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2020年10月08日

【おすすめ本】『エリア別だから流れがつながる世界史』〜PART1 共和政ローマ、コロッセオの目的「パンとサーカス」〜。

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ー目次ー
  1. この本を読む前の自分
  2. この本で得た気づき
  3. 学びから実戦していきたいこと

1.この本を読む前の自分

学校で歴史は習ったけど、
名前や年代の暗記に重きが置かれていた。

そんな無味乾燥な作業ではなく、
大まかな流れから歴史を学び直したかった。



うろ覚えだった歴史の中で、
共和政ローマが発展する経緯が
どうも不自然に思えた。


  1. ハンニバル擁するカルタゴを倒し、
    地中海を制覇

  2. 領地と奴隷を獲得、
    安い労働力が増えたことでローマ市民が没落

  3. 市民が困窮するにもかかわらず国は発展を続け
    カエサル、五賢帝と続いて大帝国へ



市民の不満が高まったら、
招集する兵士の士気が低下しそうなのに、
なお発展し続けたのはなぜだろう。

そもそも、貧富の差が拡大したら
反乱が起こりそうなのに、
どうやってそれを抑えたんだろう。

2.この本で得た気づき

ローマの有力者たちが、
拡大する貧富の格差にどう対処したか。

ここで登場するのがコロッセオ(闘技場)だった。

「パンとサーカス」

ローマの有力者たちは無産市民に食料や
闘技場などで行われる競技などの娯楽を提供し、
彼らの支持をとり込もうとした。

これらの援助は、無産市民の胃袋と
精神的欲求を満たすものとなったが、

詩人ユウェナリスによって
「パンとサーカス」と風刺された。



歴史の教科書には、コロッセオについて
さらっと書いてあったけど、
そういう目的だったんだ。

食料と娯楽の提供によって、
有力者への不満をそらし、
逆に支持を得ようとしたんだ。


断片的に覚えていた歴史の流れが、
ここでつながった。

すごく、すっきりした。

3.学びから実戦していきたいこと

権力者が国民に甘いことを言う時。

裏にある本当の意図は何なのかを
つねに考えることが大切だと思った。




権力者が招いた事態で高まった不満から、
目をそらさせようとしていないか?

彼らが本当にしたいことは何なのか?

これは「パンとサーカス」ではないか?



たとえば、

<消費税>

「消費税を導入します、5%です」
→国民:ふざけるな!

「じゃあ3%から!中小企業には益税ありますから」
→国民:それならまぁ、いいよ。



<特別低額給付金>

国民:政府のコロナ対策どうなってる!

→「10万円で!お金あげますから!」
→国民:それなら、まぁ。




権力者がしたいことは、
権力者のままでいること。

権力者のままでいるために、
不満の矛先が自分に向かないよう、
国民の目をそらし続けること。


それはローマ帝国の時代も、
2000年経った今でも変わらない。

歴史を学ぶことは、
彼らの本当の意図を読むためにも役立つ。



ーー特別装丁版はこちらーー



ーー通常装丁版はこちらーー

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理琉(ワタル)
自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
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