2020年01月20日
母からもらいたかったもの。
行きつけのスーパー銭湯の
脱衣所の壁。
温泉でほかほかあたたまっている
かわいいマスコットキャラ。
ここへ来て、この子を見るたびに
泣いてしまうのは、
優しい親に抱っこされて喜ぶ子を
うらやましく思う自分と、
それを一番してほしかった母とを重ねるから。
→抱っこされて幸せそうな子を見ると
胸がぎゅっと締めつけられる。
「抱っこされたかった思いを諦めきれない。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/337/0
ええ、わかってるよ。
心から嫌いで敵なのは父だけだよ。
母も、妹も、弟も、心から嫌いにはなれないよ。
たくさん傷つけたし、傷つけられたけど、
憎しみだけじゃない、愛着もあるし、
本当にどうしようもない父と違って、
わかり合いたい気持ちは捨て切れないよ。
まるで記憶が封印されていたように、
今まで思い出せなかったけど、
母は抱っこしてはくれなかったけど、
子守歌を歌ってくれたことがある。
怒鳴り散らす父が怖かったからか、
僕は夜泣きと寝つきがかなりひどかったし、
中学生になる寸前まで夜尿症に悩まされた。
父がやりたい放題やっているその場では、
母は助けてくれなかったけど、
寝つけない僕に子守歌を歌って
寝かせてくれたことはあった。
良くしてくれたことも徐々に思い出してきたら、
傷つけられたり、放っておかれたり、
助けてくれなかったことへの憎しみだけじゃなく、
母なりの愛情はあったかも知れないなんて
考えるようになってきた。
抱っこされたかった、愛情がほしかった、
それをしてほしい相手は紛れもなく母だけど、
もらうことはもうできない。
一方で、周りの家族連れを見渡すと
それをもらっている子がたくさんいる。
羨ましいけど、よく思い出すと
母からもらったものもあった、
だから心から嫌いにはなれない。
かわいいマスコットキャラのほんわかした姿に、
僕はこれだけの感情を重ねているんだ。
あたたかくて、ゆるくて、
ほんわかしたものが好き。
特に、口の形が「ω」のキャラ。
こんなの→(*´ω`*)
脱衣所の壁でみんなを和ませているあの子も
同じ口をしている。
それは、ほんわかした表情に
母からもらいたかったものを重ね合わせているから。
帰宅してから、もう一度泣いた。
もらえなかったもの、もらえていたもの、
自分の中にある愛情への飢えの正体、
憎しみと愛着との狭間にある葛藤、
それらから逃げずに向き合う試みは、
今日もまた一歩、前に進んだ。
脱衣所の壁。
温泉でほかほかあたたまっている
かわいいマスコットキャラ。
ここへ来て、この子を見るたびに
泣いてしまうのは、
優しい親に抱っこされて喜ぶ子を
うらやましく思う自分と、
それを一番してほしかった母とを重ねるから。
→抱っこされて幸せそうな子を見ると
胸がぎゅっと締めつけられる。
「抱っこされたかった思いを諦めきれない。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/337/0
ええ、わかってるよ。
心から嫌いで敵なのは父だけだよ。
母も、妹も、弟も、心から嫌いにはなれないよ。
たくさん傷つけたし、傷つけられたけど、
憎しみだけじゃない、愛着もあるし、
本当にどうしようもない父と違って、
わかり合いたい気持ちは捨て切れないよ。
まるで記憶が封印されていたように、
今まで思い出せなかったけど、
母は抱っこしてはくれなかったけど、
子守歌を歌ってくれたことがある。
怒鳴り散らす父が怖かったからか、
僕は夜泣きと寝つきがかなりひどかったし、
中学生になる寸前まで夜尿症に悩まされた。
父がやりたい放題やっているその場では、
母は助けてくれなかったけど、
寝つけない僕に子守歌を歌って
寝かせてくれたことはあった。
良くしてくれたことも徐々に思い出してきたら、
傷つけられたり、放っておかれたり、
助けてくれなかったことへの憎しみだけじゃなく、
母なりの愛情はあったかも知れないなんて
考えるようになってきた。
抱っこされたかった、愛情がほしかった、
それをしてほしい相手は紛れもなく母だけど、
もらうことはもうできない。
一方で、周りの家族連れを見渡すと
それをもらっている子がたくさんいる。
羨ましいけど、よく思い出すと
母からもらったものもあった、
だから心から嫌いにはなれない。
かわいいマスコットキャラのほんわかした姿に、
僕はこれだけの感情を重ねているんだ。
”怒りが赦しに変わるとき”
過去の傷と向かい合う段階を徹底的に進めていくと、
ある時期から変化がみられるようになる。
否定的なことばかりを語り尽くした後で、
楽しかった経験や親(や養育者)が自分のために
骨を折ってくれたことをふと思い出して、
「そういえばこんなこともあった」と
語ったりするようになるのだ。
そのころから次第に、親の否定的な面ばかりではなく、
良かった面や愛情を受けたことにも向き合うようになる。
「すべてが悪い」という全否定ではなく、
悪い点や至らない点もあったが、親はそれなりに努力し、
愛情を注いでくれたのだ、
あるいは親もうまく愛せない事情を
抱えていたのだということを、
トータルな視点で受け止められるようになるのだ。
『愛着障害』第六章 より
あたたかくて、ゆるくて、
ほんわかしたものが好き。
特に、口の形が「ω」のキャラ。
こんなの→(*´ω`*)
脱衣所の壁でみんなを和ませているあの子も
同じ口をしている。
それは、ほんわかした表情に
母からもらいたかったものを重ね合わせているから。
帰宅してから、もう一度泣いた。
もらえなかったもの、もらえていたもの、
自分の中にある愛情への飢えの正体、
憎しみと愛着との狭間にある葛藤、
それらから逃げずに向き合う試みは、
今日もまた一歩、前に進んだ。
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