2010年05月18日
<ストレスフリーの整理術> デビッド・アレン
仕事の整理術に関する一冊です。
ビジネスマンであればやらなければならないことは多くあります。
「あれもしたい、これもしたい。でも、あれもこれもやらなくちゃいけないこともある」
こんなことが毎日増え続け、最後には山のようにいっぱいになり、手がつけられなくなってしまいます。
そんな仕事や作業をスムーズ行なうための仕組みを身につけるのに役立つのがこの本です。
具体的に書かれており、本の容量も300ページほどあります。
容量が多いので、あなたが気になるところだけを一読し、実践してみるだけでも効果があります。
ちなみに、本書で登場する「GTD(Getting Things Done)」とは、いかに作業を簡便かつ効率よく行うかを主眼とした技術(テクニック)の1つです。
「ナレッジワーカー(知識労働者ないし頭脳労働)の仕事術」のことで、個人の生産性を向上させることができるとされています。
印象に残ったポイントは以下の通りです。
ストレスフリーの整理術の3つの要点(3つの手順)
1.頭の中の「気になること」を頭の外に追い出す
2.その「気になること」について求める結果と次に取るべき行動を決める
3.取るべき行動を信頼できるシステムで管理し、定期的に見直す
「やるべきこと」を管理するための基本原則
1.「やるべきこと」を頭の外に出し、頭の外の信頼できるシステムに預ける
2.「やるべきこと」は本当にしたいことなのかを考え、それをやるためには何をしなければならないかを見極める
3.「やるべきこと」に対して取るべき行動を信頼できるシステムに登録し、定期的に見直す
あなたの「やりかけの仕事」の特徴
1.求めている結果がはっきりしていない
2.次に取るべき物理的な行動が定義されていない
3.求めている結果や次に取るべき行動を適切なタイミングで思い出されてくれる仕組みができていない
「やりたいこと」を管理するのではなく、行動を管理すべきもの
GTDの基礎5ステップ
1.「気になること」をすべて1か所に収集する
2.それぞれの意味と何をすべきかを明らかにする処理を行なう
3.その処理の結果を整理する
4.それらの行動の選択肢をレビューする
5.選んだ行動を実行する
GTDのワークフロー
1.頭の中の気になっていることを列挙する
2.気になっていることを1つの箱に収集する
3.気になっていることに1つ1つに対して「これは何か?何かする必要があるか?」を問い、いらないものを捨てる
4.残ったもの1つ1つに対して「行動を起こす必要があるか?」を問い、
4−1.「もはや必要なし→捨てる」
4−2.「行動を起こす必要があるもの→必要」
4−3.「まだ判断がつかない→保留」に分ける
5.「行動を起こす必要があるもの」に対して
5−1.「どのような結果を求めているか?」
5−2.「次に取るべき行動は何か?」を明らかにする
6.「とるべき行動に係る所要時間」を問う
6−1.2分以内にできることは「今すぐやる」
6−2.2分を超えるものは「誰かに任せるべきか考える」
6−3.2分を超え、かつ自分がやるべきことであれば「行動リスト」に載せる
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