2019年06月17日
乗り越えてきたもの。
他の場所はわからないが、
僕が通っている就労移行支援事業所は
障害のある人が障害者雇用枠での就労を目指すところ。
一緒に作業をしているメンバーとは
まだ話す機会はあまりないが、
ちょっとしたきっかけでのやり取りや、
ふとした瞬間、悲しそうな表情になるのを見て、
僕と同じように想像もつかないような経験を乗り越えて
ここへ辿り着いていることを思い知らされる。
午前中の作業が始まってから、一日が終わるまで
表情をまったく変えずに淡々と過ごす人。
だけど昼休み、外出から戻ってきた時に
泣き腫らしたような真っ赤な目を必死で隠し、
表情だけは元通りにしていた。
その姿は、学校からの帰り道を泣きながら歩いても、
家に入るまでに能面をかぶって表情を消していた自分と重なった。
→「父との関係。(2) -中学校-」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/13/0
顔をマスクでいつも覆っていて
挨拶やちょっとしたやり取りでは明るく話してくれる人が
食器洗いで腕まくりをした時、
切り傷の跡でズタズタの両腕が露になった。
気付かないふりをしたが、
心のSOSを誰かに気付いてほしくて
切っていた時の自分を思い出した。
→「切っていた時の気持ち。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/204/0
就労移行支援事業所に辿り着くまでに、
恐らく辿り着いてからも現在進行形で、
想像できないくらい傷付いて、自分を責めて
どん底から這い上がって来たんだろうな。
きっと、自分がここまで傷付いても人を気遣う
優しい人なんだろうな。
優しいから、時には心無い人に狙われたり、
ストレスのはけ口やいじめの標的にされたり、
それでも耐えてきたのかな。
帰りの地下鉄の中、メンバーそれぞれの
バックグラウンドを想像しては、感慨にふけっていた。
そういえば、優しくて傷付いた人たちのために
作った曲があったことを思い出した。
→「【オリジナル曲】「願い」。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/117/0
この曲じゃなくても、いつか何かの形ででも、
優しくて傷付いた人に届けたい思いも湧いた。
仕事という形であってもなくても、
この曲を作った時に抱いた思いを届ける活動を
やってみるのも悪くないかなって思っている。
僕は他人にガツガツと何かを求めたり、
向上を促してせかせかしたりするのは苦手で、
心では向上心を燃やしながらも
言動はのんびりゆっくりしている方が楽。
だから、「上に行きたい、お前も早く早く」みたいな
常に表舞台で戦ってるような人といるよりも
この事業所のメンバーみたいに、
雨に濡れても嵐に巻き込まれても、
挫折から立ち直ろうとしている人といる方が好き。
競争競争とささくれ立つよりも、
競争からはみ出したって懸命に生きてる人たちと
一緒にいる今の方が、ずっとずっと楽しい。
僕が通っている就労移行支援事業所は
障害のある人が障害者雇用枠での就労を目指すところ。
一緒に作業をしているメンバーとは
まだ話す機会はあまりないが、
ちょっとしたきっかけでのやり取りや、
ふとした瞬間、悲しそうな表情になるのを見て、
僕と同じように想像もつかないような経験を乗り越えて
ここへ辿り着いていることを思い知らされる。
午前中の作業が始まってから、一日が終わるまで
表情をまったく変えずに淡々と過ごす人。
だけど昼休み、外出から戻ってきた時に
泣き腫らしたような真っ赤な目を必死で隠し、
表情だけは元通りにしていた。
その姿は、学校からの帰り道を泣きながら歩いても、
家に入るまでに能面をかぶって表情を消していた自分と重なった。
→「父との関係。(2) -中学校-」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/13/0
顔をマスクでいつも覆っていて
挨拶やちょっとしたやり取りでは明るく話してくれる人が
食器洗いで腕まくりをした時、
切り傷の跡でズタズタの両腕が露になった。
気付かないふりをしたが、
心のSOSを誰かに気付いてほしくて
切っていた時の自分を思い出した。
→「切っていた時の気持ち。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/204/0
就労移行支援事業所に辿り着くまでに、
恐らく辿り着いてからも現在進行形で、
想像できないくらい傷付いて、自分を責めて
どん底から這い上がって来たんだろうな。
きっと、自分がここまで傷付いても人を気遣う
優しい人なんだろうな。
優しいから、時には心無い人に狙われたり、
ストレスのはけ口やいじめの標的にされたり、
それでも耐えてきたのかな。
帰りの地下鉄の中、メンバーそれぞれの
バックグラウンドを想像しては、感慨にふけっていた。
そういえば、優しくて傷付いた人たちのために
作った曲があったことを思い出した。
→「【オリジナル曲】「願い」。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/117/0
この曲じゃなくても、いつか何かの形ででも、
優しくて傷付いた人に届けたい思いも湧いた。
仕事という形であってもなくても、
この曲を作った時に抱いた思いを届ける活動を
やってみるのも悪くないかなって思っている。
ときには雨に濡れた花の方が、心を動かしたりするものです。
九頭龍高校 校長
『あひるの空』 13巻 より
僕は他人にガツガツと何かを求めたり、
向上を促してせかせかしたりするのは苦手で、
心では向上心を燃やしながらも
言動はのんびりゆっくりしている方が楽。
だから、「上に行きたい、お前も早く早く」みたいな
常に表舞台で戦ってるような人といるよりも
この事業所のメンバーみたいに、
雨に濡れても嵐に巻き込まれても、
挫折から立ち直ろうとしている人といる方が好き。
競争競争とささくれ立つよりも、
競争からはみ出したって懸命に生きてる人たちと
一緒にいる今の方が、ずっとずっと楽しい。
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