今回買い求めたおせちがまずかったと言うのは適切ではない。
私の口に合わなかったが正しい。
テレビなどで暮れになるとコマーシャルしている3段お重のおせち料理を、食べて感じた事である。
70歳にして初めて買い求め、そして食べた。
高いお金を払ってこんな物を買ってしまい、何たる愚かさかと嘆くも遅かった。
二度と再び間違っても買わない。見た目に惑わされてはならない。
見た目は素晴らしく美味しそうであった。ただ私の口には合わなかった。そして妻の口にも合わなかった。
口に会わない物に大枚はたくなんて浅はかな出費であったことか。
テレビを見ていると、美味しそうに食べながらゲストが紹介していたのに同調してしまった。
やはり商売は戦争だ。
「美味しいものは自分で作るんですよ」と、私の料理の師匠が言っていたことは本当だった。
今まで妻や娘が作ってくれてたおせち料理を堪能していたが、今回コロナで正月集まらなくなったので、つい
テレビを見ていて、頼んでみるかとその気になったのがいけなかった。
妻も「二度と頼まないでよ」と。
私だって自分の小遣いで、サービスしてまずいと不平を言われたくはない。
今年の暮れは従来通り、昆布を切ったり、材料を裏ごししたりと裏方に徹し料理に励まねばならないなと、
心に決めたのである。
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