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<サラリーマンのためのお金サバイバル術> 岡本吏郎





タイトル通りサラリーマンのためのお金の考え方が書かれています。

計画的にお金に向き合う部分と感情的にお金と向き合う部分が筆者の視点で書かれており、
共感できる内容がありました。



個人的には、以前に私のウォルマート商法 すべて小さく考えよ (講談社プラスアルファ文庫)を紹介しましたが、
一方で、今回紹介する本書にはウォルマートが従業員に生活保護レベルの賃金しか払っていないという一文があり、その事実に驚かされました。


調べてみると(どこまでが真実なのかはわかりませんが)、
・ウォルマートで雇用されている労働者の多くが、最低賃金を下回る給与で働いている
・ウォルマートが用意した医療保険は高くて加入できない
・最低賃金以下なので生活保護を受けているなどで、全米一の大企業で働いていながら政府の補助なしでは生きられない貧困層を作っている
・離職率は40%超

とあり、このように聞かされるとウォルマートの労務管理・経営は、世界レベルの競争力を持っているビジネスモデルであると同時に、非人間的な状況になっているようにも感じられます。

やはり物事はフィールドワークを行なったり、多面的に見たりする必要があると考えさせられました。


本書ではウォルマートについてはほとんど触れられていませんが、
合理的にサラリーマンが生活していくための解の一例が書かれています。


印象に残ったポイントは以下の通りです。


あまりにも簡単なサラリーマンの経済的な問題の一般的な答え:収入よりも少ない支出で生活すること

このあまりにも簡単なサラリーマンの経済的な問題の答えが自分に合わなければギャンブルに出るしかない



お金は、自分の能力を最大限にする、という意味でもとても大事である
一般的に、人は余裕がないと能力を発揮することができない



「俺には貯金がある」という気分に勝るプラス思考はない



お金はある程度の金額を超えるまではいくらあっても足りない



年収の30%以上は貯金すること。それ以下では、精神的には焼け石に水の金額しか貯まらない



年収の50%の生活が死ぬまでの人生を計算した場合の安全な答え



大企業に勤めているサラリーマン:
倒産リスクほぼゼロの状態で毎月の収入が保証されている。しかし、給料は抑えられる傾向にある


中小零細企業に勤めているサラリーマン:
倒産リスクを負った状態で毎月の収入が保証されている。しかも、給料は抑えられる傾向にある



株や投資信託は博打にすぎない

それでもサラリーマンが博打をするならインデックスファンドに投資する方法しかない

運用とは退屈なものである。身の丈に合ったリスクだけをとり、長く続け、本業に精を出す。
これが最後に良い思い出が確実にできる唯一の方法である。



いかなることがあっても身分不相応な生活は断じてしない(安田善次郎)


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