2020年01月16日
レジで店員にスゴむ壮年に遭遇。
先日のバスケ中、
チームメイトへの文句や暴言で
暴れまくる選手とのやり取りに続き、
またしても険悪な場面に遭遇してしまった。
今回は「店員にスゴむ壮年」に遭遇した話。
年明けから順調にいき過ぎていたから、
今週はそういう波風の立つような、
怒りを溜めた人に出くわす週なのかも知れない。
仕事終わりにブックオフへ立ち寄ると、
カウンターの方から男性の怒鳴り声が聞こえてきた。
「んなこともわかんねぇのかよ!」
「たった200円だぞ、おいコラ!」
中略
「俺は穏やかだからよかったけど、
他の奴にやったら殴られてっぞ!」
まるで、突っ張ってる人が弱い者にスゴむような、
大げさなくらいにオラオラした巻き舌。
僕はその時、ちょうど本棚の陰で
カウンターが見えない位置にいた。
恐ろしく思いながらも、
一体どんな”いかつい人”がスゴんでいるのかと
カウンターが見える位置に移動してみた。
若い女性店員が2人、
カウンターに肘をつき、
2人の方へ身を乗り出すように立っていたのは、
身長160センチくらいで
ものすごく細い、50代くらいの男性。
お世辞にも強そうには見えなかった。
人を見た目で判断するのはよくなし、
そういう外見だから強そうに見えないというのは
僕の偏見だとわかっている。
ただ、それを差し引いても、
腕っぷしが強かったり、地位や権力を持っていたり、
反社会的勢力に出入りしているようには
とても見えなかった。
会話の内容から、お金の計算を間違えたと思われる。
ただ彼の言っている通り、「たかが200円」のことで
公衆の面前で理不尽にキレるのはデメリットしかない。
それを知ってか知らずかはともかく、
冷静に考えたらとてもできないような暴挙に
敢えて踏み切ったということは、
彼はキレる相手と場所とチャンスを
探していたんじゃないだろうか。
接客の現場でよく聞く話、
お店で偉そうにしたり、
店員に横柄な態度を取ったり
キレる客というのは相手を選んでいる。
立場の弱い、何も言い返してこないであろう人にだけ、
客という安全と優位性が保証された場所から牙をむく。
だから、もしあの時カウンターにいたのが
大きくて強そうな男性だったりしたら
きっとあんなことをしなかったんじゃないだろうか。
本当は脆くて自信がなくて、打たれ弱い。
けどそれを自分で認めたくないから、
反撃される可能性が極めて低い相手にだけ
大きな態度を取るんじゃないだろうか。
そんな分析をしながら、
過去にキレる壮年に出くわした時と同じように、
彼の生い立ちや普段の生活についても
思いを巡らせた。
これだけの怒りを爆発させるということは、
彼らは普段、よほど抑えつけられているか
幸せではないんだろう。
自分が不幸で、孤独で、認められていない。
大切に扱われていない。
不満、怒り、寂しさ、
溜まりに溜まった負のエネルギーを
本来ぶつけるべき人にぶつけられないから、
自分より弱い立場の人に向ける。
かまってほしい、認めてほしい、
自分はすごい人間なんだと誇示したい。
自分はもっと大切に扱われるべきなのに、
誰も自分を特別扱いしてくれない。
自分の怒りを本当に向けるべき相手は、
目の前にいる店員ではないのに、
そのことに気づかないまま、
不幸や不満のはけ口を無意識に探し、
ここぞとばかりに爆発させたんだろう。
→スーパーにて、学生とやり合う壮年に遭遇。
警察沙汰になり連れて行かれた。
「「キレる」背景にある寂しさ。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/364/0
→区役所の生活保護課にて、
窓口で職員に怒鳴り散らす壮年に遭遇。
「区役所で怒鳴る人に遭遇…。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/394/0
また偏見から物を申すと、
通りすがりの僕から見ても
強そうに見えなかったあの人は、
自分より大きくて強い人間から
虐げられた過去があるんじゃないだろうか。
それは職場の上司や学生時代のいじめ、
もっと遡れば親の虐待や無関心など、
勝てそうにないような力や権限を持った人間から。
いじめや虐待のターゲットにされ、
良い扱われ方をされなかった怒り、恨みを、
やり返してこないとわかっている相手に
置き換えてぶつける。
親子関係でも、虐待の世代間連鎖が問題になるけど、
それと同じで、やられたことを違う相手に
やり返しているんじゃないだろうか。
彼が他の店でも
怒鳴りまくった履歴があるかはわからないけど、
そんな時代背景があるのではと思った。
とはいえ、やっていいことと悪いことは
学ばないといけないし、
あれくらい汚い言葉で罵ると
下手すれば恫喝で警察沙汰、
出入り禁止もあり得る。
何より、関係のない店員も周りの人も
嫌な気分になるし、一生残る心の傷、
トラウマにだってなりかねない。
聞いていた限り、
店員はちゃんとした対応だったので、
スゴんだり汚い言葉で迫るのは間違ってると思う。
本当にものすごく不幸なんだとしたら
そこには同情するけど、
こんな方法でしか自分をアピールできないのは
人間としてみっともない。
というわけで、熱く語ってしまったけど、
彼の心の問題なのに被害を受けるお店は
本当に大変だと思う。
僕にはどうしようもないとわかっていても、
客が店員に怒鳴り散らす光景は無くなってほしいし
何とかできるものならしたい。
人間の二次感情に怒りや恨みがある限り、
接客の現場では無くならないだろうけど、
せめてあの2人の店員さんの心の傷が
少しでも癒されてほしいと願うばかりだった。
チームメイトへの文句や暴言で
暴れまくる選手とのやり取りに続き、
またしても険悪な場面に遭遇してしまった。
今回は「店員にスゴむ壮年」に遭遇した話。
年明けから順調にいき過ぎていたから、
今週はそういう波風の立つような、
怒りを溜めた人に出くわす週なのかも知れない。
仕事終わりにブックオフへ立ち寄ると、
カウンターの方から男性の怒鳴り声が聞こえてきた。
「んなこともわかんねぇのかよ!」
「たった200円だぞ、おいコラ!」
中略
「俺は穏やかだからよかったけど、
他の奴にやったら殴られてっぞ!」
まるで、突っ張ってる人が弱い者にスゴむような、
大げさなくらいにオラオラした巻き舌。
僕はその時、ちょうど本棚の陰で
カウンターが見えない位置にいた。
恐ろしく思いながらも、
一体どんな”いかつい人”がスゴんでいるのかと
カウンターが見える位置に移動してみた。
若い女性店員が2人、
カウンターに肘をつき、
2人の方へ身を乗り出すように立っていたのは、
身長160センチくらいで
ものすごく細い、50代くらいの男性。
お世辞にも強そうには見えなかった。
人を見た目で判断するのはよくなし、
そういう外見だから強そうに見えないというのは
僕の偏見だとわかっている。
ただ、それを差し引いても、
腕っぷしが強かったり、地位や権力を持っていたり、
反社会的勢力に出入りしているようには
とても見えなかった。
会話の内容から、お金の計算を間違えたと思われる。
ただ彼の言っている通り、「たかが200円」のことで
公衆の面前で理不尽にキレるのはデメリットしかない。
それを知ってか知らずかはともかく、
冷静に考えたらとてもできないような暴挙に
敢えて踏み切ったということは、
彼はキレる相手と場所とチャンスを
探していたんじゃないだろうか。
接客の現場でよく聞く話、
お店で偉そうにしたり、
店員に横柄な態度を取ったり
キレる客というのは相手を選んでいる。
立場の弱い、何も言い返してこないであろう人にだけ、
客という安全と優位性が保証された場所から牙をむく。
だから、もしあの時カウンターにいたのが
大きくて強そうな男性だったりしたら
きっとあんなことをしなかったんじゃないだろうか。
本当は脆くて自信がなくて、打たれ弱い。
けどそれを自分で認めたくないから、
反撃される可能性が極めて低い相手にだけ
大きな態度を取るんじゃないだろうか。
そんな分析をしながら、
過去にキレる壮年に出くわした時と同じように、
彼の生い立ちや普段の生活についても
思いを巡らせた。
これだけの怒りを爆発させるということは、
彼らは普段、よほど抑えつけられているか
幸せではないんだろう。
自分が不幸で、孤独で、認められていない。
大切に扱われていない。
不満、怒り、寂しさ、
溜まりに溜まった負のエネルギーを
本来ぶつけるべき人にぶつけられないから、
自分より弱い立場の人に向ける。
かまってほしい、認めてほしい、
自分はすごい人間なんだと誇示したい。
自分はもっと大切に扱われるべきなのに、
誰も自分を特別扱いしてくれない。
自分の怒りを本当に向けるべき相手は、
目の前にいる店員ではないのに、
そのことに気づかないまま、
不幸や不満のはけ口を無意識に探し、
ここぞとばかりに爆発させたんだろう。
→スーパーにて、学生とやり合う壮年に遭遇。
警察沙汰になり連れて行かれた。
「「キレる」背景にある寂しさ。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/364/0
→区役所の生活保護課にて、
窓口で職員に怒鳴り散らす壮年に遭遇。
「区役所で怒鳴る人に遭遇…。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/394/0
また偏見から物を申すと、
通りすがりの僕から見ても
強そうに見えなかったあの人は、
自分より大きくて強い人間から
虐げられた過去があるんじゃないだろうか。
それは職場の上司や学生時代のいじめ、
もっと遡れば親の虐待や無関心など、
勝てそうにないような力や権限を持った人間から。
いじめや虐待のターゲットにされ、
良い扱われ方をされなかった怒り、恨みを、
やり返してこないとわかっている相手に
置き換えてぶつける。
親子関係でも、虐待の世代間連鎖が問題になるけど、
それと同じで、やられたことを違う相手に
やり返しているんじゃないだろうか。
彼が他の店でも
怒鳴りまくった履歴があるかはわからないけど、
そんな時代背景があるのではと思った。
とはいえ、やっていいことと悪いことは
学ばないといけないし、
あれくらい汚い言葉で罵ると
下手すれば恫喝で警察沙汰、
出入り禁止もあり得る。
何より、関係のない店員も周りの人も
嫌な気分になるし、一生残る心の傷、
トラウマにだってなりかねない。
聞いていた限り、
店員はちゃんとした対応だったので、
スゴんだり汚い言葉で迫るのは間違ってると思う。
本当にものすごく不幸なんだとしたら
そこには同情するけど、
こんな方法でしか自分をアピールできないのは
人間としてみっともない。
というわけで、熱く語ってしまったけど、
彼の心の問題なのに被害を受けるお店は
本当に大変だと思う。
僕にはどうしようもないとわかっていても、
客が店員に怒鳴り散らす光景は無くなってほしいし
何とかできるものならしたい。
人間の二次感情に怒りや恨みがある限り、
接客の現場では無くならないだろうけど、
せめてあの2人の店員さんの心の傷が
少しでも癒されてほしいと願うばかりだった。
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