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2021年06月29日

【教え魔】教えたがる人の”教えたい欲求”を叶えるビジネスはあるか。

  • 学習塾
  • 各種スクール講師
  • スポーツインストラクター

世の中には「教えるビジネス」がたくさんある。

一方、世の中には教える職業ではなく、
頼んでもいないのにやたらと教えたがる人
がいる。

いわゆる「教え魔」だ。



教えるビジネスは、
教えてほしい人のニーズを満たす。

だが、教え魔の
「教える仕事ではないが教えたい」
というニーズを満たすビジネスはあるんだろうか。

「教えたいあなたの願い叶えます!○○円〜」
そんな広告を見たことがないのはなぜだろうか。



ー目次ー
  1. 教え魔の”親切心”は嫌われる
  2. なぜ教え魔は嫌われるのか
  3. ”教えさせてもらう”のは教え魔のプライドが許さない
  4. 夜の街が担う”教えたい欲求のはけ口”
  5. まとめ

1.教え魔の”親切心”は嫌われる

教えたがりな人はそれなりに経験豊富で、
知識やスキルを持っている人も多い。

しかし残念ながら多くの場合、
教えたがる人の「親切心」は嫌われている。

ボウリング場やゴルフ場、スポーツジムなどでは、
苦情の第1位が「教え魔」だという。
全国のボウリング場の悩みランキングナンバー1は
お客様がお客様にボウリングのコーチングをする
「教え魔」がいる事です。

News Up『教え魔かもしれない』 より

2.なぜ教え魔は嫌われるのか

教えたがる人は多くの場合、
純粋な親切心から教えてくる。


上達してほしい、成長してほしい、
本人は純粋な善意からそう思っている、

はずなのに。

なぜ教えられた側は喜べないんだろう。
なぜ「頼んでないんだけどな…」という
モヤモヤした気持ちになるんだろう。

それは、
善意の下に支配欲や権力欲が透けて見えるから。
「アドバイスをする」という行為は教える人、
つまり「教え魔」側に「自分が上という権力意識」を与えるのだそうです。

アドバイスという行為で、
相手の行動に影響を及ぼすことで、
自分が強い力を持つと錯覚しやすく、

「もともと権力志向の人のほうが
『教え魔』になりやすい傾向がある」
という結果でした。

「教え魔」の心理には、
「承認されたい」「他人に影響力や権力を行使したい」
という「欲求」があるというわけです。


東洋経済オンライン『ウザい「お節介教え魔」が日本人に多すぎる訳』 より

教えたがる本人は、
教えられた側の表情のくもりにも、
押しつけがましさへの辟易にも気づかない。

純粋な親切心ではないことにも気づかない。

3.”教えさせてもらう”のは教え魔のプライドが許さない

こんなふうに、
教えたがる人の「教えたい欲求」は嫌われる。

が、そこに欲求がある以上、
それを満たすビジネスはありそうだ。

なのに、
「教えたいあなたの願い叶えます!○○円〜」
などと銘打った広告を見たことがないのはなぜか。


それはたぶん
「お金を払えば、教えることができる」など、
教え魔のプライドが許さないからだ。




教えたがる人は、とにかく上に立ちたい。
教える相手に承認され、権力欲を満たしたい。

だから厳密には
「教えることで味わえる優越感」がほしい。

そして、その優越感を満たす上で
「有料級の指導を親切にも無料でする」
という感覚も大切。

「自分の教えには本来、お金を払うだけの価値がある。
 それを無料で教えている、あなたのためを思って」

そう思いたいのだ。



対価を払ってしまった時点で、
「教えさせてもらっている」感覚になる。

サービスの提供を受けている状態では、
優越感も権力欲も味わいにくい。


人の悩みを聞くカウンセラーは必要とされても、
「教えたいあなたの願い叶えます!○○円〜」と
言いにくい理由は、ここにあるのではないだろうか。

4.夜の街が担う”教えたい欲求のはけ口”

では、教え魔の「教えたい欲求」は
満たされないのだろうか。

「教えたいあなたの願い叶えます!○○円〜」とは
言えないのだろうか。

実は「夜の街がその役割を担っているのでは?」
と分析している方の記事を見つけた。
若い嬢に対して経営論だったり政治を
偉そうに語りたがるおじさん。

さらに「悩み相談に乗る」だって
立派な教える≠フ一環だ。

(中略)

「教え魔」の一部はこうして金銭を支払って、
むしろ教えさせてもらっていたのではないだろうか。


ある意味ビジネス的に見て
「教える」より「教えられる」方が
市場としては有利なのかもしれない。

「教え魔」に教えられた時の不快な感情。あの「いーっ」てなる感じの正体 より

この説には、目からうろこが何枚も落ちた。

一見、本人はキャストに自慢話をし、
存分に教えて悦にひたっている。

しかし実態は、
お金を払って教えさせてもらっている。

それを悟られず、プライドも傷つけず、
教えたがる人の欲求はうまく叶えられている
のだ。


夜の街は、
認められたくて仕方がない人たちの心を救っている。



→あわせて読みたい
 【愚痴・自慢話】いつも同じ話をする人の深層心理の分析。

5.まとめ

教えたがる人の押しつけは、
多くの苦情を生んで嫌われる

教えたがる人が嫌われるのは、
善意の下に支配欲や権力欲が透けて見えるから

「教えたいあなたの願い叶えます!○○円〜」
と言いにくいのは、教えたがる人のプライドを傷つけるから

お金を払って教えさせてもらうビジネスは、
夜の街がさりげなく担っている

教えたがる人は迷惑と思われがちだが、
プライドが邪魔して「寂しい」と言えない人でもある。

人の役に立ちたい、人を育てて感謝されたい、
人に教えられるくらいすごい自分を見てほしい、
そんな気持ちが前のめりになった結果でもある。

あなたがもし、身近にいる教え魔に困っているなら。
こうして彼らの心理を考えてみれば、心が楽になるかも知れない。



→あわせて読みたい
 【会話泥棒】何でも自分の話にすり替える人は、認めてほしくて、自信がなくて、怯えている。

 思い通りにならないと怒りをぶつけてくる人は「ママのいじわる!」と言っている子ども。



posted by 理琉(ワタル) at 19:57 | TrackBack(0) | 生き方

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自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
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