ベトナムクシトカゲがコオロギ食べなくなった。
過去の嫌な記憶が蘇る。
取り敢えずハニーワームあげたら爆食い。その後も、ハニーワームは食べまくる。
拒食じゃない様なので、一安心。
けれど、じゃあ原因は何か。
と言うか、見当はついていて。
実はこのベトナムクシトカゲ、トッケイペアと同居している。前の失敗を鑑みて、ゼロから環境を作るよりも既に完成している環境に入れるが得策と考えた。
今から考えると、前回の失敗の要因に紫外線とホットスポットに拘り過ぎたと言うのがあると思う。昼行性のトカゲと言う概念に囚われ過ぎて、照明もホットスポットもそれなりに効かせてしまった。
もちろん、フトアゴみたいにやった訳ではないけど、それでもきつ過ぎたのかもしれない。
で、もう一度考えた。
昼行性とは言え、好むのは薄明り。森林の木漏れ日程度→紫外線がさほど必要じゃない。
極端な温度差は必要なく、そもそも高温を好まない→強いホットスポット不要。
水を良く飲む。脱水になり易い→毎日ガッツリの霧吹き。
樹上性→高さが必要。
ここまで考えて、思い当たった。
「アレ? コレ『壁チョロ』の飼い方じゃね?」と。
で、いたのがトッケイペア。ベトナムクシトカゲの生息地は勿論ベトナム。そして、トッケイの生息地も一部被っている。
と言う訳で、同居に踏み入った。で、今の所上手く行っている(やるなら自己責任よ?)
そんで、餌食いもずっと悪くなく、普通にコオロギを食べてたのが急に。
問題はトッケイペア。WCであるに加え当方のスタイルが過干渉を避けるタイプなので、飼育開始から一年以上経過した現在でも、あまり慣れていない。余程機嫌が良くなければピンセット給餌も出来ないので、基本はコオロギをケージ内に放している。1日置きに10匹。
暖かい時期は一晩で食べ尽くしていたのだけど、最近気温が下がったせいで食いが落ちた。
給餌後、二日経っても生き残りのコオロギがウロチョロしてたりする。そろそろ給餌量減らすかとか考えながら、見つけ次第取り除いてたのだが、たまにクシトカゲの体の上を歩いてたりしてた。
払い落しもしないし嫌がる素振りもなかったので、気にしてないのかと思ってたけど。
内心、相当イラついていたのかもしれない。
多分、コオロギが嫌になった。
と言う訳で、放すコオロギの数を6匹に抑えて、間隔も空けた。去年もこんな感じだったし、そもそもウチのトッケイ共太り過ぎ疑惑が湧いていた。
……丁度いいのかもしれない。
取り合えずクシトカゲの方はハニーワームは普通に食べてる(一回で30匹くらい)ので、その気になるまでこのままで良い。
食べてりゃ良いのだ。
変に気を回して無理強いすると、ホント禄な事にならないのが爬虫類だったりする。
やる事やったら極力ほっとくが吉、なのだ。
※コオロギ食ってた頃。
【このカテゴリーの最新記事】