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2020年12月23日

カット

紙カット.JPG


1000円床屋も20年以上前から市中に営業展開し、広く町に溶け込んできた。
しかし、今は1200円になってきている。
1000円床屋が市民権を得始めた頃から、私も通い出した次第である。

時折遊びに来る長女にカットしてもらうこともあったが、忙しいらしく中々来れない。
我家の長女は美容師である。
だからという訳ではないが、嫁ぐまで私も妻も娘にカットしてもらっていた。
娘にとり美容師は天職のようである。

兎に角、人の頭を綺麗にするのが好きで、友人知人誰にでもやってあげていた。
自分の休日にも、友人がやってくれと我が家に来るのであった。
そんな娘を見て、私の母の母つまり、曽祖母が「ただだと思って皆して来て、あれじゃ体の休む間もない」
と、ひい孫である私の娘がかわいそうと思い怒っていた程である。

嫁いだ後は、そうそうカットしてもらう訳には行かなくなった。
出産、子育て、嫁ぎ先への遠慮等々。
そこで致し方なく安い床屋さんに。
1000円床屋さんがいたるところで営業してくれて有り難かった。

先日も近所のお店でカットしてもらった。
娘は美容師であるも、ハサミのカット技術は床屋さんの方が上手い人が多いと言っていた。
さて、この美容師なる職業は、娘をとおしてしか見ていないから、これから綴る記事は偏見があるかもしれな
い。

自分で開業しないと、実に割のあわない職業のように思える。
美容学校を出てから東京に近い地方都市の美容院に勤めだした。
一年が過ぎた頃か、給与とか普段の仕事内容を、聞くとはなしに聞いてしまった。
先ず、昼食の時間である。
とても昼食とは呼べない。
夕食である。
早くて4時5時、ひどい時は7時8時頃にもなるらしい。
それも立って慌ただしく口に放り込む状況らしい。

ボーナスはほとんど無し。
娘が他店も同じようなもんだと。
従業員を全く人間扱いしない業界。

2年目の暮れに「お父さんボーナス3万出たよ」と。
「そんな額はボーナスとは言わない。
正月のタコ上げの糸代だよ」
「餅も買えやしない」と、私は悪口を言った覚えがある。

帰宅も最終電車で帰る日が多くなり、ある時期から火曜日と土曜日に妻と車で迎えにいくことになった。
高速代が往復で2000円程、市内の駐車場に停めるからその料金も。
6時位にお店の近所に着き、美容院が終わるまで妻と二人で喫茶店に入ったり、6,7階建のダイエーだったか、
そんなお店に入り買い物したりして時間を潰した。
8時過ぎ頃からお店の前辺りに車を移動してそこで待機。

仕事が終わり出てきた娘は用意しておいた食事をとったら直ぐ横になれるように、後部座席はベッド状態にし
ておいた。
自宅までの50数キロの間少しでも休めるようにである。
親ってそんなもんだろうね。
長女を連れて帰宅すると、高校生であった次女と三女がお出迎え。

母はとっくに離れの自室に移っており留守番の娘二人には寂しい思いをさせていたのであった。
今だからそこに気が付くのだが、当時何も気が回っていなかった。
悪い親だったんだなと、今初めてそこの処に気が付いた。
ねえちゃんばかりに気を使ってた訳じゃないけど、あの時それが精一杯だったのです。

これを見た娘たちよ申し訳なかった。
このブログで謝ります。
ごめんね。
posted by 小豆洗い at 00:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 家族
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