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2016年11月09日

大学への進学を本気で考える日々‐大学の多様な学び方(大学生日記)

大学への進学を本気で考える日々‐大学の多様な学び方(大学生日記)


一番なりたかった高校教師という夢をかなえるための大学選びがはじまった。

退院後、はやる気持ちで本屋に行き、通信制大学の専門書を購入した。通信制大学がある事と、このような専門書が売られている事にも驚いた。

ついこの間まで、お店が閉店し、会社が倒産に追い込まれ、体は病魔に蝕まれ闘病生活まで経験し、人生のどん底を経験した自分だが、夢を実現するために前向きな人生を歩む事ができた。

夢や目標を持つことによって、人は有意義に生きていけるのだと思った。

これまで、私は大学と言えば高校三年生で受験して昼間に通うものだと思っていた。

しかし、大学で学ぶ方法は多岐に渡っており、通学制以外に夜学があった。

年令層もバラバラで、10代の若者から定年後の老人まで多様な年令の人が大学で勉学に励んでいる事が分かった。

また、入学する方法も多岐に渡っており、編入や社会人枠など個々の状況に応じて大学進学の道が開かられていた。

これまで、金銭面や年齢、大学受験の失敗などで諦めていた大学進学への夢、しかし、自分のような人間でも、手軽に大学に行く事ができる。

そう考えると、これから過ごす未来が楽しみでしかたなかった。

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難関通信制大学を卒業する方法、現役大学生必見

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2016年11月08日

宗教改革が発生した時代背景とその理由‐キリスト教史リポート

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宗教改革が発生した時代背景とその理由‐キリスト教史リポート
 

 カトリック教会は長い年月を通じてキリスト教の本来持つであろうイエスの愛の意思とは全く違うものへと変化していた。

それは、キリスト教会の階級化や教皇絶対主義などの権力欲の増大や俗権力との結びつき、また、異端狩りや魔女狩りと言った暴力的な思想への結びつきなどである。

キリスト教は愛によって人を救う存在から一般市民を押さえつけて、自由を奪うものへとなってしまったのである。


 ヨーロッパ社会では中世を通じてキリスト教による精神的支配が続き、キリスト教の教義が全てとなった。

しかし、ヨーロッパでは14世紀ぐらいから、東方の進んだ文化やローマやギリシャの古典文化に対する認識が高まった。

いわゆる、ルネサンスを向かえて、あらゆる方面で新しい生き方が模索され始めた。

ルネサンスは、ゆうなれば、異教徒の文化を容認することである。

また、異教徒の文化を容認することは、異教徒の文化を認めないキリスト教の教義に反する行為でもある。

そして、教会の教えが全て正しいと信じられた時代が徐々に崩れていくことになる。

あらゆることに新しい生き方が模索され始めたヨーロッパ社会において、キリスト教本来の意味である、イエスの愛の言葉を説く宗教とは大きくかけ離れた権力欲と結びついたキリスト教に異を唱えるものが現れた。

これは、必然的な歴史の流れと考えることができる。

宗教改革が始まったルターの生きた16世紀は、カトリック教会に異を唱えることが可能となる宗教的思想がヨーロッパ社会に土台として造られていた事が以上の事柄で分かる。


 宗教改革の火付けとなったのは、ルターの95か条の提題である。

この95か条の提題により一般の民衆は、イエスの愛に満ちた教えを伝えるキリスト教のあるべきすがたを見たのだろう。

ここから、これまでの、キリスト教に不満を持っていた人たちに広まり、不満を持っていた人達によって宗教改革が行われるのである。

プロテスタントの大きな特徴は聖書を重んじる所にある。

聖書を改めて読み直すことによって、神は人を裁くものではなく、人を救い恵みを与える存在であることに気がついていく。

そして、聖書を重んじる事によってそれまで、キリスト教(カトリック)で行われていたことが聖書に順じた内容でないことが分かり、また、カトリック教会の権威は聖書とは関係が無いことが分かった。

カトリック教会の権威は聖書に裏付けされていないことが分かると、カトリック教会ではなくて、聖書に信仰の根拠を求める事となった。

この聖書を重んじる新しい思想はグーテンベルクの活版印刷の発明によって広く大衆に知れ渡る事となった。


 カトリックのミサは教会当初はおそらく、同じ信仰心があるもの同士が集る触れ合いの場であったはずである。

しかし、長い年月を刻むと、ミサは聖変化などの科学的根拠の無いあやしい儀式などを使って信者を縛り付ける存在へと変化していった。

カトリックのミサの儀式や教義は聖書に書かれていない関係のないものである。

告解もミサと同じで、本来は、迷える信者が神父に自分の罪からくる悩みを相談するためのものと考えられる。

しかし、長い年月を経て、罪を告白し、罪を許されるために、罰を与えられ、最終的には免罪符なるお金を要求する卑劣な手段へと変化していた。

これらの行いは、聖書とは全く関係のない教会の利だけを目的としたものである。


 教皇の位置についても、教皇の権威は聖書に裏付けされている事ではなく、教皇の権威はカトリック教会によって作られたものである。

ペテロがローマで殉教したことから、ローマ教会が殉教したペテロと結びついてペテロの後継者として権威を確立したことにある。

ここで、重要となるのは、ペテロがローマ司教として君臨したのではなく、ただ、たんに、ローマで殉教したにすぎないことである。

つまり、教皇の権威は聖書の記述によって裏付けされたことではない。

また、本当の意味でペテロとは関係ない教皇の権威はプロテスタントにとって、ローマの司教にしか過ぎないのである。


(キリスト教2000年史 いのちのことば社 井上政己 参照)


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2016年11月07日

イエスと新約聖書の構成に秘められた謎とは?(キリスト教史リポート)

イエスの歴史と新約聖書に隠された秘密に迫る

イエスと新約聖書の構成に秘められた謎とは?(キリスト教史リポート)

 イエスという1人の人間の本当の歴史を知ろうとすればするほど、真実の歴史を知ることは難しい。

これは、イエス以外の歴史上の人物の歴史を知ろうとした時も同じで真実の歴史を知る事は難しい。

現代から時代が過去へさかのぼれば、さかのぼるほど真実の歴史を知る事は難しい。


 イエスの歴史の場合は、イエス自身が宗教家なので、一般の歴史と比べて真実を知る事はなおさら困難である。

宗教的な観点からの歴史部分が中心となり、後世の人の都合のよい歴史に塗り替えられやすい特徴がある。

特に、キリスト教は教祖とされるイエス自身が確立した宗教とは言えず、後の人がイエスの教えを元に確立した宗教とである。

そのため、教祖としてのイエスを作らなければならない環境にある。

そして、イエス死後の後世のキリスト教徒は、イエスを神格化した。

これは、キリスト教を広めやすくするための、1つの作戦と見ることができる。

また、イエスの母マリアまでもが、処女伝説や降臨伝説などによって、神格化されている。

つまり、イエスと言う人間が後世の人達によって神として作られ、また、後世の人達によってイエスに、さまざまな付加解釈が付け加えられて、本当のイエスとは遠く離れた別の存在になっているのである。


 本当のイエスを知る手がかりは、ほとんどなく、新約聖書と僅かな資料のみである。

新約聖書はキリスト教の聖書であるが、教祖のイエスが作ったものではない。

後の人が作り上げた物なので、そのまま、イエスの教えだと受けとめるのは難しい。

また、キリスト教を伝道するための聖書なので、歴史書とは違う。そのため、新約聖書から本当のイエスを知る事は難しい。


 イエス死後のキリスト教の考えは、ペテロやパウロを主流とした思想である。

イエスは、十字架に掛けられて死んだ後、復活したと信じられていた。

実際にペテロは復活したイエスに最初に会った人間で、復活したイエスに、キリスト教の指導者とて励まされた。

また、パウロは復活したイエスに実際に合ったことがきっかけとなって、キリスト教反対の立場から急転してキリスト教を信仰したと言われている。

当時のイエス復活説を支持したキリスト教徒の考えでは、イエスは十字架に掛けられて死んだが、しかし、復活を遂げて永遠に生き続ける存在へと生まれ変わり、自分たちを導いてくれる神のような存在になった。

イエスが復活して生きているのだから、生前のイエスの言葉や歴史には、あまり興味を抱かないのである。

そして、このイエスが復活した考え方は後のキリスト教の主流の考えとなる。


 逆に、イエスは十字架に掛けられて死んでいるので、イエスの生前の言葉を重視した人々もいた。

この考え方にそって、イエスの生前の言葉を重視して作られたのが福音書の1つがマルコである。

これは、初めて作られた福音書で、パウロ的な思想に対して、批判的な視点で書かれているものである。

問題として、後のキリスト教会の主流がパウロ的な思想になったことである。

そうなると、イエスの生前に重点を置くマルコの存在が厄介なものへとなるのである。


 マタイもルカもマルコを土台として作られたものである。

マタイはキリスト教はイスラエルの本当の後継者という視点から書かれ、また、ルカはキリスト教会の発展に対応した状況下で作られた。

つまり、マタイもルカも製作者の意図や野望が盛りこまれた内容なのである。

つまり、マルコこそ、生前のイエスを知る手がかりになる重要な福音書だが、マタイとルカに挟まれた順番で聖書に記述されているために、人々の記憶には残りにくいのである。

人の記憶は、最初と最後はよく覚えているものである。(系列位置効果)


 キリスト教初期の段階で最大の異端とされたものに、グノーシス主義がある。

グノーシス主義の思想は、イエスは復活などしていなくて、ましてや、神でもなく、普通の卓越した人間であると考え、だれでもがんばればイエスのような人になれると考えた。

キリスト教では異端とされたが生前のイエスに重点を置く思想と見ることができる。

グノーシス主義のトマス福音書は114の生前のイエスの言葉を綴った作品と思われるので、生前のイエスを知るためには非常に貴重な文献と言えるだろう。

(キリスト教2000年史 いのちのことば社 井上政己 参照)


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2016年11月06日

ユダヤ教の律法主義が生まれたその理由とは‐キリスト教史リポート

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ユダヤ教の律法主義が生まれたその理由とは‐キリスト教史リポート

 ユダヤ教がいつ始まったのかを考えてみると、紀元前18世紀のアブラハムの時代まで坂登ることができるのだろか。

または、紀元前13世紀頃に現れたモーゼという指導者によってイスラエルの民がエジプトを脱出して、シナイ山で十戒を授かった時なのか。

それとも、旧約聖書が作れた時なのか。このようにいろいろ考えられるが、どれもしっくりとこないのである。

現代われわれが、ユダヤ教と認識している宗教とこれらユダヤ教が始まった頃に行われていた宗教では大きな違いがある事がしっくりこない理由である。

 イスラエルの民は長い歴史の中で、迫害や圧制などさまざまな苦難の道を歩んでいくが、その苦難の中から心の差さえとなる宗教の位置付けは絶対的なものになる。

苦難の中で、イスラエル民に宗教的な価値観が生まれて、それが育まれていくのだが、続く苦難の歴史の中で、ユダヤ教は変化を遂げることとなる。


 最初に、イスラエルの民の中で、本格的な宗教的価値観が生まれるのが紀元前13世紀のモーゼの時代と言われている。

イスラエルの民はパレスティナに住んでいたが飢餓が発生したときにその一部がエジプトへと移住した。

エジプトの支配下の中イスラエルの民は奴隷化されて、苦難の道を歩む。

そんな時、モーゼは神の声に従い、エジプトに住むイスラエルの民を引き連れてエジプトから脱出する。

紅海を渡り、荒野をさまよいながらシナイ半島の着き、シナイ山で神ヤハウェに出会い、神ヤハウェの民になる契約を交わし、そして、神ヤハウェから十戒を授かった。私が見た映画ではこの時、紅海が2つに割れて海底から脱出していた。インパクトのある忘れられない1シーンである。


 十戒は神ヤハウェの教えを説いたものである。

1.神はヤハウェだけである。

2.偶像を拝してはいけない。

3.神ヤハウェの名をみだりに唱えてはならない。

4.安息日を守る。

5.父母を敬う。

6.人を殺してはいけない。

7.姦淫するな。

8.盗みはするな。

9.隣人に対して偽証するな。

10貪欲になるな。である。


 十戒は神に祝福されているイスラエルの民への、神からの送り物的な恩恵の1つとして捉えられていた。

けっして、十戒は神の恩恵を受けるために守らなければならない規則ではなかった。


 その後、イスラエルの民はカナンの土地にたどり着き、そこに住んでいたペリシテ人との戦いに勝利して、カナンの土地に定住して、そこに王国を建てるのである。

王国は繁栄を極めるが、人の心も乱れ、最終的には王国は半分に分裂して、その両方の王国とも他国に滅ぼされることになる。


 そして、紀元前586年〜紀元前538年のバビロン捕囚などの苦難を体験したイスラエルの民は、自分たちの王国が滅び苦難に陥ったのは、ヤハウェとの十戒の契約を守らなかったから苦難に陥ったのではという思想が生まれた。

そして、ヤハウェとの契約を守れば自分たちは助かると考えた。

その中で、神との契約を守っている自分たちユダヤ教徒だけは苦難から解放され救われ、神の契約を守っていない後の人は滅びるなどの、自分たちは選ばれた民だと考える選民思想が生まれた。

そして、神の契約を守っていればいつか神が苦難から救ってくれるメシアをこの世に遣わしてくれるというメシア信仰を生み出すことになる。

また、神との契約を守らなかったので、王国が滅びたとの思想から、神との契約を守っていれば王国が滅びることはないとの考え方になった。

そこから、神との契約を厳守する律法主義が生まれた。ここから、現代認識されているユダヤ教がうまれたのである。

律法は神からの祝福ではなくて、祝福をうけるため条件へと変化したのである。


 以後もイスラエル民の苦難の歴史は続き、苦難の歴史の中で、イスラエル民の律法主義はますます深まっていくのである。

律法は限りなく細かい生活の部分にまで影響を与え、極端な形式主義も生まれてくるのある。

(ユダヤ教 ノーマン・ソロモン 岩波書店 参照)
 

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  • 2016年11月05日

    高松空襲と本土空襲‐市民から見た大東亜戦争とアメリカの戦争犯罪‐卒業論文をリニューアルして本を出しました。

    卒業への最大難関、卒業論文を攻略しよう

    高松空襲と本土空襲‐市民から見た大東亜戦争とアメリカの戦争犯罪‐

    卒業論文をリニューアルして本を出しました。

    法政大学の文学部史学科を通信教育で卒業しました。

    卒業する上で、最大の難関が卒業論文でした。

    卒業論文を元に新しく付け加えて、著書を出すことになりました。

    いきなり、卒業論文と言われても、イメージが湧かないと思います。

    卒業論文の書き方はかなり特殊で、いろんな意味で時間もかかります。

    卒業論文を書けるようになる一番良い方法は、リポートの攻略と同じです。


    『他者が書いた卒業論文を見て参考にする』

    私が書いた卒業論文を書籍化




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    2016年11月04日

    キリスト教とその可能性‐キリスト教史リポート

    5.jpg「教科書に載らない歴史」はここをクリック 高校で普段行っている授業の実践記録や日記集、研究など、教科書に載っている事だけを授業するなら教員なんていらない。誰も知らないことを授業で取り上げる事に意味がある。教科書では語れないことや取り扱って欲しい内容を取り揃える。教科書で語れない内容に真実や日本文化の素晴らしさが詰まっている。日本人としての心を取り戻す教育、その一部を紹介します。






    キリスト教とその可能性‐キリスト教史リポート

    現代の社会においてキリスト教は唯一絶対の真理ではなくなった。

    それは、自然科学の発達によって、これまで教えられてきたキリスト教の教義や儀式、価値観が現実のものではなく、間違いである点がいくつかでてきたからである。


     例えば、ローマ・カトリック的キリスト教では、地球を中心に世界が廻っていることが信じられていた(天動説)。

    しかし、科学は進歩して、人間は宇宙にまでその行動範囲を広めた。そうなると、現実では、地球は太陽の周りを廻る1惑星に過ぎないことが分かった(地動説)。

    こうなると、それまで教えられてきたキリスト教の教えが間違いであることが判明した。


     その他、聖母マリアが処女でイエスを生む確立である。

    もちろん、処女で妊娠する確立は0ではない。しかし、どんな場合でも、必ず精子と卵子の結合は必要で、けっして、精子と卵子の結合なしでは子供を宿すことは不可能である。

    生物学の発達は処女マリア信仰を否定できるものとなった。


     その他、生物学の進歩によって、人は神がお造りになったというキリスト教の教えに疑問が出てきた。

    この問題に関しては、現代の科学力でも科学的に100パーセントの確証は保証できないので、もしかしたら、キリスト教の教えが正しいのかもしれない。

    しかし、人間の進化が、原生生物から海の生物、海の生物が陸に上がり、猿、人、という流れで、進化の過程をたどったとされるダーウィンの進化論、また、最近注目されているウイルスによって生物が進化していくウイルス進化論。

    これらの理論は今現在の世の中で、一般的に知られ信じられている学説である。

    科学的な裏づけがまったくない、人間は神がお造りになったというキリスト教の教えは現代人にとっては、単なる空想論なのかもしれない。


     理論だけの科学的根拠のない空想的な教えに対して、現代の人間は心を動かされにくくなっている。

    人を納得させるためには理論だけでなく、科学的な裏付けが証拠として必要なのである。

    科学的な裏付けのないキリスト教に対して現代人(特にキリスト教国とされるヨーロッパやアメリカ)のキリスト教離れが進んでいる。

    もちろん、クリスマスや結婚式などの文化としてのキリスト教は廃れることはないが、しかし、キリスト教の教義や教え、毎週あるミサなどの宗教的な信仰としてのキリスト教は廃れつつある。


     しかし、他方で特にアフリカや韓国などではキリスト教が広まっている。

    近代時代、アフリカではヨーロッパ列強の植民地支配政策の1つとして、半ば押しつけられた形でキリスト教の布教が行われた。

    だが、植民地支配が終わった現代においても、アフリカではキリスト教が廃れるどころか、逆に広まりを見せている。

    ここにキリスト教の新たな可能性を見る事ができる。

    キリスト教ほど世界中に広まっている宗教は他には無い。

    おそらく、キリスト教には地球に住む人々の心になにかしらの気持ちを訴えかける事ができる大きな力が秘められているのだと思う。


     また、キリスト教の可能性として、人々に共通の意識を持たせる力がある事である。

    その成功例として、ヨーロッパ共同体(EU)がある。EUの統合が今のところ順調に進んでいるのはキリスト教の力が大きいのではと思われる。

    かつて、ローマ帝国として同じ国で同じ宗教を信仰し、それ以後も、宗派の違いはあるけれども、同じ宗教を信仰してきたことは、ヨーロッパ人としての共同概念を育て、1つの共同意識となっているのではないだろうか。

    この共同意識があるからこそ、ヨーロッパ共同体が存在できるのではと思う。

    多様な人の心を1つにまとめる時に宗教という存在が大きな力となる例と言えるだろう。


     私自身がこのような世界を望んでいるわけではないが、もし、キリスト教が世界中に広まり信仰の対象となれば、世界の人々に共通の意識が生まれる。

    そして、そこから世界中で共同意識が生まれてくるかもしれない。


     最後に、私が思うことは、今後のキリスト教の課題として、空想的な事柄をできるだけ強調することを止め、また、カトリック教会の権威付けのために作られた聖書の構成や教義を見直し、イエスの慈悲に満ちた言葉と生き様を正しく理解して広める必要があると思う。

    そうすることによって、今後も世界中で愛される宗教になると思う。

    (キリスト教2000年史 いのちのことば社 井上政己 参照)


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    2016年11月03日

    通信制大学に対する世間の評価とは?


    サイト管理者「真田まさお」の著書、高校教師として奮闘したクラス経営の日々を本にしました。高校教師の魅力が詰まった一冊。新任教育、教員志望者必見。


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    通信制大学に対する世間の評価とは?


    ・通信制大学の評価

    これは私が、就職活動や教員として勤務する時に感じた事です。

    通信制大学に対する世間の評価は、思っている以上に低いと感じています。

    認知度がほとんどなく、通学制と比べて不利になります。

    法政大学通信教育部に対する世間の評価は、通学制の法政大学には、残念ながら、到底かないません。

    通信生同士が集まる場で、「自分たち通信生は、通学生よりも勉強をしているので、通学制よりも通信制の方が上だ」と言っている光景を何度か見かけたことがあります。

    しかし、世の中、そう甘くはなく、同じ法政大学を卒業したにも関わらず、通学生の方が評価は格段に高いです。

    これは、私自身が実際に何度も体感している事です。

    教員の世界は学歴社会なので、通信制大学では、最初は様々な所で余計な苦労をします。

    しかし、勤務年数をある程度重ねると、現場では実力を問われるようになります。

    有名大学を卒業していても教員としての実力がなければ評価はされません。

    勤務年数が増えてくると、通学制、通信制の違いは関係なくなってきます。


    ・それでも通信制大学が良い理由

    通学生よりも格段に安い学費で、誰でも入学でき、自宅でも単位が修得できる通信制大学の魅力や利点は、多少世間の評価が低くくても、大きいと思います。

    唯一の救いは

    卒業証書に関しては、通学制と全く同じ証書

    が授与されます。

    感覚として、通信で単位を取得しただけで、法政大学卒業という資格は通学制と変わりないと言うことが言えます。

    東京6大学の名門、法政大学を卒業したという事実は、書類上では通学生も通信制も平等な扱いと言うことです。


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  • 2016年11月02日

    単位習得試験の試験場でのテクニック‐合格率の上がる方法とは‐


    それでも書く

    単位習得試験の試験場でのテクニック‐合格率の上がる方法とは‐


    単位修得試験で、試験問題を見ると、試験の山が外れる事や勉強不足で、まともな答えが書けそうにない事もあると思います。

    しかし、ここで諦めてはいけません。

    これまで、単位習得試験を受けて感じた事は、退出しても良い時間になると、多くの人が退出してしまう事です。

    法政大学通信教育部の卒業率が低い要因だと感じています。

    諦めて、ほぼ白紙で提出して帰るのは辞めましょう。分からなくて分からないなりに何か書く。

    とりあえず書く

    この行為が卒業への道と思って下さい。

    これは私の経験上の話ですが、科目によっては、的外れな事を書いているだけの答案でも合格になる事があります。

    また、分からない事を分からないなりに書く行為が、知らないうちに文章を書く能力を開花させます。

    教師になった今では、この書く能力を重宝しています。



    │ 単位修得試験の合格基準

    @書いているだけで合格する科目がある。

    A設題にそった内容なら合格できる科目がある。

    B出題者の意図を読み取った内容なら合格出来る科目がある。

    @のパターンで合格した科目も実際にあります。

    1番多いのはAのパターン。

    Bのパターンだと自分が落ちた理由が分からないまま追試を受け続ける羽目になります。

    何にしても、@ABのパターンで共通している事は


    ある程度の文量が必ず必要

    ということです。

    白紙では合格はありえません。

    何か書くだけの行為が合格、そして、卒業につながっていきます。


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    ★一年中本ばかり読んでいる真田マサオの本屋さん。
     本を読み、そして、本を書くのが趣味。良き本に巡り合う為には、本をたくさん読んだ人から感想を聞くのが一番良い方法。好きな本のジャンルは歴史書、時事問題、自己啓発本、パソコン、旅行書、マンガなどなど。本との出会いが人生を大きく変える事もある。
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    2016年11月01日

    ゆとり教育について‐教育原理リポート(2004年製作)(2016年考察)

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  •  ゆとり教育について‐教育原理リポート(2004年製作)(2016年考察)

    近年教育改革は凄まじく進んでいる。これまでの、教育は大学入試を目的とした、統一的な詰め込み形の暗記重視の教育であったように思われる。


     近年の教育改革で文部科学省は子供達に求めたものは、新しい学力である。

    新しい学力とは、ゆとりのある教育によって、生徒の自主性を重んじ個性を豊かな人材の育成を目的としていた。

    説明すると、これまでの教育は詰め込み式で、授業のペースは早く、覚えることも多いので、ゆっくりと時間をかけて学習するのは非常に難しかった。

    そのため近年の教育改革では、覚える内容を整理して、ゆとりを持って学習することを目的とした。

    ゆとり教育によって、さまざまな教育改革が実行された。


     しかし、教育改革の弊害として生徒の学力低下が社会的な問題となっていく。

    近年教育改革でもっとも学力低下問題に関わってくるのが週休2日制の実施であると私は思う。

    私の時代は土曜日が半日授業で日曜日が休日の週休1日制であった。

    週休2日制は土曜日と日曜日が完全に休日となる。

    これは、文部省が考えるゆとり教育が精神となった改革で授業時間を減らすことによって、家庭での学習や生徒がゆっくりと確実に学ぶ事を目的としている。

    しかし、問題点として、これまで、週に6日学校に登校していたのが、週に5日に減ってしまう。

    これは、言いかえると1日分の授業時間が減るということを意味し、また、生徒が学習すべき内容が減ることも意味している。

    そのため、生徒の知識量は授業時間が減ったので、その分少なくなってしまう。言い換えると、学力が低下してしまう事でもある。


     文部省の狙いは1日減った授業時間を使って、生徒自身が自宅で、自主学習やクラブ活動、習い事、疲れを癒し、生徒がのびのびと過ごす環境を作ることにある。

    しかし、現実はどうであろうか。もちろん、休みになった土曜日を使って学業やスポーツ、家族や友達、恋人との触れ合いで土曜日を有意義に過ごす人もたくさん存在するのは事実である。

    しかし、文部省が1995年に実施した土曜日の過ごし方の調査では、小中高でいずれも上位に位置するのが、ゆっくり休養である。

    ゆっくり休養とはいろんな意味が取れるが、家で半寝状態のままだらりと過ごしたり、テレビや音楽を聞いたり、なにもせずに過ごす状態ではないだろうか。

    よい意味で捉えると、日ごろの学問やスポーツ、ストレスを解消するための時間と取れるが、言いかえると怠惰でむだな時間の過ごし方でもある。

    もちろん休息は必要であるが、若くエネルギッシュな世代であるのに、非常にもったいない時間の使いかたである。

    この文部省の調査からも分かるように生徒の大部分は土曜日に勉強を行っていないので、土曜日の休みが学力低下の原因となっている。


     また、学校という場所は、学業だけを教える場ではない。

    学業以外でも今後の長い人生を生きる上で必要になってくる技能や経験をたくさん身につける場である。

    例えば、気が合うクラスメート、気が合わないクラスメート、先輩、後輩、教師、恋人などを通じてさまざまな人間関係を学ぶ場でもある。

    また、部活動を通じても、礼儀、上下関係、勝つ喜びや悲しみ、団体行動などを学ぶことが出来る。また、授業のチャイムや廊下を走らないなどのいろいろな校則から社会のルールを学ぶ。

    この様に学校が教育に貢献する例を上げればきりがない。

    このように、学校はいろんなことを教えてくれる場である。


     また、長い人生において、学生時代はもっとも大切で楽しい時間である。

    いろんな事を吸収しやすく、いろんなことに興味が持てる期間でもある。

    そして、先ほどの文部省の土曜日の過ごし方でも分かるように大多数の学生が土曜日を無駄に過ごしている現実は、本来学校に登校していれば、いいことも悪いことも含めてさまざまな事を経験するチャンスを自ら逃している事になる。

    そして、家で怠惰に過ごせば様々な事を経験する機会には恵まれない。

    これは、土曜日が休みになることは、学力の低下だけでなく、人生経験の低下にも繋がり、広い意味では学力が低下したことになるだろう。


     週休2日制による土曜日の使い方に関しての生徒間の違いは、例えば、土曜に勉強や部活動に積極的に取り組んだ生徒はいろんな経験をつんで自分自身をスキルアップしていくが、怠惰に過ごした生徒はあまり成長しない。

    このことは、生徒の個人差を広げる原因ともなり、できる生徒とできない生徒との差を深めることになる。できる生徒が増える反面、できない生徒が増えるので、生徒の学力が低下したと言えるだろう。


     週休5日制によって、もっとも、学力が低下してしまったのが、理系科目である。私の時代もそうであったが、理系科目は難しい。

    授業時間が減ったことで、理系科目の時間数が特に減り、また、選択科目制では、難しい理系科目はやらないという問題点が発生する。

    1982年にゆとりの教育を掲げて高校の理科科目の選択制を大幅に拡大した。

    私は1982年以後の高校入学者なので、体験談を述べると、実際に高校1年の時は中学の復習的な要素の強い理科1を学習した。高校2年からは生物を勉強した記憶がある。

    化学や物理をほとんど勉強していない。今、感じることは、生物を勉強するにしても、物理の知識は必要である。

    これから、時代はもっと、あらゆる分野で科学化が進み、そして、国際間の経済問題が進むはずである。そうした時代にもっとも、役にたつのは理系科目ではないのかと思う。

    また、理系科目を理解する為に必要な事は何度も繰り返して問題を解くことである。

    本来、理系科目はたくさんの時間を取るべき科目なのである。宇宙の法則を公式化する物理や数学を学校であまり学習しなくなることは、基礎的な数字を扱う能力が低下することを意味している。

    実生活においても基礎的な数字の学力は必要な能力だと感じる。
      

     生徒の自主性を重んじた、新学力の現実は難しいと思う。

    人間と言う生き物は、私を含め、楽な方に逃げる傾向がある。

    だから、教師が授業で勉強をしっかりと教え、宿題をだして、生徒を導かないといけない。

    そして、私が思うに、真の学力とは基礎で裏付された、専門的な知識なのではないだろうか。

    小中高などでは、やはり、基礎をきっちりと勉強する必要があるのではと思う。

    学力が低下する生徒が増える半面、週休二日の良い部分は、自由な時間を使って、できる生徒が増えることにある。


    (現2016年投稿時の感想と実態)
     2016年の現在、ゆとり教育は完全に失敗だったと認知されている。

    現在は、土曜日の授業を再開する学校や夏休み、冬休みなどの長期休暇を縮小して授業数を確保する学校が増えている。

    ゆとり教育の本当の狙いは、出来る人間と出来ない人間とに分け、日本の国を引っ張るリーダーを育成する目的があったと言われている。

    結果として、現在日本の国内では格差や貧困が大きな社会問題となっている。

    また、競争原理を教育から排除した、ゆとり教育の様々な弊害は日本社会を蝕んでいる。



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    2016年10月31日

    通信制大学に通った1年目、3単位しか取得できなかったのに次年度から単位を取れるようになり4年で卒業して同時に教員免許も取得できたその理由とは?

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    こんな自分でも単位が取れるようになった理由とは


    通信制大学に通った1年目、3単位しか取得できなかったのに次年度から単位を取れるようになり4年で卒業して同時に教員免許も取得できたその理由とは?

    法政大学文学部史学科に通信教育で入学をし、結果として、4年で卒業、同時に教員免許も取得できました。

    しかし、一年目に取得した単位数は、スクーリングで合格した3単位のみと言うお粗末な結果であった。

    初年度、単位の取り方が正直分からなかった。

    リポートに時間を費やしてもほとんど書けなかった。

    最初に取り組んだ科目が日本史概説という4単位ものの科目であった。

    当時は1単位につき、1つのリポート提出が基本で、約半年かけて4つのリポートを提出した。

    提出したリポートは2度再提出となり、合格できたのは2年次の時であった。

    1年目は通信教育での単位取得は1単位も取れなかった。
     
    では、なぜ、1年間で3単位しか取れなかった自分が、2年時以降沢山の単位を取る事ができたのか?


    単位を取れるようになった理由

    @ 制度の改定があって、2年時から、基本2単位で1つのリポート提出になった。

    A 冬のスクーリングに参加して、同じ志を持つ仲間に触発されたり、単位を取るための情報を手に入れる事ができた。


    制度の改定で、リポート提出の負担が減った事も大きかったが、冬のスクーリングに参加して、全国の通信制と交流を持てた事が自分の中で大きかった。情報交換や将来の夢を語り合ったあの空間が自分の中で、何かが変わる瞬間になった。

    法政大学では、スクーリングの宿舎の紹介をしてくれる。

    私がよく利用したのがルーテル市ヶ谷センターという教会の宿泊施設であった。

    3名の共同部屋で、スクーリングの時期になると沢山の通信制が泊まり、良い刺激を受ける事ができた。

    スクーリングに参加して以後は、定期的にリポート提出を行う事ができるようになり、コツコツと単位を積み重ねることが出来た。

    スクーリングに参加して、仲間と情報を手に入れた事が、卒業に向けての第一歩となった。


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