2019年11月14日
すみっコたちの複雑な過去。
僕はすみっコぐらしが好き。
一番気に入っているのは、
無表情でふてぶてしい顔が魅力的な「ぺんぎん?」
でも、バックグラウンドが一番好きなのは
母親と離ればなれになっていて、
本当は恐竜であることを隠している「とかげ」。
昨日、すみっコぐらしの本を読んでいて、
とかげが母親恐竜に会いに行き、
楽しいひとときを過ごして
お別れするシーンで泣いてしまった。
どうして泣いたのかを考えると、
自分の母親と築きたかった関係が
そこに描かれていたからだと思う。
僕は母にほとんど関心を向けられずに育った。
小さい頃は母に抱っこされたり、
逆に甘えに行くことはなく、
お互いに話しかけることも
ほとんどなかった。
無関心や放置とまでは言わないが、
何か用事がない限り接することのない、
コミュニケーションが希薄な関係だった。
お互いのことをほとんど知らず、
また知ろうともしないまま成人し、
離れることになった。
→「話しかけない母の意図は。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/185/0
そんな希薄な親子関係に、
僕はずっと寂しさを感じていた。
思いきり甘えられる親がほしかった。
どうして僕にはそれがなかったんだろう。
お母さんの背中に乗って
海を進むとかげの目には涙が描かれていた。
頬を赤らめ、うれし泣きしながら
母の背に乗るとかげ。
このシーンが胸に突き刺さり、
かけていた眼鏡に涙がかかった。
母親からのあたたかいスキンシップは
もう手に入らないと諦めなければいけないもの。
心に余裕があれば、ほっこりする気持ちが
羨ましい気持ちに勝ることがある。
けど、手に入るはずのないものを
諦めきれない葛藤との闘いは一生続く。
→「ないものねだりとの闘い。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/356/0
すみっコぐらしを見かけるたび、
「かわいいなぁ…」と顔がゆるむ。
同時に、彼らが集まった経緯や
彼らの複雑な過去を思い出して
何だか寂しい気持ちにもなる。
孤独、後ろめたさ、自分の存在の証明、
そんなものをそれぞれ抱えて生きる彼らに、
単純な「かわいい」という感情だけではない、
何だか境遇が似ているような気がして共感する。
すみっコぐらしが好きになった最初の理由は
単純にふてぶてしくてかわいいからだったけど、
悲しい、寂しいバックグラウンドを持ちながら
一生懸命生きている姿にますます惹かれた。
すみっコぐらしの本を読んで泣く人は、
他にもいるだろうけど少ないかも知れない。
彼らは僕にとっての
理想の親子関係のひとつを見せてくれて、
本当は寂しい気持ちに気づかせてくれた。
一番気に入っているのは、
無表情でふてぶてしい顔が魅力的な「ぺんぎん?」
でも、バックグラウンドが一番好きなのは
母親と離ればなれになっていて、
本当は恐竜であることを隠している「とかげ」。
昨日、すみっコぐらしの本を読んでいて、
とかげが母親恐竜に会いに行き、
楽しいひとときを過ごして
お別れするシーンで泣いてしまった。
どうして泣いたのかを考えると、
自分の母親と築きたかった関係が
そこに描かれていたからだと思う。
僕は母にほとんど関心を向けられずに育った。
小さい頃は母に抱っこされたり、
逆に甘えに行くことはなく、
お互いに話しかけることも
ほとんどなかった。
無関心や放置とまでは言わないが、
何か用事がない限り接することのない、
コミュニケーションが希薄な関係だった。
お互いのことをほとんど知らず、
また知ろうともしないまま成人し、
離れることになった。
→「話しかけない母の意図は。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/185/0
そんな希薄な親子関係に、
僕はずっと寂しさを感じていた。
思いきり甘えられる親がほしかった。
どうして僕にはそれがなかったんだろう。
お母さんの背中に乗って
海を進むとかげの目には涙が描かれていた。
頬を赤らめ、うれし泣きしながら
母の背に乗るとかげ。
このシーンが胸に突き刺さり、
かけていた眼鏡に涙がかかった。
母親からのあたたかいスキンシップは
もう手に入らないと諦めなければいけないもの。
心に余裕があれば、ほっこりする気持ちが
羨ましい気持ちに勝ることがある。
けど、手に入るはずのないものを
諦めきれない葛藤との闘いは一生続く。
→「ないものねだりとの闘い。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/356/0
すみっコぐらしを見かけるたび、
「かわいいなぁ…」と顔がゆるむ。
同時に、彼らが集まった経緯や
彼らの複雑な過去を思い出して
何だか寂しい気持ちにもなる。
孤独、後ろめたさ、自分の存在の証明、
そんなものをそれぞれ抱えて生きる彼らに、
単純な「かわいい」という感情だけではない、
何だか境遇が似ているような気がして共感する。
すみっコぐらしが好きになった最初の理由は
単純にふてぶてしくてかわいいからだったけど、
悲しい、寂しいバックグラウンドを持ちながら
一生懸命生きている姿にますます惹かれた。
すみっコぐらしの本を読んで泣く人は、
他にもいるだろうけど少ないかも知れない。
彼らは僕にとっての
理想の親子関係のひとつを見せてくれて、
本当は寂しい気持ちに気づかせてくれた。
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