2017年02月07日
コンパスの必要性(2017年2月)
今回の投稿は「コンパスの必要性」についてです。自遊人Jackは過去にハンディーのGPSや当然スマホの地図などを使って山行をしてきましたが、やはりバッテリーを使う道具は「最後の最後には使えません!」っと言うのが結論です。夏場の縦走とかでバッテリーの使用状況がおおよそ読める山行には、補助バッテリーを持ち込めば良いのですが、それもテント泊前提の縦走だと思い通りにはいきません。また補助バッテリーがあるという過信は、冬山では通用しません。外気温が下がった時点で使い物になりません。まあ厳密にいうと肌身離さずウェアのポケットに入れておけばバッテリーを温存できますが、あまりそういうことに神経を使うと本来の山行に対する集中力が???になってしまいます。そんなことから、やはり一般的な個人レベルでの山行において最後の砦はやはりシンプルな「コンパス」になってしまいます。 何しろバッテリーなしで、寒暖の変化に関係なく方角を知ることができるからです(笑)。世の中でこれほど頼りになる道具は少ないです! 自遊人Jackは、大半の山行が「単独+テント泊」なので、過去に何度もコンパスで事なきを得ています。天候に恵まれた山行ではほとんど必要がありませんが、ひとたびガスに囲まれ、雨や風に進路を阻まれるような時に活躍します。要するに環境条件が悪化し、判断力が低下する時に役に立つ道具だと思います。当然、地図(地形図)とのペアで威力を発揮するのですが、最悪方角が正しければ相当な安心材料になります。
写真左のように尾根の上にいれば、ガスに巻かれても道に迷うことはありません。ガスに囲まれて問題が発生するのは、「開けた大地」とか「広いガレ場」、「特徴のない山頂直下」などで方向を決める時です。写真右は、ガスに巻かれた飯豊山の山頂です。大グラ尾根より山頂を目指しました。広い山頂直下は複数のルートからのアクセスがあり、なおかつ岩場なので踏み跡がわかりづらいのです。当時、ガスに巻かれながら、とにかく傾斜のきつくなる方向で山頂を目指しました。そして山頂には着いたのですが、自分の思っていたルートではなく、ぐるっと迂回して山頂に着いてしまったらしく、登山道の右折/左折の感覚が完全に間違っていました。要するに下山時の自分の目的地が右にあると信じていたのですが、頂上へ迂回しながら着いてしまったので、実は左方向が目的地だったわけです。コンパスを使えば絶対的な方角が分かるので、「右」とか「左」の判断ではなく正しい方角を元に悪条件下でも安心して歩くことができます。 今思えばこの時以来、登山道は、「右」とか「左」ではなく、東西南北の方角で判断するようになりました。
ただし一方で、コンパスの偏角に対する理解も必要です。偏角とは「コンパスが指す磁北と真の北のズレ角」です。日本だと西に7度ほどですが、過去に投稿したニュージーランドでは、東に22度もあります。これを知らないとトンチンカンなことになってしまいます。 ではでは ありがとうございました。
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ただし一方で、コンパスの偏角に対する理解も必要です。偏角とは「コンパスが指す磁北と真の北のズレ角」です。日本だと西に7度ほどですが、過去に投稿したニュージーランドでは、東に22度もあります。これを知らないとトンチンカンなことになってしまいます。 ではでは ありがとうございました。
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