金曜日、ペットの日です。前回から生き物を飼う上で最も重要な要素、餌の話となっています。
人によっては爬虫類なんぞより耐え難い画像が出てきたりしますので、ヤバイと思う方(虫が駄目とか蟲が駄目とかムシが駄目とか言う人)はここで離脱してください。
自分の身は自分で守りましょう。
大丈夫と言う方は「続きを読む」からどうぞ。
↑ジャイアントミルワーム
↑ミルワーム
はい、気分の悪くなった方はとっとと退散しましょう。
これが前回紹介したコオロギ二種とともに、爬虫類飼育を一般に広めた立役者、「ジャイミル」こと「ジャイアントミルワーム」です。
ちなみに下の「ミルワーム」は、小鳥の餌として随分昔からペットショップやホームセンターで流通していたので知っている方もわりと多いんじゃないでしょうか。
一見同じ様に見える二種ですが、比べて見るとこんなです。
んで、ちょっと前までは爬虫類の餌として手に入るのは、下のミルワームだけだったんですけど、これ栄養のバランスが半端なく悪くて、これだけ与えてるとほぼ確実に栄養疾患に陥るという欠点がありました。
こいつだけ与える事はよく人間にインスタントラーメンだけ食わせる様なもんだと揶揄されてもんです。
そんなこんなで世の爬虫類愛好者が餌の調達に難儀していたころ、ペット界にある旋風が巻き起こりました。「アジアアロワナ↓ブーム」です。
この熱帯魚の餌として、前回紹介したコオロギとこのジャイアントミルワームが一気に世間に広まったというわけです。爬虫類飼育時代の夜明けでした(笑)。ありがとう。アジアアロワナ。
で、爬虫類の餌として見た時のジャイミルの利点ですが保存性がいい。
少なくとも、前回のコオロギ連中よりはずっと死ににくいです。ちょっと湿らせたヤシガラ土に入れてキャベツでも放り込んでおけばまず死にません。
栄養も普通のミルワームよりは良くて、主食にする事も出来なくはないです(サプリメントなんかで栄養強化する必要はありますけど(これはコオロギも同じ))。欠点としては、カロリー高いです。食わせ過ぎると肥満します。痛風になったりするんで気をつけましょう。あともう一つ、結構顎が強いです。小生ん所では経験ありませんが、食った個体が腹食い破られたなんて話があります。あげる時にはとりあえず頭は潰しておいた方がいいみたいです。
ちなみにこいつ、ゴミムシモドキという甲虫の幼虫なんですが、個体密度が低くなると蛹になるという特性があります。よって餌に与えた奴が生き残ってたりすると、いつの間にかごついゴキブリみたいな成虫が歩いてて驚かされたりします。
幼虫みたいに何か悪さをするわけではないですけど、見た目が悪いんで残さない様に与えたほうがいいかと思います。ただ、単純にコイツを主役として飼育すというのもありで、やってみると結構面白かったりします(経験あり)。興味ある方は試してみたらいかがでせうか?↓(成虫)
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