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<アイデアのヒント> ジャック・フォスター

昨日、一昨日と5ヶ月ぶりに友人と飲んだり話をしたりする機会が持てました。

数ヶ月の間だけでも各人に色々な変化があり、非常に面白い話が出来ました。


その中で一番興味深かったのは、「行動」という点といったら良いのでしょうか。



行動に変化があった人の話のほうが、行動がルーティン化している人よりも興味が惹かれるところが多くありました。


「そりゃ、マンネリ化しているよりも目新しい方が興味を惹くだろう」と思われるかもしれません。


確かに当たり前といえば、当たり前なのですが、5ヶ月も会っていなければいくら行動がルーティン化しているといっても変化はあります。



しかし、それが


1.主体的に行動したことによって発生した変化なのか、


2.受動的に発生した変化なのか



このどちらであるか?

つまりは「(自分にはできていない)行動をしている」によって聞き手が受ける強い印象や強い興味のレベルが違ってくるのだと思いました。


やはり、「わか(ってい)る」と「でき(てい)る」には大きな違いがある。
自分も小さな行動を積み重ねていかなければ。

と、強く感じさせられる良い経験でした。




さて、今日の一冊は、昨日に引き続きアイデアに関する一冊です。



<アイデアのヒント> ジャック・フォスター




こちらは <アイデアのつくり方> をより具体的な方法のレベルに落とし込んだ内容になっています。

ページ数は多いですが、その分だけアイデアを出すための具体的な方法やサンプルが書かれています。


こちらの本や以前に紹介した「考具―考えるための道具、持っていますか?」を参考にしてアイデア発想を「具体的な行動」に落とし込んでいくのがベターだと思います。



印象に残った点は以下の通りです。




アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない(アイデアのつくり方と同じ)



成功するためにはセルフ・イメージが大切。人は自分がイメージしたとおりの人間として行動する。



アイデアを作り出すためには既存の要素を意識的に集める必要がある
1.型にはまった生活から抜け出す
2.「眺める」のではなく、「見る」努力をする。

眺めるでは気付いていない、覚えていない(=見えていない、見ていない)ところが多々存在する



アイデアは冷笑や皮肉、あくび一つで消されてしまう
しかし、それらのものに耐える、あるいは無視できるようにならなければアイデアマンにはなれない



アイデアマンになるためのポイント
1.誰だって(否定されることが)恐い
2.拙いアイデアというものはない
3.(例えアイデアを否定されたとしても)別のアイデアを思いつくことができる
4.アイデアの出しすぎで批判された人はいない
5.アイデアを考え出すのは素晴らしい冒険である



アイデアを出すための組み合わせのテクニック
1.自分の抱えている問題と似たようなケースを探す

2.他の分野の力(アイデア)を借りる



「アイデアは既存の要素の新しい組み合わせ」なので「既存の要素」=情報をたくさん仕入する



失敗するまでは成功に気付かない。良いアイデアを手に入れるためにはたくさんのアイデアを出すこと。



アイデアが浮かんでこなかったら別の仕事を行なえばよい。リラックスして寛いではいけない。他の仕事に取り掛かること。



「アイデアを持っているが、それを使っていない」のは「何のアイデアも持っていない」のと同じこと



行動を始めるのを引き伸ばして良いことはない。すぐに始めること



またアイデアを出すことに時間の締め切りを作る




何より肝心なのは「根気」

才能ではない:才能があっても成功しない人はたくさんいる

金ではない:金持ちに生まれて、貧しさの中で死ぬ人はたくさんいる

天才ではない:天才が世の中で報われていないのは常識となっている

教育ではない:世の中には学のある落伍者はたくさんいる

運ではない:運命の気まぐれで何人もの王が命を奪われた

根気と決意だけが全ての道を開く

⇒ たいていの人は失敗しない。挑戦をあきらめてしまうだけ。



やるべきことをリストアップする



とにかくこちらから探したり、何か行動すること。アイデアは向こうからはやってこない



言い訳しても状況は変わらない。それでも言い訳が出るならその言い訳が言えないような環境を作る



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