2020年05月15日
【北海道から山口へ】初めて山口に降り立った受験生、別世界の気候にカルチャーショック。
北海道生まれ、北海道育ちの僕は、
夢だった考古学を学ぶため山口大学を受験した。
北国育ちの18歳にとって、初めての山口県は別世界だった。
僕が初めて山口に降り立った時の、
気候や街並みのカルチャーショックを共有したい。
ー目次ー
山口宇部空港に到着し、外に出ると。
目に飛び込んできたのは巨大な南国の木たち。
あれ?ヤシの木?…ここは那覇空港?
まちがえて沖縄に来たのかと思った。
宇部空港から、ローカル線で新山口駅(当時は”小郡駅”)まで。
乗り換えのホームを探していると、
そろいのチームジャージを着た人たちが。
背中には
YAMAGUCHI UNIV.
BADMINTON TEAM
山口大学の先輩か。
あさっての試験に受かったら、僕は晴れて後輩になるんだな。
なんて考えながら、その人たちについて行き、
乗り換えのホームを発見した。
僕は二次試験の2日前、2月23日に山口入りした。
のっけからヤシの木に気を取られて、
すっかり忘れていたこと。
あたたかい。上着いらない。
ばっちり厚着して来た上着類が
ことごとく荷物になってしまった。
道内でも温暖な函館とはいえ、
北海道の2月はまだ雪と氷に閉ざされた世界。
2月にコートなしで歩ける奇跡に衝撃を受けた。
これは気候の違いではないけど、
受験期ならではのハプニング。
本部キャンパスに近い湯田温泉の旅館で、
僕を含め10名の受験生が相部屋。
畳の大部屋で一夜をともにした。
人口10数万の、趣あふれる温泉街。
そこへ何千人もの受験生が集まるので、
特に前期試験の前日は「こんなもんだよ」とのこと。
医学部と、農学部獣医学科の試験は2Daysなので、
旅館によっては2日連続で相部屋になるんだとか。
旅館に着いて気づいたのは、
窓が二重じゃなく一重(?)という衝撃。
「こんなに薄くて、凍りついたらどうするんだろう?」
それはとても北海道的な発想だった。
窓は2枚もいらない。あっついから。
市街地に入り、何となく感じた違い。
古都のような雰囲気、屋敷のような建物が立ち並ぶ。
この違う感じは何だろう。
あぁ、そうか。屋根が違うんだ。瓦だ。
北海道の家は、屋根に積もった雪を滑り落とすため
ブルーやブラウンのトタン製。
軽快な感じはするけど情緒はない。
そうか、こっちの敵は雪の重みじゃない。
台風で飛ばされない頑丈さが必要なんだ。
僕は海辺の函館育ち。
父の実家は漁村、母の実家は畑だらけの農村。
それまで”田んぼ”というものを、
あまり見たことがなかった僕にとって、
民家とスーパーと田んぼが広がる景色は別世界だった。
すでに水が張られ、虫の声も聞こえる。
夜になると水田に月の光が反射する、何とも言えない美しさ。
僕は月明りをまともに楽しんだことがなかった。
こんなに煌々と、美しいんだ。
山口の田んぼが教えてくれた。
北国育ちにとって、温暖な山口は何もかもが別世界。
環境の違いにカルチャーショックを受けながらも、
何とか試験を突破し、山口市民になることができた。
ここから数ヶ月かけて、言葉の壁を乗り越えながら
異文化を満喫していく。
→「【北海道から山口へ】言葉の壁にカルチャーショックを受けた話。」
空港で迎えてくれたのは、ヤシの木だろうか。
湯田温泉から新山口、そして宇部空港までのローカル線には、
まだあの黄色い素朴な電車が走ってるんだろうか。
第二の故郷、山口。
また、帰りたいなぁ。
夢だった考古学を学ぶため山口大学を受験した。
北国育ちの18歳にとって、初めての山口県は別世界だった。
僕が初めて山口に降り立った時の、
気候や街並みのカルチャーショックを共有したい。
ー目次ー
- 空港にヤシの木?
- 2月なのに上着がいらない
- 旅館で10名の相部屋
- 窓が二重じゃなく一重
- 屋根がトタンじゃなく瓦
- 大学の周りはとにかく田んぼ
- 第二の故郷、山口
1.空港にヤシの木?
山口宇部空港に到着し、外に出ると。
目に飛び込んできたのは巨大な南国の木たち。
あれ?ヤシの木?…ここは那覇空港?
まちがえて沖縄に来たのかと思った。
宇部空港から、ローカル線で新山口駅(当時は”小郡駅”)まで。
乗り換えのホームを探していると、
そろいのチームジャージを着た人たちが。
背中には
YAMAGUCHI UNIV.
BADMINTON TEAM
山口大学の先輩か。
あさっての試験に受かったら、僕は晴れて後輩になるんだな。
なんて考えながら、その人たちについて行き、
乗り換えのホームを発見した。
2.2月なのに上着がいらない
僕は二次試験の2日前、2月23日に山口入りした。
のっけからヤシの木に気を取られて、
すっかり忘れていたこと。
あたたかい。上着いらない。
ばっちり厚着して来た上着類が
ことごとく荷物になってしまった。
道内でも温暖な函館とはいえ、
北海道の2月はまだ雪と氷に閉ざされた世界。
2月にコートなしで歩ける奇跡に衝撃を受けた。
3.旅館で10名の相部屋
これは気候の違いではないけど、
受験期ならではのハプニング。
本部キャンパスに近い湯田温泉の旅館で、
僕を含め10名の受験生が相部屋。
畳の大部屋で一夜をともにした。
人口10数万の、趣あふれる温泉街。
そこへ何千人もの受験生が集まるので、
特に前期試験の前日は「こんなもんだよ」とのこと。
医学部と、農学部獣医学科の試験は2Daysなので、
旅館によっては2日連続で相部屋になるんだとか。
4.窓が二重じゃなく一重
旅館に着いて気づいたのは、
窓が二重じゃなく一重(?)という衝撃。
「こんなに薄くて、凍りついたらどうするんだろう?」
それはとても北海道的な発想だった。
窓は2枚もいらない。あっついから。
5.屋根がトタンじゃなく瓦
市街地に入り、何となく感じた違い。
古都のような雰囲気、屋敷のような建物が立ち並ぶ。
この違う感じは何だろう。
あぁ、そうか。屋根が違うんだ。瓦だ。
北海道の家は、屋根に積もった雪を滑り落とすため
ブルーやブラウンのトタン製。
軽快な感じはするけど情緒はない。
そうか、こっちの敵は雪の重みじゃない。
台風で飛ばされない頑丈さが必要なんだ。
6.大学の周りはとにかく田んぼ
僕は海辺の函館育ち。
父の実家は漁村、母の実家は畑だらけの農村。
それまで”田んぼ”というものを、
あまり見たことがなかった僕にとって、
民家とスーパーと田んぼが広がる景色は別世界だった。
すでに水が張られ、虫の声も聞こえる。
夜になると水田に月の光が反射する、何とも言えない美しさ。
僕は月明りをまともに楽しんだことがなかった。
こんなに煌々と、美しいんだ。
山口の田んぼが教えてくれた。
7.第二の故郷、山口
北国育ちにとって、温暖な山口は何もかもが別世界。
環境の違いにカルチャーショックを受けながらも、
何とか試験を突破し、山口市民になることができた。
ここから数ヶ月かけて、言葉の壁を乗り越えながら
異文化を満喫していく。
→「【北海道から山口へ】言葉の壁にカルチャーショックを受けた話。」
空港で迎えてくれたのは、ヤシの木だろうか。
湯田温泉から新山口、そして宇部空港までのローカル線には、
まだあの黄色い素朴な電車が走ってるんだろうか。
第二の故郷、山口。
また、帰りたいなぁ。
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