2019年05月21日
守られてる場所。
じいちゃん、ばあちゃん、
昨日はお話聞いてくれてありがとう。
僕が今回帰ってきたのはさ、
父さんと父さんの家族の影が僕の中にずっとあって、
とても大きくて黒くて、不安で仕方なくて
よし!この影と決着を付けてやる!って思ったからなんだ。
→故郷1日目「泣かないと決めてたのに。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/179/0
→故郷2日目「じいちゃん、ばあちゃんへ。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/180/0
僕が通ってた小学校、中学校付近には昨日立ち寄ったから、
今日は高校と、その時に部活で毎日走ってた公園へ寄って
それから帰ろうと思ってたんだ。
だけど朝起きたらすごい雨でびっくりしたよ。
昨日まで快晴だったのが嘘みたいに
大粒の雨音がどしどしと屋根を打ち付けてさ。
だから最初は母校近くに行くのも
どうしようかなって迷ったんだけど、
せっかく遠くから来たから
後悔しないようにちゃんと見に行ったよ。
着く頃はまだ雨が降ってて、そのせいってわけではないけど
まるで昨日、父さんの生家に着いた時みたいに
「あ、懐かしいな」で終わって、普通の観光になったよ。
部活で毎日走ってた場面を思い出してもさ、
「3周27分以内で戻って来れなかったらもう1週追加!」
みたいなことは思い出すけど、
その時の気持ちはあんまり出てこなかったよ。
思い出の場所にいざ行ってもこれだから、心って不思議だね。
ともあれ、これで僕の過去巡りはあらかた終了、さて帰ろう。
故郷にさよならしてさ、街を出た瞬間だったね。
あれだけ降ってた雨がぱたっと止んで、
図ったみたいに雲1つない青空が顔を見せてきたのは。
あまりにもタイミングよすぎるなぁって思ったけどさ、
じいちゃんとばあちゃんの仕業でしょ?
隠さなくていいよ、「また来てね、帰り気をつけな」って
安全に帰れるようにわざと晴れさせてくれたんだよね。
しかも街を出た時だけじゃなく、
家に着くまでずーっと晴れさせるなんて、気前よすぎだよ。
今日はちょっと肌寒かったけど、帰り道をあたためてくれてさ、
僕はじいちゃんとばあちゃんに守られてるのかなって思ったよ。
父さんと、父さんの家族に対しては
僕は愛されてる、守られてるってどうしても思えなくて、
何があっても大丈夫と思えなかったんだ。
寂しいよ、甘えたかったよ、受け入れてほしかったんだよって
ずっと求めてたけど手に入らなくて、安全な場所がずっと無くて。
だけど初めて、僕はじいちゃんとばあちゃんが守ってくれてるから
何があっても大丈夫なんじゃないかって思えたよ。
折れても、落ち込んでも、投げやりになっても、
じいちゃんとばあちゃんがちゃんと味方でいてくれて、
包んでくれるから僕は歩けるぞ、って。
偶然?ポジティブシンキング?うるせー(笑)
良い思い出があまり残ってない場所に行くって決めた時、
傷口に塩を塗るだけになるだろうなって思ってたよ。
痛くても何か見つかるといいなぁ、くらいでね。
だけど今、帰ってきてさ、あの街は
じいちゃんとばあちゃんが守ってくれる場所だって
見事に上書きされちゃったよ。
これが心の安全基地ってやつなのかな、
何せ今まで感じたことがないから、
持ってる人に聞いてみたらわかるかも知れないね。
独りぼっちで寂しい、なんて気持ちになった時は
また故郷のことを思い出して、守られてるって確かめるよ。
人間は忘れる生き物だから、カンニングも込めて今言うよ。
この3日間のこと、一生忘れないよ。
昨日はお話聞いてくれてありがとう。
僕が今回帰ってきたのはさ、
父さんと父さんの家族の影が僕の中にずっとあって、
とても大きくて黒くて、不安で仕方なくて
よし!この影と決着を付けてやる!って思ったからなんだ。
→故郷1日目「泣かないと決めてたのに。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/179/0
→故郷2日目「じいちゃん、ばあちゃんへ。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/180/0
僕が通ってた小学校、中学校付近には昨日立ち寄ったから、
今日は高校と、その時に部活で毎日走ってた公園へ寄って
それから帰ろうと思ってたんだ。
だけど朝起きたらすごい雨でびっくりしたよ。
昨日まで快晴だったのが嘘みたいに
大粒の雨音がどしどしと屋根を打ち付けてさ。
だから最初は母校近くに行くのも
どうしようかなって迷ったんだけど、
せっかく遠くから来たから
後悔しないようにちゃんと見に行ったよ。
着く頃はまだ雨が降ってて、そのせいってわけではないけど
まるで昨日、父さんの生家に着いた時みたいに
「あ、懐かしいな」で終わって、普通の観光になったよ。
部活で毎日走ってた場面を思い出してもさ、
「3周27分以内で戻って来れなかったらもう1週追加!」
みたいなことは思い出すけど、
その時の気持ちはあんまり出てこなかったよ。
思い出の場所にいざ行ってもこれだから、心って不思議だね。
ともあれ、これで僕の過去巡りはあらかた終了、さて帰ろう。
故郷にさよならしてさ、街を出た瞬間だったね。
あれだけ降ってた雨がぱたっと止んで、
図ったみたいに雲1つない青空が顔を見せてきたのは。
あまりにもタイミングよすぎるなぁって思ったけどさ、
じいちゃんとばあちゃんの仕業でしょ?
隠さなくていいよ、「また来てね、帰り気をつけな」って
安全に帰れるようにわざと晴れさせてくれたんだよね。
しかも街を出た時だけじゃなく、
家に着くまでずーっと晴れさせるなんて、気前よすぎだよ。
今日はちょっと肌寒かったけど、帰り道をあたためてくれてさ、
僕はじいちゃんとばあちゃんに守られてるのかなって思ったよ。
父さんと、父さんの家族に対しては
僕は愛されてる、守られてるってどうしても思えなくて、
何があっても大丈夫と思えなかったんだ。
寂しいよ、甘えたかったよ、受け入れてほしかったんだよって
ずっと求めてたけど手に入らなくて、安全な場所がずっと無くて。
だけど初めて、僕はじいちゃんとばあちゃんが守ってくれてるから
何があっても大丈夫なんじゃないかって思えたよ。
折れても、落ち込んでも、投げやりになっても、
じいちゃんとばあちゃんがちゃんと味方でいてくれて、
包んでくれるから僕は歩けるぞ、って。
偶然?ポジティブシンキング?うるせー(笑)
良い思い出があまり残ってない場所に行くって決めた時、
傷口に塩を塗るだけになるだろうなって思ってたよ。
痛くても何か見つかるといいなぁ、くらいでね。
だけど今、帰ってきてさ、あの街は
じいちゃんとばあちゃんが守ってくれる場所だって
見事に上書きされちゃったよ。
これが心の安全基地ってやつなのかな、
何せ今まで感じたことがないから、
持ってる人に聞いてみたらわかるかも知れないね。
独りぼっちで寂しい、なんて気持ちになった時は
また故郷のことを思い出して、守られてるって確かめるよ。
人間は忘れる生き物だから、カンニングも込めて今言うよ。
この3日間のこと、一生忘れないよ。
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