2019年01月29日
遠まわしな頼み事は天敵。
・手順が明確でないあいまいな指示
・ストレートでない表現
・要望を遠まわしに言われる
・察してオーラ
発達障害がコミュニケーションに著しい支障が出ると言われるのは
上記4つが登場する場面が顕著です。
僕もこれらがものすごく苦手です。
※あいまい表現が理解できなかったエピソード。
「あいまい表現が苦手。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/6/0
「他にご質問ありますか。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/32/0
「指示通りにやると怒られる不思議。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/27/0
今回は僕が最も苦手とする
遠まわしな頼み事を察することを求められたエピソードです。
やってほしいことをストレートに出さず、
ぼかして察してほしいというような内容は、
リアルタイムな会話の中で言われてもわかりません。
メールなどの文章であれば
考える時間がたっぷりあるので、
前後の文脈などからじっくり精査すれば、
意図を読み取ることができる場合があります。
そんな中、最近困ったのがこれ。
「今日の練習参加人数は
遅れることが濃厚な自分を含め10名、保険をかけたい…。」
これはメールでもらったんですが、
保険?この場面でどうして保険の話?何か変だな…。
と気になりつつも、字面通りに捉えたので、こう返しました。
「本日の参加人数について承知しました。
保険とは何でしょう、スポーツ保険のことでしょうか?
加入したいということであれば調べておきます。」
結局その後、
再び返信が来ないないまま、練習を迎えました。
僕は返信が来なかったことを気にかけていて、
練習直前になって、もしかしたら別の意味があったのでは、
あるとすればどういうことかを知りたくなりました。
それと、定型発達の第三者の意見を聞きたかったので、
別のメンバーにこっそりこのメールを見てもらい、
どういう意味か聞いてみました。
すると、
「人数がギリギリなので、もう2〜3人くらい参加者がほしい、
知り合いに声をかけてくれないかということを
察してほしい狙いがあるんだよ。」
と教えてくれました。まさに目から鱗。
同時に、これこそが僕のもっとも苦手とする場面、
察してオーラだったのかと、恐れおののきました…。
また読み取れなかった。
やっぱりいくら経験しても、
こればかりはできるようにならない。
幸い、このことについては大事に至らなかったし、
仕事のことではないので損害も出していません。
これで仲違いしたり、
いじめや仲間外れのようなことにもなっていません。
なっていませんが、言葉の裏を読み取れない、
曖昧な言い回しが理解できないことで支障が出るとは
つまりこういうことです。万事こうです。
わざとでなく、ふざけてもいません。
僕はいつも、何とか相手の意図の通りに任務を遂行しようと
頭をフル回転させています、真剣そのものです。
このような察して系の表現にいつ遭遇しないかと
いくら必死でアンテナを立てようともキャッチできません。
これが日常であり、
生きてる限り、誰かと会話が発生する限り
ずっと続くと考えてもらって差し支えないです。
見逃したが最後、字面通りに返答したその瞬間から
「空気読めないヤツ」「変人」認定され、
決してそのレッテルは剥がれません。
仕事だろうが、前触れもわからず無差別に発生するので、
ノーヒントの地雷地帯を歩くのと同じです。
レッテルが貼られコミュニケーションに支障が出たことで
「ミス」にカウントされ、心ない集団では減点方式で孤立が始まります。
敢えて言葉に出さず、あるいはストレートに言わずに
心情を伝えることは日本語の繊細さ、美しさであり、
漫画が大好きな僕はそれを読み取れて感動することはあります。
今回はメール文章だったので、
こうやって別の可能性をじっくり考える時間がありましたが、
何気ない会話、一瞬のやり取りの中で
要望をあえて言わないで遠まわしに頼まれたとしたら、
ざっと思い出す限り応えられた記憶はありません。
自分がしゃべった直後に周りが一気に怪訝そうな表情になった、
という経験ならばいくらでも思い出せます。
これを読んで、
「当然読み取れるでしょ、こんなこともわからないの?」
と思われる方もいるかも知れません。
そうです。こんなこともわからないんです。
だから僕は障害者手帳を持ってます。
飾りでも大袈裟でも何でもありません。
ヒトが群れで生きる上で支障が出るレベルだからこそです。
ネット上のお悩み掲示板などを見ていると、
職場の同僚と、同級生と、コミュニケーションが取れず
困っているといった内容をよく見ます。
「コミュ障」「アスペ」といった暴言を見ると、
悔しくも悲しくもあります。
リアル、ネットを問わず、そういう人が身近にいて
悩んでいる方に、自閉の1人としてお願いです。
僕と同じ特徴を持ってるかも知れません、
どうかその可能性を考えてあげてください。
・ストレートでない表現
・要望を遠まわしに言われる
・察してオーラ
発達障害がコミュニケーションに著しい支障が出ると言われるのは
上記4つが登場する場面が顕著です。
僕もこれらがものすごく苦手です。
※あいまい表現が理解できなかったエピソード。
「あいまい表現が苦手。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/6/0
「他にご質問ありますか。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/32/0
「指示通りにやると怒られる不思議。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/27/0
今回は僕が最も苦手とする
遠まわしな頼み事を察することを求められたエピソードです。
頼み事を遠まわしに言われ困惑
やってほしいことをストレートに出さず、
ぼかして察してほしいというような内容は、
リアルタイムな会話の中で言われてもわかりません。
メールなどの文章であれば
考える時間がたっぷりあるので、
前後の文脈などからじっくり精査すれば、
意図を読み取ることができる場合があります。
そんな中、最近困ったのがこれ。
「今日の練習参加人数は
遅れることが濃厚な自分を含め10名、保険をかけたい…。」
これはメールでもらったんですが、
保険?この場面でどうして保険の話?何か変だな…。
と気になりつつも、字面通りに捉えたので、こう返しました。
「本日の参加人数について承知しました。
保険とは何でしょう、スポーツ保険のことでしょうか?
加入したいということであれば調べておきます。」
結局その後、
再び返信が来ないないまま、練習を迎えました。
定型発達の第三者の意見
僕は返信が来なかったことを気にかけていて、
練習直前になって、もしかしたら別の意味があったのでは、
あるとすればどういうことかを知りたくなりました。
それと、定型発達の第三者の意見を聞きたかったので、
別のメンバーにこっそりこのメールを見てもらい、
どういう意味か聞いてみました。
すると、
「人数がギリギリなので、もう2〜3人くらい参加者がほしい、
知り合いに声をかけてくれないかということを
察してほしい狙いがあるんだよ。」
と教えてくれました。まさに目から鱗。
同時に、これこそが僕のもっとも苦手とする場面、
察してオーラだったのかと、恐れおののきました…。
また読み取れなかった。
やっぱりいくら経験しても、
こればかりはできるようにならない。
”会話がうまく成立しないのは「言葉のウラが読めない」から”
アスペルガー症候群の人たちには文章力の高い人が少なくありません。
会話ではコミュニケーションがうまくできないのに、
メールでは格調高い文章を書くといったことがよくあります。
つまり、文語には強いけれど、その場の状況によって
意味合いが微妙に変化する口語に弱いのです。
『大人のアスペルガー症候群』 第一章 より
ノーヒントの地雷地帯を歩くのと同じ
幸い、このことについては大事に至らなかったし、
仕事のことではないので損害も出していません。
これで仲違いしたり、
いじめや仲間外れのようなことにもなっていません。
なっていませんが、言葉の裏を読み取れない、
曖昧な言い回しが理解できないことで支障が出るとは
つまりこういうことです。万事こうです。
わざとでなく、ふざけてもいません。
僕はいつも、何とか相手の意図の通りに任務を遂行しようと
頭をフル回転させています、真剣そのものです。
このような察して系の表現にいつ遭遇しないかと
いくら必死でアンテナを立てようともキャッチできません。
これが日常であり、
生きてる限り、誰かと会話が発生する限り
ずっと続くと考えてもらって差し支えないです。
見逃したが最後、字面通りに返答したその瞬間から
「空気読めないヤツ」「変人」認定され、
決してそのレッテルは剥がれません。
仕事だろうが、前触れもわからず無差別に発生するので、
ノーヒントの地雷地帯を歩くのと同じです。
レッテルが貼られコミュニケーションに支障が出たことで
「ミス」にカウントされ、心ない集団では減点方式で孤立が始まります。
発達障害の可能性をどうか考えてあげて
敢えて言葉に出さず、あるいはストレートに言わずに
心情を伝えることは日本語の繊細さ、美しさであり、
漫画が大好きな僕はそれを読み取れて感動することはあります。
今回はメール文章だったので、
こうやって別の可能性をじっくり考える時間がありましたが、
何気ない会話、一瞬のやり取りの中で
要望をあえて言わないで遠まわしに頼まれたとしたら、
ざっと思い出す限り応えられた記憶はありません。
自分がしゃべった直後に周りが一気に怪訝そうな表情になった、
という経験ならばいくらでも思い出せます。
これを読んで、
「当然読み取れるでしょ、こんなこともわからないの?」
と思われる方もいるかも知れません。
そうです。こんなこともわからないんです。
だから僕は障害者手帳を持ってます。
飾りでも大袈裟でも何でもありません。
ヒトが群れで生きる上で支障が出るレベルだからこそです。
ネット上のお悩み掲示板などを見ていると、
職場の同僚と、同級生と、コミュニケーションが取れず
困っているといった内容をよく見ます。
「コミュ障」「アスペ」といった暴言を見ると、
悔しくも悲しくもあります。
リアル、ネットを問わず、そういう人が身近にいて
悩んでいる方に、自閉の1人としてお願いです。
僕と同じ特徴を持ってるかも知れません、
どうかその可能性を考えてあげてください。
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