2010年06月30日
<日本一メルセデス・ベンツを売る男> 前島 太一
年間100台以上のベンツを売ってきた吉田満というセールスマンの、
セールスマン人生あるいはセールスマンシップについて語られている一冊です。
前書きにも書かれていますが、
「自分の間や感覚だけが頼りなところもあります」
とあるように、全体を通しては何かすごいノウハウが書かれているとか、
「スケジュールはこのようにして組む」というようなものは書かれていません。
ただ、「お客様を思う気持ちだけは誰にも負けない」という信念(マインド)がほかの誰よりも秀でていた著者の行動が書かれている一冊です。
前回紹介した、プロフェッショナルマネジャーでいうところの「目標は何が何でも達成する者」としての姿勢を感じられた一冊です。
印象に残ったポイントは以下のとおりです。
トラブルは迅速に対処する、電話にはすぐに応対する
ときには車以外のことでのカウンセラーになる
「対等な目線で売る」という姿勢が重要
「こいつは俺のために言ってくれているんだな」とお客様にとって耳の痛い話でも言える関係の構築を目指す
お客様から言葉として出てこないことも読み取って、お客様の不安や疑問を払拭する
「カシミアの手触りを知らない人はカシミアを売ることはできない」
贅沢をするわけではないが、高級なものを売るのであれば、高級を知っておく必要がある
とことん印象に残るような仕事をすることでお客様に広報マンになってもらう(いわゆる口コミ)
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