先程知床半島を一周するキャンプ番組のテレビを見ていたら、キャンパーが食材を調達しようとカヤックで釣りを始めたら一匹の魚がかかった様子であった。
やおら釣り上げ「あれっ、これはふぐじゃないかな。それも北枕といわれるやつじゃないかな」と、リリースしていたが、この【きたまくら(北枕)】などと言う恐ろし気なネーミング。
北枕は縁起が悪いと云われますが、その理由は仏教に於いて死んだ人を北枕で寝かせる事からと考えられ、死者の枕を北に向けた状態にする訳は、釈迦が枕を北にした状態で亡くなった為と伝承されている
それから人が死んだ時、頭を北に向けて安置する事から北枕と言い余り耳障りの良い言葉ではない。
その事からこの魚を食べたら死んでしまうことから、この魚の名前が北枕などと呼ばれるようになり、凄いインパクトのある名前がつけられたものである。
この名前を付けられた当のフグは自分がこんな凄まじい名前【北枕)なんて呼ばれている事を知らないだろう、知る由もない。
きたまくらの写真(ネットより)
世の中にはこのように、言い得て妙であり且つぴったりな名前が他にもある事だろう。
車中で釣りにハマっている社員との会話で釣果について話すことから、魚の名前が色々出てきた時【北枕】について話したのだが彼の方から「魚の名前は発見者が思いついた名前を付けることが出来るんですよね。【叔父さん】という変わった名前を付けられた魚もいるんですよ」と。
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