2021年06月20日
【おすすめ本】『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)』PART1 ”まだ大丈夫”はもう危険〜。
日本が作り出してしまった、
悲劇の遺産『Karoshi』。
「日本人は死ぬまで働くクレイジーな国」
と揶揄されるほど、外国からすれば理解が難しい。
日本の中にいる僕たちでさえ、
「死ぬくらいなら会社辞めれば」と思ってしまう。
周りは「なぜ辞めないのか」
本人は「進まなきゃ」
大きく開いた意識の差が、
過労死という悲劇につながる。
この本は、日本人ですら理解が難しい
「なぜ辞めないのか」という疑問に、
マンガで答えてくれる。
ー目次ー
- 「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)
- 「会社を辞める」判断力を失うまで働く理由(ワケ)
- 「まだ大丈夫だと思って」がんばりすぎる理由(ワケ)
- まとめ:”まだ大丈夫”はもう危険
1.「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)
なぜ、過労自殺するまで会社を辞められないのか。
なぜ、転職や他の道が見えなくなるのか。
それは、
「死ぬくらいなら会社を辞める」
という判断力すら失ってしまうから。
月の残業は100時間以上
毎晩、終電に飛び乗る日々
そんな毎日で疲弊の限界を迎えると、
ある日、駅のホームでふと、こう思う。
「今一歩踏み出せば明日は会社に行かなくていい」
「明日は会社に行かなくていい?!」
それは素晴らしいアイデアに思えました。
プロローグ”その気もないのにうっかり自殺しかけました” より
2.「会社を辞める」判断力を失うまで働く理由(ワケ)
それは、
理由はいろいろありましたが
結局のところ
「まだ大丈夫だと思ってた」
コレに尽きると思います
第1章”なんで死ぬまでがんばりすぎちゃうの?” より
<辞める理由>
しんどい
寝たい
自分の時間がほしい
<辞められない理由>
周りはもっと残業している
転職できるか不安
家族に心配かける
まだ勤めて短い
スキルがない
この2つを天秤にかけた結果、
「まだ動けるし、大丈夫。がんばれる。」
と思ってしまう。
3.「まだ大丈夫だと思って」がんばりすぎる理由(ワケ)
がんばりすぎる理由としてよく陥ってしまう罠
「他のみんなもがんばってるから」
私も周囲の先輩・同僚が私以上に残業をしていたので
自分ももっとやらなければと思っていました
第1章”なんで死ぬまでがんばりすぎちゃうの?” より
ヒトには個体差がある。
200時間、300時間の残業をして平気な人
ストレス耐性の高い人・低い人
得意・不得意、合う・合わない
人と会うことで元気を充電する人
1人になることで元気を充電する人
「がんばってる他のみんな」は、
200時間、300時間の残業をして
平気な人かも知れない。
「でも自分は?」
周りが自分より残業しているのを見ると焦る。
結果、自分への問いかけができなくなる。
他の人がどうだろうと、基準は自分の体調。
4.まとめ:”まだ大丈夫”はもう危険
「死ぬくらいなら会社を辞める」ができないのは、
「会社を辞める」判断力すら失ってしまうから。
「会社を辞める」判断力を失うまで働くのは、
「まだ大丈夫」だと思ってしまうから
「まだ大丈夫」だと思ってがんばりすぎるのは、
「他のみんなもがんばってるから」
という罠に陥ってしまうから
まじめで誠実な人ほど、
その仕事に真剣に取り組もうとする。
責任感のある人ほど、
休むことに罪悪感を感じてしまったりする。
「まだ大丈夫」「しんどいけど、まだ大丈夫」
その小さな無理が、積もりに積もって、
気づけば会社を辞める判断力さえも奪われる。
だけど残念ながら、会社という組織は
誰かが抜けてもちゃんと回るようにできている。
担当が自分1人だろうと、店長や責任者だろうと、
誰かが抜けて回らなくなるなら、
その会社の仕組みに問題がある。
「まだ大丈夫」は、もう危険。
本当はきっと
「(しんどいし、もう疲れたけど)まだ大丈夫」
この
(しんどいし、もう疲れたけど)
の部分が、あなたの心の悲鳴。
どうか聞いてあげて。
あなたのまじめさ、誠実さ、責任感は、
ブラック企業に使い捨てにされるためにあるんじゃない。
周りに慕われ、信頼され、
幸せになるためにあるんだから。
→あわせて読みたい
【おすすめ本】『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)』PART2 ”家族の理解を得られないときは”〜。
リンク
障害者の就職・転職なら【dodaチャレンジ】
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10760525
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック