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<超・営業法> 金森重樹





行政書士という仕事を通して自営業のリスクとリターンについて書かれている一冊です。
著者はリスクをとった行動によって大きなリターンを得られています。

ただ、著者に言わせれば、行政書士業を選んだからには、

・そもそもリスクを背負ってリターンを狙いに行かなければならないこと
・保証がない世界だという覚悟を持って飛び込まなければならなければ独立は無理だということ

これを著者自身の経験を例としてハッキリと伝えていると感じました。


厳しい視点で商売の現実の厳しさを教えてくれる一冊です。



印象に残ったポイントは以下の通りです。


バッジ(資格)で顧客は集まらない



士業者には食える人もいれば食えない人もいる



新人行政書士のジレンマ
仕事の依頼が来ない&仕事をやったことがないので依頼が来てもどうしたら良いかわからない
⇒ 行政書士の仕事は役所の窓口や本を読めばできるようになっているのでまずは断らないこと



交渉において成功するための考え方
1.相手にリスクを与えないで自分が進んでリスクを引き受けること
2.相手に経済的なメリットを与えること



自分の強みを活かせる市場で自分のルールで戦う

販促コストとしてお金を捨てる勇気を持つ(月額10万円〜)

足りないお金は国民生活金融公庫(今の日本政策金融公庫)で借りることができる



行政書士として食っていくのであれば保証のない変動するところを覚悟する
保証を求めているのであればサラリーマンをやっていれば良い



(商売の投資のために)借金ができない人は商売を止めるべき



行政書士は業務がモジュール化されていて、かつ、マーケティングのない市場



金銭的な支出がほとんどないのならアイデアをどんどん実現していくべき



ダイレクトメールのリスト探し
・NTTのタウンページのカテゴリー
・政府刊行物センターでの名簿



広告宣伝媒体
DM、小冊子、HP、広告(新聞、ミニコミ誌など)、チラシ、リーフレット、名刺など

FAXDMなどの場合には業界名簿を使う(市販の団体名鑑を買う)とカンタン
法務局の類似商号調査簿も使うことができる(閲覧や書き写しの可否は法務局によって異なる)

FAXを出すなら反応率がとれるように返信型にする



選択と集中:商材を絞り込む。1点突破を目指す。なんでも屋はなにもできないのと同じ



情報発信する者に全てが集中する。発信することで情報や人脈、ビジネスチャンスを得ることができる



適切な利益を得て、会社が運営できて初めてサービスが提供できる
利益を出さず、安定的にサービスを提供できなくなるほうが良くないことと考えるべき

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