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2021年02月20日
今日の東京の感染状況
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のための「接触確認アプリ(COCOA)」の最新バージョン1.2.2が配布開始もさらなる不具合が見つかる
厚生労働省は18日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大防止に資するように昨年6月より提供しているスマートフォン(スマホ)など向け「接触確認アプリ(COCOA;Contact Confirming Application)」の最新バージョン「1.2.2」をAndroid版・iOS版ともに配布開始したとお知らせしています。
バージョン1.2.2ではすでに紹介したAndroid版における陽性登録を行った利用者との1メートル以内15分以上の条件に該当する接触があっても接触として検知・通知を行っていない不具合や1メートル以内15分以上の条件に該当する陽性者との接触があった場合に本来通知すべきよりも多い接触件数が表示される不具合が修正されています。
またiOS版において利用開始後しばらく経った後にデータが初期化される(利用規約などへの同意画面が再度表示される、または継続使用日数が0日に戻る)問題が一部で発生していた不具合についても改善を図っているとのこと。ただし、これらの問題とは別にバージョン1.2.2でも現時点で把握している不具合や指摘されている問題があるとしています。
そのため、Androidでは接触通知を正確に受け取れるように定期的(速やかに通知を受け取るためには1日1回程度)にアプリの再起動を実施するよう案内されているほか、iPhoneではiOS 13.5の場合に接触通知を受け取れないケースが見つかっているため、OSバージョンを最新のiOS 14.4にアップデートした上で利用するようお願いしています。
COCOAは昨年6月に提供が開始され、当初は試行版(プレビュー版)となっており、その後、正式版としてリリースされ、順調にダウンロード数を伸ばし、2月18日時点でのダウンロード数は約2538万、陽性登録件数は約10753件となっています。対応OSはAndroid 6.0(開発コード名:Marshmallow)以降およびiOS 13.5以降となっており、アプリ配信マーケット「Google Playストア」および「App Store」にて配信されています。
一方、アプリのバージョンアップの過程で接触確認の通知について条件が見直されたりしていたため、今月3日にAndroid版において昨年9月28日のバージョンアップ後から陽性登録を行った利用者との1メートル以内15分以上の条件に該当する接触があっても接触として検知・通知を行っていないことが判明するなど、複数の致命的な不具合が報告されていました。
今回、バージョン1.2.2によってこの問題を含む複数の不具合が解消されたものの、リリースする際に動作検証を行ったところ、新たな不具合が見つかったとのこと。検証の結果、Androidでは陽性者との接触を検知・通知できない不具合はバージョン1.2.2において解消されていることが確認できたものの、アプリに陽性登録を行った場合、iOS 13.5では陽性者との接触があっても通知を受け取ることができない事例が見つかりました。
動作検証では以下のさまざまなOSや機種の組み合わせで合計36ケースを1メートルの距離で20分間近接(接触に関する情報の交換時間を考慮)させ、一方の機種からアプリに陽性者としての登録を行い、テスト環境にてもう一方の機種において接触が検知・通知されることを確認、また1メートルを大きく超える距離や15分に満たない接触について通知がなされないことを確認したとのこと。
・Android 10または11を搭載した製品を使用し、メーカー独自仕様による差異を考慮する必要があるため、上位3メーカー(メーカーカバー率73.9%)を利用
・ iOS 13.xおよび14.xを使用
また本来であれば、Googleが提供する接触通知機能と連動して陽性者が通知サーバーに登録した接触に関する情報を1日に1回程度各製品にダウンロードされ、各製品内の記録と照合・通知を行う仕組みとなっていますが、検証を行ったAndroid搭載機13台13ケースでは36時間後の状態を確認した限定的な検証の結果、
アプリがバックグラウンドから強制終了されてしまうことによって当該処理が実行されないケース、あるいはバックグラウンドで起動している状態であっても当該処理を定期的に実行していないケースが7ケース見つかったということです。
いずれのケースについてもアプリを再起動(アプリを立ち上げ、アマビエのイラストと「STOP感染拡大」の文字の画面が表示されることを確認)することで当該処理が実行され、陽性者との接触があれば通知を受け取ることができることが確認できたため、定期的に再起動を行えば、きちんと接触通知が速やかに行われるものの、今後、Googleの協力を得ながら改善策の調査を進めていくとしています。
なお、同省では引き続き、接触通知が行われていなかった不具合を含めてさらなる調査を総括審議官をヘッドとして厚生労働省職員数名で構成する「COCOA不具合調査・再発防止策検討チーム」によって進め、外部のITの専門家をアドバイザーとして、技術的助言を得たり、調査を進める中で必要があれば、弁護士や公認会計士などの助言を受けて年度末をめどとしてとりまとめを行うことを発表しました。
このアプリ使ってる人いるのかな・・・・・
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バージョン1.2.2ではすでに紹介したAndroid版における陽性登録を行った利用者との1メートル以内15分以上の条件に該当する接触があっても接触として検知・通知を行っていない不具合や1メートル以内15分以上の条件に該当する陽性者との接触があった場合に本来通知すべきよりも多い接触件数が表示される不具合が修正されています。
またiOS版において利用開始後しばらく経った後にデータが初期化される(利用規約などへの同意画面が再度表示される、または継続使用日数が0日に戻る)問題が一部で発生していた不具合についても改善を図っているとのこと。ただし、これらの問題とは別にバージョン1.2.2でも現時点で把握している不具合や指摘されている問題があるとしています。
そのため、Androidでは接触通知を正確に受け取れるように定期的(速やかに通知を受け取るためには1日1回程度)にアプリの再起動を実施するよう案内されているほか、iPhoneではiOS 13.5の場合に接触通知を受け取れないケースが見つかっているため、OSバージョンを最新のiOS 14.4にアップデートした上で利用するようお願いしています。
COCOAは昨年6月に提供が開始され、当初は試行版(プレビュー版)となっており、その後、正式版としてリリースされ、順調にダウンロード数を伸ばし、2月18日時点でのダウンロード数は約2538万、陽性登録件数は約10753件となっています。対応OSはAndroid 6.0(開発コード名:Marshmallow)以降およびiOS 13.5以降となっており、アプリ配信マーケット「Google Playストア」および「App Store」にて配信されています。
一方、アプリのバージョンアップの過程で接触確認の通知について条件が見直されたりしていたため、今月3日にAndroid版において昨年9月28日のバージョンアップ後から陽性登録を行った利用者との1メートル以内15分以上の条件に該当する接触があっても接触として検知・通知を行っていないことが判明するなど、複数の致命的な不具合が報告されていました。
今回、バージョン1.2.2によってこの問題を含む複数の不具合が解消されたものの、リリースする際に動作検証を行ったところ、新たな不具合が見つかったとのこと。検証の結果、Androidでは陽性者との接触を検知・通知できない不具合はバージョン1.2.2において解消されていることが確認できたものの、アプリに陽性登録を行った場合、iOS 13.5では陽性者との接触があっても通知を受け取ることができない事例が見つかりました。
動作検証では以下のさまざまなOSや機種の組み合わせで合計36ケースを1メートルの距離で20分間近接(接触に関する情報の交換時間を考慮)させ、一方の機種からアプリに陽性者としての登録を行い、テスト環境にてもう一方の機種において接触が検知・通知されることを確認、また1メートルを大きく超える距離や15分に満たない接触について通知がなされないことを確認したとのこと。
・Android 10または11を搭載した製品を使用し、メーカー独自仕様による差異を考慮する必要があるため、上位3メーカー(メーカーカバー率73.9%)を利用
・ iOS 13.xおよび14.xを使用
また本来であれば、Googleが提供する接触通知機能と連動して陽性者が通知サーバーに登録した接触に関する情報を1日に1回程度各製品にダウンロードされ、各製品内の記録と照合・通知を行う仕組みとなっていますが、検証を行ったAndroid搭載機13台13ケースでは36時間後の状態を確認した限定的な検証の結果、
アプリがバックグラウンドから強制終了されてしまうことによって当該処理が実行されないケース、あるいはバックグラウンドで起動している状態であっても当該処理を定期的に実行していないケースが7ケース見つかったということです。
いずれのケースについてもアプリを再起動(アプリを立ち上げ、アマビエのイラストと「STOP感染拡大」の文字の画面が表示されることを確認)することで当該処理が実行され、陽性者との接触があれば通知を受け取ることができることが確認できたため、定期的に再起動を行えば、きちんと接触通知が速やかに行われるものの、今後、Googleの協力を得ながら改善策の調査を進めていくとしています。
なお、同省では引き続き、接触通知が行われていなかった不具合を含めてさらなる調査を総括審議官をヘッドとして厚生労働省職員数名で構成する「COCOA不具合調査・再発防止策検討チーム」によって進め、外部のITの専門家をアドバイザーとして、技術的助言を得たり、調査を進める中で必要があれば、弁護士や公認会計士などの助言を受けて年度末をめどとしてとりまとめを行うことを発表しました。
このアプリ使ってる人いるのかな・・・・・
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2021年02月19日
今日の東京の感染状況
別の変異ウイルス確認 “抗体の働き弱くなる可能性”
新型コロナウイルスの変異ウイルスについて東京医科歯科大学のグループは、イギリスなどで広がったのとは異なる別の変異ウイルスを確認したと発表しました。感染力が高まる変異はないものの抗体の働きが弱くなる可能性があるということです。
これは東京医科歯科大学の武内寛明講師らのグループが発表しました。
グループは大学の附属病院を訪れた新型コロナウイルスの患者から検体を集め、ウイルスの遺伝情報を詳しく調べました。
その結果、去年12月下旬から先月中旬までの間に診察した3人の患者から検出されたウイルスに「E484K」と呼ばれる遺伝子の変異が確認されたということです。
「E484K」の変異は抗体の攻撃を避ける性質に関係するとされ、同じ変異は南アフリカやブラジルで確認された変異ウイルスでも見つかっていますが、これらのウイルスとは違って感染力を高める変異はありませんでした。
3人の患者は海外への渡航歴はなくいずれも無症状か軽症だったということです。
グループでは「抗体が効きにくいタイプの変異ウイルスが市中でどのくらい広がっているかは分からないが、推移をモニタリングして流行の実態を把握することが重要だ」としています。
また、国立感染症研究所は同様の変異ウイルスはこれまでに関東全域で91件、空港検疫で2件、見つかっていることを明らかにし、今後、実態を把握していくと発表しています。
国立感染症研究所ではこれまでに見つかっているイギリスで広がった変異ウイルスなどと同様の警戒が必要な状況では無いとしていて、いずれの変異ウイルスに対しても3密を避けることやマスクの着用、手洗いなどの徹底といった基本的な対策は変わらないとしています。
また別の変異ウイルスが見つかったのか
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これは東京医科歯科大学の武内寛明講師らのグループが発表しました。
グループは大学の附属病院を訪れた新型コロナウイルスの患者から検体を集め、ウイルスの遺伝情報を詳しく調べました。
その結果、去年12月下旬から先月中旬までの間に診察した3人の患者から検出されたウイルスに「E484K」と呼ばれる遺伝子の変異が確認されたということです。
「E484K」の変異は抗体の攻撃を避ける性質に関係するとされ、同じ変異は南アフリカやブラジルで確認された変異ウイルスでも見つかっていますが、これらのウイルスとは違って感染力を高める変異はありませんでした。
3人の患者は海外への渡航歴はなくいずれも無症状か軽症だったということです。
グループでは「抗体が効きにくいタイプの変異ウイルスが市中でどのくらい広がっているかは分からないが、推移をモニタリングして流行の実態を把握することが重要だ」としています。
また、国立感染症研究所は同様の変異ウイルスはこれまでに関東全域で91件、空港検疫で2件、見つかっていることを明らかにし、今後、実態を把握していくと発表しています。
国立感染症研究所ではこれまでに見つかっているイギリスで広がった変異ウイルスなどと同様の警戒が必要な状況では無いとしていて、いずれの変異ウイルスに対しても3密を避けることやマスクの着用、手洗いなどの徹底といった基本的な対策は変わらないとしています。
また別の変異ウイルスが見つかったのか
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大坂なおみ 全豪OP2年ぶり決勝進出、強敵セリーナに貫録のストレート勝ち<女子テニス>
テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は18日、女子シングルス準決勝が行われ、第3シードの大坂なおみが第10シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)を6-3,6-4のストレートで破り、2019年以来2年ぶり2度目の決勝進出を果たした。
この試合の第1セット、緊張感の見える大坂はダブルフォルトを犯すなど第1ゲームでブレークを許す苦しい立ち上がり。それでも、リターンゲームではセリーナの強烈なサービスに押されるもストローク戦を制し第4ゲームでブレークバックに成功。その後はミスが増えるセリーナを攻め立て第6ゲームで再びブレークし先行する。
第2セットでは、序盤で主導権を握った大坂がミスを連発するセリーナから第1ゲームでブレークに成功。その後も時速193キロのサービスエースを放つ大坂だったが、第8ゲームでは痛恨のダブルフォルトでセリーナにブレークバックを許す。しかし、直後の第9ゲームではバックハンドウィナーを決めるなどでブレークし再びリードを奪い、セリーナとの4度目の激突を制し、通算対戦成績を3勝1敗とした。
2019年以来2年ぶり2度目の全豪オープン制覇をかけ、大坂は第22シードのJ・ブレイディ(アメリカ)と第25シードのK・ムチョバ(チェコ)のどちらかと顔を合わせる。
一方、敗れた39歳のセリーナは2017年以来4年ぶり8度目の大会タイトル獲得を狙っていたが、準決勝で姿を消すこととなった。
優勝まで目前だ!
頑張れ大坂なおみ🤗
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この試合の第1セット、緊張感の見える大坂はダブルフォルトを犯すなど第1ゲームでブレークを許す苦しい立ち上がり。それでも、リターンゲームではセリーナの強烈なサービスに押されるもストローク戦を制し第4ゲームでブレークバックに成功。その後はミスが増えるセリーナを攻め立て第6ゲームで再びブレークし先行する。
第2セットでは、序盤で主導権を握った大坂がミスを連発するセリーナから第1ゲームでブレークに成功。その後も時速193キロのサービスエースを放つ大坂だったが、第8ゲームでは痛恨のダブルフォルトでセリーナにブレークバックを許す。しかし、直後の第9ゲームではバックハンドウィナーを決めるなどでブレークし再びリードを奪い、セリーナとの4度目の激突を制し、通算対戦成績を3勝1敗とした。
2019年以来2年ぶり2度目の全豪オープン制覇をかけ、大坂は第22シードのJ・ブレイディ(アメリカ)と第25シードのK・ムチョバ(チェコ)のどちらかと顔を合わせる。
一方、敗れた39歳のセリーナは2017年以来4年ぶり8度目の大会タイトル獲得を狙っていたが、準決勝で姿を消すこととなった。
優勝まで目前だ!
頑張れ大坂なおみ🤗
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2021年02月18日
今日の東京の感染状況
ウイルスは変異する 〜強い感染力、国内の本格流行は不可避〜 (濱田篤郎・東京医科大学病院渡航者医療センター教授)【第12回】
2020年12月ごろから、世界各地で新型コロナウイルスの変異株が流行しています。この変異株には英国型、南アフリカ型、ブラジル型など複数あり、このうちの英国型による日本国内での感染事例も発生しました。いずれの変異株も従来のウイルスより感染力が強いとされており、政府は水際対策を強化して海外からの変異株の流入を阻止しようとしています。今後、国内でも変異株の流行は拡大するのでしょうか。今回の連載では変異株の特徴と今後の展開について解説します。
◇スペイン風邪の変異
1918年にスペイン風邪(インフルエンザ)の世界的流行が発生し、4000万人が死亡するという大きな被害を生じました。最初の流行は、この年の3月に米国で発生したとされています。その後、流行は第1次大戦下のヨーロッパに波及しますが、この時点で患者数や死亡者数はそれほど多くはありませんでした。この第1波の流行は7月までに収束します。
そして9月から北米、ヨーロッパ、アフリカなどで第2波の流行が再燃します。この流行は、第1波に比べて急速に拡大しただけでなく、多くの死亡者が発生しました。死亡する者の世代も、それまでの高齢者から若者にシフトしていったのです。まさに「ウイルスが姿を変えて再来した」と言ってもいいでしょう。
この当時、インフルエンザウイルスはまだ発見されておらず、病原体についての解析は行われていませんでしたが、ウイルスが変異をして感染力や病原性を増したと考えられています。
◇新しいウイルスは変異しやすい
スペイン風邪のウイルスは、トリのウイルスがヒトに感染するようになり、流行を起こしました。今回の新型コロナウイルスと同様に、動物のウイルスがヒトに感染したわけです。このように、ウイルスが新しい宿主(ヒト)に感染したばかりの時期は、変異しやすいとされています。ウイルスにとって生存しやすい変異が起きると、その変異株が急速に増えていきます。
こうした変異がヒトの病気に影響しない場合もありますが、スペイン風邪では感染力と病原性を増強することになったのです。その結果、4000万人が死亡するという大惨事に至りました。
それでは、新型コロナウイルスはどんな変異をしているのでしょうか。
◇変異株は2020年2月に発生していた
新型コロナウイルスは2019年の年末、中国でヒトに感染してから多くの変異を起こしてきました。このうちでも、2020年1〜2月に中国で発生した変異株(D641G)は、その後、ヨーロッパに波及し、大流行を起こします。この変異株は感染力が強く、その後、世界中に流行が拡大していきました。現在、世界各地で主に流行しているウイルスも、日本で第1波の流行を起こしたウイルスも、この変異株なのです。
このように、2020年2月の変異で感染力は高まりましたが、病原性には大きな変化はなかったようです。しかし、ヨーロッパでは感染者数の増加により医療崩壊が起こり、多くの死亡者が発生する事態になりました。
◇2020年秋から始まった次なる変異
その後、次なる変異が起こるのは2020年の秋でした。9月に英国、10月に南アフリカで立て続けに新たな変異株が発生したのです。
ただし、この英国型、南アフリカ型と呼ばれる変異株が明らかになるのは、12月になってからでした。両国で感染者数が急増していることを受けて、現地の保健当局がウイルスの遺伝子を詳しく調べたところ、今までのウイルスから変異している部分が多数あることに気づいたのです。この変異の中でも、特に注目されたのが、ウイルスがヒトの気道粘膜に結合する部分です。従来のウイルスよりも結合しやすくなっており、感染力が増していることが明らかになりました。このために、両国では感染者数が12月に入り急増していきます。
では、病原性はどうなのでしょうか。今のところ明らかなことは分かっていませんが、多くの感染者が発生すれば医療崩壊を起こし、そのために死亡者数が増えることも予想されます。2021年1月になり、英国や南アフリカでは死亡者数が増加傾向にあり、今後、注目していく必要があります。
なお、2021年にはブラジル北部で発生した変異株(ブラジル型)も確認されており、これも感染力が強いことが明らかになっています。
◇変異株は世界各地に波及している
2月初旬の時点で英国型、南アフリカ型、ブラジル型という三つの変異株が発生してるわけですが、いずれも感染力が強いため、それぞれの発生国では主要な流行ウイルスになっています。
さらに、世界保健機関(WHO)の発表によると2月中旬の時点で、英国型は86カ国、南アフリカ型は44カ国、ブラジル型は15カ国と世界各地に波及し、国内流行を起こしている国も見られます。
日本でも12月末から空港の検疫で変異株が次々に発見されており、1月中旬以降は英国型の国内感染例も複数見つかっています。感染力が強いだけに、今後、国内流行が拡大していくと、感染者数の増加は避けられないでしょう。
◇鎖国政策と国内監視の強化
日本政府は変異株が国内に、これ以上流入するのを止めるため、12月末から水際対策の再強化を行っています。1月中旬の時点で、ほぼ全ての外国人の入国を停止し、日本国籍者も帰国する際には、現地出国前と日本入国時に検査を行うことが義務付けられています。それでも国内感染が起きているというのは、国内に変異株が既に侵入していることを意味します。
こうした状況下、水際対策だけでなく、国内での変異株の監視体制を強化することも必要です。変異株の発見には特殊な検査を必要とするため、国内発生例を全て調べることは難しいでしょうが、国内の変異株をできるだけ早期に発見し、感染源や濃厚接触者の調査を重点的に行うべきです。
◇いずれは変異株の国内流行が起こる
私は今回の変異株の感染力からして、今後、本格的な国内流行は避けられないと考えています。恐らく、日本でも従来型を駆逐し、変異株が主要な流行ウイルスになっていく可能性もあります。
しかし、2月の時点で日本は第3波の最中にあります。この時点で、変異株の本格的な国内流行が始まれば、感染者数はさらに増加し、医療崩壊の危険性も高くなります。こうした状況だけは、どうしても回避しなればなりません。そのために、水際対策や国内の監視体制を強化することで、第3波の流行が過ぎ去るまで変異株の国内流行を遅らせることが大切なのです。
そして、ワクチン接種が進んだ段階で、変異株による本格的な国内流行を迎えるのが最も良いシナリオだと思います。それまでに、スペイン風邪のような病原性の増強が起きていないことを祈るばかりです。(了)
(時事メディカルより引用)
ワクチン接種が始まったけど、変異株にも有効なのだろうか🤔
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◇スペイン風邪の変異
1918年にスペイン風邪(インフルエンザ)の世界的流行が発生し、4000万人が死亡するという大きな被害を生じました。最初の流行は、この年の3月に米国で発生したとされています。その後、流行は第1次大戦下のヨーロッパに波及しますが、この時点で患者数や死亡者数はそれほど多くはありませんでした。この第1波の流行は7月までに収束します。
そして9月から北米、ヨーロッパ、アフリカなどで第2波の流行が再燃します。この流行は、第1波に比べて急速に拡大しただけでなく、多くの死亡者が発生しました。死亡する者の世代も、それまでの高齢者から若者にシフトしていったのです。まさに「ウイルスが姿を変えて再来した」と言ってもいいでしょう。
この当時、インフルエンザウイルスはまだ発見されておらず、病原体についての解析は行われていませんでしたが、ウイルスが変異をして感染力や病原性を増したと考えられています。
◇新しいウイルスは変異しやすい
スペイン風邪のウイルスは、トリのウイルスがヒトに感染するようになり、流行を起こしました。今回の新型コロナウイルスと同様に、動物のウイルスがヒトに感染したわけです。このように、ウイルスが新しい宿主(ヒト)に感染したばかりの時期は、変異しやすいとされています。ウイルスにとって生存しやすい変異が起きると、その変異株が急速に増えていきます。
こうした変異がヒトの病気に影響しない場合もありますが、スペイン風邪では感染力と病原性を増強することになったのです。その結果、4000万人が死亡するという大惨事に至りました。
それでは、新型コロナウイルスはどんな変異をしているのでしょうか。
◇変異株は2020年2月に発生していた
新型コロナウイルスは2019年の年末、中国でヒトに感染してから多くの変異を起こしてきました。このうちでも、2020年1〜2月に中国で発生した変異株(D641G)は、その後、ヨーロッパに波及し、大流行を起こします。この変異株は感染力が強く、その後、世界中に流行が拡大していきました。現在、世界各地で主に流行しているウイルスも、日本で第1波の流行を起こしたウイルスも、この変異株なのです。
このように、2020年2月の変異で感染力は高まりましたが、病原性には大きな変化はなかったようです。しかし、ヨーロッパでは感染者数の増加により医療崩壊が起こり、多くの死亡者が発生する事態になりました。
◇2020年秋から始まった次なる変異
その後、次なる変異が起こるのは2020年の秋でした。9月に英国、10月に南アフリカで立て続けに新たな変異株が発生したのです。
ただし、この英国型、南アフリカ型と呼ばれる変異株が明らかになるのは、12月になってからでした。両国で感染者数が急増していることを受けて、現地の保健当局がウイルスの遺伝子を詳しく調べたところ、今までのウイルスから変異している部分が多数あることに気づいたのです。この変異の中でも、特に注目されたのが、ウイルスがヒトの気道粘膜に結合する部分です。従来のウイルスよりも結合しやすくなっており、感染力が増していることが明らかになりました。このために、両国では感染者数が12月に入り急増していきます。
では、病原性はどうなのでしょうか。今のところ明らかなことは分かっていませんが、多くの感染者が発生すれば医療崩壊を起こし、そのために死亡者数が増えることも予想されます。2021年1月になり、英国や南アフリカでは死亡者数が増加傾向にあり、今後、注目していく必要があります。
なお、2021年にはブラジル北部で発生した変異株(ブラジル型)も確認されており、これも感染力が強いことが明らかになっています。
◇変異株は世界各地に波及している
2月初旬の時点で英国型、南アフリカ型、ブラジル型という三つの変異株が発生してるわけですが、いずれも感染力が強いため、それぞれの発生国では主要な流行ウイルスになっています。
さらに、世界保健機関(WHO)の発表によると2月中旬の時点で、英国型は86カ国、南アフリカ型は44カ国、ブラジル型は15カ国と世界各地に波及し、国内流行を起こしている国も見られます。
日本でも12月末から空港の検疫で変異株が次々に発見されており、1月中旬以降は英国型の国内感染例も複数見つかっています。感染力が強いだけに、今後、国内流行が拡大していくと、感染者数の増加は避けられないでしょう。
◇鎖国政策と国内監視の強化
日本政府は変異株が国内に、これ以上流入するのを止めるため、12月末から水際対策の再強化を行っています。1月中旬の時点で、ほぼ全ての外国人の入国を停止し、日本国籍者も帰国する際には、現地出国前と日本入国時に検査を行うことが義務付けられています。それでも国内感染が起きているというのは、国内に変異株が既に侵入していることを意味します。
こうした状況下、水際対策だけでなく、国内での変異株の監視体制を強化することも必要です。変異株の発見には特殊な検査を必要とするため、国内発生例を全て調べることは難しいでしょうが、国内の変異株をできるだけ早期に発見し、感染源や濃厚接触者の調査を重点的に行うべきです。
◇いずれは変異株の国内流行が起こる
私は今回の変異株の感染力からして、今後、本格的な国内流行は避けられないと考えています。恐らく、日本でも従来型を駆逐し、変異株が主要な流行ウイルスになっていく可能性もあります。
しかし、2月の時点で日本は第3波の最中にあります。この時点で、変異株の本格的な国内流行が始まれば、感染者数はさらに増加し、医療崩壊の危険性も高くなります。こうした状況だけは、どうしても回避しなればなりません。そのために、水際対策や国内の監視体制を強化することで、第3波の流行が過ぎ去るまで変異株の国内流行を遅らせることが大切なのです。
そして、ワクチン接種が進んだ段階で、変異株による本格的な国内流行を迎えるのが最も良いシナリオだと思います。それまでに、スペイン風邪のような病原性の増強が起きていないことを祈るばかりです。(了)
(時事メディカルより引用)
ワクチン接種が始まったけど、変異株にも有効なのだろうか🤔
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自民・白須賀氏が離党=「自粛破り」で4人目―深夜に高級ラウンジ
自民党の白須賀貴樹衆院議員(45)=千葉13区=が新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言下の今月10日夜、東京都内の高級会員制ラウンジを訪れていたことが分かった。週刊文春(電子版)が17日報じた。これを受け、白須賀氏は離党届を提出、了承された。次期衆院選への出馬は見送る。
与党内では今月に入り、深夜のクラブ通いが発覚した自民党議員3人が離党し、公明党議員が議員辞職している。国民に不要不急の外出自粛を呼び掛ける中、またも与党内の「自粛破り」が明るみに出た形だ。
白須賀氏は2月10日の午後8時半すぎ、女性とともに、東京・麻布十番の会員制ラウンジに入店。午後10時ごろまで滞在した。緊急事態宣言を受け、自民党は午後8時以降の外出自粛を党内に呼び掛けており、菅義偉首相は2日の宣言延長時の記者会見で、先の3人の離党を受けて「あってはならないこと」と陳謝していた。
白須賀氏は離党届提出後、党本部で記者団に「コロナで自粛している皆さまの気持ちを踏みにじり、心からおわび申し上げる」と謝罪。店長は知り合いといい、「『お店が厳しい。もうつぶれてしまう』と泣き付かれ、少しでも売り上げの足しになればと思ってしまった」と釈明した。
白須賀氏と同じ自民党細田派の下村博文政調会長は記者会見で「言語道断。自民党にとってはダメージだ」と指摘。公明党の竹内譲政調会長は「政権に対する影響は大きい。もういいかげんにしてもらいたい」と語った。
立憲民主党の安住淳国対委員長は記者団に「自民党の監督責任が問われる。最初の3人よりも罪深い」と述べた。 (C)時事通信社
(時事メディカルより引用)
まだやってる議員居るのか
議員は馬鹿ですか?
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与党内では今月に入り、深夜のクラブ通いが発覚した自民党議員3人が離党し、公明党議員が議員辞職している。国民に不要不急の外出自粛を呼び掛ける中、またも与党内の「自粛破り」が明るみに出た形だ。
白須賀氏は2月10日の午後8時半すぎ、女性とともに、東京・麻布十番の会員制ラウンジに入店。午後10時ごろまで滞在した。緊急事態宣言を受け、自民党は午後8時以降の外出自粛を党内に呼び掛けており、菅義偉首相は2日の宣言延長時の記者会見で、先の3人の離党を受けて「あってはならないこと」と陳謝していた。
白須賀氏は離党届提出後、党本部で記者団に「コロナで自粛している皆さまの気持ちを踏みにじり、心からおわび申し上げる」と謝罪。店長は知り合いといい、「『お店が厳しい。もうつぶれてしまう』と泣き付かれ、少しでも売り上げの足しになればと思ってしまった」と釈明した。
白須賀氏と同じ自民党細田派の下村博文政調会長は記者会見で「言語道断。自民党にとってはダメージだ」と指摘。公明党の竹内譲政調会長は「政権に対する影響は大きい。もういいかげんにしてもらいたい」と語った。
立憲民主党の安住淳国対委員長は記者団に「自民党の監督責任が問われる。最初の3人よりも罪深い」と述べた。 (C)時事通信社
(時事メディカルより引用)
まだやってる議員居るのか
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