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2021年03月07日

芸能人「離婚しそうな夫婦」ランキング、主婦が選んだぶっちぎり1位は納得の2人




 芸能人「離婚しそうな夫婦」ランキング主婦が選んだブッチギリ1位は納得の2人

 週刊女性プライム 3/7日 11:01配信


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           (左から)前田敦子 渡部建 石田純一

 交際・結婚などお目出度いニュースの一方で、別居・不仲などのネガティブな報道もあるのが芸能界。昨年は女優の杏と俳優の東出昌大の離婚ニュースが大きな話題に為ったが次に離婚するのは誰? 誠に勝手ながら……1000人の奥様達が大胆予測!

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         1~10位が早わかり! 離婚しそうな芸能人ランキング表

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 「交際報道があった時から直ぐ別れると思って居た」(42歳)
 「妻側がヒステリックに叫んで居る姿が想像出来る」(53歳)
 「“前髪クネオ”にはモッと好い女性が居る」(40歳)

 
 別居報道が出て居た前田敦子(29)と勝地涼(34)夫妻が、互いに弁護士を立てて離婚に向けて協議に入ったことが報道されている。2人は'18年7月に交際僅か4か月で結婚。翌'19年3月には第1子が誕生。'20年6月には別居が報じられて居た。このニュースにSNS上では《ヤッパリね》《予想通り》《結婚前から判って居た》等の声が相次いだ。  

 そこで男女の機微を捉えることに長けている主婦1000人に離婚しそうな夫婦を予想して貰った処、1位は冒頭の前田・勝地夫妻。ブッチギリの130票。コロナの影響もあって……

 「あっちゃんの性格は誰とも合わ無い。友人関係も直ぐに切れて居るイメージ」(50歳)
 「勝地さんが夜飲み歩いていると聞いて無理だと思った」(43歳)
 「前田敦子さんに育てられる息子さんが可哀想。勝地さんの家で引き取れば」(52歳)
 

 とマア……皆さん言いたい放題。続く2位は“多目的不倫”が未だ尾を曳く渡部建(47)・佐々木希(33)夫妻。

 「希ちゃんが何で別れ無いのか謎」(41歳)
 「いち視聴者の私でさえ渡部さんを見ると、気持ち悪く為る。奥様ならキット耐えられ無いと思う」(53歳)
 「子供が成長した時にこのニュースをどう説明するのか。佐々木さんの苦労が多過ぎる。今直ぐ別れて欲しい!」(44歳)


 渡部同様、夫側のイメージが地に落ちたのは石田純一(67)・東尾理子(45)夫妻。

 「石田さんはコロナ禍の自粛ムード時の沖縄旅行や、緊急事態宣言下での飲み歩き等が報じられ世間から非難されて居ます。石田さんをニュースに取り上げると“あんな人、テレビに映すな”等の苦情が入る様に為りました」(ワイドショー記者)主婦の皆さんは

「最近の石田純一にはガッカリ。コロナ撒き散らして。私が奥さんだったらもう呆れて別れる」(63歳)
「石田純一を見てると夫婦仲悪いんだろうなと思う。家庭を大切にして居たら、アンナ行動しない」(54歳)
「この夫妻には元々嫌悪感しか無かった。東尾理子さんのデシャバリな処が嫌い」(53歳)
「すみれや壱成も東尾さんに巻き込まれて可哀想。兄妹だって言われても東尾さんとの子供なんて可愛くも無いと思う」(46歳)
「石田純一ってもう結婚何度目? 2度あることは3度ある」(61歳)
夫妻共に好感度が低い様だ。

 元交際相手に愛犬を押し付けて
 
 続く4位は、小倉優子(37)と一般男性。

「小倉さんは'11年にヘアメイクアーティストの男性と結婚し、次男を妊娠中に男性がグラビアアイドルと不倫し'17年に離婚。'18年に現在の夫の一般男性と再婚しましたが、'20年3月には別居が報じられました。この時小倉さんは第3子を妊娠中で、夫不在のママとして7月に出産。何時離婚しても可笑しくないと言われています」(同)

 夫を追って郊外に引っ越したと報じられた小倉だが

「ゆうこりんと居ても疲れそう。子供のお受験の為に再婚したっポイ」(57歳)
「癒され無い。前の旦那が“料理まずい”と暴露して居た。ブログで見ると完璧なのに」(40歳)
「あの可愛い顔を見ても帰りたく無いなんて性格に難があるとしか……」(59歳)
「ペットの犬を元交際相手の濱口(よゐこ)に押し着けて新しいトイプーを飼って居ると聞いて冷たい人間と云う印象」(46歳)


 「一緒に居て疲れそう」と云う声が多かったゆうこりん。続く5位は、俳優の永山瑛太(38)と歌手の木村カエラ(36)夫妻。

 「カエラちゃんも瑛太さんも人相がギスギスして居て幸せそうに見え無い」(40歳)
 「瑛太さんの酒癖が悪いと云う報道を見てからそのイメージ」(49歳)
 「DV報道が本当なら即、別れるべき!」(42歳)


 昨年も夫婦揃って、子供の運動会に参加して居たのを週刊女性は目撃して居るだけに離婚は無い様に見えるが。

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 続く6位は、政治家の小泉進次郎(39)とフリーアナウンサーの滝川クリステル(43)夫妻。突然のデキ婚に周囲を驚かせてから、未だ2年も足ってい絶って居ない。

 「見た目がシックリ来ない」(57歳)
 「滝クリに政治家の妻は務まら無い」(48歳)
 「滝川さん小泉さん、どちらも結婚してから益々胡散臭く為った。お互いに“下げ”合っている夫婦だと思うから別れた方が好い」(63歳)
 「1歳に為る長男とヨガしている姿などをインスタに挙げているが将来、政治家にするのならそんな露出している場合では無い」(50歳)
 「進次郎さんはモテそう。滝川さんは不倫を許さ無いと思う」(46歳)


 お次はとんねるずの石橋貴明(59)・鈴木保奈美(54)夫妻。つい最近、妻の鈴木が自分用の億ションを購入したと報じられたばかり。

 「人の不幸の上に幸せは立てられ無い。元々タカさんの前の奥様からの略奪婚なんだし離婚は因果応報」(69歳)
 「保奈美ちゃんはここ3年位精力的に仕事なさって居るイメージ。離婚の条件が揃って来たと思ってしまう」(41歳)
 「鈴木保奈美さんって冷たそう。テレビから干されたタカさんを支えてあげ無そう」(65歳)


 同票で7位だったのが「あいのりの人」

 「この人のニュース誰が興味あるんですか? ミュートする機能欲しい」(40歳)
 「あいのりの人が妊娠したとかどうでも好いよ。再婚らしいけど直ぐ別れそう」
 「芸能人じゃ無いけど、あいのりの人。ヤフーニュースやラインニュースにやたら表示されて不快」(52歳)
 恐らくは元あいのり出演者で最近、再婚、妊娠したのはブロガーの桃さん。アンケートの名前アリ・ナシを合わせて68票だった。

 子育てがひと段落すると家庭に疑問……?

 続く9位は誰もがご存じ、木村拓哉(48)・工藤静香(50)夫妻。互いの誕生日には家族総出でお祝いしたり、妻はお得意のお料理をあげる等、SNSを見る限り家族は円満そうだが……

 「スマップを裏切った木村君を許すには離婚しか無い。そうで無ければ5人揃わなくて好い」(42歳)
 「工藤さんと離婚しないとスマップは再結成出来ないから」(47歳)
 「ダサいイメージを払拭するにはヤンキーセンスの妻を捨てるしかない」(44歳)


 奥様、それは予想と云うより願望です!  同票で10位は3組も。先ずは、子供が生まれたばかりのDAIGO(42)・北川景子(34)夫妻。DAIGOは自身のバンド・BREAKERZの22枚目と為るシングル『I love my daughter』(2月10日発売)のMVで愛娘と“OKHKE(親子初共演)”を果たしたばかり。

 「家族のことを歌にする人って逆に別れそう。古くは郷ひろみさんが当時の妻、二谷友里恵に向けた《リー》を思い出す」(61歳)
 「北川景子さんの仕事復帰が早過ぎる。もっとユックリしても好いのに別れたいのかなと思ってしまう」(47歳)


 同じく53票を獲得したのが、吉本興業を“円満退社”したばかりの中田敦彦(38)・福田萌(35)夫妻。中田家族はシンガポールに移住する事も発表。

 「福田萌さんが何処までついて行けるか。私だったらアンなモラハラの塊みたいな夫と異国で暮らせ無い!」(42歳)
 「中田さんって人の話を聞か無さそう。話し合いが出来ない夫は無理」(57歳)
 「あっちゃんの妻に対するモラハラ臭が半端ない」(43歳)
 「相方の藤森さんも奥さんの福田さんも洗脳されて居そう」(50歳)


 ユーチューバーとしての快進撃は何時まで続くのか。ユーチューブと云えば、昨年唐突にユーチューブを始めたのが長谷川京子(42)夫でポルノグラフィティの新藤晴人(46)の浮気が報じられた事もあるが。

 「トークも上手く無いのにバラエティー番組の司会を始めて無理して居る感がある。離婚する為にひとりで稼ごうとして居るのかも」(43歳)
 「長谷キョーのユーチューブ見てたら悲しく為った。ひとりで子育てしている感が出ている」(44歳)
 「ハセキョーから旦那の影を感じない」(48歳)

 「テレビに出始めるのは離婚のフラグ」
と話すのはワイドショーウォッチャーの勝シズエさん。

 「子育てが一段落して働き始めて家庭に疑問を持つ事は一般の方でも多いですよね。それは芸能人も同じでは? それと、夫婦でCM共演は離婚すると云うジンクスがあります。  古くは、保阪尚希さん・高岡早紀さん夫妻。藤本敏史さん・木下優樹菜さん夫妻など。
 今は中尾明慶さんと仲里依紗さんが夫婦共演して居ますが、こちらは仲むつまじそうに見えますが絶えず離婚の噂が囁かれて居ます」
 

 奥様方の予想がどう為るか年末まで見守ります。

《持ち込みOKなところでは持って行きますね。偶に、お刺身とか……》

 ──あの暗闇の中、刺身て! 手元を照らし続ける爆破シーンの連続でも無い限り、終映後には醤油塗れに為るんじゃないだろうか。テリー伊藤も《エッ!》と驚きに包まれつつも《お刺身だったら、食べてても音がしないもんなぁ》と苦しいフォロー。対し、あっちゃんは《そうなんです。ポップコーンとかよりも全然しませんよ(笑)》と陽気に返しているが、一緒に鑑賞した人は、生臭さに包まれながら作品を楽しむことが出来たのだろうか……マナーの是非が問われる処だ。
 中学生の時からアイドルとして注目されて来た彼女は、映画館にすら普通に通えていなかったのか、と思いを馳せてしまう。経験不足は恋愛面でもそう。初カレとして報じられた尾上松也と上手く行か無い時は、親友の柄本時生に“手紙を代筆”させたり、又別の男性の家には深夜にタクシーでパジャマ姿のママ押し掛けたり、と云った様に数々の悲哀が報じられて来た。

 勝地「男って面倒臭がりなんですよ」

 この様に、AKBのセンターに抜擢されてからプラスに捉えられ続けて来た「一寸変わって居る」処や「感情の起伏が激しい」性格が、ズッと修正されずにそのママで居た事が、良くも悪くも今の彼女を形成して居るのではないか。今回の勝地涼との別居に世間がそこまで衝撃を受けてい無さそうだったのも、そう云う側面を知ってのことかも知れない。 
 そして、一方の勝地涼、'14年にインタビューで恋愛観を語り「男友達と私、どっちが大事なの?」と云う“恋愛あるある”について、こう明言している。

 《もし僕がそう云う立場に立たされたら。もう速攻、謝ります(笑) モメる前に謝る。そう云う部分で面倒を起こしたり、ムダな時間を使いたく無い。男って面倒臭がりなんですよ》
 《「何してるの?」「会いたい」って何時も訴えて来る様な女の子には、ウソでも「忙しいって」答えてしまう事もあるんじゃないですかね。自分も偶に言いますけど(笑)それはヤッパリ「忙しい」って答えて置いた方が話が早いですからですよ》(『JUNON』5月号)

 
 なかなかドライだ。“前髪クネ男”が何をスカして居る。しかし、そんな彼だからこそ、恋愛におけるあっちゃんの火の玉ストレートな猪突猛進振りとマッチしたのかも知れ無い相性の好い凸と凹である。但し、それは飽く迄恋愛の話。同居の伴う結婚や子育てが重なって来ると、ナカナカ一筋縄ではいか無くなったと云う事か── 真相は本人たちのみぞ知る訳だが、我々の身にも起こり勝ちなゴタゴタ劇に親近感を覚える。これぞ「会いに行けるアイドル」の距離感。復縁を願う。

〈皿乃まる美・コラムニスト〉



               〜管理人のひとこと〜

 こう云うゴシップ記事こそが、我々品の好く無い三流読者には一番の楽しみなのかも。そして、この様な無責任な言動にこそ公式な論評よりも、或る意味、飾りの無い真実を突くものが隠されている。無論、この様な記事に誰も責任は追及しないし、噂話の域を出ない根も葉も無い「ヨタ話」なのである。
 人には、印象とかイメージとか「・・・な感じ」と云うインスピレーションがある。一寸見て「嫌な感じ」「好い人そう・・・」と第一印象で人を判別してしまう嫌いもあるが、見た目で感じてしまうのは致し方ない。だから、常に清潔な感じで愛想好く振る舞うのが大切なのだ。

 この記事の頭に載せている三人の写真を好く見ると、顔の作りに何かしら共通した感覚を覚える。顔が比較的小さく、目と目の間隔が極端に狭く、人を信用しない猜疑心に溢れた目付き・・・神経質で気の小さな性格・・・余り人には好かれ無さそうな・・・引っ込み思案な感じ。
 特に今と為っては非常な不幸顔に見えてしまうのだ。これが、一時は国民の人気者だった・・・とは、とても思われないのである。そして、進次郎氏とクリスタル夫人だが、どうにも何時まで経ってもシックリと来ないのは私一人の思いなのだろうか・・・夫人のお尻の軽さが目に付くのである。

 このカップルの場合「進次郎氏の不倫で騒がれる事に端を発する・・・夫婦のゴタゴタ」の様なスキャンダルが起きるだろう。そして苦労の末、可成り歳の離れた純情な女性と結ばれる事で、何とか国民的同情・人気も保たれ、若くして総理大臣の道も残されるだろう。
 進次郎氏も人生経験の一つとして、このスキャンダルを好い方向へと持って行ける幸運の下に生まれている・・・その筈だ。健闘を祈っている。

                 以上













「日本から一番近い楽園」グアムが崩壊寸前 新型コロナ禍




 「日本から一番近い楽園」グアムが崩壊寸前 新型コロナ禍

  陣内真佐子 文筆家 グアム在住


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 グアム政府のロックダウン政策で、無人に為ったグアム島の繁華街・タモン地区=2020年4月10日【AFP時事】

「本土」から数千キロ離れた「米国の植民地」グアムの悲劇
 
 成田や関西等の日本の主要空港から約3時間半しか掛からず、1年中気候も温暖なことから「安近短」の旅行先として人気を誇って来たグアム。「日本から一番近い楽園」云い得るこの地を訪れた事がある人も多いだろう。そのグアムが今、崩壊の危機に晒されて居る。
 世界で猛威を振るって居る新型コロナウイルス感染症。米国の準州であるグアムでは、2020年3月14日に知事が公衆衛生緊急事態を発令、その後、島内で感染者が確認された事を受け、同20日にはショッピングモールや娯楽施設・レストラン等の人が集まる施設を閉鎖すると共に学校も休校とし、住民にも在宅を原則とする「ステイホーム令」が発せられる等事実上のロックダウン(都市封鎖)政策が施行された。

 グアムグアム政府が迅速に対応した事で、その後の感染者拡大には歯止めが掛かり、5月から経済活動への規制が段階的に緩和され、6月には日本等からの観光客受け入れを再開する方針も打ち出された。処が、7月下旬から再び感染者が増加し、8月14日には再度のステイホーム令を含む最高レベルの規制が再開されたものの、その効果は限定的で、12月初旬には人口約16万6000人のグアム島内の累計感染者は約7000人に達し、感染者の拡大が抑え込めていない深刻な状況下にある。

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 グアム島北部の米空軍アンダーセン基地に着陸するB1戦略爆撃機。同基地は太平洋戦争中に日本本土爆撃の為に整備されたが、現在も米空軍の西太平洋地域の主要拠点として機能している=2020年9月10日(米国防総省提供)【時事通信社】

 グアムは太平洋に浮かぶ孤島である為、空港で島外からの入島者検疫をすれば水際で感染が防げそうに思える。実際、7月26日以降、一般入島者は空港でのPCR検査結果が「陰性」であっても14日間、政府指定検疫施設(デュシビーチリゾート又はデュシタニホテルの客室)から一歩の外出さえも許され無い強制完全隔離を強いられて居た。
 しかし、島民からグアム政府への不平不満が膨らんだ為、グアム公共衛生保健局が隔離制度の見直しを行い、隔離6日目にPCR検査を受け、7日目に出るその検査結果が「陰性」であれば、残りの7日間を自宅又は自分で手配した別のホテルや友人宅等での隔離に変更出来る様に為った。但し、検査結果が「陽性」の場合、発熱等の症状が認められれば漏れ無く病院に搬送され、無症状ならば別の検疫施設(ベイビューホテルの客室)に14日間強制収容される。

 軍関係労働者は検疫も隔離もなし

 その一方、米連邦政府からグアム島内の米軍軍事施設の工事の為に送り込まれる労働者に限っては「必要不可欠な労働力」としてH2就労ビザが与えられ、入島時の検疫のみならず14日間の強制隔離も免除されて居る。島民や観光客とは明らかに異なる扱いを受けて居るが、グアム政府はそれに対して反対も抗議も出来ない。
 
 何故なら、米連邦法上「グアムはアンインコーポレッド・テリトリー(未編入領土)であり米連邦政府の所有物である」と明記されて居るからだ。未編入領土と云うと聞こえは好いが、事実上グアムは米国の「植民地」である。
 1950年、グアム島民に米国市民権が付与されて以来70年も連邦政府が定める法的義務を果たし、合衆国憲法を順守しながら生活をして居るにも関わらず、大統領選挙は愚か国政選挙の選挙権も無く、ワシントンDCの連邦議会に地域代表の議員を立てる権利も認められて居ない

 詰り、米軍基地外に住むグアム島民のコミュニティーは存在して居ないも同然で、グアム政府は連邦政府の決定には口出しが出来ない一方的な支配関係が21世紀の現在も続いて居るのだ。

 病院数が少なく医療水準が低い「孤島」ゆえ医療崩壊寸前に

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 グアムの米海軍基地に停泊する原子力空母セオドア・ルーズベルト。同艦は2020年3月、フィリピン近海で作戦中に乗組員の間で新型コロナウイルスの感染が広がった。その後の検査で乗組員約4800人の内約850人が陽性と診断され、グアムで大多数を下船させる事に為り、海軍艦艇として活動する事が出来なく為った=2020年5月15日【AFP時事】

 8月上旬からの第2波を引き起こしたのは、この軍事施設新設並びに拡張工事の為、入島時の検疫も14日間の強制隔離も無しに入島して来るH2ビザ労働者が原因だと目されている。
その理由は7月時点ではグアム島内での新規市中感染者数はホボゼロの日々が続き、島外からの一般の入島者は前述の様に14日間ホテルの客室からすら出られ無い「強制隔離」を強いられて居る。そうなるとウイルスを再度グアムに持ち込んだのは、数千人ともされるH2ビザ労働者たち以外に無いと考えられたからだ。

 島内でPCR検査を受け、陽性反応が出た患者達が治療を受けている公立病院のグアムメモリアルホスピタル並びに私立病院のグアムリージョナルメディカルシティは、共に集中治療室(ICU)病床が僅かしか無い。
重篤な肺炎に対応出来る体外式膜型人工肺(ECMO、絵雲)も、それを操作出来る医療技術者も居ない為、コロナ患者が重篤症状に陥った場合、その人の命を助ける事が出来ないのだ。尚、島内には海軍病院も存在するが、現役軍人・退役軍人とその家族等限られた軍関係者しか受診出来ない。

 グアム公共衛生保健局の担当者は9月11日、米国本土のABCニュースに対し「グアムでは16万6000人の島民の1.1%(1750件)の感染が確認されて居り、既に島内にある二つの病院は定員に達して居る。ワシントンDCに救援を求めて居るが、グアムは医療崩壊寸前の状態である」と語って居る。


新型コロナウイルスに感染した可能性の有る米海軍の関係者を収容する施設に為ったグアム島内のホテル。中央の看板には「軍関係者以外立ち入り禁止」と掲示されている=2020年4月10日【AFP時事】

 新型コロナ第2波の影響で島民達が休職や解雇を余儀無くされ、日々の暮らしに貧窮して居る中、グアム政府はグアムメモリアルホスピタルの人手不足を補う目的で、145ドル(約1万5000円)と云う非常識な迄に高い時給で35人の看護師を米国本土から雇い入れた。

「医療」か「経済」か
 
こうした状況を受け、島民達からは何よりも経済再生を優先して欲しいと云う要望が高まって来ている。
 しかし、主要産業である観光業が壊滅状態の今、グアムが経済的な活路を見い出す方法は何処にあるのだろう。地元では、2025年頃に為らなければ、観光業は再開出来ないと云った悲観説もあるが、それすら定かではない。

 そして最近では、グアム政府は本気でコロナ禍を収束させる気持ちが無いのではないかと云う声迄聞かれる様に為って来ている。何故なら島内で新型コロナ関連の死亡者が出た場合、連邦政府からグアム政府に支払われる1人当たり4万ドル(約420万円)の弔慰金の内4分の1の1万ドル(約105万円)は遺族に給付されるものの、残りの3万ドル(約315万円)はグアム政府の収入に為るからだ。

 こう言っては身も蓋も無いが、コロナ禍で観光業が大打撃を受け、米軍基地関連工事以外に大きな産業が無くなったグアム政府に取って、連邦政府からの「コロナ禍による死亡者への弔慰金は大きな財源」と為っていることは間違い無い。
 実際、12月12日時点でグアム政府は既に351万ドル(約3億7千万円)の弔慰金(死亡者累計117人)を連邦政府から得ている。しかも、グアム政府管轄の行政機関職員は、病院・保健局・警察・消防・介護福祉等実働して居る人達以外の自宅待機者も含め割増賃金を支給されて居て、これも一般住民たちに取っては苛立ちのタネに為っている。

更に強まる「米軍基地」の比重

この様にコロナ禍で大打撃を受けているグアムは更に連邦政府の「抑圧」に逆らえ無い状況に追い込まれつつある。2006年、日米両国の政府間で合意された宣野湾市の在沖米軍基地再編に伴う「グアムビルドアップ計画」により24年迄に沖縄からの移転が決まって居る在沖米軍海兵隊司令部要員8000人とその家族9000人の移入によってグアム経済は隅々まで潤う様に為るとも言われている。


グアム島で観光客に人気のタモン湾のビーチ=2017年8月15日【AFP時事】
 
 そしてもし、中国との紛争に備え「弾道ミサイル防衛能力を持つイージス駆逐艦又は巡洋艦防衛システム」のグアム設置計画の予算支出を連邦議会が承認した場合、今まで以上に多額の軍事補助費が毎年グアム政府に支払われることに為る筈だ。

 その時、沖縄全島の4分の1にも満た無い(沖縄本島の半分以下)約549平方キロのグアム島の総面積の内米軍軍事施設の占める割合は現在の33%から60〜70%近い数字になる可能性がある。
軍関連施設が増えることにより、島内のライフラインの内特に上下水道への負担が増し、一般住民への水の供給に不安が出る事や、周辺海域の汚染等を心配する声も多い。そして連邦上院下院議会の公聴会等で国防総省の高官達がしばしば口にする「太平洋の要塞(ようさい)、米国最大最強の沈まぬ航空母艦(米軍軍事基地)」にグアムは為ってしまうのではないかと危惧されている。

 グアム政府観光局の統計によると、2019事業年度(18年10月1日〜19年9月30日)にはグアム島観光歴史上最多と為る163万人の来島者(前年度は152万人)が訪れた。ここ数年韓国マーケットに押され低迷して居た日本マーケットの復活と成長を20年度に期待して居たグアム。この「日本から一番近い楽園」に再び観光業が戻る日は何時やって来るのだろうか。
 終息の見え無い「新型コロナ」と島内で可成りの比重を占める「米軍基地」の拡張。楽園グアムの観光はその両方から挟み撃ちに遭っている。

 陣内真佐子(じんない・まさこ) 文筆家 1996年3月より家族と共にグアムに移住。グアム大学で3年半の学び直し生活を送った後、2000年にグリーンカード(米国永住権)を取得しグアム政府観光局などに勤務。
10年に取得したグアム政府公認ガイドの知識を生かし、15年から国内最大手の旅行情報誌のグアム特派員としてブログ活動や各種雑誌やウェブ記事の執筆や翻訳を手掛けている。海外書き人クラブ会員。(2020年12月掲載)
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