●初めて知った
昨日の会議で初めて知ったことです。
それまでは、合理性と効率性を優先した仕様だとばかり思っていたんです。
私の思い込み・・・って言うか、普通に仕様を考えると・・・
でも、それが違ったんです。
しかも、処理性能を大きく落とす工程でです。
●効率化と標準化
今、グループ統合システムの構築を行っています。
それが単体のデータベースならばいいんですが、それぞれがデータベースを持っているシステムの複合体なので、データベース間で情報を同じ状態にすることが必要なんです。
例えていえば、私の会社では、超人的なAさんが全ての処理を担当しています。データベースというのはSuperAさんの頭脳です。
SuperAさんに指示をしたら、記憶したり、処理したりします。
そして、その記録もAさんの頭脳に記憶されます。
これだけです。
しかし、複数のデータベースとは、処理毎に担当を分け、Aさん、Bさん、Cさん、Dさん、Eさんがいるとします。
例えば、Aさんは受注入力、Bさんは製造管理、Cさんは在庫管理、Dさんは販売管理、Eさんは請求を担当するとします。
お客さんαから、受注がありました。
Aさんにその受注情報を入力します。
しかし、この段階で、Bさん以降はその事実を知りません。
Bさん以降に伝達しないと、顧客受注した商品を顧客αに提供することはできません。
なので、Aさんは、Bさんに顧客αから受注したことを伝達します。
Bさんは、今度その商品を製造すべきかどうかを判断するために、その商品の在庫があるかどうかをCさんに確認します。
もう、めんどくさいのでこのぐらいで辞めますが、これが、SuperAさんだけで処理出来たら、SuperAさんに受注があった事だけを伝えたら、あとはSuperAさんが請求までをしてくれます。
どちらが効率的でしょうか?
まさか、AさんからEさんまで5人で協調して商売する方が合理的って言われる方はいないでしょうね
まあ、人間が作業するなら、さすがに人ひとりで行える作業量には限界があるので、規模によって人数が必要になります。
しかし、このSuperAさんも、AさんからEさんもコンピューターなので、Aさんが百人で束になってもかなわないSuperAさんが居ます
●社内インターフェースと社外インターフェース
なので、AさんからEさん・・・だけでなくて、下手すると、A001さんからZ999さんまでいるようなシステムもあるかもしれません。
システムが多くなればなるほど、情報連携が複雑になります。
そして、システム間の緊密性の程度によって、その情報連携の方法も変わります。
グループ内システム間だけで使える情報連携方法と、社外のシステムも絡めた情報連携方法です。
これを社内インターフェース、社外インターフェースと呼びましょう。
また、例えて言いますね。
社内インターフェースでは、例えば、日本語で会話をするようなものです。
社外インターフェースでは、例えば、英語で会話をするようなものです。
一般的に日本人は英語が苦手ですが、なんとか意思疎通をすることはできるでしょう。
社外インターフェースでは、英語で情報連携を行いますが、連携先のシステムも英語が母国語ではありません。例えば、韓国語、ロシア語、イタリア語、スペイン語などとします。
みんな、共通言語の英語に翻訳して会話を進めます。
どうしても、時間がかかりそうですよね。
社内で会話する時には、日本語通しなのでスムーズに会話が進みますよね。
●合理性に欠ける方針
しかし、昨日知ったのは
社内インターフェースも英語で話すんです。
なので、日本人が、日本語を英語に翻訳し、相手に渡し、相手は受け取った英語を日本語に翻訳して理解するんです。
なんでー?
って思いませんか?
しかも、先週言われていたのは、その翻訳機能がクレームが出るほど遅いとか・・・
そして、私の会社のシステムは翻訳機能の遅さのせいで情報伝達にかなりの遅れが出そうなんです。
運用に致命的に支障が出るぐらい
ならば、社内インターフェースは日本語通しで直接会話したらいいんじゃないですか?
タグ:不合理な方針
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