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2024年10月18日

Excel VBAがあると RPAツールなんて要らねーぜ!

●前から言われていたRPA

RPAってご存じ?
このカテゴリーのブログ読者なら
ご存じない方はいらっしゃらないでしょうね(笑)

そうです! Robotic Process Automation の略ですよね
えっ? ロボットに全部させるの?
鉄腕アトム? ドラえもん?

って、古すぎるボケにはついてきてくれないだろうなぁと思いつつ
青春時代の思い出にひたりつつ
RPAについて少しだけ
●RPAツールの功罪

何がロボットかって言うと
ロボットの意味は、そもそも広いんですが
RPAのRoboticの意味は限定的です

それは、プログラムされたソフトウェアが行うデジタル業務の自動化・・・です
そんなRPAを誰もが簡単に作れるRPAツール
とてもべんりそうです・・・でも
●ISO

誰もが聞いた事のあるISO
国際標準化機構 (International Standarization Organization)の略ですが
文字通り、様々な分野の工程を国際的に標準化することを目的としています
そのためには、各企業・組織ごとに運用・工程を文書化(つまりルール化)することが必要です

その中には、各企業で行われる運用・工程をその企業全体で統一すること
つまり、そこで使用されるソフトウェアについても文書化し、
個々人が勝手にソフトウェアを開発し、利用することも規制されるわけです

だって、ある組織のある一人が自分の仕事を勝手にRPAツールを用いて自動化したとします
そのRPAが有効ならいいんですが、そうでない場合
つまり、運用・工程の表面的な部分だけをRPAで模倣して、その裏のロジック(企業では往々にして存在します)を実装していなかったら

また、有効だったとしても、そのRPA化された運用・工程を実行するのに
AさんはRPAを利用し、Bさんは前のまま手作業で処理・・・こんなことはISOの精神にそぐわないことになります
すると有効なRPAを企業内でその運用・工程に携わるすべての人が利用できるようにする必要があります

そして、その運用・工程を規定した文書を改訂する必要もあります。
文書改訂も自分一人で勝手にできません。
なぜなら、一人一人が完全な人間であるわけはないからです。

ISOの文書化に関連する部分は、個人の思い込みによる運用・工程の作為的・非作為的な変更から防ぐのも目的の一つです。

ここで、このISOの目的から外れやすいのがRPAツールなのですね
でも、RPAは魅力的です
RPAツールを使いたいけどISOの文書化規定に阻まれて(笑)使えない時はどうすればよいか?
●やっぱ、Excel VBAだぜ

最初は、こう考えました。
でも、みんながExcel VBAを思い思いに使いだすようになってきたらどうなるか?

RPAツールと同じじゃん(笑)
と、言う事で、システム部門ではExcel VBAを使いつつも厳密に利用制限をかけるため次のようにしました

システム部門で開発したExcel VBAを搭載した Excel ブックを・・・・ホストコンピューター
つまり、IBM AS/400 にアップロードし、ホスト上のアプリケーション管理マスタに登録し
IBM AS/400業務システムのメニューから利用したいExcel VBAを選択させる

このようにして、ホストコンピューターに登録されているExcel VBAしか利用できないようにしました
このような仕組みで、何度もISO外部審査を幾度もパスしてきました(笑)

まぁ、ある程度のプログラミングスキルがあれば、Excel VBAってかなり便利な代物です
そして、やっぱり Excel VBAがあれば、RPAツールなんて必要ないじゃん!って
ちなみに、この記事は RPAツールを否定しているわけではありません。
ある領域では非常に有用なツールです
ただ、もろ刃の剣なので、その利用には十分な注意が必要です
私は、その十分な注意を払いきれなかったので、上記の方法を採用しました
これは、企業にとって十分な注意を払う事が出来れば RPAツールを利用する方がよいでしょう





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IBM AS/400で稼働するシステムの開発・追加を担当して30年以上になります。使えば使うほどこの AS/400 が好きになりました。 こんなSEがいろいろな視点から様々な業務などについて語ります。
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