車検が終わり、メンテナンスのサービスマンからタイヤの溝の深さは4o前後であるとの報告を受けた。
新車時が7ミリ前後だから半分近く減ったということである。
溝が浅くなるとどうしても水はけが悪くなる。これは水上スキーと同じ状態になりやすいということである。
所謂ハイドロプレーニング現象という事故原因の一つであるが、それを招き易いことになる。
実際私も50年程前、このハイドロ現象で車を1台潰している。
たまたま運が良く生きているのが不思議なくらいの事故であった。
当時周りの人は状況を見て死んだねと言っていた位だから。
濡れた路面を高速で走ると路面とタイヤの設置面の間に水の幕、水の層が出来、将に水上スキーのようになり
ハンドル操作が全く効かなくなり、あらぬ方向に車が勝手に動いてしまうのである。
私の時も95キロで走っていたらフワッと浮いたなと思った瞬間、車がくるくると。
2,3回転もしたのか記憶にないが直径50p位のコンクリート製の電柱に激突して停まったのである。
雨の日は特にスピードは控えめにしなければならない。あたりまえのことである。
この当たり前の事が中々難しいのである。だから世の中から事故が減らないのである。
タイヤの溝は極めて大事である。
しかし、溝がどんなに有ってもスピードの出し過ぎには、対処の仕様がないから雨の日は飛ばすなという事で
ある。
昔こんなキャッチフレーズが,【ラジアルタイヤは魔法のタイヤではありません】と。
どんなに高く性能の良いタイヤでも事故を起こすような運転をしていたら駄目だと言う事。
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