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2016年10月10日

キューバ、銀メダル獲得 野球U-18パンアメリカン大会

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JIT、2016年10月10日付、Tony Díaz Susavila記者

(*ブログ子注:前半のSNBに関する記事は割愛)

キューバ、U-18パンアメリカン大会で銀メダル獲得

野球U-18パンアメリカン大会

メキシコのモンテレー市で開催されていた18歳以下のパンアメリカン大会は、10月9日の決勝戦で、米国がキューバを6対1で破り制覇した。

キューバはHans Crouseが好投した米国を相手に、予選ラウンドに続き二度目の敗北を喫した。

キューバはこの試合唯一の得点を8回にあげた。Juan López と Lázaro Martín が四球で歩きCrouseが降板。次のMiguel Fadragaの打席で、Royce Lewisの一塁への牽制が悪送球となり Juan Lópezがホームに入った。

キューバ先発のYousimar Cousinは敗戦投手となったが、同僚のYosbel Zuluetaは大会最優秀投手に選ばれた。

王者米国は7勝1敗で大会を終えた。唯一米国に勝ったメキシコはニカラグアを4対0で下し銅メダルを獲得した。

4位までのこれら4チームは、2017年にカナダのサンダーベイで開かれる世界大会への出場権を手にした。

今大会の順位表

1. USA (7-1、1.000)

2. Cuba (6-2、.857)

3. México (5-3、.625)

4. Nicaragua (4-4、.500)

5. Panamá (3-4、.429)

6. Colombia (2-5、.286)

7. Brasil (2-5、.286)

8. Honduras (0-7、.000)

Cuba gana plata en Campeonato Panamericano para menores de 18 año
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=39479



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2016年10月03日

キューバ代表、パナマに勝ち2勝目 野球U-18パンアメリカン大会

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Jit、2016年10月3日付、Tony Díaz Susavila記者

メキシコ・モンテレイで開催されている野球のU-18パンアメリカン大会に出場しているキューバ代表チームは10月2日、Emilio Almeidaによる値千金のヒットで、パナマを4対3で下した。

大会3試合目のこの試合で、Almeidaは、Oscar Martelを本塁に返し、チームに2勝目(1敗)をもたらした。

パナマは先制したが、キューバは3回裏に同点とし、さらに5回にはサンティアゴの右翼手Oscar Colásの三塁打で、Pedro LeónとJosé Garcíaを本塁に呼び込み、2点を加えた。

パナマの反撃もすさまじく、8回に、キューバの捕手William Saavedraと一塁手Losid Bernalの連続捕逸により同点に追いついた。

しかしキューバは、リリーフのRichard Guachに勝利を与えることになる反撃をおこなった。

Guachは3回と1/3を、1三振、8安打、2失点で投げ終えた。

試合が終わり、Roberto Hernándezにはセーブポイントがついた。

打撃陣では、Óscar Colasが重要な三塁打と2打点を含む3打数3安打、三塁手Miguel Gonzálezが3打数2安打、遊撃手Luis Medinaが2打数2安打と活躍した。

今大会では、来年カナダのサンダー・ベイで開催予定のU-18世界大会への出場権が争われる。

キューバ代表チームはきょう(10月3日)の午後、ブラジルと対戦する。初戦はホンジュラスに不戦勝、二戦目は米国に4対5で敗れている。決勝戦は9日に予定されている。

現在の順位表

1. USA (3-0)

2. Nicaragua (2-1)

3. México (2-1)

4. Cuba (2-1)

5. Panamá (1-2)

6. Brasil (1-2)

7. Colombia (0-3)

8. Honduras (0-3)

Cuba supera 4-3 a Panamá
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=39445



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2016年09月30日

ユリスベル・グラシアル独占インタビュー 私がやりたいのは野球をプレーすることだ

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Giron、2016年9月30日付、Gabriel Torres記者

ユリスベル・グラシアル:私がやりたいのは野球をプレーすることだ

2016年5月17日のカナダの日刊紙Le Soleilは、Yurisbel Gracialを賞賛する記事を書いた。"マタンサスのこの若き選手は、今季ケベック・キャピタルズの本拠地にやってきたキューバ人3選手のうち最も大きな注目を集めている"、と記事は断言した。「スピードとパワーがあり、すばらしい攻撃能力を持っている」、と記事は伝え、Pat Scalabrini 監督の「特別な選手だ」とするコメントを引用して締めくくった。

このマタンサスの三塁手は、これらの賞賛の声に対して期待通りの結果を出した。打撃成績は打率.320、出塁率.376、長打率.476 、複数のポジションをこなし、ラインナップで責任ある打順を占めながら、この若き選手は、己の能力を誰の目にも明らかにし、その契約が正しかったことを証明してみせた。本紙は、彼に独占インタビューし、カナダでの活躍、今後のマタンサスでのこと、さらには私事についても語ってもらった。

- キャピタルズでの87試合で、あなたは58得点をあげ、105安打を放ち、そのうち二塁打が14本、三塁打が5本、本塁打が9本でした。これらの数字を積み上げるためにあなたは特別な準備をしましたか。

私たちがケベックに加入したとき、周囲からは多くの期待があった。ファンの人も、チームの指導部も、キューバ野球のレベルや私たちがプレーにかける情熱などから、私たちにとても期待してくれた。野球人として成長するため、また国の代表としてふさわしくあるために、この機会を有効に使わなければならないということは、わかっていた。

いいシーズンを過ごせた。でもはじめは順応するのに苦労した。投手陣や試合方式も知らなかった。言葉についても、通訳のDon Ramónの大きな助けがあったとはいえ、ひとつの障害になったし、現地の気候もやはりそうだった。でも技術コーチ陣や、おなじスペイン語圏の選手たちの助けがあって、私は順応することができ、この結果を達成することができた。

8月にはリーグの月間MVPに選ばれた。このことは、この賞を受賞した最初のキューバ人選手になったということ以上に、とても重要な意味をもった。より多くの自信を私に与えてくれる刺激になった。

- キューバリーグと比較して一番大きな違いは何ですか。

向こうでは毎日試合がある。移動時に休養がない。肉体的にとても厳しいリーグだ。試合をするためにケベックからニューヨークに移動する日がある。

投手はレベルが高い。投手の大半は大リーグの2Aや3Aで契約を交わしている。メジャーに在籍したことのある選手すらいる。すぐれたコントロールを持っているし、投球にとても幅がある。打者は、投手が何を投げてくるか、明確に見定めないといけない。

エラーはほとんど犯さない。選手たちは準備万端整っていて、状況に応じて何をなすべきか知っている。何かを教わったり会話したりする時間はそこにはない。それが必要ならほかのリーグや他のレベルに行くしかない。向こうでは結果を出せなければ降格され、チームはほかの選手と契約する。もし自分の扱われ方に不満があるなら、自分のほうからコーチ陣に意見やアドバイスを求めなければならない。

- キャピタルズは、プレーオフ準決勝でロックランドに予想外の敗北を喫しましたが、王座を逃すことを想像しましたか。マタンサスとの何か思い出は。

誰も予想していなかった。チームは最も打てていたし、とても活力にあふれ、集中できていた。トーナメントにおける戦略も用意していた。本拠地での最初の2試合に勝利し、ニューヨークでの第三試合も投手陣が崩れる6回まで11対4で勝っていた。この試合を私たちは15対16で落とし、それが終わりの始まりになった。ロックランドはシリーズを席巻した。これが野球というものだ。

Víctor(ビクトル・メサ監督)のことを何度も思い出したよ。彼がいつも私たちに言っていたのは、「常にこれが最後の打席かもしれないと思ってバッターボックスに向かえ」ということだった。それが一番重要なことかもしれない。その思いで6年間ここで必死にやってきて、でもそのつど優勝は逃げていった。説明できないことは起きるものだ。今回、ピナールとのプレーオフのときのことが頭に浮かんだんだ。すべてが私たちのためにお膳立てされていながら、本拠地で負けたときのことだ。「何が起きた?」、「マタンサスとも、ほかのチームとも、私は王座にはつけない運命なのか」、とさえ考えたよ。今はもう、試合では何が起きるかわからない、と知っているけれど、あの悲しい瞬間に浮かんだのはそういう思いだった。

- あなたは50試合以上を遊撃手としてこなしましたが、これはもともと練っていた作戦ですか。それともScalabrini監督による決定ですか。マタンサスの遊撃手としてあなたがプレーするのを期待していいんでしょうか。

その意味でVíctorに感謝しないといけない。彼はここ数年のチーム低迷のあと、私がこのポジションでプレーするきっかけを与えてくれた。チームに必要だったので、それを私が担当した。

キャピタルズでは遊撃手はManduleyだった。でも彼がケガをしたとき、監督が私に言った、「きみの番だ」と。彼はキューバに来たことがあり、私が外野だけでなく、このポジションを守ったことを知っていた。私は多くの責任を担ってこれにチャレンジし、私は成長し、足りなかった面を解決するというとてもいい経験を得た。いまは以前より状態がいいと感じている。

マタンサスに復帰するとき私がどのポジションを守るかは、私の好みとは関係ない。チームの指導部が必要と考えるところを私は守る。もし捕手が必要ならそれも問題ない。私がやりたいのは野球をすることなんだ。

- 奥さんや息子さんたち家族と離れ離れになるのはつらくありませんでしたか。

家族と離れて遠くにいることは、常に困難なことだ。彼らが自分の支えであり、最大のファンであり、もっとも厳しい批評家であるときはなおさらだ。カナダにいる私たちの良き友人は、その意味で私たちの助けになった。彼のおかげで、私たち家族はコミュニケーションがとれた。キューバからのたくさんの応援を受け取った。それは大きな発奮材料となった。

- マタンサスは今季、夢のようなシーズンを送っています。あなたはどんな評価を下していますか。

カナダにいるときもいつも国内リーグのことに注目していた。この結果には非常に満足している。このレベルに到達できることを決して疑わなかった。私たちはつねに十分なトレーニングをこなしている。若い選手も、ベテラン選手も、結果を出せる。

Aníbal Medinaの成長にはとても満足している。今季の彼はすばらしい。より多くの責任を担いながら、バッターボックスではとても落ち着いていて、守備にはさらに自信を深めている。Víctor Víctorについて言うなら、とんでもない変化を遂げた。私たちにはとても意味があることだ。Eduardo Blancoや、Ariel Martínez、彼は現在のキューバ野球でもっとも将来性のある選手の一人だ、そしてRoberto Aceaは守備がすばらしい、彼らは特筆すべき若者たちだ。

火に油をそそぎたくはないが、今年は私たちの年になるに違いない。私たちをサポートしてくれている他の地区の若者たちがたくさんいる。投手陣はとても成長している。第二ラウンドで彼らが強化選手として加入してくれれば、チームはさらに完璧になるし、もう結果は見えてくる。語り継がれるべきすばらしい歴史になる。

(インタビュー完)

*Patrick Scalabrini監督は本紙にYurisbel Gracialの評価について語ってくれた。

Yurisbelの今夏のケベックへの加入にはとても満足している。彼は終始正真正銘のプロだった。私たちは両国の文化やプレースタイルに大きな違いがあることをわかっているし、Yurisbelがここのプロ野球のスタイルに順応してくれるだろうこともわかっていた。

彼は自宅でも多くのプレッシャーに直面しなければならなかった。家族を残して来ているはとてもつらいことだった。

彼のデビューは少々きびしいものだったが、彼はつねに懸命にプレーした。そしてシーズン後半やプレーオフには我がチームで最も活躍した選手にまでなった。

彼の人間性とシーズン中の成長をとても誇らしく思う。来年の彼の再加入を強く期待している。彼がそのことを望み、キューバ政府がそれを認めてくれることを。

*写真キャプション

バラデロ近くの、Boca de Camarioca郊外にある彼の自宅で。Gracialはカナダのリーグのレベルを評価し、今季のマタンサスでの優勝の願いを語った。Gabriel Torres撮影。


YURISBEL GRACIAL EN LA LIGA CAN-AM


"YURISBEL GRACIAL HIGHLIGHTS"

Yurisbel Gracial: "Yo lo que quiero es jugar pelota"
http://giron.cu/es/noticia/deportes/yurisbel-gracial-yo-lo-que-quiero-es-jugar-pelota-fotos

Yurisbel Gracial: Este debe ser el año de nosotros
http://www.cubadebate.cu/noticias/2016/09/30/yurisbel-gracial-este-debe-ser-el-ano-de-nosotros/#.V_DWuYiLTIV



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ヨエルビス・フィス、シエゴ・デ・アビラ球団最多打点記録達成

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JIT、2016年9月30日付、Tony Díaz Susavila記者

フィス、シエゴ・デ・アビラ最高の大砲に

Yoelvis Fissによる2打点が、シエゴ・デ・アビラのインドゥストリアレスに対する7対5の勝利を決めた。9月29日、シエゴ・デ・アビラの中堅手Yoelvis Fissはこの打点により、往年の名選手Alejo O´Reillyの910打点を上回る球団記録を打ち立てた。

- もちろんうれしいけど、チームが4位争いをしていることのほうがうれしいね。- と、1979年10月19日ボリビア市生まれのFissは本紙に語った。

ベースの旋風児とも呼ばれるFissは、17年目の今シーズン39打点目をあげた(現在リーグトップ)。

- Fissは我がチームでもっとも重要な存在なので、指名打者のときも含めつねに試合に出場している。- と、リーグ3度制覇の監督Roger Machadoは説明した。

Yorbis Borrotoの本塁打も出た熱戦で、このFissの打点は、右腕Leomil González(公式サイトではLIOMIL GLEZ ERCILLA)に6勝目(6セーブ)をプレゼントした。

この日、マタンサスはビジャ・クララを7対2で下し、勝利数記録を36に伸ばした。一方、グランマはサンティアゴ・デ・クーバを8対1で破り、4位以内の争いにふみとどまっている。ビジャ・クララとサンティアゴは、5位-8位チームでの争いに参加しなければならない。

オルギンがピナール・デル・リオに4対12で敗れたことによって、この日グランマは4位につけた。

イスラ・デ・フベントゥはシエンフエゴスを5対1で破り、サンクティ・スピリトゥスはカマグエイを4対3で下した。グアンタナモはラス・トゥナスに6対4で勝利し、アルテミサはマヤベケに6対5で勝った。

●18歳以下代表チームはホンジュラス戦でデビュー

メキシコのモンテレイで開かれる18歳以下のパンアメリカン大会で、キューバ代表は今週金曜日(9月30日)、ホンジュラスと対戦する。

10月1日に米国と、2日にはパナマ、3日にブラジル、4日の休養日のあと、メキシコ、ニカラグア、コロンビア戦と続く。

総当たり戦の結果上位4チームが準決勝に進出し、1位チーム対4位チーム、2位チーム対3位チームの2試合がおこなわれる。それぞれの勝者が9日に決勝で王座を争う。

この大会の上位4チームには来年カナダで開催される世界大会の出場権が与えられる。


インドゥストリアレス対シエゴ・デ・アビラ(9月29日)

Fiss máximo artillero avileño
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=39431



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2016年09月28日

マジェタ&ドゥアルテ インタビュー カンナムリーグ制覇のキューバ選手

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狼とライオン、オタワの王者たち

ピナールの"狼"Donal Duarteと、インドゥストリアレスの"ライオン"Alexander Malletaは、ラティーノアメリカーノ球場でそれぞれのチームをしたがえて対戦。オタワ・チャンピオンズでの4ヶ月の協働のあと初めての再会を果たした。
(*ブログ子注:9月24日から26日にかけて、インドゥストリアレスとピナールの3連戦があった。インタビューはこの初日9月24日と思われる)

カンナムリーグへの最初の参加では、チームの王座獲得に貢献した。Duarteは、レギュラーシーズン82試合に出場し、81安打、12二塁打、2本塁打、35得点、打率.272。Malletaは79試合に出場し、69安打、15二塁打、6本塁打、53打点、打率は.238だった。

プレーオフ9試合でもレギュラーで出場した、アスール(インドゥストリアレス)の一塁手は、勝利にもっとも貢献した選手のひとりに選ばれた。この種の短期決戦に慣れている両選手は、昨年5位だったチームを初の王座につけた。

この二人にインタビューした。前半Duarte、後半Malleta。彼らの経験だけでなく、現在や将来についても語ってもらった。

【ドゥアルテ】:元気いっぱいで多くのことを学んだ

"カナダに向かった時点での私の考えは、あのリーグはそれほどレベルが高くないというものだった。でも向こうで過ごしてみて考えが変わった。2Aや3Aの選手がプレーしているし、メジャーにいて自由契約になった選手たちもいる。"

"向こうで重要なのは投手だ。すべての投手が90マイル以上を投げ、抑え投手たちは95〜96マイルを投げる。直球がとても多く、カーブは少ない。corelを完全に会得していて、スライダーに似ているけどとても打ちづらい。"

"プレーし学ぶにはとてもよいリーグだ。キューバ人野球選手はうまく順応して、よい成績を残した。人によって多少の違いはあったけど、全般的には比較的良好だった。"

 - 投手陣以外での特長としては何がありましたか。キューバ野球が取り入れられるようなものとしては。

試合進行のリズムがリーグ全体で非常に整っている。選手たちはベンチからグラウンドに入るとき、またベンチに戻るときは走っていく。内野手間であまり無駄にボールを投げあわないし、試合時間は2時間20分以内におさまる。私はカマグエイにいたときそのようにしたくて、とても早く試合をすすめた。これについては今のキューバ野球でも監督や審判たちと一緒にとりかかることができる。

 - 技術的な点や、肉体的、あるいはプロ的な観点からは、今回のカンナムリーグ参加はあなたにどれだけのものをもたらしましたか。

カナダに向かったときは、私のスポーツキャリアは終わりつつある、と感じていた。でも現在は別のことを考えている。体重が落とせて、腕の負傷も治したし、いまはプレーを続けられるとわかった。肉体的によい状態だし、私は元気いっぱいで多くのことを学んだ。

 - ストライクゾーンについては、我々の野球と何か違いはありましたか。

キューバの審判のほうが向こうの審判よりすぐれていると言える。向こうの審判は高いのも低いのもとるが(特に高いのはとるが)、内角や外角はほとんどとらない。つまり、縦の動きにはついてくるが、横の動きにはほとんど対応しない。

 - 今回の経験はあなたに代表チーム参加への可能性を考えさせましたか。つまりWBCについてなのですが。

もし私にWBC代表候補になる機会が与えられれば、もちろん代表の座を争うよ。私がもっとも望んでいることは、国際大会でキューバ代表になることであり、国際大会のMVPになることだ。現役を退く前に、代表のユニフォームを身につけたいよ。ピナール・デル・リオや、オタワ・チャンピオンズの一員として実現したようにね。

 - チーム内でのあなたとマジェタとの関係はどうでしたか。

彼と私はキューバにいたときからうまくやっていたし、向こうではさらに親しくなった。同じアパートで一緒に生活して、どちらかの打撃が不調になったらそれについていつも話していた。というのは、向こうではコーチは我々に何も言わないんだ。選手自身がプレーヤーでもあり、コーチでもなければならない。それで結果を出さなければ、ベンチ控えを言い渡され、あるいは降格になる。

 - ロックランドとのプレーオフ決勝の大逆転について。

わがチームは五番勝負0勝2敗で負けていて、人々はもうあまり期待していなかった。ニュース報道でも、われわれは負けるだろうといわれていた。しかし我々はミーティングをおこない、グラウンドで勝とうと誓い合い、第三戦になんとか勝つことができた。そこからチームは打ち始め、王座獲得まで止まらなかった。

 - リーグではどの分野の選手が一番必要とされていますか。

打撃陣だ。なぜなら投手陣はすでにとてもよいが、捕手と打撃陣はまだ多くを改善する余地がある。私たちの成績は現地でとても満足されているので、たぶん来季もさらに多くのキューバ選手が行くことになるだろう。キューバチームの参加まで語られている。今回のような招待チームとしてではなく、リーグの正式メンバーとしてだ。待たなければならない。

 - カンナムリーグでの成績から考えて、あなたはあとどれだけ現役を続けるつもりですか。

体調がよく、何らかのチームに在籍している限り、プレーを続けるつもりだ。私は野球をプレーすることが大好きで、楽しむためにグラウンドに向かうんだ。野球は私が人生でなしうる最良のことなんだ。特に思いつく記録も持たないし、国内リーグで何本ヒットを打っているかも知らない。私にとっての記録は、自分自身が楽しむために出場することなんだ。

 - 話題を変えますが、ピナール・デル・リオは第二ラウンドに進出できるでしょうか。

それは難しい課題だが、でも不可能ではない。

 - でももし進出できなかったとしたら。

私はインドゥストリアレスでプレーしたいんだ。ピナールの次に好きなチームだから。でもどことでもプレーするよ。強化のために私を必要としてくれるところであれば、同じように身をささげる。

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【マジェタ】:チャンスをもらい、最大限に味わった

"非常に強いリーグだ。投手陣はわれわれキューバリーグと比較すると速さで勝っている。連日90マイルの投手陣と対戦する。打席ではしっかり対応しなければならない。"

"またとてもタフだ。たくさんの試合をする。111日間で100試合。8時間の移動をしながらだ。そのため状況はさらに難しくなり、休養やトレーニングをしっかり計画立てておこなわなければならない。総じてプロリーグではとても多くのことが要求されるし、そのように過ごさざるをえない。そういった機会を私は与えられ、それを最大限に味わった。"

 - あなたはカンナムリーグに対して好意的でない意見を持っていましたか。

あんなに強いものとは思ってなかった。いろんなことを聞いてはいたけど、そのリーグ名からあまりいいイメージを持ってなかった。独立リーグと聞くと、低いレベルが思い浮かぶ。でも実際はそうじゃなかった。2Aや3Aの選手たちもプレーしているし、メジャーにいた選手までいる。彼らは非常に高いレベルを提供している。

 - 成績に関しては、あなたはレギュラーシーズンでいい打率を残しませんでした。でもプレーオフでは決定的な役割を果たしました。自分自身どうとらえていましたか。

キューバを出発したときにDonalと私が持っていた最初の目標は、決勝トーナメント進出の力になることで、それを私たちは実現した。のあと状態がよくなってきて、チームが適合しはじめ、私たちはより強い結びつきで、前進した。私たちはチーム内で協働したが、それはプレーオフでの結果にとって重要だったし、大いにチームを助けた。

 - あなたたちの関係はどうだったんですか。オタワでキューバ人選手は二人だけだったわけですが。

私たちのコミュニケーションは重要なものだった。なぜなら一方で言葉というのは私たちを衝突させるものだから。でも少しずつお互いを理解し、打撃調整やトレーニングなどで助け合った。

 - 今回の経験を経て、いまWBCについて考えていますか。

野球をしている限り、代表チームに参加することと、インドゥストリアレスの力になることを考えている。だから今回も帰国したらすぐに復帰できるよう頼んだ。私は野球をプレーすることが好きなんだ。もしカンナムリーグがまた私を呼んでくれるなら二年連続で私は行くし、もしほかのリーグが呼ぶならそこにも行きたい。キューバ以外の野球をプレーする可能性が私には与えられていて、そのことは常に教えと経験を私に与え、野球選手として成長させてくれる。

 - 今回のプロ野球への参加成功のあと、あなたの頭に引退という言葉はよぎりましたか。

どれだけグラウンドに立てるかは考えてない。でも肉体的にまだ元気だし、そのことがまず重要なことだ。モチベーションも失っていない。いまはただ自分のチームが第二ラウンドに進出することを目指している。それだけに集中している。数字や成績はあとからついてくる。毎日試合に出て、大事なことはチームに貢献することだ。まだしばらくは続けるよ。


(9月24日、インドゥストリアレス対ピナール・デル・リオ)

Un “lobo” y un “león”, campeones con Ottawa
http://www.cubadebate.cu/noticias/2016/09/28/un-lobo-y-un-leon-campeones-con-ottawa/#.V-64ZIiLTIU



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2016年09月24日

マタンサス、早々と第二ラウンド進出決定 驚異的な32勝3敗

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JIT、2016年9月24日付

マタンサス、早々とチケット獲得

キューバ野球国内リーグ第一ラウンド終了(45試合)まで9試合を残した段階で、首位を独走するマタンサスは、残り試合を全敗しても、第二ラウンドに進出する4チームの中にとどまることが確定した。

圧倒的な成績をあげているマタンサスは(現在32勝3敗)、残り試合にすべて敗れたとしても、第二ラウンド進出に支障がなくなった。とんでもなく驚異的である。現在4位のオルギンが残り試合にすべて勝った場合、同じ32勝で並ぶが、マタンサスは今シーズン、オルギンに勝利している。

今シーズンからのキューバリーグの新たな仕組みでは、45試合までの第一ラウンドにおける上位4チームが直接第二ラウンドに進み、一方、5位から8位までのチームは三番勝負のシリーズにより、第二ラウンドに進む残り2チームを決定する。

マタンサスはひとつだけ借りがあるチームである。最初の4年間は表彰台のより高い位置に上がったことがなく、6年後にやっとファンに王座をプレゼントした。しかし18連勝を含む今年の成績は特筆に値する。

Víctor Mesa監督率いるチームは今シーズン、他の上位チームと比較しても段違いの、打撃成績、投手成績を残している。

チーム打率は.340 (1211打数412安打)で、これに続くのは前年王者シエゴ・デ・アビラの(.309) と カマグエイ の(.305)である。他チームは3割を超えていない。また本塁打数は28本で、これはシエゴ・デ・アビラの31本に続く数字である。

また投手陣は驚異的な防御率2.67(310.1回-92失点)を達成している。

今週土曜日から来週月曜日までは、今シーズンは一度しか負けていない本拠地で、現在5位のグアンタナモ(21勝15敗)と対戦する。グアンタナモはビジターとしては7勝8敗だが、直近の9試合では7勝をあげ好調である。

(以下略)

Matanzas compró boleto anticipado
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=39403



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2016年09月23日

ホセ・アブレウ、来月キューバに一時帰国 両国間の関係改善を賞賛

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DIARIO DE CUBA、2016年9月22日付

ホセ・アブレウ「我々は亡命時に政治的声明を出していない、ということをキューバ政府は理解した」

シカゴ・ホワイトソックスの一塁手José Abreuは今週水曜日(9月21日)、米国の永住権を取得したことを明らかにし、彼や彼の家族がキューバに渡航したり、そのあと米国に戻ることが可能になる、と語った。CNBC(NBCシカゴ)の報道によると、Abreuはキューバへの帰国旅行を来月に計画している。

Abreuは、今回のキューバ渡航は我々の両親にとって大きな意味がある、と説明し、2014年に米国で彼と合流して以来帰国していない両親について語った。この野球選手自身は、昨年12月に大リーグによる使節団の一員としてキューバに渡航している。

- 特にコメントはないよ- とAbreuは通訳を通して言った。「このことについては考えたくないんだ。ここで力を発揮したいし、集中を乱したくないから。でも我々にとってとても大きなことであることは確かだ。私にとってだけでなく、私の両親にとっても、帰国して家族と会えるいい機会だ。とても表現しきれないね」

Abreuは、ハバナとワシントンの関係良好化が、当初予想されていたよりずっと早くキューバに帰国したり訪問できるようになった大きな理由だ、とコメントした。一般に亡命した選手たちは、最低8年間は帰国を制限されている。

昨年12月にAbreuは、規定の書類を揃えればキューバ帰国が可能であることを知った。CNBCによると、Abreuは、今年3月のオバマによるキューバ訪問が、野球選手たちは亡命時に政治的声明を発していない、ということをキューバ政府に理解させるのに役立った、と述べた。

「我々の目的は、我が国(キューバ)の代表になれるようトライし促進すること、そして成し得る最高の結果を得ることだ」、とAbreuは語った。「あの訪問は、選手たちが帰国できるように道のりを整えるのを手助けした」。

Abreuは今回の新しい状況を賞賛した。「我々は帰国できる。家族たちに会って、また米国に戻ることができる。これは素敵なことだ。我々の家族はキューバにいる。我々は彼らに会い、訪問し、世話をする必要がある。いまそれが可能になった。しかも、また米国にも戻ることができる。この国(米国)に感謝しなければならない。我々を友好的に歓迎するだけではなく、我々が帰国できるようにも取り組んでくれている」。

CNBCによる元記事(英文)
OFFSEASON TRIP TO CUBA ‘VERY HUGE’ FOR JOSE ABREU AND FAMILY
http://www.csnchicago.com/chicago-white-sox/offseason-trip-cuba-very-huge-jose-abreu-and-family

José Abreu: 'El Gobierno ha entendido que cuando salimos de la Isla no estamos haciendo una declaración política'
http://www.diariodecuba.com/deportes/1474563222_25484.html



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アリエル・ペスターノ、ビジャ・クララ本拠地で引退式

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Juventud Rebelde、2016年9月22日付、José Luis López 記者

ペスターノ:アイドルのお別れ

今週木曜日(9月22日)、ビジャ・クララの名キャッチャー、アリエル・ペスターノの引退を全県民が見送った

ほかの場所はありえなかった。ビジャ・クララのAugusto Cesar Sandino球場のグラウンドは、偉大なアイドルのひとり、Ariel Pestano捕手のスポーツ活動からの公式引退式の舞台となった。

球場に集ったビジャ・クララの野球ファンや、さまざまなスポーツ団体のメンバーたちは、2013年にマタンサスとの決戦で大ホームランを放ち18年ぶりの王座奪還を実現してくれた選手に、別れを告げた。ビジャ・クララの若い世代の野球選手たちに知識を授けながら、もう一度グラウンドに立ってくれることをみなが待ち望んでいる。


キューバTV サンディーノ球場でのペスターノ引退式

Pestano: el adiós de un ídolo
http://www.juventudrebelde.cu/deportes/2016-09-22/pestano-el-adios-de-un-idolo/



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2016年09月22日

ロエル・サントス・マルティネス、カンナムリーグより帰国

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ZONA de STRIKE、2016年9月21日付、Ibrahín Sánchez Carrillo記者

サントス帰国!しばし休息を

グランマの外野手Roel Santos Martínezは帰国し自宅に戻った。現在、国内リーグに復帰する前のしばしの休息をとっているところだ。今季はカナディアン・アメリカン・リーグ(カンナムリーグ)のケベック・キャピタルズの一員として1シーズンをプレーした。

- チームの力になりたい。シーズンが終わる前に復帰したい。でもいまはしばしの休息も必要だ。- 、と ニケロ在住のRoel はラジオ・バヤモ(Radio Bayamo)に電話インタビューで答えた。

Santosは復帰の時期については明言しなかったが、グランマが第二ラウンド進出を決めれば出場するだろうと推測される。

- チームはいい仕事をしている。新人たちがいい結果を残している。インターネットでいつもチェックしていたよ。-と彼はコメントした。

キューバの野球はとても競争力がある、とRoelは認めた。 - 世界レベルでとても愛されているし、認められている。どのチームもラインナップにキューバ選手を加えたがっている - 。

- 僕は順調だったよ。リーグにもすぐ順応した。- とSantosは話した。

今季は78試合に出場し、打率.301 (312打数94安打)、46得点、11二塁打、1三塁打、1本塁打、34打点、36三振、43四球、23盗塁、出塁率.370、という成績を残した。

キューバ代表チームと対戦することになるとは思ってもみなかった、と彼は、カンナムリーグに一時加入したキューバチームに関連して言及した

- キャピタルズのユニフォームを着れて感動した。自分にできる最大限のことをやったよ - と語った。

今季、Roelはキャピタルズで、マタンサスのYurisbel Gracial García、オルギンのYordan Manduley Escalonaと一緒にプレーした。Yordanは2試合だけ出場したあと、ケガのために退団となった。

このほか Alexánder Malleta KerrとDonal Duarte Hernándezも、同じカンナムリーグのオタワ・チャンピオンズに在籍し、同チームのリーグ制覇に貢献した。

!Santos en casa!, quiero tomarme un aire
https://zonadestrike.wordpress.com/2016/09/21/santos-en-casa-quiero-tomarme-un-aire/comment-page-1/
posted by vivacuba at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | beisbol

インドゥストリアレス、4番打者マジェタの復帰を盛大に祝う

Alexander Malleta.jpg

グランマ、2016年9月21日付、Sigfredo Barros Segrera記者

雨が多く、変化はとぼしく
Ubisney Bermúdez 118勝目、Pedro Ángel Álvarez グアンタナモを完封、インドゥストリアレスMalletaの復帰を祝福

雨が続く56期国内リーグだが、今週水曜日(9月21日)も例外でなく、シエロ・デ・アビラはマヤベケのNelson Fernández球場での試合は雨天中止となり、マタンサスもオルギンでの試合は天候不調により2回で休止となった。カマグエイでは2連戦が予定されていたが1試合しかできなかった。

このため、リーグ順位の動きはほとんどなかった。グアンタナモは、サンクティ・スピリトゥスに破れたものの、通算20勝15敗でリーグ順位は5位を維持した。きょうの試合では、サンクティ・スピリトゥスのPedro Ángel Álvarez投手が完封をなしとげた。これまでの3年で1勝しかしていない21歳の右腕である。Álvarezは9イニングを6三振1四球でリズムよく投げた。打撃陣もグアンタナモの4投手に対して16安打を放ち、Álvarezを援護した。2番打者Yoandry Ba-guetが6打数4安打3得点、Yunier Men-dozaが4打数3安打と活躍した。

インドゥストリアレスは18勝16敗となりグランマと同率で変わらず8位-9位を争っている。Javier Méndez率いるチームは4番打者Ale-xander Malletaの復帰を盛大に祝い、アルテミサを7回コールで下した。Stayler Hernándezは初回の2点本塁打を含む4打点をあげた。Ma-lletaも3打数2安打、二塁打、2得点で続いた。Yusef AmadorとYoasan Guillénはともに3得点をあげた。

Ermidelio Urru-tia率いるラス・トゥナスは、手に入れた7位の席を決して手放そうとしない。マヒバコアのRa-món Álvarez Martí球場に向い、シエンフエゴスに二連勝した。リリーフ投手の不調により終盤2イニングにはひやっとしたものの、先発のベテラン投手Ubisney Ber-múdezは5回を1失点に押さえ、17年のキャリアで118勝目をあげた。

Mucha lluvia, pocos cambios
http://www.granma.cu/deportes/2016-09-21/mucha-lluvia-pocos-cambios-21-09-2016-22-09-48



posted by vivacuba at 20:07| Comment(0) | TrackBack(0) | beisbol
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