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<目のつけどころ> 山田真哉





長いタイトルです。
「目のつけどころ」と省略していますが、正しくは、

「目のつけどころが悪ければ、論理力も地頭力も、何の役にも立ちません」です。


このように聞くと、例えば、地頭力といえばフェルミ推定を想起させます。

そうすると以前に紹介した現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート――「6パターン・5ステップ」でどんな難問もスラスラ解ける!というような本をイメージしてしまいますが、そういった内容は書かれていません。


この本が出版された当時、論理力、地頭力といった言葉がブームになったためにこういったキーワードを織り込んだタイトルになったのだと思います。


本書の内容ですが、簡単にいえばアイデア本の一種です。
印象に残ったポイントをご紹介します。



質問を受けた時に時間稼ぎをするための「質問返し」
1.その質問を私にするのはどういう意図があるのですか?
2.その質問を整理するとどうなりますか?
3.そもそもはどういうことでしたか?



書類に書かれた数字に目をつける
1.数字を拾い、必要な数字の不足あるいは不要な数字を削除することを指摘する
2.数字の単位に着目する(例:「金額」だけでなく、「割合(%)」も見る)
3.数字をひっくり返す(例:満足度90%ならば不満が10%あるということ)



目のつけどころは自分で編み出すよりも誰かの目のつけどころを真似する


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