おせち料理については、例年のことだから取り立てて書くことが無いようであるが、今年だけは違う。
何が違うか。
それは2021年の正月は、お客が来ない老夫婦二人だけの正月になるからである。
毎年元日は賑やかに16,7人集うのが恒例であったが、コロナ騒ぎで自粛を互いに求め合ったのである。
寂しい事であるが、一度位こういうことが有ってもいいのかな。
有難味が判るであろうお互いに。
3,40年前から正月は賑やかにやってきたが、来年正月は夫婦二人きり。新婚みたいでいいのかな。
そういう訳で、暮れの料理騒ぎからは解放されることであろう。
そして、初めておせち料理を外部に発注したのである。年末の12月29日の夕方配達されるらしい。
例年大騒ぎで作ってきたのであるが、外部発注の今年こそ2,3品も作ればいいかなと。
だて巻きと昆布巻きは自宅で作りたいな。
売っているのは余り美味くない。
【美味しいものは自分で作るもの】だと、私に料理を教えてくれた現職場の人の言葉である。
これまで色々作ってきたが、やはり記憶に残っているのは12月30日の晦日のケーキ作りである。
我が家の3人娘と従妹の子供と私の兄弟の子供達が我家に集まり、2段のデコレーションケーキを各自が、思い
思いに作って翌日自分の家に持ち帰っていた事である。
賑やかな子供たちの笑い声とともに、徐々に出来上がる美味しそうなケーキを見ているとそれだけで幸せな
気持ちになるのであった。
綾小路きみまろではないが、あれから30年。
あっという間に時は過ぎ、じじいとばばあの夫婦二人になってしまった。
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