昨日のベルツノガエルに続いて、クランウェルツノガエル(メス)の調子も何処かおかしい。
どうにも、カエルツボカビ病の事が頭を離れない。
調べてみたところ、ツボカビ病の三病態が当てはまる。
1.触っても瞬きをしない。
2.ひっくり返しても起き上がろうとしない。
3.口を摘んでも反応しない。
これが、全部該当する。
ただし、これらの症状は必ずしもツボカビ病だけに現れるものではないとの事。
不安だが、近隣にはツボカビ病を診断出来る病院はない。
出来る事と言えば、ツボカビの致死温度だという30°に温度を設定する事くらい。
クランウェルについては、これで様子を見る他ない。
むしろ、やるべきは万が一、ツボカビ病だった場合の事を考えて、菌が外にもれない様にする事。
昨日死亡したベルツノガエルは、使っていたマットと共に厳重にビニールに包んで今朝、焼却ゴミに出した。
使用した容器、器具、水は全て塩素系洗剤で消毒し、廃棄出来るものは廃棄した。
出来る事はそれくらい。
後は経過を見守るしかない。
しかし、もしツボカビ病だとしたら菌は何処から侵入したのだろう?
ツボカビの潜伏期間は長くて約60日らしい。
だから、飼育を始めて2ヶ月が経過した生体はまず安全と言う事になっている。
件のツノガエル達を飼育し始めたのは2016年。2年が経過している。
つまり、この子達は感染源ではない。
この2ヶ月の間に、導入した両生類。
思い当たるものがいる。
それは、アンフューマ。
今いる個体ではない。その前に導入した個体。
過去記事を見ていただければ分かるが、今いる個体は二代目。それより前に、短期間で死亡した個体がいる。
件の個体は導入時から状態が悪く、不活発で体表からボロボロと表皮が剥がれ落ちていた。
当時は初見の生き物と言う事もあり、脱皮に関してもイモリ系統ではよくある様子だったのでこんなものなのだろうと思っていた。
明らかに異常と感じ始めたのは2,3日経ってから。
脱皮が一向に終わらず、餌も食べない。好物と聞いていた餌金を放っても、食べようとしたのは一度だけ。手に取ってみても、ほとんど抵抗せずにダラリと垂れ下がる。
そのまま、訳も分からないうちに死んでしまった。
導入してからの死亡と言う事もあり、購入店舗にはクレームは入れなかった。
可能性があるとしたら、それしか考えられない。
しかし、そうなると不安になる事がある。
その初代と同じケージを使っている現在のアンフューマ。
昨日から、餌を食べない。
脱皮の前には食べなくなるので、また脱皮かもしれないと思って待ってみた。
案の定、脱皮が始まったが、前2回と様子が違う。前回と前々回は、口を使って靴下を脱ぐ様にスルリと脱いでいた。それが、今回は全身からボロボロと剥がれる様に落ちて水中を漂っている。
まるで、前個体のそれの様に。
まさかと思っていたが、今日帰宅してみると脱皮は終わっていた。脱ぎ去ったらしい大きな古皮が水槽の隅に落ちている。細かい皮が数切れ、水中を漂っている。体から、耐えなく皮が剥がれ落ちる様子はない。
餌は食べない。
脱いだ古皮を食べるので、それで腹が満ちているのかもしれない。残されていた皮も、全身分にしては少ない様な気がする。本来なら全部食べてしまうのだが、今回は脱皮の一日前に給餌していたので、食べきれなかったのかもしれない。
色々と、良い方向に考えようと思うのだが、不安は消えない。
何故、餌を食べないのか。
何となく、動きに違和感がある様なのは気のせいか。
ツノガエルの件でナーバスになっているのかもしれないが、不安は晴れない。
とにかく、明日の夜になったらちゃんと給餌してみよう。
とりあえず、残った古皮は水とともに吸い取った後、消毒して廃棄した。
暗い話ばかりなのもなんなので、一つ朗報を上げておく。
本日、インドシナウォータードラゴンがプールに糞をした。
掃除の為に吸い取ると、コオロギのものと思われる羽根が沢山出てきた。
どうやら、採餌は確実に行っているらしい。
少し、安心した。
写真の様に、木の上に上る姿も見る様になってきた。
多少は落ち着いてきたのだと思いたい。
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