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2020年10月29日

【おすすめ本】『「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 日本縮約版』〜PART3 死はなぜ”悪いこと”なのか、剥奪説という考え方〜。

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ー目次ー
  1. この本を読む前の自分
  2. この本で得た気づき
  3. 学びから実戦していきたいこと

1.この本を読む前の自分

死は本当に悪いこと?

死ぬことはなぜ
悪いことだと否定されるの?

なぜ、多くの人が「死にたくない」の?


死ぬことのデメリットばかり強調されて、
暗黙に「死ぬなんてダメ」という方向に
持って行かれるのはなぜ?



死ぬことにはメリットもあるのに。
「存在しなくなれる」という、大きなメリットが。

存在しなくなれれば、
悲しみも、寂しさも、憎しみも、
感じる機会を失うことができるのに。

死のメリットを語るのが
暗黙にタブー視されるのはなぜなの?

死はなぜ悪いと言われるの?
死は悪いという根拠はいったい何なの?


2.この本で得た気づき

死を悪者にする大きな根拠が

「剥奪説」

なぜ死は悪いのか?
死んでしまったら、存在しなくなるからだ。

存在しなければ、人生における
良いことの数々が味わえなくなる。

もし自分が存在しなければ、
生きて存在してさえいえば
得られるものが得られなくなる。

死が悪いのは、
人生における良いことを奪うからだ。


この「剥奪説」を知って、
新しい視点に触れられた気がした。

楽しみや喜びの機会を奪うことを
デメリットとする考え方もあるんだ。



死は悪いことと言われるのは、

  • 悲しみや寂しさを感じる機会を失える
  • 楽しみや喜びを感じる機会を失ってしまう

これを天秤にかけた時、
後者に重きが置かれているからなんだ。



そして、剥奪説をベースにした
死が悪い理由も知ることができた。

  • 残された人が悲しむから悪い

    →残された人からの剥奪


  • 死ぬという見通しで絶望するから悪い
    死ぬ過程で味わう痛みが苦しいから悪い


    →自分の「苦しみたくない思い」からの剥奪



  • 目から鱗が落ちた。

    死んで存在しなくなれることは

    「失うことができる」
    というメリットばかりじゃない。

    「奪われてしまう」
    というデメリットもあるんだ。


    3.学びから実戦していきたいこと

    • 悲しみや寂しさを感じる機会を失える
    • 楽しみや喜びを感じる機会を失ってしまう

    死を肯定する自分が強く出てきたら、
    この2つのどちらに重きを置くかを考えたい。



    死んで存在しなくなれることには、
    良い面もそうでない面もある。

    「人生での良いこと」を得る機会を
    自分から奪わずに生きた方がよいか。

    それとも、自分からそれを奪ってでも
    ここで存在を終えるか。


    その都度、よく考えて結論を出していきたい。



2020年10月28日

【おすすめ本】『最貧困女子』〜PART1 貧困に陥る7要素「低所得」「3つの無縁」「3つの障害」〜。

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ー目次ー
  1. この本を読む前の自分
  2. この本で得た気づき
  3. 学びから実戦していきたいこと

1.この本を読む前の自分

「貧困に陥る要素は何なのか」

貧困に苦しむ者の1人として知りたい。



生活保護
フードバンク
家賃滞納
ライフライン停止
駐車場での一夜


これらを経験した身として知りたい。



「貧困は自己責任だ!」

僕は幸い、直接そう言われたことはない。

だけど、ランチタイムを迎えるたび、
自分で自分を殴るように、こう問うてしまう。

「貧困は自己責任なのか…?」



食べる物の選択肢がない自分、
読書や散歩で空腹をごまかすしかない自分。

惨めな昼休みから抜け出すためにも、
貧困に陥る要素を知りたい。


2.この本で得た気づき

筆者の考察では、人が貧困に陥る時、

「低所得」「3つの無縁」「3つの障害」

これら7つのどれかが絡まり合っているという。
「3つの無縁」

  1. 家族の無縁

  2. 地域の無縁

  3. 制度の無縁

「3つの障害」

  1. 精神障害

  2. 発達障害

  3. 知的障害



この中で、僕は少なくとも、
4つの要素が当てはまる。

「低所得」「家族の無煙」
「精神障害」「発達障害」



「貧困は自己責任なのか…?」

僕の心に深く根を張り、
苦しくなるたびに首をもたげてくる言葉。

いつからこの言葉に居座られたのかわからない。

けど、自己責任の一言で片付けられるほど、
貧困は単純じゃなかった。



「自分は4つの爆弾を抱えてたんだ」

それがわかった今、

自己責任かと自分を苦しくすることに、
ブレーキをかけられそうな気がした。

3.学びから実戦していきたいこと

自分は貧困に陥りやすい要素の多くを持っている。

それを理解した上で、締めるところは締め、
評価するところはちゃんと自分を評価する。

必要以上に自分を責めずに
貧困から脱出する動きの継続が大切。




「だから仕方ないよね」と、
自分を正当化してしまったら、
これからも貧困のまま。

そこはしっかり引き締める。



だけど、
特に「家族の無縁」に陥ったことを
必要以上に自責しない。


「自分のせいなのか」と思い始めたら、
苦しくなる前に気づいてあげる。



そして、「制度の無縁」に陥らず
生活保護やフードバンクに助けを求めた自分を、
ちゃんと評価してあげる。

良い方向に向かってることを、
自分に言い聞かる。


自責で心が壊れないよう、注意を払いながら、
貧困から脱出する戦いを続けていく。



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2020年10月21日

【おすすめ本】『「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 日本縮約版』〜PART2 いちばん理にかなった自殺タイミングはいつか』〜〜。

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ー目次ー
  1. この本を読む前の自分
  2. この本で得た気づき
  3. 学びから実戦していきたいこと

1.この本を読む前の自分

人生の中で、いちばん理にかなった
自殺タイミングがあるとしたら、
それはいつだろう。


20●●年に死ぬと決めた自分の設定は、
どれくらい適切なんだろう。



自殺しない方がよい場合と、
自殺した方が合理的な場合があるとしたら、

それぞれどんな時だろう?



自殺する、しないを決めるにあたり、
何を考える必要があるだろう?

2.この本で得た気づき

人生の期間を大まかに4つに区切るとする。

  1. 人生が良い期間
  2. 人生がこれから悪くなり始める直前
  3. 人生は悪くなり続けるが、死ぬよりはましな期間
  4. 存在するよりも悲惨なひどい期間

この場合、
いちばん合理的な自殺タイミングは
3のどこかだという。


ただし3の時点で自殺すると、
4に落ちるまでの「ましな期間」をまるごと失う。

そして4に陥る頃には身体も心も自由を奪われ、
自殺のために動くことすらできないだろう。



「ましな期間」をごっそり捨ててでも、
その時点で自殺しますか?

それとも、好転するわずかな可能性にかけて、
4の長い期間、苦痛に耐えますか?


そういう選択をする必要がある、というのだ。



理にかなった自殺タイミングはある。
ただし、こうも言っている。

未来を見通せる水晶玉なんて
誰も持っていないだろう?

「この時点で永遠に眠る」
その選択は感情的で自暴自棄にしたものか。
それとも冷静に考え抜いたものか。

自分の判断は信頼できますか?


3.学びから実戦していきたいこと

命の期限を決めるのは
生きるモチベーションのためか、
それとも苦しむ期間短縮のためか。

そこを分けて考える必要があるなと思った。




自分は20●●に死ぬ。
だから生きるのはその日まででいい、
やりたいことを精一杯やろう。

自分は20●●に死ぬ。
それは、その先の人生が悪くなる一方だから、
先んじて終わらせておこう。


自分の命のリミット設定はどちらのためか。

つらいことが起きた時、
それを考える頭は残しておきたい。



そして、
もし自暴自棄になり、20●●年の前に
短絡的な自殺を選びそうになったら。

一瞬でも立ち止まって、自分にこう問いたい。

「何のための自殺ですか?」



2020年10月18日

【おすすめ本】『きょうだいコンプレックス』〜PART1 「良い子」「悪い子」は、親の自己愛を満たすために使える子かどうかで決まる〜。

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ー目次ー
  1. この本を読む前の自分
  2. この本で得た気づき
  3. 学びから実戦していきたいこと


1.この本を読む前の自分

複数のきょうだいがいる中で、
「良い子」「悪い子」は誰が作ってるの?


親に似ていても、似ていなくても
どちらにしても溺愛される子がいる一方で、
どちらにしても愛されない子もいる。

この差はどこから生まれるの?



その子の容姿や性格、長所・短所が

親と似ていれば
「自分の劣化コピーを見せつけられるようで腹が立つ」

親と似ていなければ
「反抗的でかわいくない」


きょうだいなのに、どうしてこうなるの?



本当にその子の問題なの?
愛されないのは、その子が悪いからなの?
誰にとっての悪い子なの?

親のえこひいきや愛情の偏りが生まれる根底には、
どんな心理が隠れているの?

2.この本で得た気づき

その理由は、

自分を見てほしくて、見てもらえないまま、
身体だけ成長した人が親になったから。

自己愛が満たされなかったか、
過剰に満たされすぎた結果、
他者を愛する準備ができなかったから。


自己愛の強い親にとって、子どもは
親の自己愛に仕える僕(しもべ)でなければならない。

親の自己愛をくすぐり、
満足を与えてくれる子どもが「良い子」であり、
愛する価値があると思うのである。



親に従順で、親が喜ぶような結果を出し、
親の存在価値を高めてくれる子は「良い子」。

自分の意志を持ち、親のコンプレックスを刺激し、
親の自己愛を満たしてくれない子は「悪い子」。




ということは、親が見てるのは

親に似ているか似ていないか
その子が問題を起こしたかどうか

ではなく、

親の自己愛を満たすために利用できるかどうか
という点なんじゃないか。



「良い子」「悪い子」なんてのは

「利用価値があるか、ないか」という
親の勝手な線引きでしかないんじゃないか。


3.学びから実戦していきたいこと

その子が親の自己愛をくすぐるか、傷つけるか。

この基準でいくと、僕は
3人きょうだいの中で極度の「悪い子」だった。

それで疎まれたエピソードを
恨んでないと言ったらウソになる。



だけど、
「恨みの犯人探し」はしないでおこうと思う。

なぜなら、親の自己愛が未熟なままなのは
親自身のせいじゃないから。

親の親もまた、
自身のエゴや自己愛を満たすために
子どもを利用してきた結果だから。




「見た目は大人、自己愛は2歳」

僕という命は、そんな寂しい先祖たちの
バトンリレーの最先端。

それは、今日もどこかで
「良い子」「悪い子」と線引きされてる子も同じ。

それを心に留めながら、
親子とは、命をつなぐとは何かを考えていきたい。



ーーAmazon・Kindle など各種ストアで購入可能ーー



2020年10月16日

【おすすめ本】『「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 日本縮約版』〜PART1 なぜ自殺は感情的に否定されるのか〜。

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ー目次ー
  1. この本を読む前の自分
  2. この本で得た気づき
  3. 学びから実戦していきたいこと

1.この本を読む前の自分

生きることは賞賛され、
自殺は叩かれるのはなぜだろう。

苦しくても生き続けることは
無条件に素晴らしいと称えられ、

自殺したい、死にたいと言うと
感情的に否定されるのはなぜだろう。




「命を粗末にするな」
「親や神から授かった命を捨てるなんて」


生きる=善
自殺=悪

当たり前のようにこう言われる理由は何だろう。

2.この本で得た気づき

自殺を無条件で悪とするのは
2つの”安直な主張”があるという。

<1.不道徳>
宗教に関わりのある場合は神から、
無宗教の場合は親から与えられた命は尊い
だから感謝するべきで、自ら捨てることは不道徳

<2.剥奪説>
今がどれだけ悪くても、
生きていれば得られるはずだった
良いことを得る機会を自殺は奪う


そうか。

与えられた命は尊いから
生き続けなければならない

今が苦しくても
生きていればいつか良いことがある


自殺を感情的に否定するのは、
これに反するのが許せないからか。



だけど、これは一見ポジティブなようで、
実は苦しみが隠されてる。

この先、苦しみの方が圧倒的に多く、
今より良くなる見込みがないなら、
自殺した方が合理的なこともある。



だとしたら、

自分が苦しい中、
自殺しない選択を続けてるのに、
お前だけ逃げるなんて許せない。

そんな合理的な選択をされたら、
苦しんで生きてる自分がバカみたいじゃないか。


そんな、
自分の苦しみが無意味になることへの
恐怖を刺激されたくないのかも知れない。

3.学びから実戦していきたいこと

もし、感情的な自殺の否定に出逢ったら、
その人が裏でどんな苦しみを抱えているのかを
想像してみようと思う。

反射的に、感情的に否定するということは、
それだけ生きている今が苦しいということだから。




自殺=無条件に悪だと否定する裏には、
”死んだ方がまし”という思いもあるかも知れない。

「与えられた命は尊いから生き続けなければ」

そう自分に言い聞かせるのが、
本当は苦しいのかも知れない。



そんな背景を考えながら、

まだ自殺してない自分と、
まだ自殺してない自殺否定する人に
向き合っていきたい。



2020年10月13日

【おすすめ本】『教養として知っておきたい 地政学』〜PART2 日本の立地から考える、植民地支配を免れた理由〜。

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ー目次ー
  1. この本を読む前の自分
  2. この本で得た気づき
  3. 学びから実戦していきたいこと

1.この本を読む前の自分

どこから持ってきたかわからない印象
”日本は極東の小さな島国?”

そんな日本が
どうして植民地支配を免れたんだろう。


「開国してください」

そこからは確かにいろいろあったけど、
植民地化には至らなかった。

日本という国の立地が有利に働いたとしたら、
どんな要素があったんだろう。


2.この本で得た気づき

地政学を学ぶと、日本は
”極めて守備力の高いチーム”というのがよくわかる。

とにかく欧米から遠い

海という天然の城壁に囲まれている

香辛料、ダイヤモンド、象牙のいずれも無い

島とはいえ意外と大きい、さらに人口が多い



つまり、

日本は遠い、守備が堅い、
そのわりに侵略する旨味がないので後回し。




ドラクエで言うところの
”経験値のもらえないはぐれメタル”だろうか。

  • 遠くの一部地域にのみ生息、出現率が低い
  • やたら硬いのに、苦労して倒しても経験値が少ない


となれば、

もっと近場で効率よく
経験値を稼げるモンスターを狩る。

帝国主義に沸き立ち、
植民地の獲得を争っていた欧米の目にも、

日本は
”経験値のもらえないはぐれメタル”のように
映っていたかも知れない。

3.学びから実戦していきたいこと

「地の利」をどう生かすかが大切だと思った。

地の利は場所だけじゃなく、
自分の長所や得意なことにも通じる。

  • 自分が得意なフィールドはどこか
  • 勝てるところで有利に事を運ぶにはどうするか
  • 苦手な場所で負け戦をしていないか


それは勝ち負けだけじゃなく、
自分を楽にするという面でも大切。



「負けるとわかっていて仁義を通す」
それを美徳とすることを否定はしない。

けど、僕は
負け戦に抗い続けるのは苦しい。

だから、防御の国・日本のように
地の利を生かす道を考える。




ーーAmazon・Kindle など各種ストアで購入可能ーー

2020年10月10日

【おすすめ本】『あなたの中の異常心理』〜PART1 過剰な嫉妬や束縛は、親の”人形遊び”から生まれる〜。

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ー目次ー
  1. この本を読む前の自分
  2. この本で得た気づき
  3. 学びから実戦していきたいこと

1.この本を読む前の自分

過度な独占欲
過剰な行動の制限

そんな束縛、嫉妬の根底には、
何が隠れているんだろう。



  • 相手に断りなしに携帯を覗き見る

  • 相手の都合などおかまいなしに連絡し、
    どこにいるか、誰といるかを監視する

  • 自分以外の異性と一緒にいる、
    異性の方を見ただけでも激しく嫉妬する



「自分に自信がなく、
相手を支配していないと不安だから」


それだけで説明できるほど、
根が浅い問題だろうか。

それとも、
僕が放置されて育ったから
理解できないだけだろうか。

2.この本で得た気づき

それは”親の人形”として育てられたから。

人形は、持ち主の自由にできる。
人形の気持ちなど、考慮されないまま。

持ち主である親の気持ちと都合だけで、
人形である子どもの扱いは決まる。

気まぐれな愛情を注ぐか、
人形遊びに飽きて放り出すか、
子どもに決定権はない。



そうやって、子どもが求めるものに
応えられることなく育った結果、
愛情や関心の独占を脅かし、
自分の優越性を妨げるものは、

すべて自分の幸福を脅かすものとして
受け取られやすい。


「親からも、パートナーからも見捨てられたくない」

せっかく自分に
関心を向けてくれる人を捕まえたんだから。

もう絶対に逃したくない、
もう見捨てられたくない。

強すぎる見捨てられ不安が束縛となり、
自分への関心を奪う他者への嫉妬が生まれる。




そして、人形として育てられたことで、
「人間関係は人形遊び」と学んでしまう。

対等などあり得ない、
他人は自分の思い通りに支配し
所有できる人形なんだと思い込む。

だから、
相手が自分のあずかり知らないところで
自分以外の人とかかわりをもつだけで、
怒りやフラストレーションを覚えてしまう。

3.学びから実戦していきたいこと

今そこで起きていることではなく、
その背景を考えることが大切だと思った。




その人がどういう成育歴を経て
嫉妬深くなったのか

過度に行動を制限するその人は
いったい何に怯えているのか

根底にある”人形遊びの後遺症”を想像することで、
その人を理解できることもある。



嫉妬、束縛は激しい。

だけど、その激しい感情の根っこには、
愛情や関心をもらえなかった悲しみが
いつも隠れている。



ーーAmazon・Kindle など各種ストアで購入可能ーー

2020年10月08日

【おすすめ本】『エリア別だから流れがつながる世界史』〜PART1 共和政ローマ、コロッセオの目的「パンとサーカス」〜。

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ー目次ー
  1. この本を読む前の自分
  2. この本で得た気づき
  3. 学びから実戦していきたいこと

1.この本を読む前の自分

学校で歴史は習ったけど、
名前や年代の暗記に重きが置かれていた。

そんな無味乾燥な作業ではなく、
大まかな流れから歴史を学び直したかった。



うろ覚えだった歴史の中で、
共和政ローマが発展する経緯が
どうも不自然に思えた。


  1. ハンニバル擁するカルタゴを倒し、
    地中海を制覇

  2. 領地と奴隷を獲得、
    安い労働力が増えたことでローマ市民が没落

  3. 市民が困窮するにもかかわらず国は発展を続け
    カエサル、五賢帝と続いて大帝国へ



市民の不満が高まったら、
招集する兵士の士気が低下しそうなのに、
なお発展し続けたのはなぜだろう。

そもそも、貧富の差が拡大したら
反乱が起こりそうなのに、
どうやってそれを抑えたんだろう。

2.この本で得た気づき

ローマの有力者たちが、
拡大する貧富の格差にどう対処したか。

ここで登場するのがコロッセオ(闘技場)だった。

「パンとサーカス」

ローマの有力者たちは無産市民に食料や
闘技場などで行われる競技などの娯楽を提供し、
彼らの支持をとり込もうとした。

これらの援助は、無産市民の胃袋と
精神的欲求を満たすものとなったが、

詩人ユウェナリスによって
「パンとサーカス」と風刺された。



歴史の教科書には、コロッセオについて
さらっと書いてあったけど、
そういう目的だったんだ。

食料と娯楽の提供によって、
有力者への不満をそらし、
逆に支持を得ようとしたんだ。


断片的に覚えていた歴史の流れが、
ここでつながった。

すごく、すっきりした。

3.学びから実戦していきたいこと

権力者が国民に甘いことを言う時。

裏にある本当の意図は何なのかを
つねに考えることが大切だと思った。




権力者が招いた事態で高まった不満から、
目をそらさせようとしていないか?

彼らが本当にしたいことは何なのか?

これは「パンとサーカス」ではないか?



たとえば、

<消費税>

「消費税を導入します、5%です」
→国民:ふざけるな!

「じゃあ3%から!中小企業には益税ありますから」
→国民:それならまぁ、いいよ。



<特別低額給付金>

国民:政府のコロナ対策どうなってる!

→「10万円で!お金あげますから!」
→国民:それなら、まぁ。




権力者がしたいことは、
権力者のままでいること。

権力者のままでいるために、
不満の矛先が自分に向かないよう、
国民の目をそらし続けること。


それはローマ帝国の時代も、
2000年経った今でも変わらない。

歴史を学ぶことは、
彼らの本当の意図を読むためにも役立つ。



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2020年10月03日

【おすすめ本】『学びを結果に変えるアウトプット大全』〜PART4 チャレンジこそ自己成長、左利きショート、ピッチャーへの挑戦〜。

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ー目次ー
  1. この本を読む前の自分
  2. この本で得た気づき
  3. 学びから実戦していきたいこと

1.この本を読む前の自分

小、中学生のとき、遊びで野球をやっていた。

守備が好きで、
ショート、そしてピッチャーに憧れた。

けど、勝手にこう決めつけて、
僕は野球から離れていった。

「左利きにはショートをやらせてもらえないだろう…」



大人になり、バスケは続けた。

けど、野球への憧れ、
ショートとピッチャーへの憧れは
捨てきれなかった。


左利きのショート、
サウスポーピッチャーに挑戦してみたかった。



僕は今シーズンから社会人の野球チームに入り、
1人だけ未経験者としてチャレンジを始めた。


「上手くなっている」と言ってもらえても、
自分のチャレンジに自信が持てずにいた。

2.この本で得た気づき

恐れながらもチャレンジした自分。

左利きのショート、ピッチャーへの挑戦を
実行に移した自分。

心のどこかで、まだそれを
「無謀」と決めつける自分。

そんな、迷う自分を勇気づけてくれた一節。

チャレンジのないところに自己成長はない
チャレンジするから、初めて自己成長が起きる



そうだ。

左利きのショート、ピッチャーへの挑戦を
実行に移した自分。

そのこと自体を、まずは自分自身が
認めてあげることが大切なんだ。




そうしてチャレンジを続けたら、
仲間が応援してくれ、コーチしてくれた。


<投球練習>
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「投球は足で投げる、腕は振るだけ」

オーバースローではつかめなかった感覚。
サイドスローに変えたら、ようやくつかめた。

そして、僕のストレートは
「ジャイロボール」とのことだった。


カーブ、シンカーを習い、
ジャイロボールと合わせて指導してもらえた。



<打撃・守備練習>
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当初はほとんどバットに当たらなかった。

今では練習試合で安打が出るなど、
とりあえずバットに当てられるようになった。



ノックのとき、ショートをやらせてもらっている。
誰一人、「左は外野かファースト」などと言わない。

それどころか「関係ないよ」と励ましてくれた。

3.学びから実戦していきたいこと

まず、チャレンジしている自分を
もっと認めてあげること。

そして、

少し難しいがなんとかなりそうな目標を
1つずつクリアしていくこと。


3段飛びのホップ、ステップ、ジャンプのように、
「ちょい難」の課題を数回クリアし、

少しずつハードルを高くしていくことで
自己成長は最大化し、結果として最速で
難しい課題をクリアすることができるのです。



高すぎる目標、難しすぎる課題は
楽しさよりも不安や恐れを増幅させる。

そうなったとき、
僕は投げ出さない自信とともに、
オーバーワークする自信がある。


やりすぎて故障しないためにも、
高すぎる目標に自滅しないためにも、

「なんとかなりそう」を繰り返して
自己成長していきたい。



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2020年09月30日

【おすすめ本】『回避性愛着障害 絆が稀薄な人たち』〜PART1 親密な関係を避けるのは、親密な関係を楽しむ回路が育っていないから〜。

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ー目次ー
  1. この本を読む前の自分
  2. この本で得た気づき
  3. 学びから実戦していきたいこと

1.この本を読む前の自分

人の世話をすること、
自由を縛られることが、
僕はどうしてこんなに嫌いなんだろう。

人と親密な関係になることに
”喜び”を感じられないのはなぜだろう。



親しくなればなるほど、
心の底で「いつか捨てるんでしょ」と
吐いてしまうのはなぜだろう。

「僕の気持ちに興味のある人間などいない」

どうしてこれが、
自分の大前提になってしまったんだろう。


2.この本で得た気づき

それは、愛着が壊れているから。

養育者との関わりの中で、

情緒的なつながり
求めに対する共感的な対応


これらが欠如したことで、
親密な関係を楽しむ回路が育たなかったから。

ネグレクトされた人は、
人間関係を楽しむという回路が育っていない。

過剰な支配を受けた人は、また非難されたり、
無理な要求をされるのではないかと
身構える習慣がついているので、
他人といると緊張したり、気づまりを感じてしまう。



そうか。僕はきっと傷つくのを恐れて、
胸の内をすべてさらしたことがないんだ。


自己開示してる”つもり”になっただけで、
本当は誰かに心を許したことが
一度もないんじゃないだろうか。



「僕の気持ちなんて、どうせ誰も興味ない」

それはきっと、本音でもあり、
心を守るために学習した結果でもある。

本当に興味を持たれずに育った歴史
気持ちを打ち明ける=無視され傷つくという学習


この2つが重なって、
自分さえ内面に侵入できないくらい、
心を閉ざしてしまったのかも知れない。

3.学びから実戦していきたいこと

「自分の気持ちを残らずさらけ出して、
泣きつける存在がほしい」


ずっとそう思ってた。



だけど、それを阻んでいるのは
誰でもない自分だ。

過去に出逢った人の中には、
もしかしたら僕に興味を持ってくれた人が
いたかも知れないというのに。

「僕の気持ちに興味のある人間などいない」

傷つき、拒絶されることを恐れるあまり、
そんな言い訳を並べて回避してきたんだ。




だから、僕がやるべきことはシンプル。

「自分の気持ちを話していい場面になったら、
ごまかさずに話す」


結果がどうなろうと、それが僕にとっての前進。

せっかくの人生、
心を許す体験を一度もしないまま終わるのは
もったいないから。



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理琉(ワタル)
自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
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