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2019年05月22日

一番話したかった相手は”自分”だった。

故郷へ帰り、父の生家へ帰り、
砂浜でじいちゃんとばあちゃんに話を聞いてもらった。

→「じいちゃん、ばあちゃんへ。
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/180/0

今まで誰にも言えなくて、自分の中に溜め込んでた話、
目を背けたくなるような失敗も全部話した。



何もかも聞いてもらえて、すごく嬉しかった。

だけど今、ああやって全てをさらけ出して語った僕は
本当は誰に一番聞いてほしかったんだろう。



砂浜でじいちゃんとばあちゃんに語り掛けてる僕は
ものすごく子どもっぽかった。

岩場の海岸ではカニさんを追いかけ、
岩から岩へ飛び移っては、波打ち際ギリギリまで攻める。

近くにカモメさんが着陸してくると、
かっこよく飛んでる姿とは正反対の
てちてち歩く姿がかわいいとはしゃぐ。

親の前では能面のように表情がなかった僕とは正反対で、
くしゃくしゃの笑顔で人懐っこく甘えたがる。

何にでも興味を持ち、すぐ近寄りたがる。
自然に囲まれるのが好きで、感情移入し、すぐ泣く。



これは誰?僕?

どこから出てきたのか、今まで逢ったことのない、
そして誰にも見せたことのない姿。

5歳、いやもっと若くて、3歳くらい。

もしかしてこれが、僕の外見に閉じ込められて
未だに成長せず泣いているインナーチャイルドなのかな。

僕の中に埋もれてた”3歳の自分”を
じいちゃんとばあちゃんに語り掛けながら、
不意に見つけたのかも知れない。



だとしたら、僕はあの場所で
じいちゃんとばあちゃんに語り掛けてたのと同時に、
”3歳の僕”に対しても話してたんだろうか。

そして、”3歳の僕”に話してる時の僕は
誰にいじめられたとか、何に傷ついたとか、
そんな過去のことを1つも考えず、ただ無邪気だった。

楽しいことを楽しい、嬉しいことを嬉しいと言う、
心が震えたら泣く、ありがとうと言ってまた泣く。



僕が一番話したかった相手は”僕自身”だったんだ。

そして、この時
初めて僕が”僕自身”を見つけたんだ。

彼女はこの”彼女自身”と一緒にいるとき、
これまでに叩き込まれてきた常識や理性を忘れ、
意識する世界の外に開かれた直感と無意識の世界を実感します。

ついでに世間の人を疑い、警戒する心も忘れます。

それはきっと、他人のための自己ではなく、
彼女にだけわかる、彼女自身のための自己なのでしょう。


「アダルト・チルドレンと家族」
第7章 変化する私 ”自分を発見する” より



今、ものすごく不思議なことを言ってる。

自分の中にいる”3歳の自分”て何だよ、
極めて主観的で精神的なことを言ってる。それは自覚ある。

だけど、この時に突然、ふっと景色が変わった。

守られてる、何でも話せるから大丈夫、
そしていつでも、3歳の自分と一緒にいられる方法を
やっと見つけたから大丈夫って。


posted by 理琉(ワタル) at 18:32 | TrackBack(0) | 家族

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自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
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