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2020年04月19日

大事なことは画質よりも構図です

1990年頃、最も売れたJ14(初のインナーフォーカス)というCanonのENGレンズがありました。

35mmに換算すると34mm〜476mmで2倍エクステンダーで952mmになり、日常の番組制作として、34mm〜952mmを映像の寄り引きとして使いこなしていました。

中には最初から最後までワイドコンバーター(ワイコン)を付けっぱなしにしているカメラマンは、0.8倍として27.2mm〜380.8mmが撮影範囲でエクステンダーを使うことはありません。

そこで、ワイコン付けっぱなしはレンズが重くなり、ショートズームレンズが普及した訳です。

しかし、、当然、広角側は歪曲します。

バラエティー番組では気にしないかも知れませんが、住宅のプロモーションビデオでは、柱が曲がって映ると大クレームになります。

さて、私の全域F2.8の旅用4K動画カメラ(25mm〜720mm)は、J14の952mmには負けたとしても、引きが25mmで、昔のベーターカムSPと比べても、時代が違うとは言え遥かに画質は綺麗です。

だから、画質競争よりも感性と構図で勝負して欲しいものです。

そこで、ローコスト&ハイクオリティーを謳い、ワンマンで行動する中、テレビではなくWEBマガジンの動画カメラマンとして生きるには、写真と文ではなく動画も撮れないといけません。

そんな時に、全紙サイズのポスター写真を撮ることが目的でない限り、フルサイズのカメラは特に必要なしです。

例えば、引きが28mmとし、5倍ズームでも140mmにしかなりませんし、F値も暗くなります。

ディレクターから、「あれに寄って。」と言われても、「これ以上寄れません。」では話にならないのです。

だからこそ、ENGレンズのような高倍率ズームレンズの方が番組制作には有効です。

もちろん、メリット・デメリットがあり、メリットをより活かした撮影をすれば良いことで、感情移入したカメラワークが絶対に必要な場合は、ハンドヘルド・カメラレコーダーを持っていきます。
タグ:画質 構図
posted by shiningsea at 09:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 撮り方
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shiningsea
ビデオグラファーです。映像とは構図が命であり、放送局用ENGカメラのように超広角から超望遠までを映画の絵コンテのように撮るフォトムービーを推奨しています。これにより、動画はもちろん写真も撮り、画面比も撮り分けて納品しています。そして、全域F2.8の旅用4K動画カメラ(25mm〜720mm)として、1台でこれが出来るのはPanasonic DMC-FZ300だけです。
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