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2020年12月11日

歳も歳 どこかきっと 悪いはず ここまではただ 運だけできた

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若いころ、お寺に行って過去帳を見た。
仏壇の位牌と同じ情報が書かれているのだけれども過去帳はずっとその情報量が多い。
過去帳を見て若死の家系であることを確信した。

多分過去帳のことが影響したのだと思うが生き急ぎする人生だったと思う。
だが結果はそこそこ長らえた。
何者かに生かされたと思っている。


終活に 貴賤貧富は 意味もなく ただ自らの 何たるを問う

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そうは言ったものの、できれば賤しいより尊くありたいし、貧しいより富んでいたい。
と願うのが俗世である。

あの世には金も地位も持っては行けないのだし、賤も貧も多分あまり意味はないのだろう。

終活に序盤、中盤、終盤があるとすれば、貴賤貧富は終盤になるほどその意味がなくなってくるのかも知れない。

富んでイスタンブール ♬

南無阿弥陀仏

親しみの 静かな海の 地が響く 高潮防ぐ 工事が進む

この近辺は、昔は海水浴場として開放された所だった。
最近は公園が整備されて、海岸沿いには防波堤が造られて、公園と防波堤の間には植栽が施されていた。

或る時突然業者が来て植栽を全部切り倒して持ち去った。
晩秋には立派なドングリを地べたに落として、ここにリスでも生息していれば腹いっぱい美味しいドングリを食うことができるのに、と思うほど豊かな実りがあった。

暫くして複数の重機とダンプカーがやってきた。
海岸沿いに黒い大きな土嚢を並べて仮の防波堤を作ると、ガリガリと既存の防波堤を削り始めた。
市の職員らしき人に何ができるのかと尋ねると高潮対策の防波堤を造ると言う。

あのときの東北の津波や、昨今の台風の高潮を思うと、確かに今までの防波堤では役には立たない。

メガネして じっと鏡で 見る顔は 皺だらけの 染みだらけなり

三国連太郎という俳優がいた。
迫力のある独特の存在感のある俳優だった。

三国はあるとき素っ呆けた役を演じてかなり違和感を覚えた、
彼が晩年に差しかかっていたのでそういう選択もあるのかと心中を察したが、
彼にとってもかなり決めるのに迷いがあったと後に聞いた。
鈴木建設の社長、はまちゃん呼んで「すーさん」である。

ご存じのように三国はこの「すーさん」の役の映画に多く出た。
しかしこの役柄は元々三国が持つ演技の実力や彼の人生観など、総合的な役者としての或るものがバックボーンにあってこそ生きているといつも思わせた。

三国は顔に深い皺があった。
彼の顔の皺は彼の人生が刻んだものだと感じる、或る意味壮絶な、尊厳の或る皺だった。
 
人間ならではの顔の皺。
ゴリラにも犬にも顔に皺はない。
人間の顔の皺は人間の尊厳の象徴である。
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