2019年11月25日
テープの音に謝っている。
就労移行支援での軽作業の中で、
僕が一番苦手な音は、
テープを引っ張り出す時の
「ビーッ!!」という鋭い音。
この音に過剰に怯えてしまうので、
テープを使う作業の時は別室へ行き、
違う作業を当てがってもらっている。
どう怯えているかというと、
大きくて鋭い音がすると自動的に頭を守りながら
「ごめんなさい…」と言っている。
口ではなく、心の中で。
僕は一体、何に謝ってるんだろう、
何が「ごめんなさい」なんだろう。
原因は1つではないかも知れないけど、
今のところ思いつくトラウマ要素を考えてみた。
幼少期から今に至るまで、僕は親から
直接的な暴力を受けて育ったわけではない。
唯一の、父に手を上げられた記憶を
以前書いたことがあるけど、
憶えている限り直接殴られたのはこの一度。
思い出さないように封印されているものも
あるかも知れないけど、それはひとまず置いておく。
→「唯一の、手を上げられた記憶。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/164/0
どちらかというと、
制限時間を設けられての懲罰教育や、
インターフォンを鳴らしても出ないなどの
無視、無関心が多かった。
→「懲罰教育、ルールが支配する家。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/155/0
→「冷たいドアと黄昏と。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/227/0
テープを引っ張り出す音の他に、
エレキギターの引き裂くようなストローク音、
それから工事現場などで
削岩機(?)を使って地面を削るような音、
ドリルで穴を開ける時の
破裂音などにも、同じように謝りたくなる。
仕事中に響く音といえば、テープの他、
多めの冊子を整えるために、
テーブルに「ドン!」と叩きつける音。
同じ部屋でみんなで仕事していたら
当たり前に聞こえてくるような音なのに、
僕はいちいちびっくりしている。
何かが壊れる、引き裂く、脅す、
そう連想させる音が総じて苦手。
モノに限らず、
「何かが壊れる」ことを連想しているとしたら、
考えてみると少し身に覚えがある。
僕が子どもの頃の家は、誰も何もしゃべらない、
ただ同居人がいるだけのような静まり返った空間だった。
明らかに空気は張り詰めているのに、
それがなぜなのか誰からも説明がないので、
原因を自分で察したり考えるしかなかった。
その中で考えた可能性の1つ、
「自分のせい」。
誰も答え合わせなどしてくれない。
だから、自分がどうしていればいいか、
何をすればこの場がよくなるかがわからず、
大きな不安を抱えたまま、引き続き黙り込む。
そんな静かな空気の中に突然響く、
何かが壊れるような大きくて鋭い音。
「壊れる」を連想させる音は、
「自分のせいで雰囲気が壊れているんだよ」
という回答なんだろうか。
それすらも答え合わせはないから、
無意識に「壊したのは自分のせい」という回答が定着し、
大きくて鋭い音と紐づけられたんだろうか。
少し無理やりだけど、
もしかすると、こういうふうに
連想に次ぐ連想が起きているのかも知れない。
同じ部屋や空間に人が複数いるにも関わらず、
誰もしゃべっていない空気は今でも苦手。
いわゆる「気まずい」というものを通り越して、
僕は一人で「何とかしなきゃ…」と焦っている。
この現象も、もしかすると実家の静寂を連想して、
勝手に自分のせいにし、責任を背負っているのかも知れない。
大きくて鋭い音で大ダメージを受けるようになったのは
明確にいつからとは言えず、はっきりした原因も
今のところ思い当たらない。
少し無理やりながら、現時点で思いつくのは
不穏な静寂が漂う実家の空気と重ねているのかな、ってこと。
音については本当に些細なことでも
気を取られたりびっくりしてしまうので、
今後も何か思い出したら
随時、分析していきたいと思う。
僕が一番苦手な音は、
テープを引っ張り出す時の
「ビーッ!!」という鋭い音。
この音に過剰に怯えてしまうので、
テープを使う作業の時は別室へ行き、
違う作業を当てがってもらっている。
どう怯えているかというと、
大きくて鋭い音がすると自動的に頭を守りながら
「ごめんなさい…」と言っている。
口ではなく、心の中で。
僕は一体、何に謝ってるんだろう、
何が「ごめんなさい」なんだろう。
原因は1つではないかも知れないけど、
今のところ思いつくトラウマ要素を考えてみた。
幼少期から今に至るまで、僕は親から
直接的な暴力を受けて育ったわけではない。
唯一の、父に手を上げられた記憶を
以前書いたことがあるけど、
憶えている限り直接殴られたのはこの一度。
思い出さないように封印されているものも
あるかも知れないけど、それはひとまず置いておく。
→「唯一の、手を上げられた記憶。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/164/0
どちらかというと、
制限時間を設けられての懲罰教育や、
インターフォンを鳴らしても出ないなどの
無視、無関心が多かった。
→「懲罰教育、ルールが支配する家。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/155/0
→「冷たいドアと黄昏と。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/227/0
テープを引っ張り出す音の他に、
エレキギターの引き裂くようなストローク音、
それから工事現場などで
削岩機(?)を使って地面を削るような音、
ドリルで穴を開ける時の
破裂音などにも、同じように謝りたくなる。
仕事中に響く音といえば、テープの他、
多めの冊子を整えるために、
テーブルに「ドン!」と叩きつける音。
同じ部屋でみんなで仕事していたら
当たり前に聞こえてくるような音なのに、
僕はいちいちびっくりしている。
何かが壊れる、引き裂く、脅す、
そう連想させる音が総じて苦手。
モノに限らず、
「何かが壊れる」ことを連想しているとしたら、
考えてみると少し身に覚えがある。
僕が子どもの頃の家は、誰も何もしゃべらない、
ただ同居人がいるだけのような静まり返った空間だった。
明らかに空気は張り詰めているのに、
それがなぜなのか誰からも説明がないので、
原因を自分で察したり考えるしかなかった。
その中で考えた可能性の1つ、
「自分のせい」。
誰も答え合わせなどしてくれない。
だから、自分がどうしていればいいか、
何をすればこの場がよくなるかがわからず、
大きな不安を抱えたまま、引き続き黙り込む。
そんな静かな空気の中に突然響く、
何かが壊れるような大きくて鋭い音。
「壊れる」を連想させる音は、
「自分のせいで雰囲気が壊れているんだよ」
という回答なんだろうか。
それすらも答え合わせはないから、
無意識に「壊したのは自分のせい」という回答が定着し、
大きくて鋭い音と紐づけられたんだろうか。
少し無理やりだけど、
もしかすると、こういうふうに
連想に次ぐ連想が起きているのかも知れない。
同じ部屋や空間に人が複数いるにも関わらず、
誰もしゃべっていない空気は今でも苦手。
いわゆる「気まずい」というものを通り越して、
僕は一人で「何とかしなきゃ…」と焦っている。
この現象も、もしかすると実家の静寂を連想して、
勝手に自分のせいにし、責任を背負っているのかも知れない。
大きくて鋭い音で大ダメージを受けるようになったのは
明確にいつからとは言えず、はっきりした原因も
今のところ思い当たらない。
少し無理やりながら、現時点で思いつくのは
不穏な静寂が漂う実家の空気と重ねているのかな、ってこと。
音については本当に些細なことでも
気を取られたりびっくりしてしまうので、
今後も何か思い出したら
随時、分析していきたいと思う。
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