦って勉強を始めます。とにかく本を読むことしか考えられませんでした。

Amazonで何かテキトーな本がないかと探していた私が見つけたのが、

「ITエンジニアのための【業務知識】がわかる本」翔泳社

ITエンジニアのための【業務知識】がわかる本 第3版

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¥2,604から
(2012/7/21 22:27時点)



でした。その名前の通り、SEが必要とするレベルの下記の業務知識が広くまとめられた良書です。
・財務会計
・管理会計
・人事給与
・販売管理
・生産管理
・物流・在庫管理
・貿易取引
・店舗管理
・情報連携(当時流行したERPなど)

私が必要としたスキルは財務会計、管理会計、販売管理、物流・在庫管理だけでしたが、この本はそのうち、販売管理、在庫管理に関して充分にその価値がありました。多少足りない部分はお客様との会話(要件定義)を進める中で埋めることが出来ました。
現在は改訂され「第3版」が出版されています。若手のエンジニアはこの本を一冊持っていれば、世間一般の大抵のビジネスモデルに対するシステムには充分対応出来るのではないかと思いますので、是非お手元に一冊おいて頂ければと思います。

会計に関する本はこれ以外にもかなりたくさんあります。が、私が本を探していた当時は書かれている方向性がどちらかといえば経営者の観点か、「財務諸表を読み解く!」という類が多く、SEが必要とする実務会計内容を表したものはなかなかありませんでした。仕方ないので片っ端から読みますがどうしても理解できないまま、プロジェクトに突入していきます。
ようやく分かりかけてきたのは、

「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」山田 真哉 著

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)

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という本に出会った時でした。この本を読んで「そうか!だから会計が必要なんだ!」と目が覚めたような気分でした。

2012年のいま、あらためて探してみると、

「SEがはじめて学ぶ会計」広川 敬祐 著

SEがはじめて学ぶ会計

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(2012/7/21 22:31時点)



なんてピッタリな本が出版されていますね。これから会計を学ぶSEが羨ましいです。

という訳で、30歳そこそこの私は、IT技術以外にも少し軸足を置き始めるのです。


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